JP3029383B2 - 磁気ディスク装置の取付け方法及び取付け構造 - Google Patents
磁気ディスク装置の取付け方法及び取付け構造Info
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- JP3029383B2 JP3029383B2 JP7014641A JP1464195A JP3029383B2 JP 3029383 B2 JP3029383 B2 JP 3029383B2 JP 7014641 A JP7014641 A JP 7014641A JP 1464195 A JP1464195 A JP 1464195A JP 3029383 B2 JP3029383 B2 JP 3029383B2
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- G11B33/121—Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a single recording/reproducing device
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B25/00—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
- G11B25/04—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
- G11B25/043—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1493—Electro-Magnetic Interference [EMI] or Radio Frequency Interference [RFI] shielding; grounding of static charges
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置をパ
ーソナルコンピュータ等の情報機器のシステム筐体に搭
載して取付けるための取付け方法及び取付け構造に関す
る。
ーソナルコンピュータ等の情報機器のシステム筐体に搭
載して取付けるための取付け方法及び取付け構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、情報機器の外部記
憶装置として広く利用されている。特に、近年では、
２．５インチ以下の磁気ディスクを用いた小型の磁気デ
ィスク装置が、ラップトップ型，ノートブック型等の小
型のパーソナルコンピュータ、あるいは手書き入力可能
なポータブル型の情報機器に広く搭載されている。
憶装置として広く利用されている。特に、近年では、
２．５インチ以下の磁気ディスクを用いた小型の磁気デ
ィスク装置が、ラップトップ型，ノートブック型等の小
型のパーソナルコンピュータ、あるいは手書き入力可能
なポータブル型の情報機器に広く搭載されている。
【０００３】このような情報機器では、ユーザが直接触
れる部分は、樹脂材料等を使用して電気的に絶縁されて
いるが、内部のシャーシ（システム筐体）は、妨害電磁
波等のシールド対策を考慮して金属で構成されている。
れる部分は、樹脂材料等を使用して電気的に絶縁されて
いるが、内部のシャーシ（システム筐体）は、妨害電磁
波等のシールド対策を考慮して金属で構成されている。
【０００４】従って、この情報機器に内蔵搭載される磁
気ディスク装置についても、その筐体は金属で構成され
ている。ここで、前記情報機器内のシャーシには、例え
ば表示部の表示駆動回路等、各種電子回路の動作に伴な
う高周波のノイズ電流が流れている。このため、前記シ
ャーシに磁気ディスクを直接取付けると、該シャーシを
介して磁気ディスク装置の筐体内にノイズ電流が流れ込
んでしまう。
気ディスク装置についても、その筐体は金属で構成され
ている。ここで、前記情報機器内のシャーシには、例え
ば表示部の表示駆動回路等、各種電子回路の動作に伴な
う高周波のノイズ電流が流れている。このため、前記シ
ャーシに磁気ディスクを直接取付けると、該シャーシを
介して磁気ディスク装置の筐体内にノイズ電流が流れ込
んでしまう。
【０００５】磁気ディスク装置には、微弱な信号を取扱
う磁気ヘッド等が設けられており、ノイズ電流が流れ込
むと、データの記録，再生動作に悪影響を及ぼす恐れが
ある。
う磁気ヘッド等が設けられており、ノイズ電流が流れ込
むと、データの記録，再生動作に悪影響を及ぼす恐れが
ある。
【０００６】そこで、従来は、磁気ディスク装置の筐体
を情報機器内のシャーシに取付ける際に、筐体の全ての
取付け部とシャーシとの間に絶縁部材を介在させて取付
け、磁気ディスク装置の全体をシャーシから絶縁分離し
た状態で搭載している。
を情報機器内のシャーシに取付ける際に、筐体の全ての
取付け部とシャーシとの間に絶縁部材を介在させて取付
け、磁気ディスク装置の全体をシャーシから絶縁分離し
た状態で搭載している。
【０００７】図４は従来の磁気ディスク装置の全体の構
成を示す斜視図である。図５は従来の磁気ディスク装置
の筐体取付け部においてシャーシとの間に介在される絶
縁取付け部材の構成を示す断面図である。
成を示す斜視図である。図５は従来の磁気ディスク装置
の筐体取付け部においてシャーシとの間に介在される絶
縁取付け部材の構成を示す断面図である。
【０００８】この磁気ディスク装置の筐体１は、記録媒
体である磁気ディスク等の構成部品が搭載される基台２
と、この基台２の上部を覆うカバー３とから構成されて
いる。この基台２及びカバー３は、妨害電磁波等の対策
を考慮して金属で構成されている。
体である磁気ディスク等の構成部品が搭載される基台２
と、この基台２の上部を覆うカバー３とから構成されて
いる。この基台２及びカバー３は、妨害電磁波等の対策
を考慮して金属で構成されている。
【０００９】ここで、基台２の左右両側面の４箇所に、
情報機器シャーシに対する磁気ディスク装置の取付け部
４が設けられている。この取付け部４は、基台２の側面
に形成された凹部４ａと、この凹部４ａの下部側に形成
された取付け孔からなる。また、基台２の底面の４箇所
にも、前記取付け部４と同様の取付け部が設けられてい
る。
情報機器シャーシに対する磁気ディスク装置の取付け部
４が設けられている。この取付け部４は、基台２の側面
に形成された凹部４ａと、この凹部４ａの下部側に形成
された取付け孔からなる。また、基台２の底面の４箇所
にも、前記取付け部４と同様の取付け部が設けられてい
る。
【００１０】前記取付け部４の取付け孔には、電気的な
絶縁性を備えた取付け部材５が嵌込まれており、接着剤
によって固定されている。この取付け部材５は、図５に
示すように、固定孔６ａを有する筒状の固定部６と、こ
の固定部６の外周面に積層される絶縁部７からなる。
絶縁性を備えた取付け部材５が嵌込まれており、接着剤
によって固定されている。この取付け部材５は、図５に
示すように、固定孔６ａを有する筒状の固定部６と、こ
の固定部６の外周面に積層される絶縁部７からなる。
【００１１】前記固定部６の固定孔６ａには、情報機器
シャーシとの固定用のねじ８と螺合する溝６ｂが形成さ
れている。この固定部６は、金属材料で形成されてい
る。これに対し、絶縁部７は、例えばプラスチック等の
絶縁材料で形成されている。この絶縁部７と固定部６と
は、インサート成形（モールド成形）によって、一体に
形成される。この場合、固定部６の外周面には、凹部６
ｃが設けられており、上述したインサート成形時での絶
縁部７との結合性を高めている。
シャーシとの固定用のねじ８と螺合する溝６ｂが形成さ
れている。この固定部６は、金属材料で形成されてい
る。これに対し、絶縁部７は、例えばプラスチック等の
絶縁材料で形成されている。この絶縁部７と固定部６と
は、インサート成形（モールド成形）によって、一体に
形成される。この場合、固定部６の外周面には、凹部６
ｃが設けられており、上述したインサート成形時での絶
縁部７との結合性を高めている。
【００１２】絶縁部７の一端には、フランジ部７ａが形
成されている。このフランジ部７ａは、取付け部材５を
前記取付け部４の取付け孔に嵌込んだ際に、筐体１の基
台２の表面に露出するもので、このフランジ部７ａによ
り、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに取付けた
際、互いの筐体間に若干の隙間が形成される。
成されている。このフランジ部７ａは、取付け部材５を
前記取付け部４の取付け孔に嵌込んだ際に、筐体１の基
台２の表面に露出するもので、このフランジ部７ａによ
り、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに取付けた
際、互いの筐体間に若干の隙間が形成される。
【００１３】また、基台２の底面側の取付け部について
も、上記同様の絶縁取付け部材５が用いられる構成とな
っている。一方、前記筐体１の基台２には、ディスク１
１を回転させるためのディスク回転機構１２、磁気ヘッ
ド１３を移動するためのヘッド駆動機構１４、及びフレ
キシブルプリント回路基板１５が設けられている。フレ
キシブルプリント回路基板１５は、基台２の裏面に取付
けられたプリント回路基板１６に接続されている。この
フレキシブルプリント回路基板１５には、磁気ヘッド１
３の読出し信号を増幅するプリアンプ等が実装されてい
る。
も、上記同様の絶縁取付け部材５が用いられる構成とな
っている。一方、前記筐体１の基台２には、ディスク１
１を回転させるためのディスク回転機構１２、磁気ヘッ
ド１３を移動するためのヘッド駆動機構１４、及びフレ
キシブルプリント回路基板１５が設けられている。フレ
キシブルプリント回路基板１５は、基台２の裏面に取付
けられたプリント回路基板１６に接続されている。この
フレキシブルプリント回路基板１５には、磁気ヘッド１
３の読出し信号を増幅するプリアンプ等が実装されてい
る。
【００１４】前記ディスク回転機構１２は、スピンドル
モータからなり、また、ヘッド駆動機構１４は、磁気ヘ
ッド１３を支持するためのアクチュエータ１７、このア
クチュエータ１７を駆動するためのボイスコイルモータ
１８からなる。
モータからなり、また、ヘッド駆動機構１４は、磁気ヘ
ッド１３を支持するためのアクチュエータ１７、このア
クチュエータ１７を駆動するためのボイスコイルモータ
１８からなる。
【００１５】磁気ヘッド１３は、サンペンション１９を
介してアクチュエータ１７の先端部に支持されており、
ディスク１１の回転に伴って浮上するもので、前記ボイ
スコイルモータ１８が駆動されると、磁気ヘッド１３は
アクチュエータ１９を介してディスク１１の半径方向に
移動して目的のトラックにセットされ、データの書込み
／読出しを行なう。
介してアクチュエータ１７の先端部に支持されており、
ディスク１１の回転に伴って浮上するもので、前記ボイ
スコイルモータ１８が駆動されると、磁気ヘッド１３は
アクチュエータ１９を介してディスク１１の半径方向に
移動して目的のトラックにセットされ、データの書込み
／読出しを行なう。
【００１６】すなわち、前記磁気ディスク装置の筐体１
の左右側面に４箇所、底面に４箇所ある全ての取付け部
４において、前記絶縁取付け部材５を介在させて情報機
器シャーシに取付けることで、該シャーシ側からのノイ
ズ電流の流込みを阻止し、前記磁気ヘッド１３を中心と
するデータの記録，再生動作に悪影響が及ぶのを防いで
いる。
の左右側面に４箇所、底面に４箇所ある全ての取付け部
４において、前記絶縁取付け部材５を介在させて情報機
器シャーシに取付けることで、該シャーシ側からのノイ
ズ電流の流込みを阻止し、前記磁気ヘッド１３を中心と
するデータの記録，再生動作に悪影響が及ぶのを防いで
いる。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のように、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに対
し、完全に絶縁分離した状態で取付けて搭載すると、シ
ャーシ側からのノイズ電流の流込みを完全に阻止するこ
とはできるものの、この磁気ディスク装置の筐体１の内
部において、例えばデータの記録，再生動作に伴ない前
記プリント回路基板１５等から発生される高周波の電波
が、該筐体１そのものを媒体として外部に放射されるた
め、この磁気ディスク装置を搭載した情報機器自体から
の電磁波の放射量が多くなる問題がある。
来のように、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに対
し、完全に絶縁分離した状態で取付けて搭載すると、シ
ャーシ側からのノイズ電流の流込みを完全に阻止するこ
とはできるものの、この磁気ディスク装置の筐体１の内
部において、例えばデータの記録，再生動作に伴ない前
記プリント回路基板１５等から発生される高周波の電波
が、該筐体１そのものを媒体として外部に放射されるた
め、この磁気ディスク装置を搭載した情報機器自体から
の電磁波の放射量が多くなる問題がある。
【００１８】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、システム筐体からのノイズの回り込みを効果的
に阻止し、且つ磁気ディスク装置からの電磁波の放射量
を抑制することが可能になる磁気ディスク装置の取付け
方法及び取付け構造を提供することを目的とする。
もので、システム筐体からのノイズの回り込みを効果的
に阻止し、且つ磁気ディスク装置からの電磁波の放射量
を抑制することが可能になる磁気ディスク装置の取付け
方法及び取付け構造を提供することを目的とする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項１に係わる磁気ディスク装置の取付け方法は、磁気デ
ィスク及びこの磁気ディスクに対しデータを記録，再生
する磁気ヘッド及びこの磁気ヘッドを磁気ディスク上の
目的位置に移動させる駆動機構及び前記磁気ディスクを
回転させるモータを搭載してなる磁気ディスク装置の金
属製の筐体をシステム筐体に取付ける取付け方法であっ
て、前記磁気ディスク装置の筐体に設けられた複数の取
付け部のうち、少なくとも１つの取付け部を電気的に導
通させ、且つ少なくとも１つの取付け部を電気的に絶縁
させて前記システム筐体に取付けることを特徴とする。
項１に係わる磁気ディスク装置の取付け方法は、磁気デ
ィスク及びこの磁気ディスクに対しデータを記録，再生
する磁気ヘッド及びこの磁気ヘッドを磁気ディスク上の
目的位置に移動させる駆動機構及び前記磁気ディスクを
回転させるモータを搭載してなる磁気ディスク装置の金
属製の筐体をシステム筐体に取付ける取付け方法であっ
て、前記磁気ディスク装置の筐体に設けられた複数の取
付け部のうち、少なくとも１つの取付け部を電気的に導
通させ、且つ少なくとも１つの取付け部を電気的に絶縁
させて前記システム筐体に取付けることを特徴とする。
【００２０】また、本発明の請求項２に係わる磁気ディ
スク装置の取付け方法は、前記請求項１に係わる取付け
方法において、その複数の取付け部のうち電気的に導通
させる取付け部を、前記磁気ヘッドから遠い方の取付け
部としたことを特徴とする。
スク装置の取付け方法は、前記請求項１に係わる取付け
方法において、その複数の取付け部のうち電気的に導通
させる取付け部を、前記磁気ヘッドから遠い方の取付け
部としたことを特徴とする。
【００２１】また、本発明の請求項３に係わる磁気ディ
スク装置の取付け方法は、前記請求項１に係わる取付け
方法において、その複数の取付け部のうち電気的に絶縁
させる取付け部を、前記磁気ヘッドに近い方の取付け部
としたことを特徴とする。
スク装置の取付け方法は、前記請求項１に係わる取付け
方法において、その複数の取付け部のうち電気的に絶縁
させる取付け部を、前記磁気ヘッドに近い方の取付け部
としたことを特徴とする。
【００２２】また、本発明の請求項４に係わる磁気ディ
スク装置の取付け構造は、磁気ディスク及びこの磁気デ
ィスクに対しデータを記録，再生する磁気ヘッド及びこ
の磁気ヘッドを磁気ディスク上の目的位置に移動させる
駆動機構及び前記磁気ディスクを回転させるモータを搭
載してなる磁気ディスク装置の金属製の筐体をシステム
筐体に取付ける取付け構造であって、前記筐体の複数箇
所に設けられ、前記システム筐体に対し取付けられる取
付け部と、この複数の取付け部のうち少なくとも１つの
取付け部を前記システム筐体に対し電気的に導通させて
取付ける導電取付け部材と、前記複数の取付け部のうち
少なくとも１つの取付け部を前記システム筐体に対し電
気的に絶縁させて取付ける絶縁取付け部材とを具備した
ことを特徴とする。
スク装置の取付け構造は、磁気ディスク及びこの磁気デ
ィスクに対しデータを記録，再生する磁気ヘッド及びこ
の磁気ヘッドを磁気ディスク上の目的位置に移動させる
駆動機構及び前記磁気ディスクを回転させるモータを搭
載してなる磁気ディスク装置の金属製の筐体をシステム
筐体に取付ける取付け構造であって、前記筐体の複数箇
所に設けられ、前記システム筐体に対し取付けられる取
付け部と、この複数の取付け部のうち少なくとも１つの
取付け部を前記システム筐体に対し電気的に導通させて
取付ける導電取付け部材と、前記複数の取付け部のうち
少なくとも１つの取付け部を前記システム筐体に対し電
気的に絶縁させて取付ける絶縁取付け部材とを具備した
ことを特徴とする。
【００２３】また、本発明の請求項５に係わる磁気ディ
スク装置の取付け構造は、前記請求項４に係わる取付け
構造において、その導電取付け部材を、前記磁気ヘッド
から遠い方の取付け部を取付ける取付け部材として構成
したことを特徴とする。
スク装置の取付け構造は、前記請求項４に係わる取付け
構造において、その導電取付け部材を、前記磁気ヘッド
から遠い方の取付け部を取付ける取付け部材として構成
したことを特徴とする。
【００２４】また、本発明の請求項６に係わる磁気ディ
スク装置の取付け構造は、前記請求項４に係わる取付け
構造において、その絶縁取付け部材を、前記磁気ヘッド
に近い方の取付け部を取付ける取付け部材として構成し
たことを特徴とする。
スク装置の取付け構造は、前記請求項４に係わる取付け
構造において、その絶縁取付け部材を、前記磁気ヘッド
に近い方の取付け部を取付ける取付け部材として構成し
たことを特徴とする。
【００２５】また、本発明の請求項７に係わる磁気ディ
スク装置の取付け構造は、前記請求項４又は請求項５に
係わる取付け構造において、その導電取付け部材を、導
電性のねじ及びこのねじが螺合される前記筐体取付け部
に形成された雌ねじ部として構成したことを特徴とす
る。
スク装置の取付け構造は、前記請求項４又は請求項５に
係わる取付け構造において、その導電取付け部材を、導
電性のねじ及びこのねじが螺合される前記筐体取付け部
に形成された雌ねじ部として構成したことを特徴とす
る。
【００２６】また、本発明の請求項８に係わる磁気ディ
スク装置の取付け構造は、前記請求項４又は請求項６に
係わる取付け構造において、その絶縁取付け部材を、ね
じ及びこのねじが螺合される雌ねじ部及びこの雌ねじ部
と前記筐体取付け部との間に介在固定された絶縁材とし
て構成したことを特徴とする。
スク装置の取付け構造は、前記請求項４又は請求項６に
係わる取付け構造において、その絶縁取付け部材を、ね
じ及びこのねじが螺合される雌ねじ部及びこの雌ねじ部
と前記筐体取付け部との間に介在固定された絶縁材とし
て構成したことを特徴とする。
【００２７】
【作用】つまり、前記請求項１に係わる磁気ディスク装
置の取付け方法、前記請求項４に係わる磁気ディスク装
置の取付け構造では、磁気ディスク装置の筐体の複数の
取付け部のうち、少なくとも１箇所以上がシステム筐体
に電気的に導通され、且つまた、少なくとも１箇所以上
がシステム筐体に絶縁されるので、その導電取付け部に
おいて内部発生した電磁波はアースされ、絶縁取付け部
において外部ノイズの流れ込みが阻止されることにな
る。
置の取付け方法、前記請求項４に係わる磁気ディスク装
置の取付け構造では、磁気ディスク装置の筐体の複数の
取付け部のうち、少なくとも１箇所以上がシステム筐体
に電気的に導通され、且つまた、少なくとも１箇所以上
がシステム筐体に絶縁されるので、その導電取付け部に
おいて内部発生した電磁波はアースされ、絶縁取付け部
において外部ノイズの流れ込みが阻止されることにな
る。
【００２８】また、前記請求項２に係わる磁気ディスク
装置の取付け方法、前記請求項５に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造では、磁気ヘッドから遠い方の取付け
部が電気的に導通され、その他の取付け部が絶縁される
ので、その導電取付け部から外部ノイズが流れ込んでも
磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作にまで影響は
及ばず、しかも、内部発生した電磁波はその導電取付け
部からアースされることになる。
装置の取付け方法、前記請求項５に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造では、磁気ヘッドから遠い方の取付け
部が電気的に導通され、その他の取付け部が絶縁される
ので、その導電取付け部から外部ノイズが流れ込んでも
磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作にまで影響は
及ばず、しかも、内部発生した電磁波はその導電取付け
部からアースされることになる。
【００２９】また、前記請求項３に係わる磁気ディスク
装置の取付け方法、前記請求項６に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造では、磁気ヘッドに近い方の取付け部
が絶縁され、その他の取付け部が電気的に導通されるの
で、磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作に対する
外部ノイズの影響は阻止され、しかも、内部発生した電
磁波はその他の導電取付け部からアースされることにな
る。
装置の取付け方法、前記請求項６に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造では、磁気ヘッドに近い方の取付け部
が絶縁され、その他の取付け部が電気的に導通されるの
で、磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作に対する
外部ノイズの影響は阻止され、しかも、内部発生した電
磁波はその他の導電取付け部からアースされることにな
る。
【００３０】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図１は磁気ディスク装置における全体の構成を示
す斜視図である。図２は磁気ディスク装置における筐体
の構成を示す三面図であり、同図（Ａ）はその斜視図、
同図（Ｂ）はその側面図、同図（Ｃ）はその底面図であ
る。
する。図１は磁気ディスク装置における全体の構成を示
す斜視図である。図２は磁気ディスク装置における筐体
の構成を示す三面図であり、同図（Ａ）はその斜視図、
同図（Ｂ）はその側面図、同図（Ｃ）はその底面図であ
る。
【００３１】この磁気ディスク装置の筐体１は、記録媒
体である磁気ディスク等の構成部品が取付けられる基台
２と、この基台２の上部を覆うカバー３とから構成され
るもので、この基台２及びカバー３は、妨害電磁波等の
対策を考慮して金属材料を用いて構成されている。
体である磁気ディスク等の構成部品が取付けられる基台
２と、この基台２の上部を覆うカバー３とから構成され
るもので、この基台２及びカバー３は、妨害電磁波等の
対策を考慮して金属材料を用いて構成されている。
【００３２】前記筐体１の基台２には、ディスク１１を
回転させるためのディスク回転機構１２、磁気ヘッド１
３を移動するためのヘッド駆動機構１４、及びフレキシ
ブルプリント回路基板１５が設けられる。このフレキシ
ブルプリント回路基板１５は、基台２の裏面に取付けた
プリント回路基板１６に接続される。このフレキシブル
プリント回路基板１５には、磁気ヘッド１３の読出し信
号を増幅するプリアンプ等が実装される。
回転させるためのディスク回転機構１２、磁気ヘッド１
３を移動するためのヘッド駆動機構１４、及びフレキシ
ブルプリント回路基板１５が設けられる。このフレキシ
ブルプリント回路基板１５は、基台２の裏面に取付けた
プリント回路基板１６に接続される。このフレキシブル
プリント回路基板１５には、磁気ヘッド１３の読出し信
号を増幅するプリアンプ等が実装される。
【００３３】前記ディスク回転機構１２は、スピンドル
モータからなり、また、前記ヘッド駆動機構１４は、磁
気ヘッド１３を支持するためのアクチュエータ１７、こ
のアクチュエータ１７を駆動するためのボイスコイルモ
ータ１８からなる。
モータからなり、また、前記ヘッド駆動機構１４は、磁
気ヘッド１３を支持するためのアクチュエータ１７、こ
のアクチュエータ１７を駆動するためのボイスコイルモ
ータ１８からなる。
【００３４】前記磁気ヘッド１３は、サンペンション１
９を介してアクチュエータ１７の先端部に支持され、デ
ィスク１１の回転に伴って浮上するもので、前記ボイス
コイルモータ１８が駆動されると、磁気ヘッド１３はア
クチュエータ１９を介してディスク１１の半径方向に移
動して目的のトラックにセットされ、データの書込み／
読出しを行なう。
９を介してアクチュエータ１７の先端部に支持され、デ
ィスク１１の回転に伴って浮上するもので、前記ボイス
コイルモータ１８が駆動されると、磁気ヘッド１３はア
クチュエータ１９を介してディスク１１の半径方向に移
動して目的のトラックにセットされ、データの書込み／
読出しを行なう。
【００３５】一方、前記基台２の左右両側面の４箇所に
は、情報機器のシャーシ（システム筐体）に対する磁気
ディスク装置の取付け部４′及び４が設けられる。この
取付け部４′及び４は、基台２の側面に形成された凹部
４ａを有し、この凹部４ａの下部側には取付け孔が形成
される。また、前記基台２の左右両側面の取付け部４′
及び４に対応する底面側の４箇所にも、同様の取付け部
４′及び４が設けられる。
は、情報機器のシャーシ（システム筐体）に対する磁気
ディスク装置の取付け部４′及び４が設けられる。この
取付け部４′及び４は、基台２の側面に形成された凹部
４ａを有し、この凹部４ａの下部側には取付け孔が形成
される。また、前記基台２の左右両側面の取付け部４′
及び４に対応する底面側の４箇所にも、同様の取付け部
４′及び４が設けられる。
【００３６】そして、前記基台２の両側面と底面にある
合計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッ
ド１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一
側面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′のみを除
いた他の６箇所の取付け部４の取付け孔には、電気的な
絶縁性を備えた取付け部材５（図５参照）が嵌込まれ、
接着剤により固定される。
合計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッ
ド１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一
側面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′のみを除
いた他の６箇所の取付け部４の取付け孔には、電気的な
絶縁性を備えた取付け部材５（図５参照）が嵌込まれ、
接着剤により固定される。
【００３７】この取付け部材５は、前記図５で示したよ
うに、固定孔６ａを有する筒状の固定部６と、この固定
部６の外周面に積層される絶縁部７からなる。前記固定
部６の固定孔６ａには、固定用のねじ８と螺合する絶縁
用の溝（雌ねじ部）６ｂが形成される。この固定部６
は、金属材料で形成される。これに対し、絶縁部７は、
例えばプラスチック等の絶縁材料で形成される。この絶
縁部７と固定部６とは、インサート成形（モールド成
形）によって一体に形成される。この場合、固定部６の
外周面には、凹部６ｃが設けられており、上述したイン
サート成形時での絶縁部７との結合性が高められる。
うに、固定孔６ａを有する筒状の固定部６と、この固定
部６の外周面に積層される絶縁部７からなる。前記固定
部６の固定孔６ａには、固定用のねじ８と螺合する絶縁
用の溝（雌ねじ部）６ｂが形成される。この固定部６
は、金属材料で形成される。これに対し、絶縁部７は、
例えばプラスチック等の絶縁材料で形成される。この絶
縁部７と固定部６とは、インサート成形（モールド成
形）によって一体に形成される。この場合、固定部６の
外周面には、凹部６ｃが設けられており、上述したイン
サート成形時での絶縁部７との結合性が高められる。
【００３８】前記絶縁部７の一端には、フランジ部７ａ
が形成される。このフランジ部７ａは、取付け部材５を
前記６箇所の取付け部４の取付け孔に嵌込んだ際に、筐
体１の基台２の表面に露出するもので、このフランジ部
７ａにより、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに取
付けた際、互いの筐体間に若干の隙間が形成される。
が形成される。このフランジ部７ａは、取付け部材５を
前記６箇所の取付け部４の取付け孔に嵌込んだ際に、筐
体１の基台２の表面に露出するもので、このフランジ部
７ａにより、磁気ディスク装置を情報機器シャーシに取
付けた際、互いの筐体間に若干の隙間が形成される。
【００３９】一方、前記基台２の両側面と底面にある合
計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド
１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一側
面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、その
取付け孔に対し、固定用のねじ８と螺合する導電用の溝
（雌ねじ部）２１が直接形成される。
計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド
１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一側
面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、その
取付け孔に対し、固定用のねじ８と螺合する導電用の溝
（雌ねじ部）２１が直接形成される。
【００４０】すなわち、前記構成による磁気ディスク装
置にあって、前記基台２の両側面と底面にある合計８箇
所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド１３の
配設位置に近い方に位置する６箇所の取付け部４の取付
け孔には、電気的な絶縁性を備えた取付け部材５が嵌込
まれて介在され、固定用のねじ８により情報機器のシャ
ーシに取付けられるので、この磁気ヘッド１３に近い方
の６箇所の取付け部４は情報機器シャーシと全て絶縁分
離されて取付けられるようになる。
置にあって、前記基台２の両側面と底面にある合計８箇
所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド１３の
配設位置に近い方に位置する６箇所の取付け部４の取付
け孔には、電気的な絶縁性を備えた取付け部材５が嵌込
まれて介在され、固定用のねじ８により情報機器のシャ
ーシに取付けられるので、この磁気ヘッド１３に近い方
の６箇所の取付け部４は情報機器シャーシと全て絶縁分
離されて取付けられるようになる。
【００４１】よって、磁気ヘッド１３の周辺部への情報
機器シャーシからのノイズ電流の流れ込みは確実に阻止
され、磁気ヘッド１３は磁気ディスク１１に対するデー
タの書込み／読出し動作を正常に行なうことができる。
機器シャーシからのノイズ電流の流れ込みは確実に阻止
され、磁気ヘッド１３は磁気ディスク１１に対するデー
タの書込み／読出し動作を正常に行なうことができる。
【００４２】一方、前記基台２の両側面と底面にある合
計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド
１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一側
面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、直
接、導電用の溝（雌ねじ部）２１が形成され、固定用の
ねじ８により情報機器のシャーシに取付けられるので、
この磁気ディスク装置の内部におけるデータの記録，再
生に伴ない発生する高周波の電波（電磁波）は、金属製
の筐体１から前記磁気ヘッド１３から最も遠い位置の導
電取付け部４′を介して情報機器シャーシにアースされ
るようになる。
計８箇所の取付け部４′及び４のうち、前記磁気ヘッド
１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一側
面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、直
接、導電用の溝（雌ねじ部）２１が形成され、固定用の
ねじ８により情報機器のシャーシに取付けられるので、
この磁気ディスク装置の内部におけるデータの記録，再
生に伴ない発生する高周波の電波（電磁波）は、金属製
の筐体１から前記磁気ヘッド１３から最も遠い位置の導
電取付け部４′を介して情報機器シャーシにアースされ
るようになる。
【００４３】よって、磁気ディスク装置からの電磁波の
放射量は大幅に抑制され、情報機器本体からの電磁波放
射量も抑制されるようなる。図３は磁気ディスク装置に
発生する電磁波（妨害波）の放射状態を従来の取付け構
造による場合と本発明の取付け構造による場合とで比較
して示す図であり、同図（Ａ）は情報機器シャーシに完
全に絶縁分離して取付けた従来の取付け構造による電磁
波放射状態を示す図、同図（Ｂ）は磁気ヘッドに最も遠
い取付け部４′のみ導通して取付けた本発明の取付け構
造による電磁波放射状態を示す図である。
放射量は大幅に抑制され、情報機器本体からの電磁波放
射量も抑制されるようなる。図３は磁気ディスク装置に
発生する電磁波（妨害波）の放射状態を従来の取付け構
造による場合と本発明の取付け構造による場合とで比較
して示す図であり、同図（Ａ）は情報機器シャーシに完
全に絶縁分離して取付けた従来の取付け構造による電磁
波放射状態を示す図、同図（Ｂ）は磁気ヘッドに最も遠
い取付け部４′のみ導通して取付けた本発明の取付け構
造による電磁波放射状態を示す図である。
【００４４】前記図３（Ａ）及び（Ｂ）からも明らかな
よう、従来の磁気ディスク装置の取付け構造では、測定
周波数の全域に渡り電磁波（妨害波）の発生出力が高い
のに対し、本発明の磁気ディスク装置の取付け構造で
は、測定周波数の全域に渡り電磁波（妨害波）の発生出
力が低出力に抑制される。
よう、従来の磁気ディスク装置の取付け構造では、測定
周波数の全域に渡り電磁波（妨害波）の発生出力が高い
のに対し、本発明の磁気ディスク装置の取付け構造で
は、測定周波数の全域に渡り電磁波（妨害波）の発生出
力が低出力に抑制される。
【００４５】さらに、前記フレキシブルプリント回路基
板１５及びプリント回路基板１６それぞれのシグナルグ
ランドＳＧ（信号アース線）は、基台２と電気的に接続
されているので、例えば前記プリント回路基板１６のＳ
Ｇを介してこの磁気ディスク装置に外部ノイズが流れ込
んだとしても、前記導電取付け部４′を介して直ちに情
報機器シャーシにアースされるようになる。
板１５及びプリント回路基板１６それぞれのシグナルグ
ランドＳＧ（信号アース線）は、基台２と電気的に接続
されているので、例えば前記プリント回路基板１６のＳ
Ｇを介してこの磁気ディスク装置に外部ノイズが流れ込
んだとしても、前記導電取付け部４′を介して直ちに情
報機器シャーシにアースされるようになる。
【００４６】なお、情報機器シャーシから前記導電取付
け部４′を介してノイズ電流が流れ込んだとしても、該
導電取付け部４′は、磁気ヘッド１３の配設位置から最
も遠い方に位置するので、データの記録，再生動作に悪
影響が及ぶことはない。
け部４′を介してノイズ電流が流れ込んだとしても、該
導電取付け部４′は、磁気ヘッド１３の配設位置から最
も遠い方に位置するので、データの記録，再生動作に悪
影響が及ぶことはない。
【００４７】したがって、前記のようにした磁気ディス
ク装置の取付け構造によれば、磁気ディスク装置の基台
２の両側面と底面にある合計８箇所の取付け部４′及び
４のうち、磁気ヘッド１３の配設位置に近い方に位置す
る６箇所の取付け部４の取付け孔には、電気的な絶縁性
を備えた取付け部材５を嵌込み介在して固定用のねじ８
により情報機器シャーシに取付け、また、前記磁気ヘッ
ド１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一
側面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、直
接、導電用の溝（雌ねじ部）２１を形成して固定用のね
じ８により前記情報機器シャーシに取付けるので、情報
機器シャーシに流れるノイズ電流が磁気ヘッド１３によ
るデータの記録，再生動作に悪影響を及ぼすことを防止
でき、しかも、磁気ディスク装置の内部において発生す
る電磁波を、筐体１によりシールドして前記導電用の取
付け部４′から情報機器シャーシにアースできるので、
この磁気ディスク装置を搭載した情報機器システムとし
ての電磁波放射量も大幅に抑制することができる。
ク装置の取付け構造によれば、磁気ディスク装置の基台
２の両側面と底面にある合計８箇所の取付け部４′及び
４のうち、磁気ヘッド１３の配設位置に近い方に位置す
る６箇所の取付け部４の取付け孔には、電気的な絶縁性
を備えた取付け部材５を嵌込み介在して固定用のねじ８
により情報機器シャーシに取付け、また、前記磁気ヘッ
ド１３の配設位置から最も遠い方に位置する基台２の一
側面及び底面それぞれの２箇所の取付け部４′には、直
接、導電用の溝（雌ねじ部）２１を形成して固定用のね
じ８により前記情報機器シャーシに取付けるので、情報
機器シャーシに流れるノイズ電流が磁気ヘッド１３によ
るデータの記録，再生動作に悪影響を及ぼすことを防止
でき、しかも、磁気ディスク装置の内部において発生す
る電磁波を、筐体１によりシールドして前記導電用の取
付け部４′から情報機器シャーシにアースできるので、
この磁気ディスク装置を搭載した情報機器システムとし
ての電磁波放射量も大幅に抑制することができる。
【００４８】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１に係わ
る磁気ディスク装置の取付け方法、請求項４に係わる磁
気ディスク装置の取付け構造によれば、磁気ディスク装
置の筐体の複数の取付け部のうち、少なくとも１箇所以
上をシステム筐体に電気的に導通させ、且つまた、少な
くとも１箇所以上をシステム筐体に絶縁するので、その
導電取付け部において内部発生した電磁波をアースで
き、絶縁取付け部において外部ノイズの流れ込みを阻止
することができる。
る磁気ディスク装置の取付け方法、請求項４に係わる磁
気ディスク装置の取付け構造によれば、磁気ディスク装
置の筐体の複数の取付け部のうち、少なくとも１箇所以
上をシステム筐体に電気的に導通させ、且つまた、少な
くとも１箇所以上をシステム筐体に絶縁するので、その
導電取付け部において内部発生した電磁波をアースで
き、絶縁取付け部において外部ノイズの流れ込みを阻止
することができる。
【００４９】また、本発明の請求項２に係わる磁気ディ
スク装置の取付け方法、請求項５に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造によれば、磁気ヘッドから遠い方の取
付け部を電気的に導通させ、その他の取付け部を絶縁す
るので、その導電取付け部から外部ノイズが流れ込んで
も磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作にまで影響
は及ばず、しかも、内部発生した電磁波をその導電取付
け部からアースすることができる。
スク装置の取付け方法、請求項５に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造によれば、磁気ヘッドから遠い方の取
付け部を電気的に導通させ、その他の取付け部を絶縁す
るので、その導電取付け部から外部ノイズが流れ込んで
も磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作にまで影響
は及ばず、しかも、内部発生した電磁波をその導電取付
け部からアースすることができる。
【００５０】また、本発明の請求項３に係わる磁気ディ
スク装置の取付け方法、請求項６に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造によれば、磁気ヘッドに近い方の取付
け部を絶縁し、その他の取付け部を電気的に導通させる
ので、磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作に対す
る外部ノイズの影響を阻止することができ、しかも、内
部発生した電磁波をその他の導電取付け部からアースす
ることができる。
スク装置の取付け方法、請求項６に係わる磁気ディスク
装置の取付け構造によれば、磁気ヘッドに近い方の取付
け部を絶縁し、その他の取付け部を電気的に導通させる
ので、磁気ヘッドによるデータの記録，再生動作に対す
る外部ノイズの影響を阻止することができ、しかも、内
部発生した電磁波をその他の導電取付け部からアースす
ることができる。
【００５１】よって、本発明によれば、システム筐体か
らのノイズの回り込みを効果的に阻止し、且つ磁気ディ
スク装置からの電磁波の放射量を抑制することが可能に
なる。
らのノイズの回り込みを効果的に阻止し、且つ磁気ディ
スク装置からの電磁波の放射量を抑制することが可能に
なる。
【図１】本発明の磁気ディスク装置の取付け方法及び取
付け構造の実施例に係わる磁気ディスク装置の全体の構
成を示す斜視図。
付け構造の実施例に係わる磁気ディスク装置の全体の構
成を示す斜視図。
【図２】前記磁気ディスク装置における筐体の構成を示
す三面図であり、同図（Ａ）はその斜視図、同図（Ｂ）
はその側面図、同図（Ｃ）はその底面図。
す三面図であり、同図（Ａ）はその斜視図、同図（Ｂ）
はその側面図、同図（Ｃ）はその底面図。
【図３】磁気ディスク装置に発生する電磁波（妨害波）
の放射状態を従来の取付け構造による場合と本発明の取
付け構造による場合とで比較して示す図であり、同図
（Ａ）は情報機器シャーシに完全に絶縁分離して取付け
た従来の取付け構造による電磁波放射状態を示す図、同
図（Ｂ）は磁気ヘッドに最も遠い取付け部のみ導通して
取付けた本発明の取付け構造による電磁波放射状態を示
す図。
の放射状態を従来の取付け構造による場合と本発明の取
付け構造による場合とで比較して示す図であり、同図
（Ａ）は情報機器シャーシに完全に絶縁分離して取付け
た従来の取付け構造による電磁波放射状態を示す図、同
図（Ｂ）は磁気ヘッドに最も遠い取付け部のみ導通して
取付けた本発明の取付け構造による電磁波放射状態を示
す図。
【図４】従来の磁気ディスク装置の全体の構成を示す斜
視図。
視図。
【図５】従来の磁気ディスク装置の筐体取付け部におい
てシャーシとの間に介在される絶縁取付け部材の構成を
示す断面図。
てシャーシとの間に介在される絶縁取付け部材の構成を
示す断面図。
１…筐体、２…基台、３…カバー、４…絶縁取付け部、
４′…導電取付け部、４ａ…取付け凹部、５…絶縁取付
け部材、６…固定部、６ａ…固定孔、６ｂ…絶縁用溝
（雌ねじ部）、７…絶縁部、７ａ…フランジ部、８…固
定用ねじ、１１…磁気ディスク、１２…ディスク回転機
構、１３…磁気ヘッド、１４…ヘッド駆動機構、１５…
フレキシブルプリント基板、１６…プリント基板、１７
…アクチュエータ、１８…ボイスコイルモータ、１９…
サスペンション、２１…導電用溝（雌ねじ部）。
４′…導電取付け部、４ａ…取付け凹部、５…絶縁取付
け部材、６…固定部、６ａ…固定孔、６ｂ…絶縁用溝
（雌ねじ部）、７…絶縁部、７ａ…フランジ部、８…固
定用ねじ、１１…磁気ディスク、１２…ディスク回転機
構、１３…磁気ヘッド、１４…ヘッド駆動機構、１５…
フレキシブルプリント基板、１６…プリント基板、１７
…アクチュエータ、１８…ボイスコイルモータ、１９…
サスペンション、２１…導電用溝（雌ねじ部）。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 33/14 G11B 33/02 301
Claims (8)
- 【請求項１】 磁気ディスク及びこの磁気ディスクに対
しデータを記録，再生する磁気ヘッド及びこの磁気ヘッ
ドを磁気ディスク上の目的位置に移動させる駆動機構及
び前記磁気ディスクを回転させるモータを搭載してなる
磁気ディスク装置の金属製の筐体をシステム筐体に取付
ける取付け方法において、 前記磁気ディスク装置の筐体に設けられた複数の取付け
部のうち、少なくとも１つの取付け部を電気的に導通さ
せ、且つ少なくとも１つの取付け部を電気的に絶縁させ
て前記システム筐体に取付けることを特徴とする磁気デ
ィスク装置の取付け方法。 - 【請求項２】 前記複数の取付け部のうち電気的に導通
させる取付け部は、前記磁気ヘッドから遠い方の取付け
部であることを特徴とする請求項１記載の磁気ディスク
装置の取付け方法。 - 【請求項３】 前記複数の取付け部のうち電気的に絶縁
させる取付け部は、前記磁気ヘッドに近い方の取付け部
であることを特徴とする請求項１記載の磁気ディスク装
置の取付け方法。 - 【請求項４】 磁気ディスク及びこの磁気ディスクに対
しデータを記録，再生する磁気ヘッド及びこの磁気ヘッ
ドを磁気ディスク上の目的位置に移動させる駆動機構及
び前記磁気ディスクを回転させるモータを搭載してなる
磁気ディスク装置の金属製の筐体をシステム筐体に取付
ける取付け構造において、 前記筐体の複数箇所に設けられ、前記システム筐体に対
し取付けられる取付け部と、 この複数の取付け部のうち少なくとも１つの取付け部を
前記システム筐体に対し電気的に導通させて取付ける導
電取付け部材と、 前記複数の取付け部のうち少なくとも１つの取付け部を
前記システム筐体に対し電気的に絶縁させて取付ける絶
縁取付け部材とを具備したことを特徴とする磁気ディス
ク装置の取付け構造。 - 【請求項５】 前記導電取付け部材は、前記磁気ヘッド
から遠い方の取付け部を取付ける取付け部材であること
を特徴とする請求項４記載の磁気ディスク装置の取付け
構造。 - 【請求項６】 前記絶縁取付け部材は、前記磁気ヘッド
に近い方の取付け部を取付ける取付け部材であることを
特徴とする請求項４記載の磁気ディスク装置の取付け構
造。 - 【請求項７】 前記導電取付け部材は、導電性のねじ及
びこのねじが螺合される前記筐体取付け部に形成された
雌ねじ部からなることを特徴とする請求項４又は請求項
５記載の磁気ディスク装置の取付け構造。 - 【請求項８】 前記絶縁取付け部材は、ねじ及びこのね
じが螺合される雌ねじ部及びこの雌ねじ部と前記筐体取
付け部との間に介在固定された絶縁材からなることを特
徴とする請求項４又は請求項６記載の磁気ディスク装置
の取付け構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7014641A JP3029383B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 磁気ディスク装置の取付け方法及び取付け構造 |
| US08/529,717 US5677811A (en) | 1995-01-31 | 1995-09-18 | Magnetic disk device including computer chassis mounting provisions for suppressing internally and externally generated noise currents |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7014641A JP3029383B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 磁気ディスク装置の取付け方法及び取付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08203261A JPH08203261A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3029383B2 true JP3029383B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=11866834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7014641A Expired - Fee Related JP3029383B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 磁気ディスク装置の取付け方法及び取付け構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5677811A (ja) |
| JP (1) | JP3029383B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US6088235A (en) * | 1997-10-27 | 2000-07-11 | Quantum Corporation | EMI noise cancellation in disk drive having MR read head and single-ended preamplifier |
| US6164614A (en) * | 1997-11-07 | 2000-12-26 | Seagate Technology Llc | Mounting frame using an operating vibration damper at a recessed side surface of a disc drive housing |
| JP4169833B2 (ja) * | 1998-06-18 | 2008-10-22 | 富士通株式会社 | ディスク装置 |
| US6297928B1 (en) * | 1998-12-02 | 2001-10-02 | Maxtor Corporation | Mounting assembly for a disk drive |
| US6351344B1 (en) * | 1999-03-01 | 2002-02-26 | Seagate Technology Llc | Stiffened cover for a head disc assembly of a disc drive |
| US6735043B2 (en) * | 1999-05-07 | 2004-05-11 | Seagate Technology Llc | Disc drive protective cover to improve shock robustness |
| US6714379B1 (en) * | 1999-10-12 | 2004-03-30 | Seagate Technology Llc | Top cover shroud for a disc drive |
| KR100468765B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-01-29 | 삼성전자주식회사 | 전자기파 차단용 홀 커버를 구비한 하드 디스크 드라이브 |
| JP2005160292A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-06-16 | Fujitsu Ltd | スイッチ切換駆動モーター装置及び磁気ディスク装置、並びに、スイッチ切換駆動モーター装置の電磁音低減方法及び磁気ディスク装置の電磁音低減方法 |
| US7106582B2 (en) * | 2004-06-30 | 2006-09-12 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Shock mount assembly for attachment of an electronic device to a support structure |
| CN201698305U (zh) * | 2010-01-18 | 2011-01-05 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 存储器固定装置 |
| US11325469B2 (en) | 2017-07-25 | 2022-05-10 | Mitsubishi Electric Corporation | In-vehicle information apparatus |
| JP2020144964A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4705257A (en) * | 1987-03-23 | 1987-11-10 | Digital Equipment Corporation | Shock and vibration isolation mounting |
| US4926291A (en) * | 1989-07-31 | 1990-05-15 | Western Digital Corporation | Data storage mounting assembly |
| US5332306A (en) * | 1992-06-05 | 1994-07-26 | Compaq Computer Corporation | Computer disk drive mounting apparatus |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7014641A patent/JP3029383B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-09-18 US US08/529,717 patent/US5677811A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08203261A (ja) | 1996-08-09 |
| US5677811A (en) | 1997-10-14 |
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