JPH0590583A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH0590583A JPH0590583A JP24910391A JP24910391A JPH0590583A JP H0590583 A JPH0590583 A JP H0590583A JP 24910391 A JP24910391 A JP 24910391A JP 24910391 A JP24910391 A JP 24910391A JP H0590583 A JPH0590583 A JP H0590583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- oxide film
- field oxide
- type
- diffusion layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高圧MOSICにおいて、リーク不良の発生
を低減する。 【構成】 MOSFETにおいて、ゲートポリシリコン
1がゲート酸化膜2とゲート直下部分との間にP型拡散
層10を形成する。 【効果】 フィールド酸化膜の境界上にゲート酸化膜を
形成したときに起こるゲート耐圧の低下を排除し、境界
下に発生しやすい欠陥はP型拡散層10の内部にとり込
んで、リーク不良の発生を低減する。さらに、ゲート長
をゲートポリシリコン1の寸法のみによって制御でき
る。
を低減する。 【構成】 MOSFETにおいて、ゲートポリシリコン
1がゲート酸化膜2とゲート直下部分との間にP型拡散
層10を形成する。 【効果】 フィールド酸化膜の境界上にゲート酸化膜を
形成したときに起こるゲート耐圧の低下を排除し、境界
下に発生しやすい欠陥はP型拡散層10の内部にとり込
んで、リーク不良の発生を低減する。さらに、ゲート長
をゲートポリシリコン1の寸法のみによって制御でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
に高耐圧のMOSIC,MOSトランジスタにおけるゲ
ートとソース,ドレインの構造に関する。
に高耐圧のMOSIC,MOSトランジスタにおけるゲ
ートとソース,ドレインの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のMOSトランジスタを図
面を参照しつ説明する。図2は中心線に沿う断面をあら
わした斜視図である。MOSトランジスタは低不純物濃
度のN型Si基板(N- )に形成され、ドレイン電極5
aはその下にP型高濃度(P+)層7を有し、その下に
はそれより低濃度のP型(P)層8を有する。
面を参照しつ説明する。図2は中心線に沿う断面をあら
わした斜視図である。MOSトランジスタは低不純物濃
度のN型Si基板(N- )に形成され、ドレイン電極5
aはその下にP型高濃度(P+)層7を有し、その下に
はそれより低濃度のP型(P)層8を有する。
【0003】ドレイン電極5aをとり囲んでフィールド
酸化膜2が形成され、その下には低濃度のP型(P)層
9を有し、P型層7,8,9はつながっていてドレイン
領域を形成している。
酸化膜2が形成され、その下には低濃度のP型(P)層
9を有し、P型層7,8,9はつながっていてドレイン
領域を形成している。
【0004】フィールド酸化膜2の外周端は境界11に
おいてゲート酸化膜3と連なっている。
おいてゲート酸化膜3と連なっている。
【0005】ゲート酸化膜3上にはゲート酸化膜3と外
周端がほぼ一致して、ゲートポリシリコン1が形成され
ている。ゲートポリシリコン1の内周端はフィールド酸
化膜2上を一部カバーして形成される。
周端がほぼ一致して、ゲートポリシリコン1が形成され
ている。ゲートポリシリコン1の内周端はフィールド酸
化膜2上を一部カバーして形成される。
【0006】ゲートポリシキコン1の外周端直下の基板
にはソース領域であるP型高濃度(P+ )層6が設けら
れている。
にはソース領域であるP型高濃度(P+ )層6が設けら
れている。
【0007】P型層6の内周端はゲートポリシリコン1
の外周端をマスクとし、P型層7の外周端はフィールド
酸化膜2の内周端をマスクとして、P型層6,7は同時
に形成される。
の外周端をマスクとし、P型層7の外周端はフィールド
酸化膜2の内周端をマスクとして、P型層6,7は同時
に形成される。
【0008】そしてP型層6の内端とP型層9の外端と
の間にゲートの電圧に応じたチャンネルが形成される。
の間にゲートの電圧に応じたチャンネルが形成される。
【0009】すなわちこの長さが、実質的なゲート長と
なる。
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の構造では、ゲート酸化膜3とフィールド酸化膜2の境
界11までゲートとして使用される。この境界の部分
は、酸化膜が薄くなる、応力等の影響により結晶欠陥が
発生し易いなど耐圧を劣化させる原因となっている。
の構造では、ゲート酸化膜3とフィールド酸化膜2の境
界11までゲートとして使用される。この境界の部分
は、酸化膜が薄くなる、応力等の影響により結晶欠陥が
発生し易いなど耐圧を劣化させる原因となっている。
【0011】このため、この境界部をゲートとして使用
するトランジスタでは、ゲート耐圧の劣化やS−D間に
高圧をかけるとP型拡散層9のゲート酸化膜3とフィー
ルド酸化膜2の境界11付近での欠陥のためリークが発
生ひ易いという欠点があった。また、ゲートの一端がゲ
ート酸化膜3とフィールド酸化膜2との境界11のた
め、ゲートポリシリコンの寸法だけではゲート長を管理
できず、ゲートポリシリコンの寸法のバラツキ+フィー
ルド酸化膜との目ズレ分のバラツキが、ゲート長のバラ
ツキとなるという欠点があった。
するトランジスタでは、ゲート耐圧の劣化やS−D間に
高圧をかけるとP型拡散層9のゲート酸化膜3とフィー
ルド酸化膜2の境界11付近での欠陥のためリークが発
生ひ易いという欠点があった。また、ゲートの一端がゲ
ート酸化膜3とフィールド酸化膜2との境界11のた
め、ゲートポリシリコンの寸法だけではゲート長を管理
できず、ゲートポリシリコンの寸法のバラツキ+フィー
ルド酸化膜との目ズレ分のバラツキが、ゲート長のバラ
ツキとなるという欠点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の構造では、ゲ
ート酸化膜をフィールド酸化膜と分離して形成するとと
もにゲートはゲート酸化膜の上だけに形成する。また、
フィールド酸化膜とゲート直下部分との間にチャンネル
と同じ導電型でソース領域より低濃度の拡散層を形成し
たものである。
ート酸化膜をフィールド酸化膜と分離して形成するとと
もにゲートはゲート酸化膜の上だけに形成する。また、
フィールド酸化膜とゲート直下部分との間にチャンネル
と同じ導電型でソース領域より低濃度の拡散層を形成し
たものである。
【0013】
【作用】上記の構造によると、ゲートは、フィールド酸
化膜との境界部分を使用しないため、ゲート酸化膜の耐
圧の低下を防ぐことができる。
化膜との境界部分を使用しないため、ゲート酸化膜の耐
圧の低下を防ぐことができる。
【0014】また、フィールド酸化膜とゲート直下部分
との間にチャンネルと同じ導電型の低濃度の拡散層を形
成しているため欠陥の発生し易い所にジャックションが
形成されること防ぎ、リークの発生を低減できる。
との間にチャンネルと同じ導電型の低濃度の拡散層を形
成しているため欠陥の発生し易い所にジャックションが
形成されること防ぎ、リークの発生を低減できる。
【0015】さらに、チャンネルはゲート寸法にセルフ
アライメントにて形成されるので管理が容易である。
アライメントにて形成されるので管理が容易である。
【0016】
【実施例】以下、この発明について図面を参照して説明
する。
する。
【0017】図1はこの発明の一実施例の断面図をあら
わした斜視図である。破線を軸として対称構造となって
いる。図において1はゲートポリシリコン,2はフィー
ルド酸化膜,3はゲート酸化膜,4は層間絶縁膜,5は
アルミ電極,6はP型拡散層(ソース),7〜10はP
型拡散層(ドレイン)である。
わした斜視図である。破線を軸として対称構造となって
いる。図において1はゲートポリシリコン,2はフィー
ルド酸化膜,3はゲート酸化膜,4は層間絶縁膜,5は
アルミ電極,6はP型拡散層(ソース),7〜10はP
型拡散層(ドレイン)である。
【0018】次に上記のN−MOS型トランジスタの動
作について説明する。
作について説明する。
【0019】S(ソース)−D(ドレイン)間に電圧を
印加し、G(ゲート)に負の電圧を加えると、ゲート1
の下にP型のチャンネルが形成され、S−D間に電流が
流れる。P型拡散層8〜10,フィールド酸化膜2は、
S−D間の耐圧向上の役割を持つ。
印加し、G(ゲート)に負の電圧を加えると、ゲート1
の下にP型のチャンネルが形成され、S−D間に電流が
流れる。P型拡散層8〜10,フィールド酸化膜2は、
S−D間の耐圧向上の役割を持つ。
【0020】すなわち、P型拡散層8〜9は、P型拡散
層6,7より低濃度に形成される。この実施例によれ
ば、フィールド酸化膜2の外周端部下にP型拡散層10
を形成しており、境界部に発生し易い欠陥をP型層内部
にとりこんでいる。
層6,7より低濃度に形成される。この実施例によれ
ば、フィールド酸化膜2の外周端部下にP型拡散層10
を形成しており、境界部に発生し易い欠陥をP型層内部
にとりこんでいる。
【0021】したがって、OFF時にリーク電流が生ず
るのを防止する。また、フィールド酸化膜の境界部にゲ
ートを形成しないため、境界部で発生ひやすいゲート耐
圧の劣化を排除できる。
るのを防止する。また、フィールド酸化膜の境界部にゲ
ートを形成しないため、境界部で発生ひやすいゲート耐
圧の劣化を排除できる。
【0022】また、ゲートポリシリコン1がゲート酸化
膜上にのみ形成されるため、フィールドとゲートポリシ
リコンの相対的な位置ズレの影響を受けることなく、ゲ
ートポリシリコン寸法のみでゲート長を管理できるとい
う利点がある。
膜上にのみ形成されるため、フィールドとゲートポリシ
リコンの相対的な位置ズレの影響を受けることなく、ゲ
ートポリシリコン寸法のみでゲート長を管理できるとい
う利点がある。
【0023】なお、ゲートはポリシリコンのみならず、
メタルや、ポリシリコンとメタルを積層して形成したも
のでもよい。
メタルや、ポリシリコンとメタルを積層して形成したも
のでもよい。
【0024】また、上記実施例はPチャンネル型MOS
トランジスタについて説明したが、Nチャンネル型MO
Sトランジスタにも適用できる。
トランジスタについて説明したが、Nチャンネル型MO
Sトランジスタにも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、ゲー
ト酸化膜をフィールド酸化膜と分離して形成するととも
に、ゲートをゲート酸化膜上にのみ形成し、フィールド
酸化膜とゲート直下の部分との間に拡散層を形成したこ
とにより、フィールド酸化部の境界の部分でのリークを
低減できる効果がある。
ト酸化膜をフィールド酸化膜と分離して形成するととも
に、ゲートをゲート酸化膜上にのみ形成し、フィールド
酸化膜とゲート直下の部分との間に拡散層を形成したこ
とにより、フィールド酸化部の境界の部分でのリークを
低減できる効果がある。
【0026】また、ゲート長をゲート寸法のみで管理す
ることができる効果がある。
ることができる効果がある。
【図1】 この発明のトランジスタの中心を通る面で切
断した断面をあらわした斜視図である
断した断面をあらわした斜視図である
【図2】 従来のトランジスタの中心を通る面で切断し
た断面をあらわした斜視図である
た断面をあらわした斜視図である
1 ゲートポリシキコン 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 層間絶縁膜 5 アルミ電極 6 P型拡散層(ソース) 7〜10 P型拡散層(ドレイン) 11 ゲート酸化膜とフィールド酸化膜との境界
Claims (2)
- 【請求項1】ドレイン上にフィールド酸化膜を持つMO
SFETにおいて、ゲート酸化膜がフィールド酸化膜と
分離して形成されるとともに、ゲートが、ゲート酸化膜
上にのみ形成され、フィールド酸化膜とゲートとの間に
チャンネルと同型でありソース領域に比較して低濃度の
拡散層を形成したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記ゲートがポリシリコンよりなることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24910391A JPH0590583A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24910391A JPH0590583A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590583A true JPH0590583A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17188004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24910391A Pending JPH0590583A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003066118A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の故障解析方法 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24910391A patent/JPH0590583A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003066118A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の故障解析方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6359545B2 (ja) | ||
JP2002026328A (ja) | 横型半導体装置 | |
US6825507B2 (en) | Semiconductor device having high electron mobility comprising a SiGe/Si/SiGe substrate | |
JPH07326764A (ja) | 薄膜トランジスタおよび液晶表示装置 | |
JPS63102264A (ja) | 薄膜半導体装置 | |
JP2825038B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0590583A (ja) | 半導体装置 | |
JP2941816B2 (ja) | Mos型トランジスタ | |
JPH0222868A (ja) | 絶縁ゲート電界効果トランジスタ | |
JPH0220060A (ja) | 相補型薄膜電界効果トランジスタ | |
JPH01111378A (ja) | 縦型mos fet | |
JPS5858747A (ja) | Mos型半導体集積回路 | |
JP2973450B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP3119914B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH05175228A (ja) | 半導体装置 | |
JP2954311B2 (ja) | Mosトランジスタ | |
JPS61208270A (ja) | Mos型トランジスタ | |
JPS6255303B2 (ja) | ||
KR920006431B1 (ko) | 고압용 모스 트랜지스터 | |
JPS60154662A (ja) | Mos型半導体装置 | |
JPH0555369A (ja) | 半導体集積装置 | |
JPH062275Y2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH05136408A (ja) | 半導体装置 | |
JPH06275822A (ja) | Mos型トランジスタ | |
JPH0555576A (ja) | 薄膜トランジスタ |