JPH0591994U - 電装品収納装置 - Google Patents

電装品収納装置

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JPH0591994U
JPH0591994U JP3912992U JP3912992U JPH0591994U JP H0591994 U JPH0591994 U JP H0591994U JP 3912992 U JP3912992 U JP 3912992U JP 3912992 U JP3912992 U JP 3912992U JP H0591994 U JPH0591994 U JP H0591994U
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bottom cover
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哲夫 橋本
和夫 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両におけるバッテリボックスの側面等に取
り付けられる電装品収納カバーのシール性を向上させ
て、収納カバー内の電装品の信頼性を高める。 【構成】 バッテリボックス1の側面に、樹脂製ボトム
カバー2の底部3が取り付けられ、ボトムカバー2開口
部の内外周縁6、7と樹脂製リッド10の内外周縁1
1、12とがパッキンを挟んで組み合わされると共に、
リッド10の耳部14にボトムカバー2の突起が係合し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両におけるバッテリボックスの側面等に取り付けられる電装品収 納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラック等においては、サイドレールに板金製バッテリボックスが固定されて いて、車体側方にこのバッテリボックスの外側面が露出しているため、路面凍結 防止剤の散布や海岸沿いの走行等によりバッテリボックスの外側面が塩害を受け て腐食しやすく、従って、従来は箱型の電装品カバーの開口側がバッテリボック スの外側面にパッキンを挟んでボルト止めされているため、電装品カバーと腐食 したバッテリボックス外側面との間のシール性を確保することは実際上難しく、 その結果、電装品カバー内に収納されている各電装品の信頼性が低下する不具合 が避けられなかった。 また、上記電装品カバーがバッテリボックスの外側面にボルト止めされていた ので、電装品カバー内の電装品を点検整備するためには、その都度バッテリボッ クスの外側面から電装品カバーを取り外さなければならず、これらの作業性が悪 い欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、車両におけるバッテリボックスの側面等に取り付けられる電装品収 納カバーのシール性を向上させて、収納カバー内の電装品の信頼性を容易に高め 、かつ、収納カバー内の電装品の点検整備が容易となるようにしようとするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案にかかる電装品収納装置は、車両のバッテリ ボックス側面等に底部が取り付けられ内部に電装品が収納される断面略コ字状の 樹脂製ボトムカバー、同ボトムカバーの開口部周縁にパッキンを挟んで当接され た樹脂製リッド、及び上記ボトムカバーと上記リッドの少なくとも一方に成形さ れ他方に係合する係止部をそなえている。
【0005】
【作用】
すなわち、樹脂製ボトムカバーの開口部周縁にパッキンを挟んで樹脂製リッド が当接されることにより確実なシールが行われていると共に、樹脂製ボトムカバ ーの底部がバッテリボックスの側面等に取り付けられていて、その取り付け部の みのシールはきわめて容易であるため、たとえバッテリボックスの側面等が腐食 するようなことがあっても、ボトムカバー内に雨水等が侵入することは確実に防 止できる一方、ボトムカバーとリッドの少なくとも一方に成形された係止部によ り両者が係合しているため、その係脱は非常に簡単であって、ボトムカバーの内 部に収納された電装品の点検整備を容易に行うことができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示す本考案の実施例について具体的に説明する。 トラックの図示しないサイドレールに板金製バッテリボックス1が固定され、 その側方には断面が略コ字状の樹脂製円形ボトムカバー2の底部3が3本のボル ト4により取り付けられ、また、ボトムカバー2内には、スタータリレー、スタ ータスイッチ、ヒュージブルリンク等の図示しない電装品が装着されるブラケッ ト5が上記ボルト4により固定されている。
【0007】 ボトムカバー2の開口部には内周縁6及び外周縁7が一体成形されており、両 周縁6、7間に沿ってパッキン8が接着されていると共に、外周縁7の外面には 周方向等間隔に3個所の突起9が成形されている。
【0008】 他方、ボトムカバー2と同一樹脂製の円形リッド10は、その周囲に内周縁1 1及び外周縁12が一体成形されると共に、内周縁11の根元に沿ってパッキン 13が接着されており、ボトムカバー2の両周縁6、7間にリッド10の内周縁 11が嵌まり込んで、内周縁11の先端がパッキン8を圧縮すると同時に、ボト ムカバー2の外周縁7がリッド10の両周縁11、12間に嵌まり込み、かつ、 ボトムカバー2の内周縁6先端がパッキン13を圧縮している。
【0009】 また、図4によく示されているように、リッド10の外周縁12にはボトムカ バー2の各突起9に相当する部分にそれぞれ耳部14が形成され、各耳部14に 設けられた孔15に上記突起9がそれぞれ弾力的に嵌まり込んで、ボトムカバー 2からリッド10が外れないようにされている。
【0010】 さらに、図5によく示されているように、ボトムカバー2の最下端においては 両周縁6、7間のパッキン8に切欠き16が形成されていると共に、外周縁7に 下方へのドレン孔17が設けられ、リッド10の最下端においては内周縁11根 元のパッキン13に切欠き18が形成されていると共に、内周縁11の上下にそ れぞれ溝19、20が設けられ、溝19、20によって上記切欠き18、切欠き 16及びドレン孔17が連通している。 なお、リッド10の最下端外面には、図3のようにドレン位置を示す下方への 矢印21が浮き出し成形されている。
【0011】 上記装置においては、ボトムカバー2及びこれに取り付けられるリッド10が 円形のため両者の合い沿いが良いと共に、ボトムカバー2の開口部とリッド10 の周囲との間がパッキン8及びパッキン13により2重にシールされているため 、高圧洗浄等に対しても十分なシール性能を確実に発揮することができ、また、 ボトムカバー2の底部3がボルト4によりバッテリボックス1の側方に取り付け られているので、バッテリボックス1の外面が腐食するようなことがあっても、 ボルト4の部分のみシールを確保することによりボトムカバー2の底部3側から 雨水等が侵入することを容易に防止することができるので、ボトムカバー2内に 収納されている電装品の信頼性を容易に高めることができる。
【0012】 また、ボトムカバー2の開口部にリッド10を押し付ければ、ボトムカバー外 周縁7の突起9がリッド外周縁12の耳部14先端を弾力的に押し拡げて孔15 に嵌まり込むことにより、ボトムカバー2にリッド10を取り付けることができ 、さらに、リッド外周縁12の耳部14先端を弾力的に押し拡げて突起9と孔1 5との係合を外せば、ボトムカバー2の開口部からリッド10を取り外すことが できるので、リッド10の着脱がきわめて容易であり、従って、ボトムカバー2 内に収納されている電装品の点検整備もきわめて容易に行うことができるため、 取扱いが大層便利である。
【0013】 また、万一ボトムカバー2内に雨水等が侵入し、あるいは、ボトムカバー2内 に結露水が生じたときには、これらはボトムカバー2及びリッド10の各最下端 に形成されているパッキン切欠き18、リッド内周縁11の上溝19、パッキン 切欠き16、リッド内周縁11の下溝20及びドレン孔17を順次通って外方へ 排出されるので、ボトムカバー2内に収納されている電装品の機能が損なわれる こともない。
【0014】 なお、上記実施例では、リッド10の最下端外面に矢印21を浮き出すように して、リッド10の下端ドレン位置を確保するようにしているが、ボトムカバー 外周縁の突起及びこれに係合するリッド外周縁の耳部をそれぞれ周方向に等間隔 とせず、上記突起及び耳部が係合したとき自動的にリッドのドレン位置が最下端 に来るようにすることもできるものであり、また、ボトムカバー及びリッドを係 合させるための突起と孔とを上記と逆に設けたり、ボトムカバー及びリッドのい ずれか一方のみに係止部を成形することもできるものである。
【0015】
【考案の効果】
本考案にかかる電装品収納装置においては、樹脂製ボトムカバーの周縁にパッ キンを挟んで樹脂製リッドが当接されることにより確実なシールが行われている と共に、樹脂製ボトムカバーの底部がバッテリボックスの側面に取り付けられて いるため、ボトムカバー内に雨水等が侵入することは確実に防止できるので、ボ トムカバー内に収納された電装品の信頼性を容易に確保することができ、また、 ボトムカバーとリッドの少なくとも一方に成形された係止部により両者が係合し ているため、その係脱は非常に簡単であって、ボトムカバーの内部に収納された 電装品の点検整備を容易に行うことができ、実用上の効果が非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における縦断面図。
【図2】上記実施例の上面図。
【図3】上記実施例の正面図。
【図4】図1のIV部拡大図。
【図5】図1のV部拡大図。
【符号の説明】
1 バッテリボックス 2 ボトムカバー 3 ボトムカバー底部 6 内周縁 7 外周縁 8 パッキン 9 突起 10 リッド 11 内周縁 12 外周縁 13 パッキン 14 耳部 15 孔 16 パッキン切欠き 17 ドレン孔 18 パッキン切欠き 19 上溝 20 下溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のバッテリボックス側面等に底部が
    取り付けられ内部に電装品が収納される断面略コ字状の
    樹脂製ボトムカバー、同ボトムカバーの開口部周縁にパ
    ッキンを挟んで当接された樹脂製リッド、及び上記ボト
    ムカバーと上記リッドの少なくとも一方に成形され他方
    に係合する係止部をそなえた電装品収納装置。
JP1992039129U 1992-05-15 1992-05-15 電装品収納装置 Expired - Fee Related JP2604107Y2 (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539027A (ja) * 1999-03-17 2002-11-19 ティーアールダブリュー・オートモーティブ・エレクトロニクス・アンド・コンポーネンツ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・コマンディートゲゼルシャフト 特にエアバッグ制御装置用メタル・ハウジング

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