JPH0590687U - 磁気ディスク装置の取り付け構造 - Google Patents
磁気ディスク装置の取り付け構造Info
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- JPH0590687U JPH0590687U JP2752192U JP2752192U JPH0590687U JP H0590687 U JPH0590687 U JP H0590687U JP 2752192 U JP2752192 U JP 2752192U JP 2752192 U JP2752192 U JP 2752192U JP H0590687 U JPH0590687 U JP H0590687U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 情報機器に搭載される磁気ディスク装置が、
外部からの衝撃や、電気的なノイズ電流に対し、抵抗力
が強く、安定して動作できるようにする。 【構成】 磁気ディスク装置の金属製筐体の基台1の側
部に、電気的な絶縁性を備えた取り付け部材9を埋め込
み、この取り付け部材9に、磁気ディスク装置を情報機
器の金属製筐体に固定するためのねじ孔13aを形成し
た。
外部からの衝撃や、電気的なノイズ電流に対し、抵抗力
が強く、安定して動作できるようにする。 【構成】 磁気ディスク装置の金属製筐体の基台1の側
部に、電気的な絶縁性を備えた取り付け部材9を埋め込
み、この取り付け部材9に、磁気ディスク装置を情報機
器の金属製筐体に固定するためのねじ孔13aを形成し
た。
Description
【0001】
この考案は、情報機器の外部記憶装置として利用される磁気ディスク装置の取 り付け構造に関する。
【0002】
磁気ディスク装置は、情報機器の外部記憶装置として広く利用され、特に近年 では1.8インチ以下の小径の磁気ディスクを用いた小型のものが、ラップトッ プ型,ノートブック型などの小型のパーソナルコンピュータ、あるいは手書き入 力可能なポータブル型の情報機器や情報端末などに広く搭載されてきている。
【0003】 ところで、上記したような小型の情報機器においては、直接ユーザが触れる筐 体などの外側部品は、樹脂などの電気的に絶縁性のある材料である場合が多いが 、内部のシャーシは、妨害電磁波の問題などの対策が必要なこともあって、金属 製である場合が多く、内蔵される磁気ディスク装置についてもその筐体は、金属 製で構成されている。
【0004】 このため、磁気ディスク装置を情報機器のシャーシに直接取り付けることは、 表示部の駆動回路を始めとする高周波のノイズ電流が流れているシャーシから、 電気的にも接続された磁気ディスク装置の微弱な信号を取扱うヘッド・ディスク アセンブリが収納された筐体内に流れ込み、これにより磁気ディスク装置は記録 再生動作に支障を来たすことになる。
【0005】 このような問題の対策の一例として、従来では、磁気ディスク装置の情報機器 側への取り付けの際に、金属製の板金材からなる取り付け板を使用し、取り付け 板と磁気ディスク装置筐体との間にはゴムなどからなる絶縁シートを挟み、この 状態で磁気ディスク装置及び情報機器相互を、取り付け板を介してねじ止めによ り固定するようにしている。
【0006】
しかしながら、このような従来の取り付け板を用いた取り付け構造では、次の ような問題がある。
【0007】 (1) 取り付け板の強度不足により、磁気ディスク装置の振動特性が低下する。 (2) 取り付け板の取り付けスペース確保のため、磁気ディスク装置内部の各部 品の設置スペースが減少する。 (3) 磁気ディスク装置への取り付け板の取り付けガタにより、情報機器側に対 する取り付け板のねじ孔位置がばらつき、取り付け性が悪化する。
【0008】 (4) 絶縁シートを介在してはいるものの、ねじ止めしているため、情報機器側 のシャーシを流れるノイズ電流が、ねじを介して磁気ディスク装置の筐体に流れ 込み、読み込みエラーなど動作不良が発生する。
【0009】 そこで、この考案は、上記したような従来の問題点を解消し、情報機器に搭載 される磁気ディスク装置が、外部からの衝撃や、電気的なノイズ電流に対し、抵 抗力が強く、安定して動作できるようにすることを目的としている。
【0010】
前記目的を達成するために、この考案は、磁気ディスク装置の金属製筐体の外 部に、電気的な絶縁性を備えた取り付け部材が埋め込まれ、この取り付け部材に は、磁気ディスク装置を情報機器の金属製筐体に固定するためのねじ孔が形成さ れる構成としたものである。
【0011】
このような磁気ディスク装置の取り付け構造によれば、磁気ディスク装置の金 属製筐体の外部に取り付け部材が埋め込まれ、この取り付け部材のねじ孔を利用 して磁気ディスク装置を情報機器に取り付ける。
【0012】
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0013】 図1は、1.8インチ以下の小径の磁気ディスクを用いた小型の磁気ディスク 装置の上面側からの斜視図である。この磁気ディスク装置の筐体は、記録媒体で ある磁気ディスクや、磁気ヘッドアセンブリなどの構成部品が取り付けられる基 台1と、基台1の上部を覆うカバー3とから構成され、これらは妨害電磁波の問 題などの対策から金属製となっている。
【0014】 基台1の左右両側面4箇所及び、下面4箇所には、磁気ディスク装置が搭載さ れる情報機器の金属製シャーシへの取り付け部5及び、7がそれぞれ設けられて いる。取り付け部5及び、7の構造は、側面でいえば、基台1の側面に凹部1a が形成され、この凹部1aの下部側に図2に示すような取り付け孔1bが形成さ れ、この取付け孔1bに、図3及び図4に示すような電気的な絶縁性を備えた取 り付け部材9が嵌め込まれ接着により固定される。
【0015】 取り付け部材9は、前記取り付け孔1bに嵌め込まれプラスチックなどの絶縁 材料で構成される中空の絶縁ブッシュ11と、この絶縁ブッシュ11にインサー ト成形されるナット13とから構成されている。絶縁ブッシュ11は、その一端 側にフランジ11aが形成され、取り付け孔1bに挿入された状態でこのフラン ジ11aが凹部1aの外部に露出する。ナット13は、ねじ孔13aを有し、外 周部には、凹部13bが形成されて、前記インサート成形時での絶縁ブッシュ1 1との結合性を高めている。 基台1の下面側の取り付け部7についても、上記と同様な取り付け部材9が用 いられるなど、側面の取り付け部5と同様な構成となっている。
【0016】 このような磁気ディスク装置の取り付け構造によれば、磁気ディスク装置は、 基台1の側面あるいは下面に嵌め込まれ接着された取り付け部材9を利用して、 磁気ディスク装置が搭載される情報機器の金属製のシャーシにねじ止めされる。 このとき、ねじが螺合する取り付け部材9のナット13は、金属製であるが、こ のナット13と金属製の基台1との間には、絶縁ブッシュ11が介在されるので 、磁気ディスク装置の基台1は情報機器側のシャーシから電気的に絶縁される。 この結果、情報機器側のシャーシに流れている高周波のノイズ電流は、電気的に 接続されている磁気ディスク装置の微弱な信号を取扱うヘッド・ディスクアセン ブリが収納された筐体内には流れ込まず、磁気ディスク装置は支障なく記録再生 動作行うことができる。
【0017】 また、取り付け部材9は、磁気ディスク装置の基台1の取り付け孔1bに埋め 込まれ接着されているので、取り付け部位の強度は高く、磁気ディスク装置の振 動特性が充分確保されるとともに、取り付けのためのねじ孔13aの位置は一定 し取り付けも容易となる。さらに、取り付け部材9は、ナット13の周囲に絶縁 ブシュ11が形成されただけの構成であるので小さく、取り付け部材9を取り付 けるために磁気ディスク装置内部の各部品の設置スペースが減少することはない 。
【0018】 図5及び6は、取り付け部材の他の実施例を示している。この取り付け部材1 5は、全体がプラスチックなどの絶縁材料で構成された一体もので、中心にねじ 孔15aを有し、外周部にフランジ15bが形成されている。この実施例おいて は、前記実施例と同様の効果が得られるほか、一体ものであることから、前記実 施例に比べて製造が容易でコスト低下が図れる。
【0019】 なお、前記各実施例では、それぞれのねじ孔13a及び15aは、磁気ディス ク装置の基台1に埋め込む前に加工しても、埋め込む後に加工しても、どちらで もよい。
【0020】
以上説明してきたように、この考案によれば、磁気ディスク装置の金属製筐体 の外部に、ねじ孔を有し電気的な絶縁性を備えた取り付け部材を埋め込む構成と したので、この取り付け部材を介して磁気ディスク装置を情報機器の金属製筐体 に固定すれば、磁気ディスク装置の振動特性が良好に保たれるとともに、磁気デ ィスク装置内部の各部品の設置スペースが侵されることなく、また磁気ディスク 装置の情報器機側への取り付けも容易となって、磁気ディスク装置の情報機器側 に対する電気的な絶縁構造を実現でき、磁気ディスク装置本来の記録再生動作を 支障なく行うことができる。
【図1】この考案の一実施例を示す磁気ディスク装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図2の磁気ディスク装置の取り付け部材を外し
た状態の斜視図である。
た状態の斜視図である。
【図3】図1の磁気ディスク装置に装着されている取り
付け部材の断面図である。
付け部材の断面図である。
【図4】図3の取り付け部材の左側面図である。
【図5】取り付け部材の他の例を示す断面図である。
【図6】図5の取り付け部材の左側面図である。
1 基台(金属製筐体) 9,15 取り付け部材 13a,15a ねじ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ディスク装置の金属製筐体の外部
に、電気的な絶縁性を備えた取り付け部材が埋め込ま
れ、この取り付け部材には、磁気ディスク装置を情報機
器の金属製筐体に固定するためのねじ孔が形成されてい
ることを特徴とする磁気ディスク装置の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2752192U JP2553320Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2752192U JP2553320Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590687U true JPH0590687U (ja) | 1993-12-10 |
JP2553320Y2 JP2553320Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12223434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2752192U Expired - Lifetime JP2553320Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553320Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07302491A (ja) * | 1994-04-29 | 1995-11-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | データ記憶装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP2752192U patent/JP2553320Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07302491A (ja) * | 1994-04-29 | 1995-11-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | データ記憶装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553320Y2 (ja) | 1997-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |