JPH0590883U - 高周波加熱器の重量検出装置 - Google Patents

高周波加熱器の重量検出装置

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JPH0590883U
JPH0590883U JP8276691U JP8276691U JPH0590883U JP H0590883 U JPH0590883 U JP H0590883U JP 8276691 U JP8276691 U JP 8276691U JP 8276691 U JP8276691 U JP 8276691U JP H0590883 U JPH0590883 U JP H0590883U
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伸康 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱物の重量を従来型重量センサ等の複雑
な計測手段を使用せずに自動的に検出する。 【構成】 被加熱物を載置するターンテーブル3を回転
可能に支持する回転支軸4を板バネ6によって下降可能
に支承する一方、当該回転支軸4の途中に軸直交方向の
光を通過させ又は遮断するテーパ部Ftを設け、該テー
パ部Ftの両側に発光素子12と受光素子13とを対向
せしめて上記発光素子12からの光がテーパ部Ftを介
して受光素子13に入力される時間によって被加熱物の
重量を自動的に判定するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子レンジなどのマイクロ波加熱を利用した高周波加熱器の被加熱 物の重量検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電子レンジのようなマイクロ波(電磁高周波)の吸収を加熱エネルギーと して利用する高周波加熱器にあっては、被調理物の量に応じた加熱量を設定する ことが必要であり、また一方加熱室内(庫内)に当該マイクロ波を吸収する被調理 物が存在しない状態でマイクロ波を出力したりすると、庫内温度が上り過ぎてマ イクロ波を発生する高周波発振器(マグネトロン)を損傷する恐れが生じる。
【0003】 そこで、従来の一部の装置(高級器)では、例えば特開平2−72584号公報 中に示されているように、加熱室内の料理素材等被調理物を載せるターンテーブ ルの支持部に重量センサを設け、該重量センサによって被調理物の重量を検出し 、該重量に応じて適切な加熱量を設定する一方、同重量が検出されたことを条件 として初めてマイクロ波の出力が可能となるような構成が採用されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような重量センサは、一般にマイクロコンピュータとの組合せ において料理素材の重量を精度良く自動計測するのに使用されており、その構成 も複雑で価格も比較的高いものが殆んどである。従って、同重量センサは製品価 格の安価な低機能のトースタレンジなどでは設計コスト上の観点から採用しにく く、実際にも余り採用されていないのが実情である。このため、特に構造が簡単 でコストも安価な重量検出装置の提供が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような要望に基き、構造が簡単で、しかも低コストに形成す ることができる高周波加熱器用の被加熱物の重量検出装置を提供することを目的 としてなされたものであって、次のように構成されている。
【0006】 すなわち、本考案の高周波加熱器の重量検出装置は、例えば被加熱物が収納さ れる加熱室と、該加熱室内に高周波出力を供給する高周波発振器と、上記加熱室 の底部に設けられた被加熱物載置用のターンテーブルと、該ターンテーブルを回 転駆動するターンテーブル駆動モータとを備えてなる高周波加熱器において、上 記ターンテーブルの支持軸を下降可能に支承する弾性支持手段と、上記ターンテ ーブルの支持軸の途中に形成されたテーパ部と、上記ターンテーブル支持軸の両 側に位置し上記テーパ部を介して相互に対向する発光手段および受光手段と、該 発光手段および受光手段の上記テーパ部を介した光結合時間又は同光結合の遮断 時間の何れかに基いて被加熱物の重量を検出する重量検出手段とを設けたことを 特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記のように本考案の高周波加熱器の重量検出装置の構成では、先ずターンテ ーブルを支持する支持軸が例えば板バネ等の弾性支持手段によって下降可能に支 承されている。したがって、ターンテーブル上に被加熱物が載置されると、その 重量に応じて上記ターンテーブルの支持軸も上記弾性支持手段の支承力に抗して 所定量下方に下がることになる。
【0008】 そして、該ターンテーブル3の支持軸4には、軸外周方向に高さ位置を変えた テーパ部が設けられている一方、該テーパ部の当該支持軸両側には発光手段と受 光手段とが相互に対向して設置されている。従って、上記テーパ部を上記発光手 段および受光手段の対向する光軸位置に対して上記被加熱物の載置による下降動 作を利用して同軸上に対応させて、その回転位置により光結合状態を実現するか 、又は同光結合状態を遮断することにより、上記発光手段からの光の入力時間又 は非入力時間により上記受光手段側の出力パルス幅を変化させ、該出力パルスの 幅を基準として重量検出手段が加熱室内への被加熱物の収納量を自動的に検知す るようになっている。
【0009】
【考案の効果】
従って、上記本考案の高周波加熱器の重量検出装置によると、従来のマイコン 型重量センサ等の複雑かつ高価なセンサを使用することなく、ターンテーブル支 持機構の一部の構造の改良と比較的安価な光センサを設けるだけの簡単かつ安価 な構造で、同従来の高価な重量センサを採用したのと略同様の重量自動検出装置 を得ることが可能となる。
【0010】
【実施例】
図1〜図5は、本考案の実施例に係る電子レンジ等高周波加熱器における被加 熱物の重量検出装置の構成を示している。
【0011】 先ず図1は、同装置の全体的な構成を示すもので、図中符号1は例えば電子レ ンジの加熱室2の庫内壁底部を形成する底壁である。該底壁1の略中央部にはタ ーンテーブル3の回転支軸4を貫通させるための支軸挿通穴5が形成されており 、該支軸挿通穴5を介して同ターンテーブル3の回転支軸4が下方側より挿通さ れ図示の如く上方側加熱室2内に所定の高さだけ突出せしめられ、ターンテーブ ル3を回転可能に支持している。
【0012】 そして該回転支軸4は、図示のように上部側が大径部4aに、下部側が小径部 4bに形成されており、小径部4b側がターンテーブルモータ9の図示しない駆動 ギヤ部にスプライン係合された後に更にその下方まで上下移動可能な状態で貫通 し、下端部4eが同ターンテーブルモータ9の下面側に一端6b側を係止して設け られている板バネ6の先端6a部により弾性的に支持され、被加熱物の重量Wに 応じて図3仮想線に示すように最大昇降ストロークLmaxの範囲内において上下 方向に自由に昇降するようになっている。上記ターンテーブルモータ9は、所定 の筺体底部壁面上に図示しない支持台を介して強固に固定されている。
【0013】 ところで、上記回転支軸4の大径部4a側下端周縁部は図3に詳細に示すよう に軸斜目交差方向に所定の角度でハスに切られたテーパ部Ftに形成されていて 、上記ターンテーブルモータ9の回転に応じて後述する発光素子12からの光が 照射する光軸上の所定照射位置(図2P点参照)におけるテーパ面の状態を光遮断 状態から光透過状態に変えるようになっている。
【0014】 一方、符号12は例えばLED等によって形成された発光素子、また符号13 は例えばホトトランジスタ等によって形成された受光素子であり、これら発光素 子12および受光素子13は、上記ターンテーブル3上に所定の被加熱物が載せ られることによって上記回転支軸4が図3の矢印方向に所定量下降し、該下降時 における上記テーパ部Ft(Ft1〜Ft3)の少なくとも一側が同発光素子12およ び受光素子13の光軸上に位置するように上記回転支軸4の側部を中間に介して 対向して設置されている。そして、上記発光素子12および受光素子13は、例 えばマイクロコンピュータを中心として構成される重量検出回路14に各々接続 されている。
【0015】 一方、上記ターンテーブルモータ9は、上記重量検出回路14からの出力によ ってON作動せしめられるトランジスタTRおよびリレーRY、同リレーの接点 Sが各々ONになることにより駆動されて上記回転支軸4を介して加熱室2内の ターンテーブル3を所定の速度で回転させる。また、上記発光素子12および受 光素子13の発光(ON)動作および受光(ON)動作も同様に上記重量検出回路1 4によって後述の如く制御されるようになっている。
【0016】 次に上記構成の重量検出装置の重量検出回路14による被加熱物の重量の検出 方法について図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0017】 先ず、最初にステップS1で上述したトランジスタTRをONし、それにより リレー接点SをONにしてターンテーブルモータ9を駆動する。また、同時に次 のステップS2で上記発光素子12をONにして発光させる。
【0018】 次に、その上でステップS3に進み、上記発光素子12からの光が上記対応す る受光素子13に入力されるようになったか否かを測定する。すなわち、先にも 述べたように上記ターンテーブルモータ9が駆動されて上記ターンテーブル3の 回転支軸4が回転されると、図3の構成からも明らかなように、その時の被加熱 物の重量Wに応じて上記テーパ部Ftの位置がFt1→Ft2→Ft3と変化し、それ に対応して上記テーパ部Ftの光遮断位置もP1(W=0)→P2(W=中量)→(W= 最大重量)と変化する。そして、その状態に応じて所定回転角回転後に必ず発光 素子12からの光が受光素子13に入力されるようになり、回転支軸4の1回転 当りの、その入力時間tは必ず上記被加熱物の重量Wに対応したものとなる。
【0019】 従って、上記受光の有無判定の結果、YESになると、さらにステップS4に 進んで当該受光時間(ON時間)tをカウントする。そして、該カウントは次のス テップS5で上記ターンテーブル3の1回転(360°)完了の判定(YES)がな されるまで継続される。
【0020】 この結果、当該ターンテーブル3の1回転当りにおける受光素子13のON出 力時間(図5のt1〜t3)が判定される。そして、該ON出力時間t(t1〜t3)は、前 述の如く上記ターンテーブル3上の被加熱物の重量Wに対応したものであるから 、次にステップS6では、該測定されたON時間tに応じてマグネトロンの加熱時 間(又は加熱量)を設定し、その後のオートメニュー調理実行プログラムに進む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の第1実施例に係る高周波加熱
器の重量検出装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】図2は、同装置のターンテーブル回転支軸部の
要部の構造を示す断面図である。
【図3】図3は、同装置のターンテーブル回転支軸途中
のテーパ部の構造と作用を示す正面図である。
【図4】図4は、同装置の重量検出動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】図5は、同タイムチャートである。
【符号の説明】
2は加熱室、3はターンテーブル、4は回転支軸、6は
板バネ、9はターンテーブル駆動モータ、12は発光素
子、13は受光素子、14は重量検出回路、Ftはテー
パ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物が収納される加熱室と、該加熱
    室内に高周波出力を供給する高周波発振器と、上記加熱
    室の底部に設けられた被加熱物載置用のターンテーブル
    と、該ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆
    動モータとを備えてなる高周波加熱器において、上記タ
    ーンテーブルの支持軸を下降可能に支承する弾性支持手
    段と、上記ターンテーブルの支持軸の途中に形成された
    テーパ部と、上記ターンテーブル支持軸の両側に位置し
    上記テーパ部を介して相互に対向する発光手段および受
    光手段と、該発光手段および受光手段の上記テーパ部を
    介した光結合時間又は同光結合遮断時間の何れかに基い
    て被加熱物の重量を検出する重量検出手段とを設けたこ
    とを特徴とする高周波加熱器の重量検出装置。
JP8276691U 1991-10-11 1991-10-11 高周波加熱器の重量検出装置 Expired - Lifetime JPH0733428Y2 (ja)

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JPH0590883U true JPH0590883U (ja) 1993-12-10
JPH0733428Y2 JPH0733428Y2 (ja) 1995-07-31

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