JPH0591641A - デイジタル保護リレー装置 - Google Patents

デイジタル保護リレー装置

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JPH0591641A
JPH0591641A JP3248129A JP24812991A JPH0591641A JP H0591641 A JPH0591641 A JP H0591641A JP 3248129 A JP3248129 A JP 3248129A JP 24812991 A JP24812991 A JP 24812991A JP H0591641 A JPH0591641 A JP H0591641A
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JP
Japan
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signal
program
memory
protection relay
operation mode
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JP3248129A
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Inventor
Masanori Toi
雅則 戸井
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタルコンピュータを用いた保護リレー装
置において、リレートリップ信号や保護リレー動作プロ
グラムの異常を表す信号が出力された時これらの信号の
出力の原因を調べて対策を講じると共に保護リレー機能
の復旧を図る必要があり、上記信号出力原因の調査及び
保護リレー機能の復旧の迅速化を図る。 【構成】メモリの内容を容易に読み出すことはできるが
メモリへの書き込みは容易に行えない装置構成とし、か
つ未定義のメモリアドレスにアクセスした場合メモリ読
み出し書き込みプログラムが起動しない該プログラムの
構成とし、かつROMとRAMの各々に記憶させた同じ
内容のプログラムに従うCPUの各動作を両動作間で切
り換え可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保護リレー演算等をディ
ジタルコンピュータを用いて行うようにしたディジタル
保護リレー装置、特に、この保護リレー装置からトリッ
プ信号やプログラム異常信号等が出力され場合の原因の
究明や対策を迅速に行うことができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のディジタル保護リレー装置
1の正面概観図、図6はこのリレー装置1の構成説明図
である。図5及び図6において、2は信号バス、3は、
電力系統4における電圧、電流等の電気量AをPT,C
T等の電気量検出装置5によって検出して得た少なくと
も一個のアナログ電気信号5aが入力されかつこの信号
5aを所定領域の電圧値を有するアナログ電圧信号6a
に変換する入力変成器部6と、信号6aから電力系統4
の定格周波数に等しい周波数の信号を抽出するフィルタ
部7と、フィルタ部7の出力信号を上記電気量Aを表す
パラレルディジタル信号としての第1データ信号8aに
変換してこの信号8aを信号バス2に入力するAD変換
部8とからなるアナログ信号入力部、9は少なくとも一
個の一次ディジタル信号10が入力されかつこの信号1
0をパラレルディジタル信号としての第2データ信号9
aに変換してこの信号9aを信号バス2に出力するディ
ジタル信号入力部で、上述した信号バス2及び信号入力
部3,9はいずれも床11上に設置された保護リレー装
置1の四角柱状筐体50内に取り付けられている。12
はその前面12aが筐体50の正面50aに露出するよ
うにして該筐体50に取り付けられ、かつ前面12aか
ら整定操作13が加えられるとこの操作13に応じたリ
レー整定値Bを表すパラレルディジタル信号としての第
3データ信号12bを信号バス2に出力するリレー整定
部、14はその前面14aが筐体正面50aに露出する
ようにして筐体50に取り付けられ、かつ前面14aか
ら第1メモリ読み出し操作15aまたはメモリ書き込み
操作15bのいずれかの操作としての第1操作15が加
えられるとこの操作15に応じたパラレルディジタル信
号としての第1操作信号14bを信号バス2に出力する
第1操作部、16はその前面16aが筐体正面50aに
露出するようにして筐体50に取り付けられかつ入力さ
れる表示データ信号16bに応じた表示を前面16aに
する表示部で、17は筐体50内に取り付けられかつ入
力される出力データ信号17aに応じた少なくとも一個
の二次ディジタル信号17bを出力するディジタル信号
出力部である。
【0003】18は、少なくとも一個のROM19aか
らなりかつ少なくとも保護リレー動作プログラムP1と
このプログラムP1におけるプログラム異常Pxの発生
を監視するプログラム異常監視プログラムP2とメモリ
読み出し書き込みプログラムP3との三個のプログラム
が記憶させられた第1記憶部19と、少なくとも一個の
RAM20aからなる第2記憶部20とが設けられ、か
つ筐体50内に取り付けられたメモリ部である。そうし
て21は、筐体50内に取り付けられ、また第3データ
信号12bがバス2に入力されるとこの信号12bが表
すリレー整定値Bを第2記憶部20に記憶させるリレー
整定値書き込み動作Q31をバス2を介してかつ前記プ
ログラムP3にしたがって行い、また記憶部20に記憶
させられたリレー整定値Bと第1及び第2データ信号8
a,9aとを用いて保護リレー演算を行ってこの演算の
中間段階に得られた少なくとも一個の中間データD1と
この演算の最終段階に得られた少なくとも一個の最終デ
ータD2とのうち少なくとも前記データD2としての保
護リレー演算データDを記憶部20に記憶させると共に
このデータDを表すパラレルディジタル信号としての前
記表示データ信号16bを表示部16に入力し、さらに
最終データD2を表すパラレルディジタル信号としての
前記出力データ信号17aをディジタル信号出力部17
に入力する保護リレー動作Q1をバス2を介してかつ前
記プログラムP1にしたがって行い、また前記プログラ
ム異常Pxの発生を検出するとこの異常Pxを表す表示
データ信号16bを表示部16に入力すると共に異常P
xを表す出力データ信号17aをディジタル信号出力部
17に入力するプログラム異常監視動作Q2をバス2を
介してかつ前記プログラムP2にしたがって行い、また
第1操作信号14bがバス2に入力されると、第1操作
15が第1メモリ読み出し操作15aである場合、すべ
てのROM19a及びRAM20aにおける各メモリセ
ルのうちの信号14bによって指定されたアドレスを有
するメモリセルにアクセスしてこのメモリセルの記憶内
容を表す表示データ信号16bを表示部16に入力し、
第1操作15がメモリ書き込み操作15bである場合、
信号14bによって指定されたアドレスを有する第2記
憶部20のメモリセルにアクセスしてこのメモリセルに
信号14bによって指定された内容を書き込むメモリ読
み出し書き込み動作Q3をバス2を介してかつ前記プロ
グラムP3にしたがって行うディジタルコンピュータに
おける中央演算処理装置としてのCPUである。そうし
て、さらに、前述したディジタル保護リレー装置1は、
上述した筐体50と信号入力部3及び9とリレー整定部
12と操作部14と表示部16と信号出力部17とメモ
リ部18とCPU21とを備えた装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リレー装置1は上述の
ように構成されているので、前記最終データD2に応じ
たリレートリップ信号17b1や前記プログラム異常P
xに応じたプログラム異常信号17b2が二次ディジタ
ル信号17bとしてディジタル信号出力部17から出力
されることになり、この信号17b1を用いて電力系統
4に対する保護を行うことができ、また信号17b2に
よるかまたは表示部16の表示によるかしてプログラム
異常の発生を検出することができることが明らかであ
る。そうして、このリレー装置1では信号17b1を出
力するトリップ動作が発生したりプログラム異常Pxが
発生したりした場合、第1操作部14にメモリ読み出し
操作15aを加えることによってプログラムP1、リレ
ー整定値B、保護リレー演算データD等のメモリ部18
における記憶内容をCPU21を介して表示部16に表
示させて上記トリップ動作やプログラム異常Pxの発生
の原因を追究することができ、また、操作部14にメモ
リ書き込み操作15bを加えることによってたとえばC
PU21の保護リレー動作Q1に必要なリレー整定値
B、データ信号8a,9aの各値のそれぞれに対応した
模擬データを記憶部20に記憶させ、しかる後CPU2
1にこれらの模擬データを用いて上記動作Q1を行わせ
てプログラムP1の健全性の確認をすることができるわ
けであるが、この場合、CPU21がアクセスし得る全
アドレス領域のうちの、メモリ部18に実装されている
ROM19aまたはRAM20aにおけるメモリセルの
アドレスを一括したアドレス領域としての定義アドレス
領域G内にないアドレスを操作部14に第1操作15を
加えることによってアクセスすることが行われると、C
PU21の逐次歩進動作が停止するなどの該動作に異常
が発生することがある。そうして、また、この場合、操
作信号14bによってRAM20aへの書き込みを行う
ことができるので第2記憶部20の記憶内容が書き変え
られる恐れがある。したがって、リレー装置1では、リ
レートリップ動作が発生したりプログラム異常Pxが発
生したりした場合、これらに対する原因追求を、この装
置1の取り扱いに詳細な知識を持った者、たとえばメー
カーにおける専門技術者が行わなければならないので、
二次ディジタル信号17bが出力された時の対応動作を
迅速に行うことができないという問題点がある。そうし
て、またこのリレー装置1の場合、プログラム異常Px
が生じた時ROM19aを交換せざる得ないので、前記
異常Pxに対する復旧が迅速に行えないという問題点も
ある。
【0005】本発明の目的は、CPU21がアクセスし
得る全アドレス領域のうちの上述した定義アドレス領域
Gを除く領域として未定義アドレス領域G*内のアドレ
スのメモリセルにメモリ読み出し操作またはメモリ書き
込み操作によってアクセスしてもCPU21が行うメモ
リ読み出し動作やメモリ書き込み動作が開始されないよ
うにプログラムP3を構成し、かつメモリ読み出し操作
は容易に行えるがメモリ書き込み操作は容易に行えない
装置構成とすることによって、ディジタル保護リレー装
置の取り扱いに詳細な知識を持たない者でもリレートリ
ップ動作やプログラム異常Pxの発生原因の追究が気軽
に行えるようにして、二次ディジタル信号17bが出力
された時の対応動作が迅速に行えるようにすることにあ
る。そうして、また、本発明の目的は、上記のプログラ
ム構成及び装置構成を採用するほか、プログラム異常P
xが発生した時CPU21が第2記憶部20に書き込ま
れた健全な保護リレー動作プログラムにしたがって保護
リレー動作を続行し得るようにして、上記異常Pxに対
する復旧がROM19aの交換を待つことなく迅速に行
えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、1)信号バスと、電力系統におけ
る電気量を検出して得たアナログ電気信号が少なくとも
一個入力され、かつ前記アナログ電気信号に対して信号
処理を行って前記電気量を表す第1データ信号を前記信
号バスに出力するアナログ信号入力部と、少なくとも一
個の一次ディジタル信号が入力され、かつ前記一次ディ
ジタル信号を表す第2データ信号を前記信号バスに出力
するディジタル信号入力部と、整定操作が加えられると
この整定操作に応じたリレー整定値を表す第3データ信
号を前記信号バスに出力するリレー整定部と、第1メモ
リ読み出し操作またはメモリ書き込み操作のいずれかの
操作としての第1操作が加えられるとこの第1操作に応
じた第1操作信号を前記信号バスに出力する、前記第1
操作の実行を制限する第1操作制限機構が設けられた第
1操作部と、第2メモリ読み出し操作が加えられるとこ
の第2メモリ読み出し操作に応じた第2操作信号を前記
信号バスに出力する第2操作部と、入力される表示デー
タ信号に応じた表示をする表示部と、入力される出力デ
ータ信号に応じた少なくとも一個の二次ディジタル信号
を出力するディジタル信号出力部と、少なくとも一個の
ROMからなりかつ少なくとも保護リレー動作プログラ
ムとこの保護リレー動作プログラムにおけるプログラム
異常の発生を監視するプログラム異常監視プログラムと
メモリ読み出し書き込みプログラムとが記憶させられた
第1記憶部と、少なくとも一個のRAMからなる第2記
憶部とが設けられたメモリ部と、前記第3データ信号が
前記信号バスに入力されると、該第3データ信号が表す
前記リレー整定値を前記第2記憶部に記憶させるリレー
整定値書き込み動作を、前記信号バスを介してかつ前記
メモリ読み出し書き込みプログラムにしたがって行い、
また前記第2記憶部に記憶させられた前記リレー整定値
と前記第1及び第2データ信号とを用いて保護リレー演
算を行って該保護リレー演算の中間段階に得られた少な
くとも一個の中間データと該保護リレー演算の最終段階
に得られた少なくとも一個の最終データとのうちの少な
くとも前記最終データとしての保護リレー演算データを
前記第2記憶部に記憶させると共に、該保護リレー演算
データを表す前記表示データ信号を前記表示部に入力
し、さらに前記最終データを表す前記出力データ信号を
前記ディジタル信号出力部に入力する保護リレー動作
を、前記信号バスを介してかつ前記保護リレー動作プロ
グラムにしたがって行い、また前記プログラム異常の発
生を検出すると、このプログラム異常を表す前記表示デ
ータ信号を前記表示部に入力すると共に前記プログラム
異常を表す前記出力データ信号を前記ディジタル信号出
力部に入力するプログラム異常監視動作を、前記信号バ
スを介してかつ前記プログラム異常監視プログラムにし
たがって行い、また前記第1操作信号が前記信号バスに
入力されると、前記第1操作が前記第1メモリ読み出し
操作である場合、すべての前記ROM及び前記RAMに
おける各メモリセルのうちの前記第1操作信号によって
指定されたアドレスを有する前記メモリセルにアクセス
してこのメモリセルの記憶内容を表す前記表示データ信
号を前記表示部に入力し、前記第1操作が前記メモリ書
き込み操作である場合、前記第1操作信号によって指定
された前記アドレスを有する前記メモリセルにアクセス
してこのメモリセルに前記第1操作信号によって指定さ
れた内容を書き込むメモリ読み出し書き込み動作を、前
記信号バスを介してかつ前記メモリ読み出し書き込みプ
ログラムにしたがって行い、また前記第2操作信号が前
記信号バスに入力されると、この第2操作信号によって
指定された前記アドレスを有する前記メモリセルにアク
セスしてこのメモリセルの記憶内容を表す前記表示デー
タ信号を前記表示部に入力するメモリ読み出し動作を、
前記信号バスを介してかつ前記メモリ読み出し書き込み
プログラムにしたがって行うCPUとを備え、前記第1
乃至第3データ信号、前記第1及び第2操作信号、前記
表示データ信号及び前記出力データ信号はすべてパラレ
ルディジタル信号であり、また前記メモリ読み出し書き
込みプログラムは、前記第1または第2操作信号によっ
て指定された前記アドレスが前記CPUがアクセスし得
る全アドレス領域のうちの前記メモリ部に実装されてい
る前記ROMまたはRAMにおける前記メモリセルの前
記アドレスを一括したアドレス領域としての定義アドレ
ス領域の外にある場合前記CPUが前記メモリ読み出し
書き込み動作または前記メモリ読み出し動作を開始しな
いようにしたプログラムであるようにディジタル保護リ
レー装置を構成し、また2)上記1)項に記載の保護リ
レー装置において、メモリ書き込み信号かまたは第1動
作モード切換指令信号かのいずれかの信号としての応急
処置一次信号が入力されるとこの応急処置一次信号に応
じた応急処置二次信号を信号バスに出力するインターフ
ェースと、動作モード切換指令操作が加えられるとこの
動作モード切換指令操作に応じた第3操作信号を前記信
号バスに出力する第3操作部とを付加し、かつ第1記憶
部に動作モード切換プログラムを追加して記憶させ、か
つCPUがメモリ書き込み動作と第1動作モード切換動
作と第2保護リレー動作とを付加的に実行するディジタ
ル保護リレー装置であって、前記メモリ書き込み動作
は、前記信号バスに前記応急処置二次信号が入力される
と、該応急処置二次信号が前記メモリ書き込み信号に応
じた信号である場合この応急処置二次信号によって指定
された内容を前記信号バスを介してかつ前記第1記憶部
におけるメモリ読み出し書き込みプログラムにしたがっ
て第2記憶部に書き込む動作であり、前記第1動作モー
ド切換動作は、前記CPUが前記第1記憶部における保
護リレー動作プログラムにしたがう保護リレー動作を実
行している状態としての第1動作モード状態にある時に
前記第1動作モード切換指令信号に対応した前記応急処
置二次信号かまたは前記第3操作信号かまたは一次ディ
ジタル信号としての第2動作モード切換指令信号に対応
した第2データ信号としての動作モード切換データ信号
のいずれかの信号としての動作モード切換信号が前記信
号バスに入力されかつこの動作モード切換信号が前記C
PUが前記第1動作モード状態から第2動作モード状態
に切り換わることを指令する信号であると、前記第2記
憶部に前記メモリ書き込み動作によって第2保護リレー
動作プログラムが書き込まれていることを確認した後前
記CPUが前記第2動作モード状態に切り換わる動作を
前記信号バスを介してかつ前記動作モード切換プログラ
ムにしたがって行う動作であり、前記第2動作モード状
態は、前記CPUが前記信号バスを介してかつ前記第2
保護リレー動作プログラムにしたがって前記第2保護リ
レー動作を実行する該CPUの動作状態であり、前記第
2保護リレー動作は、前記CPUが前記第2動作モード
状態にある時に前記動作モード切換信号が前記信号バス
に入力されかつこの動作モード切換信号が前記CPUが
前記第2動作モード状態から前記第1動作モード状態に
切り換わることを指令する信号であると、前記CPUが
直ちに前記第1動作モード状態になる第2動作モード切
換動作と、前記保護リレー動作と同じ動作内容の基本保
護リレー動作とからなる動作を前記信号バスを介してか
つ前記第2保護リレー動作プログラムにしたがって行う
動作であるようにディジタル保護リレー装置を構成す
る。
【0007】
【作用】上記のように構成すると、インターフェースと
第3操作部とを付加しないディジタル保護リレー装置で
は、第1または第2操作信号によって指定されたメモリ
セルのアドレスが未定義アドレス領域G*内にある場合
CPUがメモリ読み出し書き込み動作またはメモリ読み
出し動作を開始しないようにメモリ読み出し書き込みプ
ログラムが構成されており、かつメモリ書き込み機能を
持った第1操作部に第1操作制限機構が設けられていて
メモリ書き込み機能を持たない第2操作部には第2メモ
リ読み出し操作を制限する機構が設けられていないの
で、この保護リレー装置の取り扱いに詳細な知識を持た
ない者でも二次ディジタル信号の出力原因の追究が気軽
に行なえることになって、この二次ディジタル信号の出
力に対する対応動作を迅速に行うことができることにな
る。そうして、また、インターフェースと第3操作部と
を付加したディジタル保護リレー装置では、第1記憶部
に付加的に記憶させられた動作モード切換プログラムに
よって、CPUを、メモリ書き込み信号によりインター
フェースを介して第2記憶部に書き込まれた第2保護リ
レープログラムにしたがう第2動作モード状態に移行さ
せることができるので、第2保護リレー動作プログラム
を第2記憶部に予め書き込んでおくかまたはプログラム
異常Pxが発生した後書き込むことによって、該異常P
xが発生した時CPUにROMの交換を待つことなく保
護リレー動作と同じ動作内容の基本保護リレー動作を行
わせることができることになって、二次ディジタル信号
の出力に対する対応動作のほかプログラム異常Pxに対
する復旧も迅速に行うことができることになる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例としてのディジタル
保護リレー装置22の構成説明図、図2は保護リレー装
置22の正面概観図で、両図において図5及び図6に示
したところと異なるところは、第1操作15が加えられ
ることによって第1操作信号14bを出力する、前述の
第1操作部14と全く同じ機能を有する第1操作部23
が、筐体50内に収容されていて、筐体正面50aを構
成しかつ施錠によって開閉が制限された筐体50の前面
扉50bを開かないと第1操作15を加えることができ
ないようになっていることと、前面24aが筐体正面5
0aに露出するようにして筐体50に取り付けられ、か
つ前面24aから第2メモリ読み出し操作25が加えら
れるとこの操作25に応じたパラレルディジタル信号と
しての第2操作信号24bを信号バス2に出力する第2
操作部24が設けられていることであり、また、前述の
メモリ部18に対応したメモリ部26が設けられてい
て、このメモリ部26が、少なくとも一個のROM19
aからなりかつ少なくとも保護リレー動作プログラムP
1とプログラム異常監視プログラムP2と前述のプログ
ラムP3に対応したメモリ読み出し書き込みプログラム
P4との三個のプログラムが記憶させられた第1記憶部
27と前述の第2記憶部20とで構成されており、さら
に、前述のCPU21に対応したCPU28が、記憶部
27に記憶させられたプログラムP1及びP2のそれぞ
れにもとづく保護リレー動作Q1及びプログラム異常監
視動作Q2と、前述のメモリ読み出し書き込み動作Q3
及びリレー整定値書き込み動作Q31のそれぞれと全く
同じ動作としてのそれぞれが上記プログラムP4にもと
づくメモリ読み出し書き込み動作Q4及びリレー整定値
書き込み動作Q41とを行うほか、メモリ読み出し動作
Q42をも行うようになっていることである。そうし
て、ここに、上記動作Q42は第2操作信号24bがバ
ス2に入力されるとメモリ部26に設けたすべてのRO
M19a及びRAM20aにおけるメモリセルのうちの
信号24bによって指定されたアドレスを有するメモリ
セルにアクセスしてこのメモリセルの記憶内容を表す表
示データ信号16bを表示部16に入力する動作を信号
バス2を介してかつ上記プログラムP4にしたがって行
う動作であり、また上述のメモリ読み出し書き込みプロ
グラムP4は、第1及び第2操作信号14b,24bに
よって指定された上記アドレスがCPU28にとって未
定義のアドレス領域G*内のアドレスである場合CPU
28がメモリ読み出し書き込み動作Q4及びメモリ読み
出し動作Q42を開始しないようにしたプログラムであ
る。ディジタル保護リレー装置22は上述のように構成
されていて、CPU28にとって未定義のアドレス領域
G*内にあるアドレスのメモリセルに操作信号14b,
24bによってアクセスした時上述の動作Q4,Q42
が開始されることがなく、またメモリ書き込み機能を持
たない操作部24に対してはメモリ読み出し操作25を
容易に加えることができるがメモリ書き込み機能を持っ
た操作部23に対しては第1操作15を容易に加えるこ
とができないので、したがって、この保護リレー装置2
2は二次デジタル信号17bの出力原因の追究が気軽に
行えて該信号17bの出力に対する対応動作を迅速に行
うことができるリレー装置であるということになる。
【0009】図3はディジタル保護リレー装置22とは
異なる本発明実施例としてのディジタル保護リレー装置
29の構成説明図、図4は該リレー装置29の正面概観
図である。そうして、両図において、図1及び図2と異
なるところは、メモリ書き込み信号30aかまたは第1
動作モード切換指令信号30bかのいずれかの信号とし
ての応急処置一次信号30が入力されるとこの信号30
に応じたパラレルディジタル信号としての応急処置二次
信号31aを信号バス2に出力するインターフェース3
1が、信号30を筐体50の外部から容易に入力し得る
ように該筐体50に取り付けられていることと、前面3
2aが筐体正面50aに露出するようにして筐体50に
取り付けられかつ前面32aから動作モード切換指令操
作33が加えられるとこの操作33に応じたパラレルデ
ィジタル信号としての第3操作信号32bを信号バス2
に出力する第3操作部32が設けられていることであ
り、また、図1及び図2のメモリ部26に対応したメモ
リ部34が設けられていて、このメモリ部34が、少な
くとも一個のROM19aからなりかつ少なくとも前述
の各プログラムP1,P2及びP4と動作モード切換プ
ログラムP5との四個のプログラムが記憶させられた第
1記憶部35と前述の第2記憶部20とで構成されてお
り、さらに、上述のCPU28に対応したCPU36
が、記憶部35に記憶させられたプログラムP1,P2
及びP4のそれぞれにもとづく前述の動作Q1,Q2,
Q4,Q41,Q42を行うほか、メモリ書き込み動作
Q43、第1動作モード切換動作Q5及び第2保護リレ
ー動作Q6をも行うようになっていることである。そう
して、ここに、上記メモリ書き込み動作Q43は、バス
2に応急処置二次信号31aが入力されると、この信号
31aがメモリ書き込み信号30aに応じた信号である
場合、信号31aによって指定された内容をバス2を介
してかつ記憶部35におけるメモリ読み出し書き込みプ
ログラムP4にしたがって第2記憶部20に書き込む動
作であり、また上記第1動作モード切換動作Q5は、C
PU36が記憶部35における保護リレー動作プログラ
ムP1にしたがう保護リレー動作Q1を実行している状
態としての第1動作モード状態にある時に第1動作モー
ド切換指令信号30bに対応した二次信号31aかまた
は第3操作信号32bかまたは一次ディジタル信号10
としての第2動作モード切換指令信号10aに対応した
第2データ信号9aとしての動作モード切換データ信号
9a1のいずれかの信号としての動作モード切換信号3
7がバス2に入力されかつこの信号37がCPU36が
上記第1動作モード状態から第2動作モード状態に切り
換わることを指令する信号であると、記憶部20に前述
のメモリ書き込み動作Q43によって第2保護リレー動
作プログラムP6が書き込まれていることを確認した後
CPU36が第2動作モード状態に切り換わる動作を信
号バス2を介してかつ動作モード切換プログラムP5に
したがって行う動作である。そうして、前記第2動作モ
ード状態は、CPU36がバス2を介してかつ上記第2
保護リレー動作プログラムP6にしたがって上述の第2
保護リレー動作Q6を実行する該CPU36の動作状態
であり、また第2保護リレー動作Q6は、CPU36が
第2動作モード状態にある時に動作モード切換信号37
がバス2に入力されかつこの信号37がCPU36が第
2動作モード状態から第1動作モード状態に切り換わる
ことを指令する信号であるとCPU36が直ちに第1動
作モード状態になる第2動作モード切換動作Q61と、
前述の保護リレー動作Q1と同じ動作内容の基本保護リ
レー動作Q62とからなる動作を、バス2を介してかつ
記憶部20に記憶させられた第2保護リレー動作プログ
ラムP6にしたがって行う動作である。保護リレー装置
29は上述のように構成されているので、このリレー装
置29が、保護リレー装置22と同様に、二次ディジタ
ル信号17bの出力に対する対応動作を迅速に行うこと
ができる装置となっていることは明らかであり、またこ
の装置29においては、第2保護リレー動作プログラム
P6をCPU36のメモリ書き込み動作Q43によって
第2記憶部20に予め書き込んでおくかまたはプログラ
ム異常Pxが発生した後書き込むことを行い、かつ前記
異常Pxが発生した時第1動作モード切換動作Q5によ
ってCPU36を第1動作モード状態から第2動作モー
ド状態にすると、異常Pxが生じていてもCPU36が
直ちに保護リレー動作Q1と同じ動作内容の基本保護リ
レー動作Q62を行うことになるので、したがって、こ
の保護リレー装置29がROM19aの交換を待つこと
なくプログラム異常Pxに対する復旧を迅速に行うこと
ができる装置となっていることがまた明らかである。
【0010】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、
1)信号バスと、電力系統における電気量を検出して得
たアナログ電気信号が少なくとも一個入力され、かつこ
のアナログ電気信号に対して信号処理を行って前記電気
量を表す第1データ信号を信号バスに出力するアナログ
信号入力部と、少なくとも一個の一次ディジタル信号が
入力され、かつこの一次ディジタル信号を表す第2デー
タ信号を信号バスに出力するディジタル信号入力部と、
整定操作が加えられるとこの整定操作に応じたリレー整
定値を表す第3データ信号を信号バスに出力するリレー
整定部と、第1メモリ読み出し操作またはメモリ書き込
み操作のいずれかの操作としての第1操作が加えられる
とこの第1操作に応じた第1操作信号を信号バスに出力
する、前記第1操作の実行を制限する第1操作制限機構
が設けられた第1操作部と、第2メモリ読み出し操作が
加えられるとこの第2メモリ読み出し操作に応じた第2
操作信号を信号バスに出力する第2操作部と、入力され
る表示データ信号に応じた表示をする表示部と、入力さ
れる出力データ信号に応じた少なくとも一個の二次ディ
ジタル信号を出力するディジタル信号出力部と、少なく
とも一個のROMからなりかつ少なくとも保護リレー動
作プログラムとこの保護リレー動作プログラムにおける
プログラム異常の発生を監視するプログラム異常監視プ
ログラムとメモリ読み出し書き込みプログラムとが記憶
させられた第1記憶部と、少なくとも一個のRAMから
なる第2記憶部とが設けられたメモリ部と、第3データ
信号が信号バスに入力されると、該第3データ信号が表
すリレー整定値を第2記憶部に記憶させるリレー整定値
書き込み動作を、信号バスを介してかつメモリ読み出し
書き込みプログラムにしたがって行い、また第2記憶部
に記憶させられたリレー整定値と第1及び第2データ信
号とを用いて保護リレー演算を行って該保護リレー演算
の中間段階に得られた少なくとも一個の中間データと該
保護リレー演算の最終段階に得られた少なくとも一個の
最終データとのうちの少なくとも前記最終データとして
の保護リレー演算データを第2記憶部に記憶させると共
に、該保護リレー演算データを表す表示データ信号を表
示部に入力し、さらに前記最終データを表す出力データ
信号をディジタル信号出力部に入力する保護リレー動作
を、信号バスを介してかつ保護リレー動作プログラムに
したがって行い、また前記プログラム異常の発生を検出
すると、このプログラム異常を表す表示データ信号を表
示部に入力すると共にプログラム異常を表す出力データ
信号をディジタル信号出力部に入力するプログラム異常
監視動作を、信号バスを介してかつプログラム異常監視
プログラムにしたがって行い、また第1操作信号が信号
バスに入力されると、第1操作が第1メモリ読み出し操
作である場合、すべてのROM及びRAMにおける各メ
モリセルのうちの第1操作信号によって指定されたアド
レスを有するメモリセルにアクセスしてこのメモリセル
の記憶内容を表す表示データ信号を表示部に入力し、第
1操作がメモリ書き込み操作である場合、第1操作信号
によって指定されたアドレスを有するメモリセルにアク
セスしてこのメモリセルに第1操作信号によって指定さ
れた内容を書き込むメモリ読み出し書き込み動作を、信
号バスを介してかつメモリ読み出し書き込みプログラム
にしたがって行い、また第2操作信号が信号バスに入力
されると、この第2操作信号によって指定されたアドレ
スを有するメモリセルにアクセスしてこのメモリセルの
記憶内容を表す表示データ信号を表示部に入力するメモ
リ読み出し動作を、信号バスを介してかつメモリ読み出
し書き込みプログラムにしたがって行うCPUとを備
え、第1乃至第3データ信号、第1及び第2操作信号、
表示データ信号及び出力データ信号はすべてパラレルデ
ィジタル信号であり、またメモリ読み出し書き込みプロ
グラムは、第1または第2操作信号によって指定された
アドレスがCPUがアクセスし得る全アドレス領域のう
ちのメモリ部に実装されているROMまたはRAMにお
けるメモリセルのアドレスを一括したアドレス領域とし
ての定義アドレス領域の外にある場合CPUがメモリ読
み出し書き込み動作またはメモリ読み出し動作を開始し
ないようにしたプログラムであるようにディジタル保護
リレー装置を構成し、また2)上記1)項に記載の保護
リレー装置において、メモリ書き込み信号かまたは第1
動作モード切換指令信号かのいずれかの信号としての応
急処置一次信号が入力されるとこの応急処置一次信号に
応じた応急処置二次信号を信号バスに出力するインター
フェースと、動作モード切換指令操作が加えられるとこ
の動作モード切換指令操作に応じた第3操作信号を信号
バスに出力する第3操作部とを付加し、かつ第1記憶部
に動作モード切換プログラムを追加して記憶させ、かつ
CPUがメモリ書き込み動作と第1動作モード切換動作
と第2保護リレー動作とを付加的に実行するディジタル
保護リレー装置であって、メモリ書き込み動作は、信号
バスに応急処置二次信号が入力されると、該応急処置二
次信号がメモリ書き込み信号に応じた信号である場合こ
の応急処置二次信号によって指定された内容を信号バス
を介してかつ第1記憶部におけるメモリ読み出し書き込
みプログラムにしたがって第2記憶部に書き込む動作で
あり、第1動作モード切換動作は、CPUが第1記憶部
における保護リレー動作プログラムにしたがう保護リレ
ー動作を実行している状態としての第1動作モード状態
にある時に第1動作モード切換指令信号に対応した応急
処置二次信号かまたは第3操作信号かまたは一次ディジ
タル信号としての第2動作モード切換指令信号に対応し
た第2データ信号としての動作モード切換データ信号の
いずれかの信号としての動作モード切換信号が信号バス
に入力されかつこの動作モード切換信号がCPUが第1
動作モード状態から第2動作モード状態に切り換わるこ
とを指令する信号であると、第2記憶部にメモリ書き込
み動作によって第2保護リレー動作プログラムが書き込
まれていることを確認した後CPUが第2動作モード状
態に切り換わる動作を信号バスを介してかつ動作モード
切換プログラムにしたがって行う動作であり、第2動作
モード状態は、CPUが信号バスを介してかつ第2保護
リレー動作プログラムにしたがって第2保護リレー動作
を実行する該CPUの動作状態であり、第2保護リレー
動作は、CPUが第2動作モード状態にある時に動作モ
ード切換信号が信号バスに入力されかつこの動作モード
切換信号がCPUが第2動作モード状態から第1動作モ
ード状態に切り換わることを指令する信号であると、C
PUが直ちに第1動作モード状態になる第2動作モード
切換動作と、前記保護リレー動作と同じ動作内容の基本
保護リレー動作とからなる動作を信号バスを介してかつ
第2保護リレー動作プログラムにしたがって行う動作で
あるようにディジタル保護リレー装置を構成した。
【0011】このため上記のように構成すると、インタ
ーフェースと第3操作部とを付加しないディジタル保護
リレー装置では、第1または第2操作信号によって指定
されたメモリセルのアドレスが未定義アドレス領域G*
内にある場合CPUがメモリ読み出し書き込み動作また
はメモリ読み出し動作を開始しないようにメモリ読み出
し書き込みプログラムが構成されており、かつメモリ書
き込み機能を持った第1操作部に第1操作制限機構が設
けられていてメモリ書き込み機能を持たない第2操作部
には第2メモリ読み出し操作を制限する機構が設けられ
ていないので、この保護リレー装置の取り扱いに詳細な
知識を持たない者でも二次ディジタル信号の出力原因の
追究が気軽に行なえることになって、この二次ディジタ
ル信号の出力に対する対応動作を迅速に行うことができ
ることになる。そうして、また、インターフェースと第
3操作部とを付加したディジタル保護リレー装置では、
第1記憶部に付加的に記憶させられた動作モード切換プ
ログラムによって、CPUを、メモリ書き込み信号によ
りインターフェースを介して第2記憶部に書き込まれた
第2保護リレープログラムにしたがう第2動作モード状
態に移行させることができるので、第2保護リレー動作
プログラムを第2記憶部に予め書き込んでおくかまたは
プログラム異常Pxが発生した後書き込むことによっ
て、該異常Pxが発生した時CPUにROMの交換を待
つことなく保護リレー動作と同じ動作内容の基本保護リ
レー動作を行わせることができることになって、二次デ
ィジタル信号の出力に対する対応動作のほかプログラム
異常Pxに対する復旧も迅速に行うことができることに
なり、したがって、本発明にはディジタル保護リレー装
置の信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】図1に示した実施例の正面概観図
【図3】図1に実施例を示した本発明とは別の本発明の
一実施例の構成説明図
【図4】図3に示した実施例の正面概観図
【図5】従来ディジタル保護リレー装置の正面概観図
【図6】図5に示したディジタル保護リレー装置の構成
説明図
【符号の説明】
2 信号バス 3 アナログ信号入力部 4 電力系統 5a アナログ電気信号 8a 第1データ信号 9 ディジタル信号入力部 9a 第2データ信号 9a1 動作モード切換データ信号 10 一次ディジタル信号 10a 第2動作モード切換指令信号 12 リレー整定部 12b 第3データ信号 13 整定操作 14b 第1操作信号 15 第1操作 15a 第1メモリ読み出し操作 15b メモリ書き込み操作 16 表示部 16b 表示データ信号 17 ディジタル信号出力部 17a 出力データ信号 17b 二次ディジタル信号 19a ROM 20 第2記憶部 20a RAM 22 ディジタル保護リレー装置 23 第1操作部 24 第2操作部 24b 第2操作信号 25 第2メモリ読み出し操作 26 メモリ部 27 第1記憶部 28 CPU 29 ディジタル保護リレー装置 30 応急処置一次信号 30a メモリ書き込み信号 30b 第1動作モード切換指令信号 31 インターフェース 31a 応急処置二次信号 32 第3操作部 32b 第3操作信号 33 動作モード切換指令操作 34 メモリ部 35 第1記憶部 36 CPU 37 動作モード切換信号 50b 前面扉(第1操作制限機構) A 電気量 B リレー整定値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号バスと、 電力系統における電気量を検出して得たアナログ電気信
    号が少なくとも一個入力され、かつ前記アナログ電気信
    号に対して信号処理を行って前記電気量を表す第1デー
    タ信号を前記信号バスに出力するアナログ信号入力部
    と、 少なくとも一個の一次ディジタル信号が入力され、かつ
    前記一次ディジタル信号を表す第2データ信号を前記信
    号バスに出力するディジタル信号入力部と、 整定操作が加えられるとこの整定操作に応じたリレー整
    定値を表す第3データ信号を前記信号バスに出力するリ
    レー整定部と、 第1メモリ読み出し操作またはメモリ書き込み操作のい
    ずれかの操作としての第1操作が加えられるとこの第1
    操作に応じた第1操作信号を前記信号バスに出力する、
    前記第1操作の実行を制限する第1操作制限機構が設け
    られた第1操作部と、 第2メモリ読み出し操作が加えられるとこの第2メモリ
    読み出し操作に応じた第2操作信号を前記信号バスに出
    力する第2操作部と、 入力される表示データ信号に応じた表示をする表示部
    と、 入力される出力データ信号に応じた少なくとも一個の二
    次ディジタル信号を出力するディジタル信号出力部と、 少なくとも一個のROMからなりかつ少なくとも保護リ
    レー動作プログラムとこの保護リレー動作プログラムに
    おけるプログラム異常の発生を監視するプログラム異常
    監視プログラムとメモリ読み出し書き込みプログラムと
    が記憶させられた第1記憶部と、少なくとも一個のRA
    Mからなる第2記憶部とが設けられたメモリ部と前記第
    3データ信号が前記信号バスに入力されると、該第3デ
    ータ信号が表す前記リレー整定値を前記第2記憶部に記
    憶させるリレー整定値書き込み動作を、前記信号バスを
    介してかつ前記メモリ読み出し書き込みプログラムにし
    たがって行い、 また前記第2記憶部に記憶させられた前記リレー整定値
    と前記第1及び第2データ信号とを用いて保護リレー演
    算を行って該保護リレー演算の中間段階に得られた少な
    くとも一個の中間データと該保護リレー演算の最終段階
    に得られた少なくとも一個の最終データとのうちの少な
    くとも前記最終データとしての保護リレー演算データを
    前記第2記憶部に記憶させると共に、該保護リレー演算
    データを表す前記表示データ信号を前記表示部に入力
    し、さらに前記最終データを表す前記出力データ信号を
    前記ディジタル信号出力部に入力する保護リレー動作
    を、前記信号バスを介してかつ前記保護リレー動作プロ
    グラムにしたがって行い、 また前記プログラム異常の発生を検出すると、このプロ
    グラム異常を表す前記表示データ信号を前記表示部に入
    力すると共に前記プログラム異常を表す前記出力データ
    信号を前記ディジタル信号出力部に入力するプログラム
    異常監視動作を、前記信号バスを介してかつ前記プログ
    ラム異常監視プログラムにしたがって行い、 また前記第1操作信号が前記信号バスに入力されると、
    前記第1操作が前記第1メモリ読み出し操作である場
    合、すべての前記ROM及び前記RAMにおける各メモ
    リセルのうちの前記第1操作信号によって指定されたア
    ドレスを有する前記メモリセルにアクセスしてこのメモ
    リセルの記憶内容を表す前記表示データ信号を前記表示
    部に入力し、前記第1操作が前記メモリ書き込み操作で
    ある場合、前記第1操作信号によって指定された前記ア
    ドレスを有する前記メモリセルにアクセスしてこのメモ
    リセルに前記第1操作信号によって指定された内容を書
    き込むメモリ読み出し書き込み動作を、前記信号バスを
    介してかつ前記メモリ読み出し書き込みプログラムにし
    たがって行い、 また前記第2操作信号が前記信号バスに入力されると、
    この第2操作信号によって指定された前記アドレスを有
    する前記メモリセルにアクセスしてこのメモリセルの記
    憶内容を表す前記表示データ信号を前記表示部に入力す
    るメモリ読み出し動作を、前記信号バスを介してかつ前
    記メモリ読み出し書き込みプログラムにしたがって行う
    CPUとを備え、前記第1乃至第3データ信号、前記第
    1及び第2操作信号、前記表示データ信号及び前記出力
    データ信号はすべてパラレルディジタル信号であり、ま
    た前記メモリ読み出し書き込みプログラムは、前記第1
    または第2操作信号によって指定された前記アドレスが
    前記CPUがアクセスし得る全アドレス領域のうちの前
    記メモリ部に実装されている前記ROMまたはRAMに
    おける前記メモリセルの前記アドレスを一括したアドレ
    ス領域としての定義アドレス領域の外にある場合前記C
    PUが前記メモリ読み出し書き込み動作または前記メモ
    リ読み出し動作を開始しないようにしたプログラムであ
    ることを特徴とするディジタル保護リレー装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の保護リレー装置におい
    て、メモリ書き込み信号かまたは第1動作モード切換指
    令信号かのいずれかの信号としての応急処置一次信号が
    入力されるとこの応急処置一次信号に応じた応急処置二
    次信号を信号バスに出力するインターフェースと、動作
    モード切換指令操作が加えられるとこの動作モード切換
    指令操作に応じた第3操作信号を前記信号バスに出力す
    る第3操作部とを付加し、かつ第1記憶部に動作モード
    切換プログラムを追加して記憶させ、かつCPUがメモ
    リ書き込み動作と第1動作モード切換動作と第2保護リ
    レー動作とを付加的に実行するディジタル保護リレー装
    置であって、 前記メモリ書き込み動作は、前記信号バスに前記応急処
    置二次信号が入力されると、該応急処置二次信号が前記
    メモリ書き込み信号に応じた信号である場合この応急処
    置二次信号によって指定された内容を前記信号バスを介
    してかつ前記第1記憶部におけるメモリ読み出し書き込
    みプログラムにしたがって第2記憶部に書き込む動作で
    あり、 前記第1動作モード切換動作は、前記CPUが前記第1
    記憶部における保護リレー動作プログラムにしたがう保
    護リレー動作を実行している状態としての第1動作モー
    ド状態にある時に前記第1動作モード切換指令信号に対
    応した前記応急処置二次信号かまたは前記第3操作信号
    かまたは一次ディジタル信号としての第2動作モード切
    換指令信号に対応した第2データ信号としての動作モー
    ド切換データ信号のいずれかの信号としての動作モード
    切換信号が前記信号バスに入力されかつこの動作モード
    切換信号が前記CPUが前記第1動作モード状態から第
    2動作モード状態に切り換わることを指令する信号であ
    ると、前記第2記憶部に前記メモリ書き込み動作によっ
    て第2保護リレー動作プログラムが書き込まれているこ
    とを確認した後前記CPUが前記第2動作モード状態に
    切り換わる動作を前記信号バスを介してかつ前記動作モ
    ード切換プログラムにしたがって行う動作であり、 前記第2動作モード状態は、前記CPUが前記信号バス
    を介してかつ前記第2保護リレー動作プログラムにした
    がって前記第2保護リレー動作を実行する該CPUの動
    作状態であり、 前記第2保護リレー動作は、前記CPUが前記第2動作
    モード状態にある時に前記動作モード切換信号が前記信
    号バスに入力されかつこの動作モード切換信号が前記C
    PUが前記第2動作モード状態から前記第1動作モード
    状態に切り換わることを指令する信号であると、前記C
    PUが直ちに前記第1動作モード状態になる第2動作モ
    ード切換動作と、前記保護リレー動作と同じ動作内容の
    基本保護リレー動作とからなる動作を前記信号バスを介
    してかつ前記第2保護リレー動作プログラムにしたがっ
    て行う動作であることを特徴とするディジタル保護リレ
    ー装置。
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