JPH059006Y2 - - Google Patents

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JPH059006Y2
JPH059006Y2 JP1989003510U JP351089U JPH059006Y2 JP H059006 Y2 JPH059006 Y2 JP H059006Y2 JP 1989003510 U JP1989003510 U JP 1989003510U JP 351089 U JP351089 U JP 351089U JP H059006 Y2 JPH059006 Y2 JP H059006Y2
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deodorizing
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aromatic
sheet
heating
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、消臭剤を加熱してその消臭成分を空
気中に拡散させる消臭装置に関するものである。
(従来の技術) この種の消臭装置に係り、出願人は第2図に示
すものを先に考案している(実願昭62−136316
号)。
同図において、21は前面に開閉扉22を有す
る装置本体で、該本体22の前面下部には吸気口
21aが、また前面上部には送風口21bが夫々
設けられている。吸気口21aと送風口21bと
は送風機23を介在した略コ字形の送風ダクト2
4によつて接続されている。また、ダクト24の
送風口21b寄りの下壁には、消臭剤の消臭成分
を送風ダクト21内に導き入れるための導入口2
4aが形成されている。
25は装置本体21の前面凹所21cに出し入
れ自在に配設された消臭剤容器で、加熱発散可能
な消臭成分を含有する液状の消臭剤を内部に収容
した上部開口の容器本体25aと、該容器本体2
5a内に開口を通じて挿入配置され上部を露出す
る円柱状の吸上げ芯25bとから成る。
26は凹所21cの上部に配置された発熱体
で、該発熱体26は吸上げ芯25bの露出部分を
抱持する金属性の加熱ホルダー26aと、該加熱
ホルダー26aの裏側に付設された電気ヒータ2
6bとから成る。図示例のものでは、この発熱体
26と上記消臭剤容器25とで、消臭剤をその消
臭成分が発散する温度に加熱し得る加熱発散器が
構成されている。
即ち、上述の消臭装置では、送風機23を作動
させて吸気口21aから吸い込んだ空気を送風ダ
クト24を通じて送風口21から送出すると共
に、発熱体26を発熱させて吸上げ芯25bの露
出部分に吸上げられた消臭剤を加熱することによ
つて、芯露出部分から消臭成分を発散させこれを
導入口24aから送風ダクト24内に導入し、流
通空気と混合して送風口21bから室内等に送出
できる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、消臭対象となる悪臭は種々の単一悪
臭成分の複合臭であり、また各々の悪臭成分の化
学構造の違いによつて無臭化メカニズムが異なる
ため、上述の消臭装置のように一種類の消臭剤を
用いるだけでは悪臭を完全に無臭化することが難
しい難点がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、複合臭である悪臭を効果
的に消臭できる消臭装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、消臭剤
をその消臭成分が発散する温度に加熱し得る加熱
発散器と、送風機を介装され上記消臭成分導入用
の導入口を風下側の側面に有する送風ダクトとを
具備した消臭装置において、上記送風ダクトの導
入口よりも風上側に、芳香成分を自然発散する芳
香体を交換自在に配置している。
(作用) 本考案に係る消臭装置によれば、送風機を作動
させて送風ダクト内に空気を流通させた状態で、
加熱発散器から消臭剤の消臭成分を加熱発散させ
ると、該消臭成分が導入口から送風ダクト内に吸
い込まれて流通空気に混合される。また、送風ダ
クトを流れる空気には、芳香体から自然発散した
芳香成分が導入口の風上側で混合される。
つまり、送風ダクトの出口から室内等に送出さ
れる空気には、消臭成分と芳香成分が混合される
ことになる。
(実施例) 第1図a乃至第1図cは本考案の一実施例を示
すもので、第1図aは消臭装置の内部正面図、第
1図bは芳香シートの一部破断斜視図、第1図c
は第1図aの−線拡大断面図である。
同図において、1は箱形状の装置本体であり、
該装置本体1の前面下部には横長矩形状の吸気口
1aが、また前面上部には横長矩形状の送風口1
bが夫々形成されている。また、吸気口1aの開
口端には、矩形状のエアフイルタ2が着脱自在に
取付けられている。
3はフアン3a及び図示省略のモータを具備す
る横長の送風機であり、該送風機3は装置本体1
内の下部に筐体を配設され、その吸込み口3bを
吸気口1aに接続されている。
4は送風口1bと送風機3の吹出し口3cとを
接続するL字形の送風ダクトであり、該送風ダク
ト4の上部水平部分の下壁には矩形状の導入口4
aが、また該導入口4aの下端側辺及び下端後辺
には後述する凹所1cの上部側壁を囲むコ字形の
案内板4bが垂設されている。
1cは装置本体1の前面中央に形成された容器
収納用の凸形状の凹所であり、該凹所1cは導入
口4aに対峙する上壁部分を開口し、また背壁上
部を後述する発熱体6の配置スペースとして開口
している。上記の送風ダクト4は取付け状態にお
いて案内板4bで凹所1cの上部開口を包囲して
おり、導入口4aを該開口と連通している。
5は凹所1cに出入れ自在に収納配置された消
臭剤容器で、加熱発散可能な消臭成分を含有する
液状の消臭剤を内部に収容する上部開口の容器本
体5aと、容器本体5a内に開口を通じて挿入配
置され上部を露出する円柱状の吸上げ芯5bと、
容器本体5bの開口外面に螺着されると共に中央
に形成された芯保持孔によつて吸上げ芯5bの外
周面を密接保持する芯保持体5cとから成る。
6は凹所1cの上部に配置された発熱体で、矩
形状の発熱素子6aと、発熱素子6aの前面にね
じ6bによつて固定された加熱ホルダー6cと、
発熱素子6aと加熱ホルダー6cとの間に介在さ
れた温度調整シート6dとから構成されている。
この発熱体6は発熱素子6aとねじ6bの頭部
との間に介装された取付部材7を、凹所1cの上
部裏面に固着することによつて加熱ホルダー6c
のみを凹所1c内に位置している。
詳しくは、上記の発熱素子6aは通電時におい
て所定温度を越えると自らの電気抵抗を急激に増
加し発熱温度を一定に保つことが可能なPTC素
子から成る。また、加熱ホルダー6cは熱伝導性
に優れたアルミニウム等の金属から形成されてお
り、その前面側に吸上げ芯5bの露出部分を抱持
する溝6c1を備えている。更に、温度調整シー
ト6dは耐熱性及び絶縁性を有し、且つ熱伝導性
に優れたシリコーンゴム製のシートからなり、図
示例では肉厚が約1mmの温度調整シート6dを発
熱素子6aと加熱ホルダー6cとの間に介装され
て発熱素子6aから加熱ホルダー6cに伝導され
る熱量をシート厚で調整している。しかも、この
温度調整シート6dは固着状態においてその両側
端及び下端を開口を通じて凹所1cの裏側に引き
出されており、また上端を前記案内板6bの裏側
に引き出されている。
図示例では、上記の発熱体6と消臭剤容器5と
で、消臭剤をその消臭成分が発散する温度に加熱
し得る加熱発散器が構成されている。
8は装置本体1前面の凹所1cの右側に配置さ
れ、発熱素子6a及び送風機3のモータの作動時
間を調節するためのタイマーダイヤル、9は同位
置下側に配置され、発熱素子6aへの通電時間を
調節するための発散量調節ダイヤル、10は装置
本体1の前面下端に配置された電源スイツチ、1
1は送風口1bに配置された電源ランプである。
12は装置本体1の前面左側縁に軸支され、送
風口1b、電源スイツチ10及び電源ランプ1を
除く装置本体1の前面を覆う開閉扉であり、該開
閉扉12には凹所1cに対応して発散剤確認用の
覗き窓12aが、また吸気口1aに対応して吸気
窓12bが夫々形成されている。また、この開閉
扉12の裏面には扉閉鎖状態を維持するための吸
着用マグネツト12cが設けられている。
13は装置本体1の上面に形成された挿入口1
d及び送風ダクト4の上部水平部分の上壁に形成
された挿入口4cを通じて送風ダクト4の送風口
1b寄りに交換自在に挿入配置された矩形状の芳
香シートである。この芳香シート13は、第1図
bに示すように、出入れ操作時に把持部となる肉
厚の掛合部13aを上辺に、また通気口13bを
一側面に夫々有する金属または樹脂製のシート本
体13cと、常温で芳香成分を自然発散する液状
の芳香剤を含浸した不織布等の吸液材14dとか
ら成り、不使用時には通気口14bを図中2点鎖
線で示すシール14にて閉塞されて芳香材の蒸発
を抑制されている。
ここで、上記消臭装置の動作について説明す
る。芳香シート13を送風ダクト4内にセツトし
た状態で、タイマーダイヤル8及び蒸発量調節ダ
イヤル9を調節した後、電源を投入すると、送風
機3が作動を開始し、エアフイルタ2を通じて吸
気口1aから吸い込まれた空気が送風ダクト4内
を送風口1bに向かつて流通する。
上記の空気流通時には、芳香シート13の通気
口13bから自然発散した芳香成分が流通空気に
混合される。
また、発熱素子6aから発せられた熱が温度調
整シート6dを介して加熱ホルダー6cに伝導
し、該加熱素子6dによつて吸上げ芯5bの露出
部分が加熱され、該露出部分に吸上げられた消臭
剤が加熱されてその消臭成分が発散すると共に、
該消臭成分が導入口4aから送風ダクト4内に吸
い込まれて流通空気に混合される。
つまり、送風ダクト4の送風口1bから室内等
に送り出される空気には、消臭成分と芳香成分と
が混合されることになる。
このように上述の消臭装置によれば、消臭成分
と芳香成分が混合された空気を室内等に送出する
ことができるので、消臭成分を悪臭源に直接作用
させて消臭を行ない、また消臭成分のみでは無臭
化することができない臭いを芳香成分によるマス
キング作用によつて消臭することが可能であり、
複合臭である悪臭の消臭を確実、且つ効果的に行
なうことができる。
また、芳香シート13を送風ダクト4の導入口
4aよりも風上側に配置してあるので、導入口4
aから送風ダクト4内に吸い込まれた消臭成分が
芳香シート13に付着するようなことがなく、芳
香成分と消臭成分を損失なく流通空気に混合させ
て所期の効能を効果的に発揮させることができ
る。
更に、芳香シート13が交換自在に挿入配置さ
れていることから、芳香が弱くなつた場合におい
てその取替えを簡単に行なうことができる。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、第
3図aは消臭装置の縦断面図、第3図bは芳香シ
ートの一部破断斜視図である。
本実施例が上述の実施例と異なる点は、芳香シ
ート33を、アルミニウム等の金属フイルムの袋
状物から成り一側面に通気口33aを有するシー
ト本体33bと、シート本体33bの内部に収容
され、且つ常温で自然蒸発する液状の芳香剤を含
浸した吸液材33cとから構成した点と、開閉扉
12裏面の吸気窓12bの上部にシートホルダー
34を固着し、該シートホルダー34に芳香シー
ト33を差し込んで配置した点にある。
本実施例では、送風機3の作動時において、芳
香シート33の通気口33aから自然発散した芳
香成分を空気と一緒に吸気口1aに取り込んで流
通空気に混合させることができる。他の作用、効
果は上述の実施例と同様である。
尚、実施例では、液状消臭剤を容器本体に収容
し、また液状芳香剤を芳香シート内に収納したも
のを示したが、消臭剤及び芳香剤は半固形状また
は固形状のものであつてもよい。また、芳香シー
トの配置位置は図示例に限らず、送風ダクトの導
入口よりも風上側であればどこであつてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、消臭成
分と芳香成分が混合された空気を室内等に送出す
ることができるので、消臭成分を悪臭源に直接作
用させて消臭を行ない、また消臭成分のみでは無
臭化することができない臭いを芳香成分によるマ
スキング作用によつて消臭することが可能であ
り、複合臭である悪臭の消臭を確実、且つ効果的
に行なうことができる。
また、芳香体を送風ダクトの導入口よりも風上
側に配置してあるので、導入口から送風ダクト内
に吸い込まれた消臭成分が芳香体に付着するよう
なことがなく、芳香成分と消臭成分を損失なく流
通空気に混合させて所期の効能を効果的に発揮さ
せることがでできる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至第1図cは本考案の一実施例を示
すもので、第1図aは消臭装置の内部正面図、第
1図bは芳香シートの一部破断斜視図、第1図c
は第1図aの−線拡大断面図、第2図は従来
の消臭装置の縦断面図、第3図a,bは本考案の
他の実施例を示すもので、第3図aは消臭装置の
縦断面図、第3図bは芳香シートの一部破断斜視
図である。 4……送風ダクト、4a……送風口、5……消
臭剤容器、6……発熱体、13,33……芳香シ
ート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 消臭剤をその消臭成分が発散する温度に加熱し
    得る加熱発散器と、送風機を介装され上記消臭成
    分導入用の導入口を風下側の側面に有する送風ダ
    クトとを具備した消臭装置において、 上記送風ダクトの導入口よりも風上側に、芳香
    成分を自然発散する芳香体を交換自在に配置し
    た、 ことを特徴とする消臭装置。
JP1989003510U 1989-01-18 1989-01-18 Expired - Lifetime JPH059006Y2 (ja)

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JP1989003510U JPH059006Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18

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JPH0296144U JPH0296144U (ja) 1990-07-31
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