JPH0590345U - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
- Publication number
- JPH0590345U JPH0590345U JP2881292U JP2881292U JPH0590345U JP H0590345 U JPH0590345 U JP H0590345U JP 2881292 U JP2881292 U JP 2881292U JP 2881292 U JP2881292 U JP 2881292U JP H0590345 U JPH0590345 U JP H0590345U
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- JP
- Japan
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- torque
- torque converter
- test piece
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- Pending
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク変換器先端側の撓みによるトルク検出
誤差を排除しつつ試験片からトルク変換器に伝達される
ねじりトルクの損失を低減してトルク検出精度を向上さ
せ得る材料試験機を提供する。 【構成】 試験機のベース20上に固定したフレーム4
1の鉛直面41aにトルク変換器42の基端を取付け、
トルク変換器42の先端に試験片TPのつかみ具43を
連結する。トルク変換器42の先端外周に支持枠48を
設け、トルク変換器42の先端の撓みによるトルク検出
誤差を排除する。トルク変換器42と支持枠48との間
に玉軸受け49を介装し、摩擦抵抗によるねじりトルク
の損失を抑制してトルク検出精度を向上させる。
誤差を排除しつつ試験片からトルク変換器に伝達される
ねじりトルクの損失を低減してトルク検出精度を向上さ
せ得る材料試験機を提供する。 【構成】 試験機のベース20上に固定したフレーム4
1の鉛直面41aにトルク変換器42の基端を取付け、
トルク変換器42の先端に試験片TPのつかみ具43を
連結する。トルク変換器42の先端外周に支持枠48を
設け、トルク変換器42の先端の撓みによるトルク検出
誤差を排除する。トルク変換器42と支持枠48との間
に玉軸受け49を介装し、摩擦抵抗によるねじりトルク
の損失を抑制してトルク検出精度を向上させる。
Description
【0001】
本考案は、ねじり試験が行なえる材料試験機に関する。
【0002】
この種の材料試験機として、図4に示すように、試験機のフレーム1の鉛直面 1aにボルト2で固定されるトルク変換器3と、このトルク変換器3の先端にボ ルト4で固定されるつかみ具5と、このつかみ具5と対向配置されてつかみ具5 に把持された試験片TPにねじりトルクを与える負荷機構(不図示)とを有し、 試験片TPに負荷されたねじりトルクをトルク変換器3に伝達して試験片TPの ねじりトルクの大きさを計測するものが知られている。
【0003】
ところで、図示の材料試験機では、トルク変換器3のハウジング6が片持ち状 態で固定されているので、つかみ具5やトルク変換器3の自重Wによってハウジ ング6の先端やつかみ具5が下方へ撓み、試験片TPが負荷機構に対して偏心し てトルク検出誤差が生じることがある。 この誤差を解消するには、図5に示すようにハウジング6先端のフランジ6a の下方に支持部材7を設けて鉛直下方への撓みを規制することが考えられる。し かし、この場合には、ハウジング6と支持部材7の間の摩擦抵抗によって試験片 TPから伝達されるねじりトルクに損失が生じるので、新たにトルク検出誤差が 生じるおそれがある。
【0004】 本考案の目的は、トルク変換器やつかみ具の撓みによるトルク検出誤差を排除 しつつ試験片からトルク変換器に伝達されるねじりトルクの損失を抑制してトル ク検出精度を向上させ得る材料試験機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 一実施例を示す図1に対応付けて説明すると、本発明は、基端側が剛体41に 固定されるトルク変換器42と、このトルク変換器42の先端側に取付けられる つかみ具43とを備えた材料試験機10に適用される。 そして、上述した目的は、トルク変換器42の先端部またはつかみ具43を支 持してこれらの撓みを規制する支持部材48を設け、この支持部材48に支持さ れるトルク変換器42またはつかみ具42と支持部材48との間に、両者間の摩 擦係数を低減する軸受け49を介装することで達成される。
【0006】
支持部材48によってトルク変換器42の先端部やつかみ具43の撓みが規制 されるので、試験片TPの偏心によるトルク検出誤差が排除される。軸受け49 によってトルク変換器42またはつかみ具43と支持部材48との間の摩擦係数 が低減されるので、摩擦抵抗によるねじりトルクの損失が抑制される。 なお、本考案の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では 、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本考案が実 施例に限定されるものではない。
【0007】
以下、図1〜図3を参照して本考案の一実施例を説明する。 図3に示すように、本実施例の材料試験機10は、水平に設置されるベース2 0と、このベース20上に配置される負荷機構30および計測機構40を備えて いる。負荷機構30は、ベース20のレール21上に設置された負荷機本体31 と、この負荷機本体31に内蔵される減速機付きモータ(不図示)と、このモー タの出力軸に連結されて軸線回りに回転可能なつかみ具32とを有し、ハンドル 32aの回動操作によってつかみ具32を開閉させて試験片TPの一端を把持可 能とされるとともに、送りハンドル33の回動操作で負荷機本体31をレール2 1沿いに移動させて計測機構40との距離を調整可能とされている。
【0008】 図1および図2に詳細に示すように、計測機構40は、ベース20に固定され るフレーム41と、フレーム41に支持されるトルク変換器42と、トルク変換 器42に支持されるつかみ具43とを備えている。つかみ具43は、ハンドル4 3aの回動操作で開閉して負荷機構側のつかみ具32に把持された試験片TPの 他端を把持可能とされ、これらつかみ具32,43間に試験片TPが取付けられ た状態でつかみ具32が回転することにより、試験片TPにねじりトルクが負荷 される。
【0009】 トルク変換器42は、そのハウジング44の基端がフレーム41の鉛直面41 aにボルト45で固定され、剛体であるフレーム41と強固に連結される。ハウ ジング44の先端にはつかみ具43がボルト46で同軸状に固定され、これによ り、試験片TPに負荷されるねじりトルクがトルク変換器42に伝達されて試験 片TPのねじりトルクが計測される。計測されたねじりトルクは表示器47に表 示される。
【0010】 フレーム41の上部には、トルク変換器42のハウジング44の先端フランジ 44aをその全周に渡って取り囲む支持枠(支持部材)48が溶接によって一体 に取付けられている。この支持枠48の内周と先端フランジ44aの外周との間 には玉軸受け49が介装されてベアリングキャップ50で軸方向に押え込まれて いる。この玉軸受け49は、内外輪の間に介装された多数の球体を転動させて内 外輪間の摩擦抵抗を低減する周知のものである。なお、図において符号40aは 、計測機構40を覆うカバーである。
【0011】 以上の構成の材料試験機10においては、トルク変換器42やつかみ具43の 自重によるトルク変換器42の先端側の撓みが、ハウジング44と玉軸受け49 を介して嵌合する支持枠48で規制されるので、計測機構40側のつかみ具43 が負荷機構30側のつかみ具32に対して偏心してトルク検出誤差が生じるおそ れがない。また、玉軸受け49によってハウジング44と支持枠48との間の摩 擦係数が大幅に低減されるので、試験片TPからトルク変換器42へねじりトル クが伝達される際の損失が極めて小さくなる。このため、トルク検出精度が大き く向上する。
【0012】 本実施例では、トルク変換器42の先端を支持枠48で支持しているが、本発 明はこれに限らず、つかみ具43の外周を支持しても良い。軸受けも玉軸受け4 9に限らず、円筒ころ軸受けや滑り軸受けなど摩擦抵抗の低減作用を果すあらゆ る軸受け手段を使用できる。トルク変換器の取付け相手もベース上のフレームに 限らず、トルク変換器に伝わるねじりトルクに抗してトルク変換器の基端側のね じり変形を阻止できる剛性を備えた剛体であれば良い。
【0013】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、支持部材によって試験片の偏心 によるトルク検出誤差が排除されるとともに、軸受けによってトルク変換器やつ かみ具と支持部材との間の摩擦抵抗によるねじりトルクの損失が抑制されるので 、ねじりトルクの検出精度が大きく向上する。
【図1】本発明の一実施例に係る材料試験機の計測側の
要部を示す図。
要部を示す図。
【図2】図1の計測側の要部の右側面図。
【図3】本発明の一実施例に係る材料試験機の正面図。
【図4】従来の材料試験機の計測側の要部を示す図。
【図5】従来の他の材料試験機の計測側の要部を示す
図。
図。
10 材料試験機 20 ベース 30 負荷機構 40 計測機構 41 フレーム 42 トルク変換器 43 つかみ具 48 支持枠 49 玉軸受け TP 試験片
Claims (1)
- 【請求項1】 基端側が剛体に固定されるトルク変換器
と、このトルク変換器の先端側に取付けられるつかみ具
とを備え、前記つかみ具に把持された試験片のねじりト
ルクを前記トルク変換器に伝達して前記試験片のねじり
トルクを計測する材料試験機において、 前記トルク変換器の先端部または前記つかみ具を支持し
てこれらの撓みを規制する支持部材を設け、この支持部
材に支持される前記トルク変換器または前記つかみ具と
前記支持部材との間に、両者間の摩擦係数を低減する軸
受けを介装したことを特徴とする材料試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2881292U JPH0590345U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2881292U JPH0590345U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 材料試験機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590345U true JPH0590345U (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=12258827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2881292U Pending JPH0590345U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 材料試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590345U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012141170A1 (ja) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | 国際計測器株式会社 | 回転ねじり試験機 |
WO2013084869A1 (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-13 | 国際計測器株式会社 | ねじり試験機及び機械試験機 |
JP2013120164A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Kokusai Keisokki Kk | ねじり試験機 |
JP2013127407A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Kokusai Keisokki Kk | 機械試験機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4318878Y1 (ja) * | 1965-05-29 | 1968-08-05 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP2881292U patent/JPH0590345U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4318878Y1 (ja) * | 1965-05-29 | 1968-08-05 |
Cited By (4)
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JP2013120164A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Kokusai Keisokki Kk | ねじり試験機 |
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