JPH087545Y2 - 録音再生装置 - Google Patents

録音再生装置

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JPH087545Y2
JPH087545Y2 JP1987073589U JP7358987U JPH087545Y2 JP H087545 Y2 JPH087545 Y2 JP H087545Y2 JP 1987073589 U JP1987073589 U JP 1987073589U JP 7358987 U JP7358987 U JP 7358987U JP H087545 Y2 JPH087545 Y2 JP H087545Y2
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shaft
recording
radial bearing
bearing
gear wheel
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JP1987073589U
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JPS62186239U (ja
Inventor
ノルベルト・ハインリッヒ
ヨハン・ベイグル
Original Assignee
エヌ・ベ−・フィリップス・フル−イランペンファブリケン
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は、取付け支持体と、録音キャリアを駆動す
るためにシャフトと同心に連結された円柱状駆動部材
と、前記シャフトを取付け支持体上で径方向に支持する
ための調整可能なラジアル軸受とを備え、録音キャリア
に対する前記シャフト及び前記駆動部材の傾斜を調整す
るための前記調整可能なラジアル軸受は、前記取付け支
持体に対してシャフトの横方向へ調整でき、該調整可能
なラジアル軸受は該調整可能なラジアル軸受を位置決め
するために、前記シャフトに対して偏心して配置された
第1位置決めスリーブに連結され、前記第1位置決めス
リーブは回動を可能にするために取付け支持体によって
スリーブ周面で少なくとも一部分包囲されるように構成
したテープ形状の録音キャリア用録音再生装置に関する
ものである。
(従来の技術) このタイプの既知の装置は市場で入手することができ
るが、録音キャリア用のキャプスタンとして作動するた
めに延長されているシャフトを径方向に支持するための
ラジアル軸受手段は装置のシャーシの一部によって構成
された取付け支持体に対して調整できるラジアル軸受
と、調整可能なこの軸受からシャフトの方向に離間した
別個のラジアル軸受とを備え、その別個のラジアル軸受
はシャーシの別個の部分に配列されている。したがっ
て、既知の装置において、ラジアル軸受手段は2つのラ
ジアル軸受を備え、これらラジアル軸受は、お互いに離
間されると共に、2つのシャーシ部分上でお互いに独立
して配列さており、その結果複雑な構造となり、組立て
作業を実質的に増やす必要があり、シャフトの軸線方向
において占めるスペースの点で不利である。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的は、上記した問題点を軽減し、かつシャ
フトを径方向に支持するためのラジアル軸受手段の構造
をかなり簡単にすると同時にシャフト及び駆動部材の録
音キャリアに対する傾斜の正確で簡単な調整を保証する
ように、本文冒頭に記載したタイプの装置を構成するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、前記シャフトは
前記調整可能なラジアル軸受によってのみ径方向に支持
されており、且つ前記シャフト及び駆動部材の傾斜を調
整するために前記調整可能なラジアル軸受は、前述した
第1位置決めスリーブに対して偏心して配置され軸線方
向に離間した別個の第2位置決めスリーブに連結され、
この第2位置決めスリーブはそれが回動することを許容
するために前記取付け支持体によって少なくとも一部分
包囲されたことを特徴とする。
シャフトを径方向に支持するためのラジアル軸受手段
は調整可能なラジアル軸受のみを備えているので、この
構造は大変簡単で且つコンパクトであると共に、組立て
作業を一層少なくしている。お互いに対して偏心して配
置され軸線方向に離間した2つの位置決めスリーブに、
調整可能なラジアル軸受を連結することによって、シャ
フト及び駆動部材の傾斜の正確な調整が大変簡単な構成
により達成される。したがって、傾斜を調整すること
は、(回動されるべき調整可能な軸受に連結される位置
決めスリーブのみを必要として)大変簡単な調整工程を
可能とし、従ってお互いに対し、2つの位置決めスリー
ブが偏心配列しているために、シャフトと一緒の調整可
能なラジアル軸受は、これに連結されたシャフト及び駆
動部材の傾斜を調整するようにして枢着回動される。録
音キャリア用のキャブスタン又はこのキャプスタンと協
働する加圧ローラである駆動部材の傾斜調整は必要であ
る。なぜなら、従来から知られているように、駆動部材
によって録音キャリアに及ぼされる力により、録音キャ
リアの送り中、録音キャリアが所定の方向に正確に移動
すると共に同一の相対位置で録音キャリア精査手段を一
定状態で通過するように、駆動部材が録音キャリアに対
してある空間位置を占めるべきだからであり、このこと
は、上記装置において正確な録音及び/又は再生過程に
不可欠なことである。
ドイツ連邦共和国特許出願明細書(DE-AS)第1140737
号から、磁気ヘッド支持体によって構成された取付け支
持体に対し調整可能である唯一のラジアル軸受によっ
て、録音キャリア用キャプスタンを形成するために延長
されたシャフトを回動可能に支持することが知られてい
る。しかしながら、カップスプリングの力に抗してラジ
アル軸受の環状フランジ上に各々作用する3個の止めね
じによって形成されシャフトの傾斜を調整するための調
整手段は、比較的多くのパーツを備え、そして、前記3
個の止めねじによるシャフト傾斜の調整は比較的長い作
業時間を必要とする操作を伴う。明らかなように、本考
案に係る装置において、シャフト及び駆動部材の傾斜を
調整するための構造は比較的簡単で、しかも傾斜の調整
を大変簡単にすることができる。
前記第2位置決めスリーブはシャフトと偏心的に配置
され、この場合において、お互いに対して偏心して配置
された両方の位置決めスリーブは、またシャフトに対し
て偏心して配置されている。このことは、傾斜の調整に
対して大きな調整範囲を得るのに有利であるが、位置決
めスリーブに連結された調整可能なラジアル軸受の製造
を僅かに煩雑にする。前記別個の位置決めスリーブをシ
ャフトと同心状に配置すれば有益なことは明らかであ
る。実際上、このことは、傾斜調整に対する適切な調整
範囲を備えると同時に、位置決めスリーブに連結された
調整可能なラジアル軸受の簡単な製造が得られる。
この点に関して、調整可能な前記ラジアル軸受はシャ
フトを収容する軸受ブッシュを備え、前記シャフトと同
心状に配置された前記第2位置決めのスリーブは前記軸
受ブッシュの周面上に設けられ、前記軸受ブッシュ上に
回動しないように取付けられたスリーブ部材を備え、こ
のスリーブ部材の周面にシャフトに対して偏心して配置
された第1位置決めスリーブを形成した場合、大変有益
であることが分かる。この場合、調整可能なラジアル軸
受の軸受ブッシュは完全な回転対称形の構成からなると
共に、簡単に製造されることができ、周面が、偏心した
位置決めスリーブを形成する前記スリーブは前記軸受ブ
ッシュに簡単に取付けられ、従って、2つの位置決めス
リーブに連結された調整可能なラジアル軸受を、概して
大変好適な方法で製造することができる。
シャフト及び駆動部材の傾斜を調整するために、調整
可能なラジアル軸受の位置決めスリーブを回動すること
は、例えば、回動のロック手段を開放した後工具なしで
手で行なってもよい。位置決めスリーブに連結された調
整可能なラジアル軸受はその一端近くに、スパナによっ
て回動させることができる六角形部を備えるが、多くの
場合、これはスペースの不足という理由から問題があ
る。したがって、調整可能な前記ラジアル軸受は、これ
を調整するための工具として役立つ駆動可能な調整用ギ
アホイールと協働する噛合部を備えた場合、大変有益で
あることが分かる、この場合、調整可能なラジアル軸受
を調整するためにいかなる所望の範囲にわたっても位置
決めスリーブを簡単に回動することができる。
調整用ギヤホイールは調整可能なラジアル軸受に隣接
して取付け支持体に永久的に取付けられてもよく、この
場合このような調整用ギアホイールは各装置内に備えら
れる。したがって、調整可能な前記ラジアル軸受に近接
して前記取付け支持体には調整用ギアホイールの第1ラ
ジアル面から突出する支承部を収容するためのボアが形
成され、前記調整用ギアホイールは、取付け支持体から
着脱可能であると共に、前記調整用ギアホイールを回動
するために前記支承部と同心状で前記調整用ギアホイー
ルの第2ラジアル面から突出する作動突出部を支持する
場合、大変有益であることが分かる。この結果、各装置
の取付け支持体に簡単なボアを形成するだけでよく、こ
のことは容易な作業である。
(実施例) 本考案に係る二つの実施例を以下図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図に示された録音及び/又は再生装置1は凹部2
を有し、この凹部2は概ね知られている構造のカセット
3を収容するようになっている。このカセット3はテー
プの形状をなす磁気録音キャリア4を有し、このキャリ
アは以下簡単に“磁気テープ”と呼ぶ。図示された動作
状態において、前記磁気テープ4は、第1テープ案内体
7を介し、磁気ヘッド及び加圧ローラの通路用開口部が
形成された狭側部8に沿い、そして第2テープ案内体9
を介して、十分に巻かれたテープ巻き部5を有する第1
リールハブ6から空の第2リールハブ10まで延在する。
通常の録音又は再生をしている間磁気テープ4を駆動
するために、そして磁気テープが通常の方法において一
定速度で駆動される場合、装置1は金属から成るキャプ
スタン11を備え、このキャプスタン11は磁気テープ用の
円柱の駆動部材を構成する。キャプスタン11はこのカセ
ットの大部分を占める2つの壁部内に設けた開口部12を
通ってカセット3内に延在し、磁気テープ4の裏面に接
触する。第2図に示すように、キャプスタン11はシャフ
ト13の延長部に形成され、すなわちシャフト13と一体で
かつ同心状に配置されている。縮小部14は保持リング15
を嵌着するためにキャプスタン11とシャフト13との間の
変り目に形成され、前記保持リング15はキャプスタン11
とシャフト13とを軸線方向に支持するのに役立つ。シャ
フト13を、取付け支持体として役立つプラスチック製シ
ャーシ16上で径方向に支持するために、構成が後述され
るラジアル軸受手段17を備えている。キャプスタン11と
同心状に配置されたシャフト13は、図示しないが、例え
ば駆動ベルトを介しモータによって一定速度で駆動さる
フライホイール18を支持する。
前記装置1はキャプスタン11と協働する加圧ローラ19
を備え、このローラ19によって磁気テープ4は、通常の
録音又は再生中にキャプスタン11に対して加圧されてい
る。第1図に示すように加圧ローラ19は摺動体23に枢着
されており、この摺動体23は、ばね20によって負荷され
たレバー21を介して矢印22の方向に移動することができ
る。第1図は、摺動体が通常の録音又は再生中に占有す
る位置を示し、この位置において加圧ローラ19は磁気テ
ープ4をキャプスタン11に対して加圧し、そして、消磁
ヘッド24及び録音/再生磁気ヘッド25はカセット3の狭
辺壁部8内の開口部を通って磁気テープ4と接触する。
前記キャプスタン11と同心状にあるシャフト13は更に
ギアホイール26を支持し、このギアホイール26は回転す
るようシャフト13に連結されていると共に、キャプスタ
ン11及びシャフト13を軸線方向に支持するのに役立つ。
通常の録音または再生中、ギアホイール26は中間ギアホ
イール28と噛合し、この中間ギアホイール28はレバー27
によってシャーシ16上に回転可能に支持されている。中
間ギアホイール28は更に他の中間ギアホイール29と同軸
でかつ回転するよう連結され、前記中間ギアホイール29
は、通常の録音又は再生中、ギアホイール30と噛合す
る。ギアホイール30とこのギアホイール30と同心状に配
置された巻き取りスピンドル31とによって、前記第2リ
ールハブ10を摩擦クラッチ(図示せず)を介して駆動す
ることができる。通常の録音又は再生中、キャプスタン
11と同心状に配置されたシャフト13は、加圧ローラ19と
協働するキャプスタン11によって駆動される磁気テープ
4を第2リールハブ10に巻くために、ギアホイール26、
2個の中間ギアホイール28,29、ギアホイール30、摩擦
クラッチ及び巻き取りスピンドル31を介して第2リール
ハブ10を駆動する。
前記摺動体23はカセット3から離れるように第1図に
示された作動位置から外方へ移動させることができ、こ
の場合において、磁気ヘッド24,25は磁気テープ4と非
係合状態となり、したがって、加圧ローラ19はキャプス
タン11から離れるよう持ち上げられ、そして、レバー21
は摺動体23に設けた止部材32と衝合する。更に、摺動体
23に設けた案内面(図示せず)によって、中間ギアホイ
ール28,29は摺動体23によって矢印33により示される方
向に移動し、中間ギアホイール29はもはやギアホイール
30と噛合しなくなる。摺動体23をカセット3から離れる
ように移動させた摺動体の静止位置において、磁気テー
プ4は2個のリールハブ6と10との間で搬送の方向とは
逆方向に急速に巻かれる。次に、磁気テープ4はリール
ハブ6,10を介して既知の方法で駆動され、リールハブ6
は巻き取りスピンドル34及び前述された巻き取りスピン
ドル31を有するリールハブ10と協働する。摩擦クラッチ
(図示せず)によって、巻き取りスピンドル34はこのス
ピンドルと同心状に配置されたギアホイール35によって
駆動させることができる。
前記巻き取りスピンドル34及び31と同心状に配置され
た2個のギアホイール35及び30を選択的に駆動するため
に、高速巻き取り中、装置1は巻き取り/駆動機構36を
備える。この機構36は第1ギアホイール37を備え、この
第1ギアホイール37はシャーシ16に配置され、そして第
1ギアホイールは反対回転方向に回転させることがで
き、その第1ギアホイール37は第2ギアホイール38と噛
合している。第2ギアホイール38はレバー39に枢着さ
れ、このレバー39は第1ギアホイール37のスピンドルを
中心に回動する。第1ギアホイール37の回転方向に左右
されて、第2ギアホイール38は矢印40又は41の方向に回
動されると共に、巻き取りスピンドル31,34を駆動する
ためにこれらと同心軸上に配置された2個のギアホイー
ル30又は35のうちの一方と噛合する。第1図に示すよう
に、摺動体23がカセットの方へ移動させられて作動位置
にある場合、前記第2ギアホイール38は、摺動体23上に
配置されたラッチ装置によって中立の中心位置に掛け止
めされている。このことにより、通常の録音又は再生モ
ードの間、高速の巻き取りを不可能ならしめる。また、
前記摺動体23が休止位置にある場合、前記ラッチ装置は
第2ギアホイール38を回動させる。
同軸上に配置されたシャフト13及びキャプスタン11の
ラジアル軸受手段17は、第2図を参照して以下詳細に説
明する。前記ラジアル軸受手段はシャフト13の横方向へ
シャーシ16と相対的に調整可能な一個のラジアル軸受17
を備えるのみなので、このラジアル軸受手段は大変簡単
な構造となっている。この調整可能なラジアル軸受17は
シャフト13を収容する焼結金属の軸受ブッシュ42と、プ
ラスチックからなりこの軸受ブッシュ42に取り付けられ
ているスリーブ部材43とを備えている。軸受ブッシュ42
は二重の軸受部として構成され、したがって2個の軸受
セクションを有してシャフト13を包囲し、そしてこれら
軸受セクションは軸受ブッシュの各端部に1個づつ設け
られている。前記2個の軸受セクション間で前記軸受ブ
ッシュ42はシャフト13と非接触状態にある、明らかなよ
うに、軸受ブッシュ42はこれの軸線方向の全長に渡って
シャフト13を包囲しかつ延在する軸受セクションを備え
る。スリーブ部材43は軸受ブッシュ42へ加圧されると共
に、回動するように軸受ブッシュ42にロックされてい
る。前記スリーブ部材43は接着剤又は別の方法で軸受ブ
ッシュ42に連結することもできる。
磁気テープ4に対するシャフト13とキャプスタン11の
傾斜を調整するために、調整可能なラジアル軸受17は第
1位置決めスリーブ45及び更に別個の第2位置決めスリ
ーブ47に連結され、この第1位置決めスリーブ45は、調
整可能なラジアル軸受17をシャフト13の横方向に位置決
めするために、シャフト13に対して偏心して配置され、
そしてシャフト13の方向に第1位置決めスリーブ45から
離間した第2位置決めスリーブ47は、調整可能なラジア
ル軸受17をシャフト13の横方向に位置決めするために、
前記第1位置決めスリーブ45に対して偏心して配置され
ている。第2図において、シャフト13の軸線は一点鎖線
44で示されており、位置決めスリーブ45の軸線は一点鎖
線46で示されている。この場合において、偏心は約0.15
mmであり、この値は本実施例のための適切な実用値であ
る。偏心の示度を得るために調整可能なラジアル軸受17
は円柱形突部48を備え、この突部48はスリーブ部材43上
に形成されると共に、目印として役立つ。調整可能なラ
ジアル軸受17の取付け中、この突部48はシャーシ16に対
する所定の位置に置かれ、この所定位置は例えば別の目
印によって限定されている。2個の位置決めスリーブ4
5,47は両方ともシャーシ16内で回動可能に支持されてい
る。第1位置決めスリーブ45は中空の円柱状凹所49内で
係合し、第2位置決めスリーブ47はシャーシ16内の中空
の円柱状凹所50内で係合する。これら位置決めスリーブ
45,47は摩擦をもって凹所49,50内に嵌着され、この摩擦
により、通常の作動中、2つの位置決めスリーブ45,47
は、不意の回転に対してロックされしたがって調整可能
なラジアル軸受17の望まれない調整に対してロックされ
る。この場合において、シャフト13に対して偏心して配
置された第1位置決めスリーブ45はスリーブ部材43の周
面上に形成され、そして、シャフト13と単に同軸上に配
置された第2位置決めスリーブ47は軸受ブッシュ42の周
面上に形成されている。このようにして、軸受ブッシュ
42は、完全に回転対称形をなし、従って、従来の方法で
簡単に製造することができる。回転非対称形をなすにも
拘わらず、プラスチックパーツとして簡単に製造できる
スリーブ部材43は、回転対称形をなす軸受ブッシュ42上
に簡単に加圧でき、したがって、概して調整可能なラジ
アル軸受17は非常に好適な方法で製造される。軸受ブッ
シュ42に加圧されたスリーブ部材43はシャフト13に対し
て偏心して配置された位置決めスリーブ45に隣接するス
リーブ部51を備え、このスリーブ部51は、軸線方向スロ
ットが形成され、シャフト13と同心状に配置され、そし
てオフセットした弾性端部を有し、この端分はシャーシ
16に設けた環状突部52の後方で係合し、このようにし
て、位置決めスリーブ45を有するスリーブ部材43を凹所
49内で保持する。スリーブ部材43を支持するスリーブ部
53を有する軸受ブッシュ42はシャーシ16の中空円筒部54
上で軸線方向に支持されている。シャフト13は、対面す
る両端部で軸受ブッシュ42を押圧する保持リング15及び
ギアホイール26によって軸線方向に支持される。明らか
なように、シャフト13は、別の方法たとえばシャフト13
の遊端と協働するスラスト軸受によって軸線方向に支持
してもよい。
調整可能なラジアル軸受17を調整し磁気テープに対す
るキャプスタンの傾斜及びシャフト13の傾斜を調整する
ために、軸受ブッシュ42に連結されたスリーブ部材43は
噛合部55を備え、この噛合部55は第1位置決めスリーブ
45と同心状に配置されると共に、ラジアル軸受17を調整
するための歯として駆動される調整用ギアホイール56と
協働する。噛合部55はスリーブ部材43の全周にわたって
延在する。しかしながら、代案として、円周の一部にの
み備えてもよい。調整可能なラジアル軸受17に隣接した
シャーシ16において、調整用ギアホイール56の第1ラジ
アル面58から突出する支承部59を受け入れるために、ボ
ア57を形成する。この場合において、調整用ギアホイー
ル56はシャーシ16から着脱可能であり、そして第2ラジ
アル面60上でギアホイール56は、これを回転するための
支承部59と同心上に配置された作動突部61を支持する。
このようにすることでシャフト13及びキャプスタン11の
傾斜を多数の装置において調整することができるような
工具が得られる。本装置には、調整用ギアホイールを回
転支持するためにシャーシ内にボアのみが形成されてお
り、これによって比較的簡単な構成にすることができ
る。作動突部61はテスト用カセット64の各主壁63内に設
けた開口部62を通って延在することができる。原理的に
は、テスト用カセット64は第1図に示されたカセット3
と同じ構造であるが、テスト用カセット64には、磁気テ
ープの送り中、磁気ヘッド24,25及びキャプスタン11を
通る磁気テープの送りをチェックし、そして監視するた
めの付加的手段が備えられている。シャフト13及びキャ
プスタン11の傾斜を手で調整する場合、作動突部61は手
で操作される。しかしながら、傾斜の調整がコンピュー
タ制御された自動調整装置によって作用される場合、作
動突部61をモータ駆動させてもよい。
装置内に上記部品を取付けた後、キャプスタン11の傾
斜を調整する必要がある、なぜならキャプスタン11は、
磁気テープ4に対してある特定の位置を占有すべきで、
この特定の位置において磁気テープ4が所定の方向に正
確に常時移動すると共に同じ相対位置で磁気ベッド24,2
5を常時通過するような力を、キャプスタンによって駆
動される磁気テープ4上に及ぼすようにするためであ
り、このような調整は、この装置において録音及び再生
過程を正確に復元するために不可欠なことである。キャ
プスタン11を取り付けるために、調整可能なラジアル軸
受17はカセット側面からシャーシ16内に簡単に挿入さ
れ、突部48をシャーシ16に対して所定位置に設置し、そ
の後キャプスタン11を軸受ブッシュ42を通して反対側か
ら入れ、シャフト13を軸受ブッシュ42内に挿入し、そし
て最後に、保持リング15を嵌着する。キャプスタン11の
傾斜を調整するために、テスト用カセット64が装置内に
挿入され、そしてこのテスト用カセット64の磁気テープ
4を通常の録音又は再生中と同じようにして駆動する。
更に、調整用ギアホイール56が噛合部55と噛合し、支承
部59が調整用ギアホイール56を回転可能に支持するため
にシャーシ16内に設けたボア57と協働するまで、調整用
ギアホイール56はテスト用カセット64の開口部62を通っ
て簡単に挿入される。キャプスタン11の傾斜を調整する
ために、ギアホイール56は回され、したがって、噛合部
55を駆動し、その結果、2つの位置決めスリーブ45,47
とシャーシ16との間にある摩擦に打ち勝った場合、2つ
の位置決めスリーブ45,47がシャーシ16に対して回動さ
れる。お互いに対して2つの位置決めスリーブ45,47の
偏心した位置の結果として、これらスリーブ45,47の回
動は、位置決めスリーブ47をほぼ中心として調整可能な
ラジアル軸受17の回動を生じせしめ、ラジアル軸受17は
シャフト13の横方向に調整される。この回動の間、調整
可能なラジアル軸受17及びそこに連結された位置決めス
リーブ45,47は凹所49,50の位置でシャーシ16の数マイク
ロメートル程度の変位を生じる。明らかなように、調整
可能なラジアル軸受17のこの回動はキャプスタン11の対
応する回動を引き起こす。これに関連しては、この回動
の2つの成分、すなわち第2図に示すように磁気テープ
4の面と平行に延在する成分と、第2図における磁気テ
ープ4の面と垂直に延在する他の成分を考慮すべきであ
る。最初に述べられた成分は、磁気ヘッドを通過する磁
気テープの正確な送りに多大な影響を及ぼし、そしてキ
ャプスタン11の傾斜の適切な調整によって磁気テープ4
が常時同じレベルで磁気ヘッド24,25を通過するように
キャプスタン11を選択するとよい。2番目に述べられた
成分は本装置における磁気テープの送りにほとんど影響
を及ぼさず、したがって現実的には無視されている。こ
の場合、調整ギアホイール56を駆動することによるキャ
プスタン11の傾斜の調整及びこの結果生じるラジアル軸
受17の調整が進む一方で、磁気ヘッド24,25を通過する
所望のテープ送りが得られることがテスト用カセット64
によって確認されるまで、磁気テープ4はキャプスタン
11によって駆動され続ける。キャプスタン11の傾斜の調
整は位置決めスリーブ45,47の回動による大変簡単な調
整処置によって達成され、そしてキャプスタンの傾斜は
力学的に調整され、このことは大変有益なことである。
一旦傾斜の調整が終わると、調整用ギアホイール56及び
テスト用カセット64は装置から取り除かれる。
上述より明らかなように、キャプスタン用のラジアル
軸受手段は調整可能な一つのラジアル軸受のみを備える
大変簡単な構造をなし、このことは、簡単な取付け及び
装置の高さの減少の点で有益である。調整可能なラジア
ル軸受を回転対称形をなす軸受ブッシュとこのブッシュ
に取付けられる回転非対称形をなすスリーブとに分割す
ることによって、この調整可能な軸受は特に好適な方法
で製造され得る。傾斜を調整することは、シャーシ内で
2つの位置決めスリーブを簡単に回動することによって
大変簡単に対処できる。調整用ギアホイールで駆動され
得る噛合部によって調整可能なラジアル軸受を調整する
ことは、調整が簡単でしかも付加的スペースを必要とし
ないと言う利点がある。
第3図に示された第2実施例において、上述された実
施例と同じように、ラジアル軸受手段は唯一の調整可能
なラジアル軸受17を備える。この調整可能なラジアル軸
受17は2つの位置決めスリーブ66,67と一体をなす軸受
ブッシュ65を単純に備え、前記位置決めスリーブ66,67
はお互いに偏心して配置されると共に、シャフト13の軸
線方向にお互いに離間する。これら2つの位置決めスリ
ーブ66,67のうちの第1位置決めスリーブ66の軸線は第
3図の一点鎖線68によって示されシャフト13に対し偏心
して配置されており、そして、第2位置決めスリーブ67
はシャフト13と同心状に配置されている。この軸受構造
において、偏心は役0.07mmであり、この値は本実施例に
対する適切な実用値である。第1位置決めスリーブ66は
シャーシ16内のボア69内に取り付けられており、第2位
置決めスリーブ67はシャーシ16内のボア70内に取り付け
られている。シャーシ16の軸受ブッシュ65を保持するた
めに、シャーシ16は複数のクランプ突起部71を備え、第
3図においては2個の突起部71が示されている。キャプ
スタン11の傾斜を調整する目的のための軸受ブッシュ65
を調整するためシャーシ16に対して2つの位置決めスリ
ーブ66,67を回動させるためには、軸受ブッシュ65に噛
合部72を形成し、この噛合部72はシャフト13と同心状に
配置されると共に、軸受ブッシュ65の周面の一部に延在
しており、前記噛合部72は、シャーシ16から着脱自在の
ギアホイール56と協働する。不意の回転に抗して軸受ブ
ッシュ65をロックするために、シャーシ16は弾性のラッ
チ突部73を支持し、このラッチ突部73の遊端は、軸受ブ
ッシュ65の円周部74の周面を押圧し、この周面は複数の
狭いフラット部を備え、このフラット部の長辺はシャフ
ト13の軸線方向に延在する。
本実施例において、ラジアル軸受手段は調整可能なラ
ジアル軸受のみを適切に備える。キャプスタンの傾斜を
調整するため2つの位置決めスリーブはシャーシに対し
て簡単に回転させられ、したがってこの場合、調整も簡
単にできる。キャプスタンの傾斜を調整している間、軸
受ブッシュによって形成された調整可能なラジアル軸受
は偏向され、この場合、調整はカセットに最も近くに設
置された位置決めスリーブをほぼ中心として達成され
る。調整可能なラジアル軸受は単一構造をなし、パーツ
の数は最小限にされており、この構造は装置を最小限度
の高さにする点でも有効である。
本考案の範囲内で改良を加えることができるのは明ら
かなことである。例えば、本考案に関して、唯一の調整
可能なラジアル軸受によってキャプスタンと協働するこ
とができる加圧ローラを回動可能に支持することがで
き、また録音キャリアに対して前記加圧ローラの傾斜を
調整することができ、取付け支持体は例えば摺動体上で
層をなす。上述された2つの実施例において、シャフト
に対して偏心して配置された位置決めスリーブを回転す
るように取付けたシャーシ軸受部は、これらが協働する
位置決めスリーブと同じ偏心を持つようにしてもよい。
しかしながら、これら軸受部は、傾斜の調整中、磁気テ
ープと垂直に延在する傾斜成分の影響を最小限にするた
めに、位置決めスリーブより小さな偏心を有してもよ
い。更に、調整可能なラジアル軸受部の2つの位置決め
スリーブをシャフトに対して偏心して配置してもよく、
このことによって、大きな調整範囲を得ることができ
る。シャフトに対して偏心して配置された2つの位置決
めスリーブは様々な径方向に偏心をつくり出す。位置決
めスリーブを回動可動に支持するために、このようなス
リーブを取付け支持体によって部分的に包囲してもよ
い。本考案は、録音キャリアをカセット内に含まずその
キャリアが装置に取付けることができる2個のリールの
間に延在する装置に使用させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る録音再生装置にカセットを挿入し
た状態を示す略実寸の正面図、 第2図は第1図のII-II線に沿う断面図を略10倍にした
本考案に係る録音再生装置の第1実施例を示す要部拡大
断面図、 第3図は本考案に係る録音再生装置の第2実施例を示す
要部拡大断面図である。 1……録音再生装置 3……カセット 4……録音キャリア(磁気テープ) 11……駆動部材(キャプスタン) 13……シャフト 16……取付け支持体(シャーシ) 17……ラジアル軸受 19……加圧ローラ 23……摺動体 42……軸受ブッシュ 43……スリーブ部材 45,46……第1位置決めスリーブ 47,67……第2位置決めスリーブ 55……噛合部 56……調整用ギアホイール 57……ボア 58……第1ラジアル面 59……支承部 60……第2ラジアル面 61……作動突部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け支持体と、録音キャリアを駆動する
    ためにシャフトと同心に連結された円柱状駆動部材と、
    前記シャフトを取付け支持体上で径方向に支持するため
    の調整可能なラジアル軸受とを備え、録音キャリアに対
    する前記シャフト及び前記駆動部材の傾斜を調整するた
    めの前記調整可能なラジアル軸受は、前記取付け支持体
    に対してシャフトの横方向へ調整でき、該調整可能なラ
    ジアル軸受は該調整可能なラジアル軸受を位置決めする
    ために、前記シャフトに対して偏心して配置された第1
    位置決めスリーブに連結され、前記第1位置決めスリー
    ブは回動を可能にするために取付支持体によってスリー
    ブ周面で少なくとも一部分包囲されるように構成したテ
    ープ形状の録音キャリア用録音再生装置において、 前記シャフトは前記調整可能なラジアル軸受によっての
    み径方向に支持されており、且つ前記シャフト及び駆動
    部材の傾斜を調整するために前記調整可能なラジアル軸
    受は、前述した第1位置決めスリーブに対して偏心して
    配置され軸線方向に離間した別個の第2位置決めスリー
    ブに連結され、この第2位置決めスリーブはそれが回動
    することを許容するために前記取付け支持体によって少
    なくとも一部分包囲されたことを特徴とする再生録音装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2位置決めスリーブはシャフトと同
    心状に配設されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の録音再生装置。
  3. 【請求項3】調整可能な前記ラジアル軸受はシャフトを
    収容する軸受ブッシュを備え、前記シャフトと同心状に
    配置された前記第2位置決めスリーブは前記軸受ブッシ
    ュの周面上に設けられ、前記軸受ブッシュ上に回動しな
    いように取付けられたスリーブ部材を備え、このスリー
    ブ部材の周面にシャフトに対して偏心して配置された第
    1位置決めスリーブを形成したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第2項記載の録音再生装置。
  4. 【請求項4】調整可能な前記ラジアル軸受は、これを調
    整するための工具として役立つ駆動可能な調整用ギヤホ
    イールと協働する噛合部を備えたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか一項に
    記載の録音再生装置。
  5. 【請求項5】調整可能な前記ラジアル軸受に近接して前
    記取付け支持体には調整用ギヤホイールの第1ラジアル
    面から突出する支承部を収容するためのボアが形成さ
    れ、前記調整用ギアホイールは、取付け支持体から着脱
    可能であると共に、前記調整用ギアホイールを回動する
    ために前記支承部と同心状で前記調整用ギアホイールの
    第2ラジアル面から突出する作動突出部を有することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第4項記載の録音再
    生装置。
JP1987073589U 1986-05-20 1987-05-18 録音再生装置 Expired - Lifetime JPH087545Y2 (ja)

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JPH087545Y2 true JPH087545Y2 (ja) 1996-03-04

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KR (1) KR930006207Y1 (ja)
AT (2) AT385368B (ja)
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EP0246694A2 (de) 1987-11-25
AT385368B (de) 1988-03-25
JPS62186239U (ja) 1987-11-26
KR870018922U (ko) 1987-12-26
HK39994A (en) 1994-05-06
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