JPH0592035U - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置

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JPH0592035U
JPH0592035U JP3326992U JP3326992U JPH0592035U JP H0592035 U JPH0592035 U JP H0592035U JP 3326992 U JP3326992 U JP 3326992U JP 3326992 U JP3326992 U JP 3326992U JP H0592035 U JPH0592035 U JP H0592035U
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reservoir
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pressure
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隆之 古屋
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リザーバ内のブレーキ液を液圧制御回路中に
圧送するポンプの無駄な作動に伴う作動音や振動の発生
をなくして、車両の静粛性を保つと共に、リザーバ内に
おけるブレーキ液の貯留余裕を常に所定量確保して安定
した液圧制御を確実に行う。 【構成】 リザーバ73に、そのリザーバ室R内におけ
るブレーキ液の貯留量を検出するためのセンサ100を
備え、そのセンサ100の検出結果に基づいて、コント
ローラ54がポンプ72の駆動用モータ74を制御す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のブレーキ液圧を制御してスリップの発生を防止するための車 両用ブレーキ液圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の制御装置としては、例えば、特開昭58−122246号公報 に記載されたものが知られている。
【0003】 かかる制御装置は、ブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を出力するマスター シリンダと車輪に備わるホイールシリンダとの間にブレーキ液圧の制御回路を構 成して、その制御回路に、ブレーキ液を貯留可能なリザーバを備え、そしてホイ ールシリンダのブレーキ液圧の減圧制御時に、そのホイールシリンダ内のブレー キ液圧をリザーバ内に逃がすようになっている。そのリザーバ内に貯留されたブ レーキ液は、ポンプによってブレーキ液の液圧制御回路中に戻される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の制御装置におけるポンプは、少なくとも、ホイールシリ ンダ内のブレーキ液圧をリザーバ内に逃がしてホイールシリンダ内を減圧制御( 車両制御時のアンチロックブレーキ制御)するときに、駆動されるようになって いる。つまり、リザーバ内におけるブレーキ液の貯留量の如何に拘らず、ホイー ルシリンダ内の減圧制御時にポンプを作動させる構成となっていた。
【0005】 しかし、このような構成では、リザーバ内におけるブレーキ液の貯留量が少な くてブレーキ液の貯留余裕が充分あるときでもポンプを必要以上に駆動すること になり、そのポンプの無駄な作動に伴う発生音や振動が車両の静粛性を損うおそ れがあった。
【0006】 本考案の目的は、リザーバ内のブレーキ液を制御回路中に圧送するポンプの無 駄な作動に伴う作動音や振動の発生をなくして、車両の静粛性を保つと共に、リ ザーバ内におけるブレーキ液の貯留余裕を常に所定量確保して安定した液圧制御 を確実に行うことができる車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、ブレーキ操作力に応じたブレーキ液 圧を出力するマスターシリンダと車輪に備わるホイールシリンダとの間の液圧制 御回路に、ブレーキ液を貯留可能なリザーバがブレーキ液の流入路および流出路 を介して接続され、前記流入路中には開閉制御弁が備えられ、前記流出路中には 、前記リザーバ内のブレーキ液を前記液圧制御回路へ圧送するためのポンプとそ の圧送方向のブレーキ液の流れを許容しかつその逆方向のブレーキ液の流れを阻 止するための一方向弁が備えられた車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記 リザーバ内のブレーキ液の貯留量を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結 果に基づいて前記ポンプを駆動制御することにより前記リザーバ内のブレーキ液 の貯留量を所定範囲に維持する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、ホイールシリンダ内のブレーキ液を 導入して貯留可能なリザーバに、そのブレーキ液の貯留量を検出する検出手段を 備え、その検出手段の検出結果に基づいて、リザーバ内のブレーキ液を液圧制御 回路に圧送するためのポンプを駆動制御することにより、そのポンプを効率良く 作動させて、そのポンプの無駄な作動に伴う作動音や振動の発生をなくして車両 の静粛性を保つと共に、リザーバ内におけるブレーキ液の貯留余裕を常に所定量 確保して安定した液圧制御を確実に行う。
【0009】 さらに、リザーバと液圧制御回路との間に、一方向弁を備えたリターン通路を 接続することにより、その液圧制御回路が大気圧状態となったときに、リザーバ 内に貯留されているブレーキ液を液圧制御回路中に自動的に戻し、リザーバ内の ブレーキ液を液圧制御回路に圧送するためのポンプの駆動回数を大幅に減らして 、ポンプの作動音や振動の発生回数をより一層抑えることを可能とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 本実施例は、後輪駆動の車両に備えられブレーキ液圧制御装置としての適用例 であり、左右の前輪および左右の後輪の個々に対して車両制御時のアンチロック ブレーキ制御を行うためのアンチロック制御部と、駆動輪たる左右の後輪の個々 に対して車両加速時のスリップ制御を行うためのトラクション制御部とを備えた 構成となっている。前者のアンチロック制御部は、前輪側および後輪側に対する ものが同様であるため、以下においては、後輪側に備わるアンチロック制御部と トラクション制御部を代表して説明する。
【0012】 図1において、10は油圧ブースター11およびリザーバタンク12を備えた マスターシリンダであり、ブレーキペダル13の踏み込み量に応じたブレーキ液 圧を第1および第2通路21および22から出力する。第1通路21は、常開の 第1電磁弁31を介して第1および第2の分岐通路21Aおよび21Bに連通さ れ、それらの分岐通路21Aおよび21Bは、常開の第1および第2電磁流入弁 32および33を介してホイールシリンダ41および42に接続されている。ホ イールシリンダ41は右後輪(RR)51に備えられ、またホイールシリンダ4 2は左後輪(RL)52に備えられており、それらの後輪51および52には、 車輪の回転速度を検出するための車輪速度センサ53が備えられている。その車 輪速度センサ53の検出信号は、本ブレーキ液圧制御装置のコントローラ54( 制御手段)に入力される。第1電磁弁31には、マスターシリンダ10側からホ イールシリンダ41,42側へのブレーキ液の流れを許容しかつそれとは逆方向 の流れを阻止する逆止弁61が並列に接続され、また第1および第2電磁流入弁 32および33には、マスターシリンダ10側からホイールシリンダ41および 42側へのブレーキ液の流れを阻止しかつそれとは逆方向の流れを許容する逆止 弁62および63が並列に接続されている。
【0013】 第1および第2分岐通路21Aおよび21Bの分岐点P1 とリザーバ73のリ ザーバ室Rとの間に接続された流出路L1 中には、ダンパー室71,逆止弁(一 方向弁)64,ポンプ72および逆止弁(一方向弁)65が接続されている。ポ ンプ72は、モータ74によって駆動されることにより、リザーバ室R側から分 岐点P1 側に向ってブレーキ液を圧送するものであり、また逆止弁64および6 5は、ポンプ72の圧送方向におけるブレーキ液の流れを許容しかつそれとは逆 方向の流れを阻止するものである。リザーバ73のリザーバ室Rは、シリンダ部 73Aの内部に形成されており、そのリザーバ室R内におけるブレーキ液の貯留 量に応じてピストン73Bが図中の上下に移動する。73Cは、リザーバ室Rの 容量を小さくする方向(図中の上方)にピストン73Bを付勢するスプリングで ある。また、このリザーバ73には、リザーバ室R内のブレーキ液の貯留量を検 出するセンサ(検出手段)100が備えられている。このセンサ100は、例え ば、ピストン73Bの移動位置をマイクロスイッチまたは光学的なスイッチなど によって検出することにより、間接的にブレーキ液の貯留量を検出するものであ り、その検出信号は、前述したコントローラ54に入力される。
【0014】 リザーバ室Rとホイールシリンダ41との間に接続された第1流入路L2 −1 、およびリザーバ室Rとホイールシリンダ42との間に接続された第2流入路L 2 −2には、それぞれ常閉の第1および第2電磁流出弁(開閉制御弁)34およ び35が接続されている。さらに、リザーバ室Rと、第1電磁弁31のマスター シリンダ10側接続点P2 との間に接続されたリターン通路L3 中には、前者側 から後者側へのブレーキ液の流れを許容しかつそれとは逆方向の流れを阻止する 逆止弁66が接続されている。
【0015】 また、リザーバタンク12と前述した接続点P1 との間には、逆止弁67,ポ ンプ75,逆止弁68,蓄圧器76および常閉の第2電磁弁36が接続されてい る。ポンプ75は、モータ77によって駆動されることにより、リザーバタンク 12から蓄圧器76に向ってブレーキ液を圧送するものであり、逆止弁67およ び68は、ポンプ75の圧送方向におけるブレーキ液の流れを許容しかつそれと は逆方向の流れを阻止するものである。蓄圧器76には、その内部に蓄圧された ブレーキ液の圧力を検出する圧力スイッチ78が備えられており、その検出信号 は前述したコントローラ54に入力される。さらに、前記接続点P3 とリザーバ タンク12との間には、逆止弁69,蓄圧器79およびリリーフバルブ80が接 続されている。逆止弁69は、接続点P3 側から蓄圧器79側へのブレーキ液の 流れを許容しかつそれとは逆方向の流れを阻止するものであり、またリリーフバ ルブ80は、蓄圧器79内のブレーキ液圧が所定の許容圧を越えたときにのみ開 成して、そのときに蓄圧器79側のブレーキ液をリザーバタンク12側に導くも のである。また、そのリリーフバルブ80の上流側とリザーバタンク12との間 には、前述したマスターシリンダ10に備わる油圧ブースタ11が接続されてい る。この油圧ブースタ11は、その倍力動作によって生じたブレーキ液圧を蓄圧 器79内に蓄圧することになる。
【0016】 次に、上記構成になる本実施例の動作、つまりコントローラ54の制御下にお ける動作について説明する。
【0017】 (1)通常ブレーキ操作時 車両制御時のアンチロック制御および加速時のスリップ制御が行われない通常 のブレーキ動作時においては、図1に示すように、第1電磁弁31が開、第2電 磁弁36が閉、第1,第2電磁流入弁32,33が開、第1,第2電磁流出弁3 4,35が閉の状態にあり、マスターシリンダ10と後輪51,52のホイール シリンダ41,42とが連通されると共に、蓄圧器76はホイールシリンダ41 ,42から切り離されて独立の状態にある。
【0018】 従って、ブレーキペダル13が踏み込まれると、マスターシリンダ10におけ る第1液圧発生室の液圧は、第1通路21および各分岐通路21A,21Bを介 してそれぞれ左右の後輪51,52のホイールシリンダ41および42に及ぼさ れ、また第2液圧発生室の液圧は、第2通路22および各分岐通路を介してそれ ぞれ図示しない左右の前輪のホイールシリンダに及ぼされる。
【0019】 (2)アンチロック制御時 アンチロック制御は左右の前輪と左右の後輪とが各々独立して行われる。前後 輪とも同様の制御であるから代表的に後輪について説明する。
【0020】 ブレーキペダル13を踏み込んだブレーキ動作時に、車輪速度センサ53の検 出信号に基づくコントローラ54での判断の結果、ホイールシリンダ41および 42内を減圧するアンチロック制御の必要があるとされた時には、コントローラ 54は、第1電磁弁31を開、第2電磁弁36を閉としたまま、第1,第2電磁 流入弁32,33を閉、第1,第2電磁流出弁34,35を開とする。したがっ て、後輪のホイールシリンダ41および42のブレーキ液がリザーバ73のリザ ーバ室R内に抜かれて減圧される。
【0021】 その後、後輪のホイールシリンダ41,42の液圧を保持するときには、第1 ,第2電磁弁31,36を閉のまま第1,第2電磁流出弁34,35を閉とする 。
【0022】 また、再増圧のときは、第1電磁弁31を開きかつ第2電磁弁36を閉じたま ま、第1,第2電磁流入弁32,33を開、第1,第2電磁流出弁34,35を 閉として、マスターシリンダ10の液圧を後輪のホイールシリンダ41および4 2に導入する。これにより、ホイールシリンダ41および42内が再増圧される 。
【0023】 かくして、このような減圧、保持および再増圧の動作が繰り返されてアンチロ ック制御が行われる。なお、斯かるアンチロック制御時は、第1電磁弁31は開 、第2電磁弁36は閉の状態になっている。
【0024】 (3)加速時の車輪スリップ制御(トラクション制御) このスリップ制御は、駆動輪たる左右の後輪に対して独立的に行われ、車両の 加速時にスリップした後輪に関し、それを制動する必要があるとコントローラ5 4が判断した時に、後輪のホイールシリンダ41および42の液圧が増圧、保持 および減圧制御される。
【0025】 まず、ホイールシリンダ41および42内を増圧するときは、第1電磁弁31 が閉、第2電磁弁36が開にそれぞれ切換わり、かつ第1,第2電磁流入弁32 ,33が開、第1,第2電磁流出弁34,35が閉となる。したがって、蓄圧器 76内に蓄圧されたブレーキ液圧が分岐通路21Aおよび21Bを介してホイー ルシリンダ41および42内に導入されて、それらの内部が増圧される。なお、 蓄圧器76内には所定のブレーキ液圧が蓄圧されており、その蓄圧器76が増圧 時の圧力供給源となる。その蓄圧器76内のブレーキ液圧が低下したときには、 それを圧力スイッチ78が検出し、モータ77がポンプ75を作動させて蓄圧器 76内を増圧させる。また、この増圧のときは、必要に応じてモータ74を起動 することにより、ポンプ72によってリザーバ73内のブレーキ液を加圧して第 1通路21の接続点P1 に供給することもできる。
【0026】 その後、保持するときは、第1,第2電磁流入弁32,33が閉、第1,第2 電磁流出弁34,35が閉となる。
【0027】 また、減圧するときは、第1,第2電磁流入弁32,33が閉、第1,第2電 磁流出弁34,35が開となって、ホイールシリンダ41および42内のブレー キ液をリザーバ73内に抜く。
【0028】 かくして、このような増圧、保持および再増圧の動作が繰り返されて、加速時 の車輪のスリップ制御が行われる。なお、かかるスリップ制御時は、第1電磁弁 31は閉、第2電磁弁36は開の状態になっている。
【0029】 ところで、リザーバ73内に貯留されたブレーキ液は、モータ74によってポ ンプ72が駆動されることにより、第1通路21中の接続点P1 に戻される。そ のモータ74は、リザーバ73に備わるセンサ100の検出信号、つまりリザー バ室R内におけるブレーキ液の貯留量の検出信号に基づいて、コントローラ54 により駆動制御されて、リザーバ室R内のブレーキ液の貯留量を所定量以下に保 つ。本例の場合、コントローラ54は、図2(a)および(b)に示すように、 リザーバ室R内のブレーキ液の貯留量が所定量V0 になったときに、モータ74 を起動してポンプ72を作動させ、そしてその貯留量が「0」になったときに、 モータ74を止めてポンプ72を作動停止させる。この結果、リザーバ室R内の ブレーキ液の貯留量が所定量V0 以下に保たれることになる。したがって、その 貯留量が所定量V0 に達するまではポンプ72が作動せず、前述した従来の場合 、つまりその貯留量の如何に拘らずホイールシリンダ内の減圧制御時にポンプを 必ず作動させる場合に比して、ポンプ72を必要以上に作動させずに、そのポン プ72の無駄な作動に伴う作動音や振動の発生を防止できることになる。また、 リザーバ73内において、ブレーキ液の貯留余裕が常に所定量確保されることに なるため、ホイールシリンダ41,42に対する安定した減圧制御が確実なもの ともなる。
【0030】 さらに、リザーバ73内に貯留されたブレーキ液は、前述した(3)の加速時 の車輪スリップ制御中などの場合に、ポンプ72が作動停止状態にあるにも拘ら ず、第1通路21中の接続点P1 またはP2 に自動的に戻されることになる。
【0031】 すなわち、ブレーキペダル13の踏み込みがなく、かつ図1に示すように、第 1電磁弁31が開、第2電磁弁36が閉、第1,第2電磁流入弁32,33が開 、第1,第2電磁流出弁34,35が閉のときは、第1通路21が大気圧状態と なるためリザーバ室R内のブレーキ液は、逆止弁65,ポンプ72,逆止弁64 およびダンパー室71を介して第1通路21中の接続点P1 に自動的に戻される と共に、逆止弁66を介して第1通路21中の接続点P2 にも自動的に戻される 。その際、後者の接続点P2 に戻るブレーキ液量は、前者の接続点P1 に戻るそ れよりも大きくなる。なぜならば、前者の接続点P1 に戻るブレーキ液の流路中 にはポンプ72やダンパー室71などが介在して、その流路中におけるブレーキ 液の流動抵抗が比較的大きいからである。また、ブレーキペダル13の踏み込み がなく、かつ第1電磁弁31が閉のときは、接続点P1 およびP2 の内、接続点 P1 のみが大気圧状態となって、その接続点P1 にリザーバ室R内のブレーキ液 が自動的に戻されることになる。
【0032】 このように、第1通路21が大気圧状態となったときは、リザーバ73内のブ レーキ液が自動的に戻されるため、その都度、リザーバ73内のブレーキ液の貯 留量が減少し、ポンプ72の作動回数が大幅に減って、その作動音や振動の発生 回数がより一層抑えられることになる。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、ホイールシリ ンダ内のブレーキ液を導入して貯留可能なリザーバに、そのブレーキ液の貯留量 を検出する検出手段を備え、その検出手段の検出結果に基づいて、リザーバ内の ブレーキ液を液圧制御回路に圧送するためのポンプを駆動制御する構成であるか ら、そのポンプを効率良く作動させて、そのポンプの無駄な作動に伴う作動音や 振動の発生をなくして車両の静粛性を保つことができると共に、リザーバ内にお けるブレーキ液の貯留余裕を常に所定量確保して安定した液圧制御を確実に行う ことができる。
【0034】 さらに、リザーバと液圧制御回路との間に、一方向弁を備えたリターン通路を 接続することにより、その液圧制御回路が大気圧状態となったときに、リザーバ 内に貯留されているブレーキ液を液圧制御回路中に自動的に戻して、リザーバ内 のブレーキ液を液圧制御回路に圧送するためのポンプの駆動回数を大幅に減らす ことができ、その結果、ポンプの作動音や振動の発生回数をより一層抑えること が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す液圧回路の構成図であ
る。
【図2】図2(a)および(b)は、図1に示すリザー
バのブレーキ液貯留量とポンプの作動時期との関係の説
明図である。
【符号の説明】
10 マスターシリンダ 34,35 電磁流出弁(開閉制御弁) 41,42 ホイールシリンダ 54 コントローラ(制御手段) 64,65 逆止弁(一方向弁) 72 ポンプ 73 リザーバ 74 モータ 100 センサ(検出手段) L1 流出路 L2 −1,L2 −2 流入路 L3 バイパス通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を
    出力するマスターシリンダと車輪に備わるホイールシリ
    ンダとの間の液圧制御回路に、ブレーキ液を貯留可能な
    リザーバがブレーキ液の流入路および流出路を介して接
    続され、前記流入路中には開閉制御弁が備えられ、前記
    流出路中には、前記リザーバ内のブレーキ液を前記液圧
    制御回路へ圧送するためのポンプとその圧送方向のブレ
    ーキ液の流れを許容しかつその逆方向のブレーキ液の流
    れを阻止するための一方向弁が備えられた車両用ブレー
    キ液圧制御装置において、 前記リザーバ内のブレーキ液の貯留量を検出する検出手
    段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記ポンプを駆動制
    御することにより前記リザーバ内のブレーキ液の貯留量
    を所定範囲に維持する制御手段とを備えたことを特徴と
    する車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記リザーバと前記液圧制御回路との間
    にリターン通路を接続し、 前記リターン通路に、前記リザーバから前記液圧制御回
    路へのブレーキ液の流れを許容しかつその逆方向のブレ
    ーキ液の流れを阻止する一方向弁を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
JP3326992U 1992-05-20 1992-05-20 車両用ブレーキ液圧制御装置 Pending JPH0592035U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101396862B1 (ko) * 2007-08-20 2014-05-28 현대모비스 주식회사 전자유압제어장치의 제어 방법
WO2014181397A1 (ja) * 2013-05-08 2014-11-13 トヨタ自動車株式会社 車両のブレーキ装置

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