JP2008275404A - ねじり試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一軸方向に圧縮又は引っ張り荷重を負荷するだけで、試験片にねじりトルクのみを作用させることができる、純粋なねじり試験装置の提供を目的とする。
【解決手段】ねじり試験装置は、ネジ杆に螺合したナットプレートに連結した回転部材と、当該回転部材に対向配置した固定部材を備え、回転部材と固定部材とは、スラストベアリングを介して相互の距離を一定に保持しつつ相互に回転自在に配置してあり、回転部材と固定部材とで試験片の両端を保持し、ネジ杆を軸方向に前進又は後退移動させることで、試験片にねじり力のみを負荷するものであることを特徴とする。
これにより、万能試験機のアッパーテーブルでネジ杆を上下移動させるだけで、純粋なねじり試験ができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単一軸方向の圧縮又は引っ張り荷重を負荷することで、試験片にねじりトルクのみが作用するねじり試験装置に関する。
シャフトなどのあらゆる軸の設計において、ねじり荷重に対する破断強度等を評価するために、ねじり試験が行われている。
この種の従来のねじり試験機は、試験片の両端をチャックし、試験片にねじりトルクを負荷しなければならないために、負荷機構が複雑で試験機が大型化し、高価であった。
一方、万能試験機等と呼ばれる、圧縮又は引っ張り荷重を負荷する材料試験機は、比較的安価で、多くの試験機関に普及している。
そこで、本願発明者らは、この万能試験機を用いて、ねじり試験ができないか誠意検討した結果、本発明に至った。
特開平4−106452号公報には、一軸方向可動の駆動源を有する試験機でねじり試験を行う技術を開示するが、試験片に、ねじりトルクと、圧縮又は引っ張り荷重とを複合的に負荷するのが目的であり、純粋なねじり試験を行うことが出来ないものであった。
特開平4−106452号公報
本発明は上記技術的課題に鑑みて、単一軸方向に圧縮又は引っ張り荷重を負荷するだけで、試験片にねじりトルクのみを作用させることができる、純粋なねじり試験装置の提供を目的とする。
本発明に係る、ねじり試験装置は、ネジ杆に螺合したナットプレートに連結した回転部材と、当該回転部材に対向配置した固定部材を備え、回転部材と固定部材とは、スラストベアリングを介して相互の距離を一定に保持しつつ相互に回転自在に配置してあり、回転部材と固定部材とで試験片の両端を保持し、ネジ杆を軸方向に前進又は後退移動させることで、試験片にねじり力のみを負荷するものであることを特徴とする。
これにより、万能試験機のアッパーテーブルでネジ杆を上下移動させるだけで、純粋なねじり試験ができる。
ここで、ネジ杆とナットプレートとを螺合したのは、単一軸方向の前進又は後退移動を回転部材の回転運動に変換するのが目的であり、一般的には、回転部材を円筒体を用いてナットプレートに連結し、ネジ杆の先端を円筒体に呑み込ませつつ、回転部材を連結したこの円筒体と固定部材との間に、スラストベアリングを介在させるのが設計しやすい。
ネジ杆側に固定部材を連結し、ナットプレートを前進又は後退移動させても良いが、その場合には、相対移動するネジ杆と干渉しないようにナットプレートを移動させなければならないので、万能試験機を用いる場合に設計がやや複雑になる。
ネジ杆とナットプレートとの螺合手段は、バックラッシが少ないのが特徴である、ボールねじであることが好ましい。
ボールねじは通常回転運動を直進運動に変換するのに広く用いられているが、本発明では、ネジ杆を軸方向に移動させることで、直進運動を回転運動に変換した点にも特徴がある。
ネジ杆とナットプレートは、軸方向荷重をねじり荷重のみに変換するものであれば、ネジ機構を用いたもの以外の、例えば円筒カム機構を用いても良いが、試験精度等を考慮する必要がある。
請求項3記載のねじり試験装置の発明は、回転部材と固定部材は試験片の回転を規制し、少なくとも一方は試験片の軸方向の移動を自在にしてあることを特徴とする。
本発明では、回転部材と固定部材とを、スラストベアリングを介して相互の距離を一定に保持しつつ相互に回転自在に配置したので、試験片には、軸方向の外力が加わらないが、試験片の材質によっては、ねじり変化に伴い、試験片の両端間隔が伸縮する場合がある。
そこで、請求項3記載の発明では、試験片の伸び、縮が自由になるようにした。
請求項4記載のねじり試験装置の発明は、回転部材と固定部材の少なくとも一方は、軸方向に滑動自在な転がり案内手段を有し、転がり案内手段を介して試験片を取り付けて試験片の回転を規制しつつ試験片の軸方向の移動を自在にしてあることを特徴とする。
転がり案内手段を用いて試験片の回転を規制しつつ試験片の軸方向の移動を自在にする方法としては、軸方向に滑動自在なコロ状ローラーを試験片の取付け位置を挟んで一対設けて、このコロ状ローラーを軸回転方向に移動規制しながら、コロ状ローラー同士の間にバネ付勢力等で試験片を挟む方法や、あるいは、軸方向に滑動するように設けたLMガイド(Linear Motion Guide)を介して、試験片をクランプするクランプ手段を設ける方法等が考えられる。
本発明に係るねじり試験装置においては、ネジ杆に螺合したナットプレートに連結した回転部材と、当該回転部材に対向配置した固定部材とを有し、回転部材と固定部材とは、スラストベアリングを介して相互の距離を一定に保持しつつ相互に回転自在に配置してあり、回転部材と固定部材とで試験片の両端を保持したので、ネジ杆を軸方向に直進運動させるだけで、試験片の両端間に軸方向の外力を加えることなく、ねじりトルクのみ作用させた純粋なねじり試験ができる。
これにより、万能試験機のベーステーブルに本発明に係る、ねじり試験装置を取り付け、アッパーテーブルで、ネジ杆の上端に圧縮荷重又は、引っ張り荷重を負荷するだけで、ねじり試験をすることができる。
特に、ネジ杆とナットプレートとの螺合手段として、ボールねじを用いると、バックラッシ分の変位補正量が少なくて済み、摩擦力も小さいので、ネジ杆の軸方向直進移動量と回転移動量の関係、及び直進荷重とトルク荷重との関係の変換精度が高くなる。
回転部材と固定部材とは、それぞれ試験片の回転を規制するが、少なくとも一方が試験片の軸方向の移動を自在にしたものとすると、試験片のねじり変形に伴う軸方向の長さ変位を吸収でき、さらに純粋なねじり試験をすることができる。
特に試験片をローラーで挟んだりLMガイドを介してクランプして、軸方向にスムーズに移動自在に保持すると、試験片位置を安定させつつ更に精度良く試験が出来る。
本発明に係る、ねじり試験装置10について、図1の構造説明図を用いて説明する。
図1は、一般的に万能試験機と呼ばれる材料試験機の荷重負荷部(アッパーテーブル)1とベーステーブル2との間にねじり試験装置10を装着した状態を描いてある。
図1は、ねじり試験装置10の縦方向断面を模式的に描いてあり、分かりやすくするためにネジ杆11、ネジ杆テーブル11a、ナット部12a、試験片20等は外観を描いてある。
万能試験機は、荷重負荷部1とベーステーブル2の間で被測定物に圧縮荷重又は引っ張り荷重を負荷するもので、荷重負荷部1とベーステーブル2のみを描いて他は図示省略してある。
荷重負荷部1は、アクチュエータ駆動により、上下方向に移動制御することで、圧縮又は引っ張り方向に荷重を負荷する。
ねじり試験装置10は、それぞれ鉛直方向にネジ杆11と、ナットプレート12のナット部12aとを螺合させてある。
このネジ杆11とナット部12aはボールねじ機構を用いて螺合してバックラッシを少なくし、後述する軸方向荷重のねじり荷重への変換精度を高くすると良い。
そして、ナットプレート12は平面視略筒形の円筒体13と同軸に連結して、円筒体13は略同径で平面視環形のスラストベアリング14に同軸に連結してある。
スラストベアリング14と円筒体13の下部は、平面視略筒形のガイド15cの内側に嵌めて、スラストベアリング14の円筒体13に対する軸方向反対側はガイド15cを立設させてある固定部材15に連結してある。
ネジ杆11の上端にはネジ杆テーブル11aが連結してあり、ネジ杆11はこのネジ杆テーブル11aを介して荷重負荷部1に接触あるいは取り付けてある。
このネジ杆テーブル11aと荷重負荷部1とは、荷重負荷部1がベーステーブル2に対して軸方向に離間したり、あるいは接近する際に荷重負荷部1との接続状態を保持するもので、荷重負荷部1をベーステーブル2に接近させる場合には荷重を支持出来るものとし、荷重負荷部1がベーステーブル2から離間する場合にはボルト連結等で連結する。
固定部材15の下端は同様にベーステーブル2に取り付けてあり、これにより、ねじり装置10を荷重負荷部1とベーステーブル2の間に装着してある。
図1に示すねじり試験装置10は、荷重負荷部1をベーステーブル2に接近させてねじり試験を行う場合の実施例を示す。
円筒体13内には測定する試験片20の一端を取り付けるための回転部材16が連結してある。
回転部材16に設けてある回転取付部16aは軸中心位置に試験片20の一端を取り付け出来るようにしてある。
固定部材15には測定する試験片20の他端を軸中心位置で取り付ける固定取付部15aが設けてある。
ねじり試験装置10は、このようにネジ杆11とナットプレート12からなるネジ機構を円筒体13を介してスラストベアリング14に同軸に連結することで、ネジ杆11に加わる軸方向荷重をナットプレート12に対するねじり荷重に変換し、ネジ杆11とスラストベアリング14との間でナットプレート12とともに円筒体13を回転させるようにしてある。
よって、ねじ杆テーブル11aと固定部材15との間隔を軸方向に変位させることで、円筒体13を固定部材15に対して回転させるようにしてある。
そして、このように円筒体13を固定部材15に対して回転させることで、円筒体13内に連結してある回転部材16を固定部材15に対して回転させる。
これにより、回転部材16の軸中心位置に回転取付部16aで一端を取り付けてあり、他端を軸中心位置となるように固定部材15の固定取付部15aに取り付けてある試験片20に、ねじり荷重を加えるようにしてある。
この円筒体13の回転を滑らかに行うために、固定部材15のガイド15cと円筒体13との間にはラジアルベアリング19を設けたり、あるいはグリース等の潤滑材を注入しておくと良い。
また、ナットプレート12が回転する際の反作用で荷重負荷部1との当接面が滑って回転しないように、ねじ杆テーブル11aの当接面には滑り止め用のやすり11bを貼り付けたり、あるいは凹凸形状等を設けておくと良い。
図2(a)に、このねじり試験装置10でねじり試験をするための試験片20の外観説明図を示す。
試験片20は、丸棒状の評価部21の両端につかみ部22を設けてある。
この試験片20のサイズはねじり試験装置10に合わせて自由に設定すればよいが、ボールネジ機構への負担を低減したい場合には、評価部21がより細い試験片20を用いると良い。
例えば評価部21の半径を2分の1にすると、破断トルクを約8分の1にして必要なねじり荷重をより小さく出来る。
図では説明しやすくするために、試験片20をねじり試験装置10に比較して大きく、太く描いてある。
図3に試験片取付け手順の説明図を示す。
試験片20は、まず、ナットプレート12を外して上方を開口させた円筒体13内に入れて、図4に示すようにその下部のつかみ部22を固定取付部15a内に挿入して固定する。
次に回転部材16を上方から円筒体13内に挿入し、試験片上部のつかみ部22に回転取付部16aを嵌合しつつ、これを図1に示す位置決段部13aに載せる。
その後ロックボルト17で円筒体13内に回転部材16を固定する。
図2(b)は、回転部材16上方から見た試験片20のねじり試験装置10への取付け状態の説明図を示す。
つかみ部22の断面形状は、回転取付部16aの断面形状に合わせた嵌め合い形状である略矩形状に形成してあり、回転部材16との相対的な軸回転を規制して回転部材16が回転することでねじれ荷重がつかみ部22に加わるようにしてある。
そして、図4に示すようにこの回転部材16側のつかみ部22の上方および下方は開放状態で移動可能であり、例えば評価部21がねじれによって短くなったり、また長くなった際等に下方向および上方向に所定距離移動出来るようにしてある。
固定部材15側のつかみ部22の断面形状は、固定取付部15aの断面形状に合わせた嵌め合い形状である略矩形状に形成してあり、相対的な軸回転を規制するようにしてある。
そして、固定取付部15aは試験片20の下端を底面15bで受けて保持するようにしてある。
このように、回転取付部16aと固定取付部15aは、試験片20を試験時に軸方向に移動自在としながらねじれ荷重を加えることができるようにしてある。
材料試験機に、このねじり試験装置10を装着してするねじり試験は、材料試験機のアクチュエータ駆動により荷重負荷部1を圧縮方向に軸方向駆動することで、ネジ杆テーブル11aと固定部材15の間隔を接近変位させて、円筒体13および回転部材16を固定部材15に対して回転させて試験片20にねじり荷重を加えて行う。
このねじり試験は、スラストベアリング14を挟んで相対的に回転する回転部材16と固定部材15に試験片20の両端をそれぞれ取り付けて、その中心軸位置で行うために試験片20の取付部分を軸方向に全く移動させずに行うことが出来る。
そして、回転取付部16aと固定取付部15aは、試験片20を軸方向に移動自在としながらねじれ荷重を加えることが出来る。
ここで荷重負荷部1の圧縮荷重は、ねじり試験装置を介して材料試験機の底部に伝わり逃げるので、試験片20には圧縮や引張方向の軸方向荷重を全く加えない純粋なねじり試験をすることができる。
ねじり試験の内容としては、例えば円筒体13に図3に示すような覗き窓18を設けて試験片20の状態を目視観察出来るようにしたり、試験片20のねじり荷重に対する機械的強度を、例えば試験片20に直接ストレンゲージ等の測定素子等を取り付けたり、試験片20の一端をロードセル等を介して回転部材16や固定部材15に取り付けたり、あるいはねじり試験装置10を装着した試験機が被測定物の機械的強度を測定するために有している測定手段の測定値からねじりモーメントや、ねじれ角を例えばコンピューター処理等で算出する方法等が考えられる。
図5はねじり試験装置の別の実施例を示す。
図5(a)は測定のために取り付けた試験片20を周方向に囲む平面視略筒形のケース部15dを固定部材15に設けて、ケース部15d上でスラストベアリング14を介して円筒体13を回転させる場合を示す。
図5(b)は、引張荷重を試験装置に加える場合のねじり試験装置の実施例を示し、引張荷重を受けるために円筒体13につば13bを設けて、このつば13bをスラストベアリング14aで受けてある。
ねじり試験装置は、軸方向荷重をネジ機構でねじり荷重に変換して、試験片の両端をスラストベアリングの回転両側に軸中心位置となるように取り付けて、スラストベアリングの回転に伴って試験片をねじるものであればよいため、その形態はこのように実施例で示すものに限定されない。
また、試験片にねじり荷重を加えながら、試験片を軸方向に移動自在にする構造も嵌め合いによるものに限定されない。
図6は回転部材の他の実施例を示し、回転部材30aの回転取付部31a部分の説明図を示す。
回転部材30aは、コロ状ローラー32を有するクランプブロック33を弾性付勢して回転取付部31a内に一対設けて、このコロ状ローラー32同士の間に試験片を挟むように設けた場合で、図6(a)は回転取付部31a部分の縦断面の説明図を示し、図6(b)は回転取付部31a部分の横断面の説明図を示す。
クランプブロック33は、ブロックガイド溝35に嵌めてコロ状ローラー32を試験片20に押し付け出来るようにバネ36で弾性付勢してある。
これにより試験片20を、コロ状ローラー32同士の間に挟んで回転部材30aに対して相対的に回転規制しつつ、コロ状ローラー32により軸方向の移動自在としている。
図7は別の回転部材30bの回転取付部31b部分の説明図を示す。
回転部材30bは、回転取付部31b内にLMガイド37を介して試験片20をクランプするクランプブロック34を設けた場合で、図7(a)は回転取付部31b部分の縦断面の説明図を示し、図7(b)は回転取付部31b部分の横断面の説明図を示す。
LMガイド37のガイドレール37aは回転取付部31bの内壁に軸方向に向けて設けてあり、レールブロック37bを軸方向に滑動自在としてある。
クランプブロック34は、試験片20を嵌める嵌合孔38と、嵌合孔38に嵌めた試験片20を挟んで固定する挟持ボルト39を設けてレールブロック37bに連結してある。
これにより、試験片20をクランプブロック34の挟持ボルト39で挟持固定して回転部材30bに対して相対的に回転規制しつつ、LMガイド37により軸方向の移動自在としている。
図8に、荷重負荷部1の駆動で生じさせた軸方向荷重と、その軸方向荷重から変換したねじり荷重の試験片への伝達状態を説明するための説明図を示す。
わかりやすくするために、ねじり荷重に変換されずにねじり試験装置を介してベーステーブルに抜ける軸方向荷重は図示省略してある。
ネジ機構はネジ対偶のネジ杆とナットプレートの一方Aを、荷重負荷部あるいはベーステーブルのいずれかに接続してある。
ネジ機構の他方Bは、スラストベアリングとジャーナルよりなるスラストベアリング機構の対偶のいずれか一方Cに、円筒体13を介す等して回転を伝達するように連結してある。
スラストベアリング機構の対偶の他方Dは、ベーステーブルと荷重負荷部の内のネジ機構と接続していない方に接続してある。
試料片20の一端を取り付ける回転部材16はBC間の円筒体13や、あるいはB,Cに回転を伝達するように連結し、試料片20の他端を取り付ける固定部材15はDとともに固定してある。
ネジ機構は軸方向荷重をねじり荷重に変換し、このねじり荷重は円筒体13を介すなどして試料片20の一端に伝達する。
試料片20の他端は、スラストベアリング機構を跨った回転しない側に取り付けてあるため、試料片20には軸方向の荷重を加えずにねじり荷重を加えることが出来る。
この軸方向荷重とねじり荷重との関係を変換するプログラムを組み込むとよい。
本発明に係るねじり試験装置の構造説明図を示す。 (a)試験片の外観説明図を示し、(b)回転部材上方から見た試験片の取付け状態を示す 試験片取付け手順の説明図を示す。 試験片の回転取付部及び固定取付部への取付け状態の説明図を示す。 別のねじり試験装置の構造説明図を示す。 回転部材の回転取付部内にコロ状ローラーを有するクランプブロックを弾性付勢して設けた場合の説明図を示す。 回転部材の回転取付部内にLMガイドを介して試験片をクランプするクランプブロックを設けた場合の説明図を示す。 軸方向荷重から変換したねじり荷重の試験片への伝達状態を説明するための説明図を示す
符号の説明
1 荷重負荷部
2 ベーステーブル
10、10a、10b ねじり試験装置
11 ねじ杆
11a ねじ杆テーブル
11b やすり
12 ナットプレート
12a ナット部
13 円筒体
13a 位置決め段部
13b つば
14、14a スラストベアリング
15 固定部材
15a 固定取付部
15b 底面
15c ガイド
15d ケース部
16 回転部材
16a 回転取付部
17 ロックボルト
18 覗き窓
19 ラジアルベアリング
20 試験片
21 評価部
22 つかみ部
30a、30b 回転部材
31a、31b 回転取付部
32 コロ状ローラー
33、34 クランプブロック
35 ブロックガイド溝
36 バネ
37 LMガイド
37a ガイドレール
37b レールブロック
38 嵌合孔
39 挟持ボルト

Claims (4)

  1. ネジ杆に螺合したナットプレートに連結した回転部材と、当該回転部材に対向配置した固定部材を備え、
    回転部材と固定部材とは、スラストベアリングを介して相互の距離を一定に保持しつつ相互に回転自在に配置してあり、回転部材と固定部材とで試験片の両端を保持し、ネジ杆を軸方向に前進又は後退移動させることで、試験片にねじり力のみを負荷するものであることを特徴とするねじり試験装置。
  2. ネジ杆とナットプレートとの螺合手段は、ボールねじであることを特徴とする請求項1記載のねじり試験装置。
  3. 回転部材と固定部材は試験片の回転を規制し、少なくとも一方は試験片の軸方向の移動を自在にしてあることを特徴とする請求項1又は2記載のねじり試験装置。
  4. 回転部材と固定部材の少なくとも一方は、軸方向に滑動自在な転がり案内手段を有し、転がり案内手段を介して試験片を取り付けて試験片の回転を規制しつつ試験片の軸方向の移動を自在にしてあることを特徴とする請求項3記載のねじり試験装置。
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