JP5283521B2 - 零相基準入力装置 - Google Patents

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本発明は零相基準入力装置および地絡保護継電器に関し、特に、零相基準入力装置と接地変圧器とで同一の継電器を共用させる方法に関する。
電力系統では、高圧ケーブルの絶縁劣化等の原因で地絡事故が発生することがある。この地絡事故対策として、地絡方向継電器や地絡過電圧継電器などの地絡保護継電器を高圧配電系統に設け、地絡事故発生時に事故設備を系統から切離することが行われている。この地絡保護継電器では、保護対象設備の零相電圧と零相電流を検出し、その大きさが双方共に基準レベルを上回り、かつ零相電圧と零相電流の位相差が所定範囲内にあって、地絡が自設備側で発生していることを示している状態が一定期間続いた場合に地絡事故と判定され、トリップ動作が行われる。
ここで、接地をとることができる地点では、零相電圧を検出するために接地変圧器が用いられる。この接地変圧器では、十分な零相電流が流れるため、零相電圧は、“電気学会
電気規格調査会標準規格 計器用変成器(保護継電器用)JEC−1201”で規定された値を確保することができる。なお、この零相電圧の値は、完全地絡時に110Vと規定されている。
一方、接地をとることができない地点では、零相電圧を検出するために零相基準入力装置が用いられる。この零相基準入力装置では、微弱な零相電流しか流れないため、接地変圧器から出力されるような大きな零相電圧値を確保することができず、例えば、完全地絡時に7Vとなる。
また、特許文献1には、零相基準入力装置から送られた零相電流を変成手段に直接出力し、接地変圧器から送られた零相電圧を抵抗器を介して零相電流に変換して出力することにより、零相基準入力装置を用いた場合と接地変圧器を用いた場合とで、変成手段を共通に用いる方法が開示されている。
特開平10−108352号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、接地変圧器から出力される零相電圧の値(完全地絡時に110V)と、零相基準入力装置から出力される零相電圧の値(完全地絡時に7V)とが異なる。このため、それぞれの零相電圧の値に対応するように地絡保護継電器の仕様を変更する必要があり、接地変圧器と零相基準入力装置とで同一の仕様の地絡保護継電器を用いることができないことから、地絡保護継電器のコストアップを招くという問題があった。
また、特許文献1に開示された方法では、接地変圧器から出力される零相電流を抵抗器にてレベル変換し、零相基準入力装置から出力される零相電圧のレベルに一致させるようにしている。このため、接地変圧器から出力される信号のレベルが低下し、ノイズの影響を受け易くなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送時のノイズ耐性を低下させることなく、接地変圧器と零相基準入力装置とで同一の仕様の地絡保護継電器を用いることが可能な零相基準入力装置および地絡保護継電器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の零相基準入力装置は、送電線の零相電圧を検出する零相電圧検出部と、前記零相電圧検出部にて検出された零相電圧を増幅する増幅部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、伝送時のノイズ耐性を低下させることなく、接地変圧器と零相基準入力装置とで同一の仕様の地絡保護継電器を用いることが可能となり、地絡保護継電器を共用できるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る零相基準入力装置および地絡保護継電器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る零相基準入力装置が適用される電力系統の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。図1において、電力系統には、3相分の送電線Hが設けられ、高圧系HVの送電線Hは、高圧を低圧に変換する変圧器T2を介して低圧系LVの送電線Hと接続されている。また、高圧系HVの送電線Hには、送電線Hを所定の単位で遮断する遮断器CB2が設置されるとともに、低圧系LVの送電線Hには、送電線Hを所定の単位で遮断する遮断器CB1が設置されている。
そして、高圧系HV側には、零相変流器ZCT2、地絡方向継電器21および接地変圧器22が設けられ、低圧系LV側には、零相変流器ZCT1、地絡方向継電器11および零相基準入力装置12が設けられている。
ここで、接地変圧器22には、1次巻線M11〜M13および2次巻線M21〜M23が設けられ、1次巻線M11〜M13はスター結線されるとともに、2次巻線M21〜M23はデルタ結線されている。そして、1次巻線M11〜M13の一端は共通に接地されるとともに、1次巻線M11〜M13の他端は、パワーヒューズPF1〜PF3をそれぞれ介して送電線Hの各相に接続されている。また、2次巻線M21の一端は、零相電圧検出用出力端子B1に接続されるとともに、2次巻線M23の一端は、零相電圧検出用出力端子B2に接続され、零相電圧検出用出力端子B1、B2間には抵抗器R21が接続されている。また、接地変圧器22自体は、接地端子Eを介して接地されている。
また、地絡方向継電器21には、地絡判定部21aおよび遮断指令部21bが設けられている。そして、地絡判定部21aは、接地変圧器22にて検出された零相電圧および零相変流器ZCT2にて検出された零相電流に基づいて地絡判定を行うことができる。遮断指令部21bは、地絡判定部21aによる判定結果に基づいて送電線の遮断指令を遮断器CB2に出力することができる。
ここで、地絡方向継電器21の電源端子P1、P2間には、AC電源が接続されている。また、地絡方向継電器21の零相電圧検出用入力端子Y1、Y2には、接地変圧器22の零相電圧検出用出力端子B1、B2がそれぞれ接続されている。また、地絡方向継電器21の零相電流検出用入力端子Z1、Z2間には、零相変流器ZCT2が接続されている。また、地絡方向継電器21自体は、接地端子Eを介して接地されている。
また、零相基準入力装置12には、送電線Hから送られる零相電圧を検出する零相電圧検出部が設けられ、この零相電圧検出部は、コンデンサC1〜C3、変圧器T1および抵抗器R1にて構成されている。ここで、コンデンサC1〜C3はスター結線され、コンデンサC1〜C3の一端は、変圧器T1の1次巻線M1に共通に接続されるとともに、コンデンサC1〜C3の他端は、送電線Hの各相に接続されている。また、変圧器T1の1次巻線M1の端子間には、サージアブソーバZNRが接続され、変圧器T1の2次巻線M2の端子間には、抵抗器R1が接続されている。
また、零相基準入力装置12には、変圧器T1から出力された零相電圧を増幅する増幅部13が設けられている。ここで、増幅部13は、接地変圧器22から出力される零相電圧のレベルに一致するように、変圧器T1から出力された零相電圧を増幅することができる。例えば、接地変圧器22から出力される零相電圧の値が完全地絡時に110V、変圧器T1から出力される零相電圧の値が完全地絡時に7Vの場合、7Vという電圧を110Vに増幅することができる。
そして、増幅部13の入力端子間には、変圧器T1の2次巻線M2が接続され、増幅部13の出力端子には、零相電圧検出用出力端子A1、A2がそれぞれ接続されている。
また、地絡方向継電器11には、地絡判定部11aおよび遮断指令部11bが設けられている。そして、地絡判定部11aは、零相基準入力装置12にて検出された零相電圧および零相変流器ZCT1にて検出された零相電流に基づいて地絡判定を行うことができる。遮断指令部11bは、地絡判定部11aによる判定結果に基づいて送電線の遮断指令を遮断器CB1に出力することができる。
ここで、地絡方向継電器11の電源端子P1、P2間には、AC電源が接続されている。また、地絡方向継電器11の零相電圧検出用入力端子Y1、Y2には、零相基準入力装置12の零相電圧検出用出力端子A1、A2がそれぞれ接続されている。また、地絡方向継電器11の零相電流検出用入力端子Z1、Z2間には、零相変流器ZCT1が接続されている。また、地絡方向継電器11自体は、接地端子Eを介して接地されている。
以下、図1の電力系統の動作を説明する。高圧系HVにおいて、送電線Hに零相電流が発生すると、その零相電流は零相変流器ZCT2にて検出され、地絡方向継電器21に送られる。また、送電線Hに零相電圧が発生すると、その零相電圧は接地変圧器22にて検出され、地絡方向継電器21に送られる。
そして、零相変流器ZCT2にて検出された零相電流および接地変圧器22にて検出された零相電圧が地絡方向継電器21に送られると、地絡判定部21aにおいて、それらの零相電流および零相電圧に基づいて地絡判定が行われ、その判定結果が遮断指令部21bに出力される。そして、地絡判定部21aにて地絡が発生したと判定された場合、遮断指令部21bから遮断指令が遮断器CB2に出力され、遮断器CB2にて送電線Hが遮断されることで、高圧系HVの事故設備が電力系統から切離される。
一方、低圧系LVにおいて、送電線Hに零相電流が発生すると、その零相電流は零相変流器ZCT1にて検出され、地絡方向継電器11に送られる。また、送電線Hに零相電圧が発生すると、その零相電圧は零相基準入力装置12にて検出され、増幅部13にて増幅された後、地絡方向継電器11に送られる。
そして、零相変流器ZCT1にて検出された零相電流および増幅部13にて増幅された零相電圧が地絡方向継電器11に送られると、地絡判定部11aにおいて、それらの零相電流および零相電圧に基づいて地絡判定が行われ、その判定結果が遮断指令部11bに出力される。そして、地絡判定部11aにて地絡が発生したと判定された場合、遮断指令部11bから遮断指令が遮断器CB1に出力され、遮断器CB1にて送電線Hが遮断されることで、低圧系LVの事故設備が電力系統から切離される。
ここで、零相基準入力装置12にて検出された零相電圧を増幅部13にて増幅してから地絡方向継電器11に送ることにより、接地変圧器22にて検出された零相電圧を低下させることなく、零相基準入力装置12から出力される零相電圧の値を接地変圧器22から出力される零相電圧のレベルと一致させることが可能となる。このため、伝送時のノイズ耐性を低下させることなく、接地変圧器22と零相基準入力装置12とで用いられる地絡方向継電器11、21の仕様を一致させることが可能となり、それぞれの零相電圧の値に対応するように地絡方向継電器11、21の仕様を別個に決定する必要がなくなることから、地絡方向継電器11、21の仕様変更にかかるコストを削減することができる。
図2は、図1の零相基準入力装置の詳細な構成を示す図である。図2において、零相基準入力装置12には、交流を直流に変換するAC/DCコンバータ14がさらに設けられている。また、増幅部13には、トランジスタTR、抵抗器R2、R3、RL、ReおよびコンデンサC4、C5が設けられている。
ここで、トランジスタTRのコレクタは、抵抗器RLを介して電源電位Vccに接続されている。また、トランジスタTRのエミッタは、抵抗器Reを介して接地されている。また、トランジスタTRのベースは、抵抗器R2を介して電源電位Vccに接続されるとともに、抵抗器R3を介して接地されている。また、トランジスタTRのベースは、コンデンサC4を介して変圧器T1の2次巻線M2の一端に接続され、トランジスタTRのコレクタは、コンデンサC5を介して零相電圧検出用出力端子A1に接続されている。
そして、例えば、変圧器T1から出力された7Vの零相電圧は、トランジスタTRのベースに入力され、トランジスタTRにて110Vに増幅された後、零相電圧検出用出力端子A1に出力される。
なお、抵抗器R2、R3は、トランジスタTRの動作点を設定することができる。また、抵抗器RLの値をRL、抵抗器Reの値をReとすると、増幅部13の電圧利得Gは、G=RL/Reで与えられる。このため、7Vの零相電圧を110Vに増幅させるためには、G=16となるように抵抗器RL、Reの値を設定すればよい。
また、図2構成では、トランジスタTRを用いて増幅部13を構成する方法について説明したが、オペアンプなどを用いて増幅部13を構成するようにしてもよい。
実施の形態2.
図3は、本発明に係る地絡方向継電器が適用される電力系統の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。図3において、高圧系HV側には、図1の地絡方向継電器21の代わりに地絡方向継電器41が設けられ、低圧系LV側には、図1の地絡方向継電器11および零相基準入力装置12の代わりに地絡方向継電器31および零相基準入力装置32が設けられている。
ここで、地絡方向継電器41には、変圧器T4、地絡判定部41aおよび遮断指令部41bが設けられている。そして、変圧器T4は、零相基準入力装置32から出力された零相電圧と接地変圧器22から出力される零相電圧とが同一のレベルになるように変圧することができる。地絡判定部41aは、変圧器T4にて変圧された零相電圧および零相変流器ZCT2にて検出された零相電流に基づいて地絡判定を行うことができる。遮断指令部41bは、地絡判定部41aによる判定結果に基づいて送電線の遮断指令を遮断器CB2に出力することができる。
また、零相基準入力装置32は、図1の増幅部13が除去されている以外は零相基準入力装置12と同様の構成をとることができる。
また、地絡方向継電器31には、変圧器T3、地絡判定部31aおよび遮断指令部31bが設けられている。そして、変圧器T3は、零相基準入力装置32から出力された零相電圧と接地変圧器22から出力される零相電圧とが同一のレベルになるように変圧することができる。地絡判定部31aは、変圧器T3にて変圧された零相電圧および零相変流器ZCT1にて検出された零相電流に基づいて地絡判定を行うことができる。遮断指令部31bは、地絡判定部31aによる判定結果に基づいて送電線の遮断指令を遮断器CB1に出力することができる。
図4は、図3の地絡方向継電器に用いられる変圧器の概略構成を示す図である。図4において、図3の変圧器T3、T4には、1次巻線M31、M32および2次巻線M41が設けられている。ここで、1次巻線M31の一端には零相電圧検出用入力端子Y11が設けられ、1次巻線M31の他端および1次巻線M32の一端には零相電圧検出用入力端子Y12が共通に設けられ、1次巻線M32の他端には零相電圧検出用入力端子Y13が設けられている。また、2次巻線M41の一端には零相電圧出力端子S11が設けられ、2次巻線M41の他端には零相電圧出力端子S12が設けられている。
なお、1次巻線M31の巻数は、零相基準入力装置32から出力される零相電圧が同一値で出力されるように設定し、1次巻線M32の巻数は、接地変圧器22から出力される零相電圧の値が零相基準入力装置32から出力される零相電圧のレベルに変換されて出力されるように設定することができる。
例えば、零相電圧検出用入力端子Y11、Y12間には、零相基準入力装置32から7Vの零相電圧が入力され、零相電圧検出用入力端子Y11、Y13間には、接地変圧器22から110Vの零相電圧が入力され、零相電圧出力端子S11、S12間に7Vの電圧を出力させるものとする。この場合、1次巻線M31の巻数は300T(ターン)、1次巻線M32の巻数は4714T(ターン)、2次巻線M41の巻数は300T(ターン)に設定することができる。
そして、図3において、地絡方向継電器41の零相電圧検出用入力端子Y11、Y13には、接地変圧器22の零相電圧検出用出力端子B1、B2がそれぞれ接続されている。また、地絡方向継電器31の零相電圧検出用入力端子Y11、Y12には、零相基準入力装置32の零相電圧検出用出力端子A1、A2がそれぞれ接続されている。
以下、図3の電力系統の動作を説明する。高圧系HVにおいて、送電線Hに零相電流が発生すると、その零相電流は零相変流器ZCT2にて検出され、地絡方向継電器41に送られる。また、送電線Hに零相電圧が発生すると、その零相電圧は接地変圧器22にて検出され、地絡方向継電器41に送られる。
そして、接地変圧器22にて検出された零相電圧が地絡方向継電器41に送られると、変圧器T4において、その零相電圧の値が零相基準入力装置32から出力される零相電圧のレベルに変換され、地絡判定部41aに出力される。そして、地絡判定部41aにおいて、接地変圧器22にて検出された零相電流および変圧器T4から出力された零相電圧に基づいて地絡判定が行われ、その判定結果が遮断指令部41bに出力される。そして、地絡判定部41aにて地絡が発生したと判定された場合、遮断指令部41bから遮断指令が遮断器CB2に出力され、遮断器CB2にて送電線Hが遮断されることで、高圧系HVの事故設備が電力系統から切離される。
一方、低圧系LVにおいて、送電線Hに零相電流が発生すると、その零相電流は零相変流器ZCT1にて検出され、地絡方向継電器31に送られる。また、送電線Hに零相電圧が発生すると、その零相電圧は零相基準入力装置32にて検出され、地絡方向継電器31に送られる。
そして、零相基準入力装置32にて検出された零相電圧が地絡方向継電器31に送られると、変圧器T3において、その零相電圧の値がそのまま維持され、地絡判定部31aに出力される。そして、地絡判定部31aにおいて、接地変圧器22にて検出された零相電流および変圧器T3から出力された零相電圧に基づいて地絡判定が行われ、その判定結果が遮断指令部31bに出力される。そして、地絡判定部31aにて地絡が発生したと判定された場合、遮断指令部31bから遮断指令が遮断器CB1に出力され、遮断器CB1にて送電線Hが遮断されることで、低圧系LVの事故設備が電力系統から切離される。
ここで、接地変圧器22にて検出された零相電圧の値を零相基準入力装置32から出力される零相電圧のレベルに地絡方向継電器41側で変換することにより、接地変圧器22にて検出された零相電圧をそのまま地絡方向継電器41に伝送することを可能としつつ、接地変圧器22から出力される零相電圧の値を零相基準入力装置32から出力される零相電圧のレベルに一致させることが可能となる。このため、伝送時のノイズ耐性を低下させることなく、接地変圧器22と零相基準入力装置32とで用いられる地絡方向継電器31、41の仕様を一致させることが可能となり、それぞれの零相電圧の値に対応するように地絡方向継電器31、41の仕様を別個に決定する必要がなくなることから、地絡方向継電器31、41の仕様変更にかかるコストを削減することができる。
以上のように本発明に係る零相基準入力装置は、接地変圧器にて検出された零相電圧を低下させることなく、接地変圧器から出力される零相電圧の値と零相基準入力装置から出力される零相電圧の値とを一致させることができ、ノイズ耐性を低下させることなく、接地変圧器と零相基準入力装置とで同一の仕様の地絡保護継電器を用いる方法に適している。
本発明に係る零相基準入力装置が適用される電力系統の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。 図1の零相基準入力装置の詳細な構成を示す図である。 本発明に係る地絡方向継電器が適用される電力系統の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。 図3の地絡方向継電器に用いられる変圧器の概略構成を示す図である。
HV 高圧系
LV 低圧系
H 送電線
11、21、31、41 地絡方向継電器
12、32 零相基準入力装置
13 増幅部
14 AC/DCコンバータ
22 接地変圧器
11a、21a、31a、41a 地絡判定部
11b、21b、31b、41b 遮断指令部
T1〜T4 変圧器
ZCT1、ZCT2 零相変流器
CB1、CB2 遮断器
R1〜R3、R21、RL、Re 抵抗器
M1、M11〜M13、M31、M32 1次巻線
M2、M21〜M23、M41 2次巻線
C1〜C5 コンデンサ
PF1〜PF3 パワーヒューズ
ZNR サージアブソーバ
TR トランジスタ

Claims (2)

  1. 送電線の零相電圧を検出する零相電圧検出部と、
    前記零相電圧検出部にて検出された第1の零相電圧を増幅する増幅部と、
    を備え
    前記増幅部は、接地変圧器から出力される相対的に高い第2の零相電圧のレベルを変更することなく、前記零相電圧検出部にて検出された相対的に低い前記第1の零相電圧のレベルが前記第2の零相電圧のレベルに一致するように前記第1の零相電圧を増幅して出力することを特徴とする零相基準入力装置。
  2. 前記零相電圧検出部は、
    スター結線された3個のコンデンサと、
    前記3個のコンデンサの接続点に1次巻線の一端が接続された変圧器と、
    前記変圧器の2次巻線の端子間に接続された抵抗器と
    を備えることを特徴とする請求項に記載の零相基準入力装置。
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