JPH0590634U - ディスク保持台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ディスクを載置して回転駆動するディスク
保持台のドライブローラを軸部と一体に形成してドライ
ブレバーに組み付けて、ディスク保持台の部品点数削減
とコスト低減を図る。 【構成】ディスク保持台１０のディスクテーブル１１よ
り突出するように設けられて、磁気ディスクのハブと係
合するドライブローラ１５は、ドライブレバー１３の他
端に、ドライブローラ１５と一体的に形成された軸部１
５ａをドライブレバー１３にかしめることにより保持さ
れた構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は３．５インチの磁気ディスク駆動装置に関し、詳しくは、磁気ディス ク駆動装置の磁気ディスクを回動保持するディスク保持台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、３．５インチ磁気ディスク駆動装置におけるディスク保持台としては図 ３に示す構成となっており、これについて説明する。

【０００３】 図示するように、従来のディスク保持台１は回転軸３と一体のディスクテーブ ル２と、ディスクテーブル２に一端をピン５により回動可能に保持されたドライ ブレバー４と、このドライブレバー４の他端で、ドライブローラピン６によりデ ィスクテーブル２の開口２ａより突出して、回動可能に保持されたドライブロー ラ７とから構成されている。

【０００４】 そして、ドライブローラ７はディスクテーブル２から突出した状態で磁気ディ スクのハブと係合し、磁気ディスクを回転させるように作用している。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来のディスク保持台１にあっては、ドライブローラ ７はドライブレバー４にドライブローラピン６を介して回動するよう保持されて いるため、ドライブローラ７の取り付けに部品点数を要するとともに、ドライブ ローラ７とドライブローラピン６との加工精度を必要とし、かつ、組み付け工数 も要し、ディスク保持台１のコストが高くなるという課題が生じていた。

【０００６】 本考案は上記した課題に鑑みて考案されたもので、部品点数の削減とコストの 低減を図ったディスク保持台を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】▲ そこで、上記した課題を解決するための
手段として、本考案は、磁気ディスク▲を載置して回動保持するディスク保持台
において、ディスク保持台はディスクテ▲ーブルとディスクテーブルから突出し
てディスクテーブルの半径方向へ移動可能▲にドライブレバーにより支持された
ドライブローラとからなり、このドライブロ▲ーラは一体の軸部を備てドライブ
レバーに対し、この軸部をかしめることにより▲支持される構成としたものであ
る。▲

【０００８】▲

【作用】▲ ドライブローラはドライブレバーに対し、ドライブローラピンを使
用すること▲なくドライブローラの軸部で直接取り付けられ、ドライブローラピ
ンをなくすこ▲とより、部品点数を削減するとともに、加えて組み付けに際し加
工精度を必要と▲しないためコスト低減となる。▲

【０００９】▲

【実施例】▲ 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、図１は本
考案に係るデ▲ィスク保持台の斜視図で、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。▲

【００１０】▲ 図示するように、本考案に係るディスク保持台１０は回転軸１
２と一体に形成▲されたディスクテーブル１１と、このディスクテーブル１１の
裏面に一端をピン▲１４により回動可能に保持されたドライブレバー１３と、こ
のドライブレバー１▲３の他端で、ディスクテーブル１１の開口部１１ａより突
出するように保持され▲たドライブローラ１５とから構成されている。▲

【００１１】▲ そして、このドライブローラ１５は、図２のＡ−Ａ線断面図で
示されるように▲、ドライブレバー１３に対し、ドライブローラ１５と一体に形
成された軸部１５▲ａをかしめることにより保持された構成となっている。▲

【００１２】▲ 尚、ドライブローラ１５はその軸部１５ａでドライブレバー１
３との保持部で▲回動可能に保持されるのが好適であるが、固着状態に保持され
ても磁気ディスク▲のハブとの摺接が滑らかであれば支障はないものである。▲

【００１３】▲ すなわち、本考案に係るディスク保持台１０にあっては、その
磁気ディスクの▲ハブと係合する部分が、ドライブレバー１３とドライブローラ
１５の２部品で構▲成されている。▲

【００１４】▲

【考案の効果】▲ 従って、上記した構成からなる本考案に係るディスク保持台
は、その係止構成▲において、ドライブローラをドライブピンを介さずに直接ド
ライブレバーに保持▲する構成としたため、ディスク保持台の部品点数を減じる
ことができるとともに▲、組み付け工数及び組み付け精度を省略できることとな
り、コスト低減を図るこ▲とができるという効果が得られる。▲

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るディスク保持台の斜視図。

【図２】本考案に係るディスク保持台のＡ−Ａ線断面
図。

【図３】従来のディスク保持台の断面図。

【符号の説明】

１０ ディスク保持台 １１ ディスクテーブル １１ａ 開口部 １２ 回転軸 １３ ドライブレバー １４ ピン １５ ドライブローラ １５ａ 軸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気ディスクを載置して回動保持するデ
   ィスク保持台において、該ディスク保持台はディスクテ
   ーブルと該ディスクテーブルから突出して該ディスクテ
   ーブルの半径方向へ移動可能にドライブレバーにより支
   持されたドライブローラとからなり、該ドライブローラ
   は一体の軸部を備え該ドライブレバーに対し、該軸部を
   かしめることにより支持される構成としたことを特徴と
   するディスク保持台。