JPH0591362U - ゴキブリ用毒餌収納体 - Google Patents

ゴキブリ用毒餌収納体

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JPH0591362U
JPH0591362U JP4054592U JP4054592U JPH0591362U JP H0591362 U JPH0591362 U JP H0591362U JP 4054592 U JP4054592 U JP 4054592U JP 4054592 U JP4054592 U JP 4054592U JP H0591362 U JPH0591362 U JP H0591362U
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cockroaches
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poison bait
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雅博 反保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に製造できしかも廃棄処分も容易なゴキ
ブリ用毒餌収納体を提供する。 【構成】 一方向に引き裂き性を有する包装用フィルム
20からなる包装袋2の中に毒餌3を収納する。フィル
ム20の引き裂き方向が弱シールされた端部シール部2
2,23と略直交する方向となるようにし、端部シール
部22の端縁寄りに所定幅の非シール部分22aを設
け、この非シール部分22aにおける片側のフィルム部
分20aに一対のノッチ4,5を形成する。フィルム2
0からなる包装袋2に収納したので簡単に製造でき、し
かも使用後にあっては廃棄処分が容易となる。フィルム
部分20aを摘んで引き裂くことで所定幅の開口部分が
形成されるので簡単に使用状態とでき、毒餌3は包装袋
2内に保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ゴキブリに食べさせて死に至らしめる毒餌を収納してなるゴキブリ 用毒餌収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴキブリの駆除方法としては、粘着剤を内蔵した紙箱による捕獲或いは 液体殺虫剤の噴霧等の手段が一般的であったが、近年、ゴキブリの通り道や集ま りやすい場所に、ホウ酸、澱粉及び特殊誘引剤等からなるホウ酸ダンゴと称する 毒餌を仕掛けておき、これをゴキブリに食べさせて駆除する方法が広く採られて いる。そして、このような毒餌は無包装のままで使用すると安全性に問題がある ため、通常は容器の中に入れて使用するようになっており、このようなゴキブリ 用毒餌収納体として、下面に底板を接着一体化した容器本体内に毒餌を充填する とともに、容器本体上面の開口部に剥離可能な封止片を貼着しておき、使用時に この封止片を剥すようにしたものが知られている(例えば、実開昭62−149 974号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した如き従来のゴキブリ用毒餌収納体は、容器本体、底板 及び封止片の3パーツで構成されており、しかも容器本体上面に開口部を形成す る必要があるため、部材が多い上に製造工程が複雑でコストが高くなるという問 題点があった。また、プラスチックの成形品を使用しており、このため廃棄処分 が容易でないという問題点がある。
【0004】 本考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、簡単に製造できて廃棄処分も容易なゴキブリ用毒餌収納体を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のゴキブリ用毒餌収納体は、一方向に引き 裂き性を有する包装用フィルムを用い両側辺にそれぞれ端部シール部を設けた状 態で製袋された包装袋と、この包装袋に収納されたゴキブリ用毒餌とからなるゴ キブリ用毒餌収納体であって、前記包装用フィルムの引き裂き方向が前記端部シ ール部と略直交する方向に向けられており、前記端部シール部は弱シールされて いるとともに、少なくとも一方の端部シール部の端縁寄りに所定幅の非シール部 分が設けられ、この非シール部分における片側のフィルム部分に一対のノッチが 形成されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
上述の本考案のゴキブリ用毒餌収納体では、非シール部分における片側のフィ ルム部分が開封時の摘み部分として機能し、この摘み部分を引っ張ることで、包 装用フィルムはノッチから切れ始め一方の端部シール部から他方の端部シール部 に向けて引き裂かれることにより所定幅の開口部分が形成される。そして、この 開口部分はゴキブリが中の毒餌を食べる入口となる。また、包装用フィルムの残 った部分が毒餌を包装袋の中に保持する役目を果たす。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1に示される実施例において、ゴキブリ用毒餌収納体1は、ピロー状の包装 袋2とこの包装袋2の中に収納されたタブレット状のゴキブリ用毒餌3とから構 成されている。
【0009】 包装袋2は、方形状の包装用フィルム20の対向辺を重ね合わせてヒートシー ルした縦シール部21によって筒状とし、中に毒餌3を入れた状態でその筒状の 両端を平らに押し潰してヒートシールすることで両側辺に端部シール部22,2 3を形成して製袋される。そして、一方の端部シール部22の端縁寄りに所定幅 の非シール部分22aが設けられており、さらにこの非シール部分22aにおけ る縦シール部21のない方のフィルム部分20aに所定幅で一対のノッチ4,5 が形成されている。すなわち、一方の端部シール部22を形成する時に予め形成 されたノッチ4,5の部分を避けてヒートシールされている。
【0010】 この包装袋2に使用している包装用フィルム20は、一方向に引き裂き性を有 する合成樹脂フィルム、若しくは合成樹脂ラミネートフィルム或いは金属箔フィ ルムなどの内面にイージーピール層を設けたものであり、その引き裂き方向を筒 状の長さ方向、すなわち両側辺の端部シール部22,23と略直交する方向に向 けている。そして、端部シール部22,23はイージーピール層により弱シール されるようになっている。
【0011】 本実施例では、包装用フィルム20として、ポリエステルフィルム/一軸延伸 ポリエチレンフィルム/アルミ箔/イージーピール層をこの順でラミネートした ものを使用し、イージーピール層を内側としてピロー状に製袋した。
【0012】 上記のゴキブリ用毒餌収納体1を使用するに際しては、非シール部分22aの 片側のフィルム部分20aを摘みとして包装用フィルム20を図2に示すように 引き裂くことで開封する。すなわち、フィルム部分20aを摘み部分として引っ 張ると、包装用フィルム20は一方の端部シール部22から他方の端部シール部 23に向けて引き裂かれ図3に示すように所定幅の開口部分6が形成される。そ して、この開封状態でゴキブリの通り道や集まりやすい場所に置いておくと、ゴ キブリはこの開口部分6から中の毒餌3を食べることになる。また、開口部分6 が所定幅で形成されるので、包装用フィルム20の残った部分により中の毒餌3 が包装袋2から外に出るのが防止される。
【0013】 図4に示される実施例のゴキブリ用毒餌収納体1は、一方の端部シール部22 の非シール部分22aにおける縦シール部21のある方のフィルム部分20bに 所定幅で一対のノッチ4,5を形成したものである。このゴキブリ用毒餌収納体 1では、非シール部分22aの片側のフィルム部分20bを摘み部分として引っ 張ると、縦シール部21が一体となって引き裂かれるので、開封後に置いた状態 で安定性が良くなるという利点がある。
【0014】 そして、上記いずれの実施例の場合においても、ノッチ4,5の部分から確実 にかつ真っ直ぐ切れるようにするためには、例えば先の実施例で示すと、図5の 如くシール部22をノッチ4,5の先端にかかるか又は接するようにして形成す るか、或いは、図6の如くシール部22をノッチ4,5に隣接するようにして形 成することが好ましい。また、両方を満たすようにしてもよい。
【0015】 なお、上記の各実施例では、タブレット状の毒餌を収納した例を挙げて説明し たが、ゴキブリが好んで食べるウェットタイプの毒餌を収納してもよい。そして 、流動性の高い毒餌を収納する場合には、この毒餌を小トレーに充填したものを 包装袋内に収納すればよい。
【0016】 また、本考案における包装袋としては、両側辺にそれぞれ端部シール部を有す る形態のものでありさえすれば、上記のピロー状のものの他に4方シール袋、3 方シール袋等を使用することもできる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のゴキブリ用毒餌収納体は、包装用フィルムから なる包装袋の中に毒餌を収納したものであるので、簡単に製造することができし かも使用後にあっては廃棄処分を容易に行うことができる。
【0018】 また、包装袋の一部を引き裂いて開封することで中の毒餌の一部分を露出させ るように構成したので簡単に使用状態とすることができ、しかも開封後は包装袋 内に保持されるので安全に使用することができる。さらに、開封前においては、 密封性が具備されているので、ウェットタイプの毒餌を収納した場合でも乾燥す ることなく長期保存可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るゴキブリ用毒餌収納体の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1のゴキブリ用毒餌収納体の開封状態を示す
斜視図である。
【図3】同じく開封後の状態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係るゴキブリ用毒餌収納体の他の実施
例を示す斜視図である。
【図5】図1のゴキブリ用毒餌収納体の変形例を示す斜
視図である。
【図6】図1のゴキブリ用毒餌収納体のさらに別の変形
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ゴキブリ用毒餌収納体 2 包装袋 20 包装用フィルム 22,23 端部シール部 22a 非シール部分 3 ゴキブリ用毒餌 4,5 ノッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に引き裂き性を有する包装用フィ
    ルムを用い両側辺にそれぞれ端部シール部を設けた状態
    で製袋された包装袋と、この包装袋に収納されたゴキブ
    リ用毒餌とからなるゴキブリ用毒餌収納体であって、前
    記包装用フィルムの引き裂き方向が前記端部シール部と
    略直交する方向に向けられており、前記端部シール部は
    弱シールされているとともに、少なくとも一方の端部シ
    ール部の端縁寄りに所定幅の非シール部分が設けられ、
    この非シール部分における片側のフィルム部分に一対の
    ノッチが形成されていることを特徴とするゴキブリ用毒
    餌収納体。
JP4054592U 1992-05-22 1992-05-22 ゴキブリ用毒餌収納体 Expired - Fee Related JP2564290Y2 (ja)

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JP2564290Y2 JP2564290Y2 (ja) 1998-03-04

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