JPH0445714Y2 - - Google Patents

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JPH0445714Y2
JPH0445714Y2 JP50689U JP50689U JPH0445714Y2 JP H0445714 Y2 JPH0445714 Y2 JP H0445714Y2 JP 50689 U JP50689 U JP 50689U JP 50689 U JP50689 U JP 50689U JP H0445714 Y2 JPH0445714 Y2 JP H0445714Y2
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heat
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消臭や殺虫等に有効な成分を含有する
発散剤を発熱体によつて加熱し、該発散剤から有
効成分を空気中に発散させるようにした加熱発散
装置の発熱体構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の加熱発散装置として第2図に示
すものが知られている(例えば、本出願人による
実開昭63−16042号公報参照)。
この加熱発散装置は、筒状のケーシング21
と、該ケーシング21の内部に配置された発散剤
容器22と、該ケーシング21の上面に配設され
るとともに通電により発熱する発熱体23とから
構成されている。前記発散剤容器22は、加熱に
より有効成分を発散する液状の発散剤Fを内部に
収容するとともに上部に開口を有する容器本体2
2aと、該容器本体22a内に前記開口を通じて
挿入配置され上部を露出する円柱状の吸上げ芯2
2bと、前記容器本体22bの開口外面に螺着さ
れるとともに中央に形成された芯保持孔によつて
前記吸上げ芯22bの外周面を密接保持する芯保
持体22cとからなる。また、前記発熱体23は
環状形をなしており、前記吸上げ芯22cの露出
部分を包囲している。
即ち、前述の加熱発散装置では、発熱体23を
発熱させることによつて、吸上げ芯22bの露出
部分に吸上げられた発散剤Fを加熱し、該発散剤
から有効成分を空気中に発散している。
(考案が解決しようとする課題) とろこで、前述の加熱発散装置における発熱体
は、温度制御の容易性から、通常、通電時におい
て所定温度を越えると自らの電気抵抗を急激に増
加し発熱温度を一定に保つことが可能な発熱素
子、例えばPTC素子から形成される。
しかしながら、このPTC素子の場合、量産品
全ての発熱温度を一定にすることは困難であり、
通常の製造で発熱温度に±10%前後の温度誤差を
生じている。つまり、量産品をそのまま前記発熱
体23とした場合には、装置夫々で前述の発散量
が大きくバラつくという問題がある。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたもので、
発熱素子の発熱温度に温度誤差を生じた場合でも
該温度誤差を容易、且つ適正に調整することがで
きる加熱発散装置の発熱体構造を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、消臭等に
有効な成分を含有し、加熱により該有効成分を発
散する発散剤と、該発散剤を有効成分が発散する
温度に加熱し得る発熱体とを具備した加熱発散装
置において、前記発熱体を、通電によつて発熱し
該発熱温度を一定に保つことが可能な発熱素子
と、熱伝導性に優れた材料から形成されるととも
に前記発熱素子に付設され前記発散剤を加熱する
加熱素子と、前記発熱素子と前記加熱素子との間
に介在された温度調整部材とから構成したことを
特徴としている。
(作用) 本考案によれば、通電によつて発熱素子から発
せられた熱は加熱素子に伝導される。発散剤はこ
の加熱素子によつて加熱され、該加熱によつてそ
の有効成分を空気中に発散する。
また、前記発熱素子から前記加熱素子に伝導さ
れる熱量、つまり加熱素子の温度は両者間に介在
された温度調整部材によつて調整される。
(実施例) 第1図a乃至第1図dは本考案の一実施例を示
すもので、第1図aは加熱発散装置の内部正面
図、第1図bは第1図aの−線断面図、第1
図cは発熱体の斜視図、第1図dは発熱体の側面
図である。
図において、1は方形状の装置本体であり、該
装置本体1の前面下部には横長矩形状の吸気口1
aが、また前面上部には横長矩形状の送風口1b
が夫々形成されている。また、前記吸気口1aの
開口端には矩形状のエアフイルタ2が着脱自在に
取付けられている。
3はフアン3a及び図示省略のモータを具備す
る横長の送風機であり、該送風機3は前記装置本
体1内の下部に配設され、その吸込み口3bを前
記吸気口1aに接続している。
4は前記送風口1bと前記送風機3の吹出し口
3cとを接続するL字形のダクトであり、該ダク
ト4が上部水平部分の下壁には矩形状の吸入口4
aが、また該吸入口4aの下端側辺及び下端後辺
には後述する凹所1cの上部側壁を囲むコ字形の
案内板4bが垂設されている。
1cは前記装置本体1の前面中央に形成された
容器収納用の凸形状の凹所であり、該凹所1cに
は前記吸入孔4aに対峙する上壁部分を開口して
おり、また背壁上部を後述する発熱体6の配置ス
ペースとして開口している。
5は前記凹所1cに収納配置された発散剤容器
であり、該発散剤容器5は第2図に示した従来例
とほぼ同一構造を有している。つまり、前記発散
剤容器5は、加熱により有効成分を発散する液状
の発散剤を内部に収容するとともに上部に開口を
有する容器本体5aと、該容器本体5a内に前記
開口を通じて挿入配置され上部を露出する円柱状
の吸上げ芯5bと、前記容器本体5bの開口外面
に螺着されるとともに中央に形成された芯保持孔
によつて前記吸上げ芯5bの外周面を密接保持す
る芯保持体5cとからなる。
6は前記凹所1cの上部に配置された発熱体で
あり、該発熱体6は第1図c,dに示すように、
方形状の発熱素子6aと、該発熱素子6aの前面
にねじ6bによつて固定された加熱素子6cと、
前記発熱素子6aと前記加熱素子6cとの間に介
在された温度調整部材6dとから構成されてい
る。この発熱体6は発熱素子6aとねじ6b頭部
との間に介装された取付部材7を前記凹所1cの
上部裏面に固着することによつて加熱素子6cの
みを凹所1c内に位置している。図示例では、こ
の発熱体6と前記発散剤容器5とで、発散剤を加
熱し該発散剤から有効成分を空気中に発散させる
加熱発散器が構成されている。
前記発熱素子6aは通電時において所定温度を
越えると自らの電気抵抗を急激に増加し発熱温度
を一定に保つことが可能なPTC素子からなる。
また、前記加熱素子6cは熱伝導性に優れたアル
ミニウム等の金属から形成されており、その前面
側に前記吸上げ芯5bの露出部分を抱持する溝6
c1を備えている。更に、前記温度調整部材6dは
耐熱性及び絶縁性を有し、且つ熱伝導性に優れた
シリコーンゴム製のシートからなり、図示例では
肉厚が約0.45mmと約0.3mmの2枚の温度調整部材
6dを前記発熱素子6aと前記加熱素子6cとの
間に介在することによつて前記発熱素子6aから
前記加熱素子6cに伝導される熱量を調整したも
のを示してある。また、この温度調整部材6dは
固着状態において前側の温度調整部材6dの上端
を除きその下端及び両側端を開口を通じて凹所1
cの裏側に引き出されており、また上端を前記案
内板4bの裏側に引き出されている。
ここで、前記発熱体6の温度調整部材6dによ
る温度調整について説明する。
まず、通電時における発熱素子6aの表面温度
を適宜温度検出器によつて検出する。例えば、基
準とする温度が160℃で、検出温度が基準温度よ
りも10%高い176℃である場合には、前記発熱素
子6aと前記加熱素子6cとの間に介在される温
度調整部材6dの枚数を増やし、発熱素子6aか
ら加熱素子6cに伝導される熱量を抑制して該加
熱素子6cの温度を調整する。また、検出温度が
基準温度よりも10%低い154℃である場合には、
前記発熱素子6aと前記加熱素子6cとの間に介
在される温度調整部材6dの枚数を減らし、発熱
素子6aから加熱素子6cに損失なく熱を伝導し
て該加熱素子6cの温度を調整する。
8は前記装置本体1前面の凹所1cの右側に配
置され、前記発熱素子6a及び送風機3のモータ
の作動時間を調節するためのタイマーダイヤル、
9は同位置下側に配置され、前記発熱素子6aへ
の通電時間を調節するための発散量調節ダイヤ
ル、10は前記装置本体1の前面下端に配置され
た電源スイツチ、11は前記送風口1bに配置さ
れた電源ランプである。
12は前記装置本体1の前面左側縁に軸支さ
れ、前記送風口1b、電源スイツチ10及び電源
ランプ11を除く装置本体1の前面を覆う開閉扉
であり、該開閉扉12には前記凹所1cに対応し
て発散剤確認用の覗き窓12aを、前記吸気口1
aに対応して吸気窓12bが夫々形成されてい
る。また、この開閉扉12の裏面には扉閉鎖状態
を維持するための吸着用マグネツト12cが設け
られている。
次に、前述の加熱発散装置の動作について説明
する。
まず、タイマーダイヤル8及び発散量調節ダイ
ヤル9を調節した後、電源を投入する。この電源
投入によつて送風機3が作動を開始してエアフイ
ルタ2を通じて吸気口1aから吸い込まれた空気
がダクト4を介して送風口1bから外部に送り出
される。これと同時に、発熱素子6aに通電が行
なわれ、該発熱素子6aから発せられた熱が温度
調整部材6dを介して加熱素子6cに伝導され、
該加熱素子6dによつて吸上げ芯5bの露出部分
が加熱される。この加熱によつて吸上げ芯5bの
露出部分に吸上げられた発散剤が発散し、その有
効成分が吸入孔4aを通じてダクト4内に吸い込
まれ、ダクト4内を流通する空気と混合し該空気
とともに送風口1bから外部に送り出される。
このように前記実施例によれば、温度調整部材
6dの枚数を発熱素子6aの発熱温度に基づいて
増減することによつて、該発熱素子6aから加熱
素子6cに伝導される熱量を調整しているので、
量産によつて得られた発熱素子6aの発熱温度に
温度誤差がある場合でも、該温度誤差を容易、且
つ適正に調整して、各装置における発散剤の発散
量を画一化することができる。
尚、前記実施例では肉厚が等しいシートを温度
調整部材6dとして用いたものを示したが、該温
度調整部材6dは肉厚が異なるシートを温度誤差
に応じて単体で、または組合わせて用いるように
してもよい。また、前記温度調整部材6dはシリ
コーンゴム以外のゴム材料や樹脂材料等の同等材
料で代用してもよいことは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、発熱素
子と加熱素子との間に介在された温度調整部材に
よつて、該発熱素子から加熱素子に伝導される熱
量を調整することができるので、量産によつて得
られた発熱素子の発熱温度に温度誤差がある場合
でも、該温度誤差を容易、且つ適正に調整して、
発散剤の発散量を画一化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至第1図dは本考案の一実施例を示
すもので、第1図aは加熱発散装置の内部正面
図、第1図bは第1図aの−線断面図、第1
図cは発熱体の斜視図、第1図dは発熱体の側面
図、第2図は従来の加熱発散装置の縦断面図であ
る。 6……発熱体、6a……発熱素子、6c……加
熱素子、6d……温度調整部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 消臭等に有効な成分を含有し、加熱により該有
    効成分を発散する発散剤と、該発散剤を有効成分
    が発散する温度に加熱し得る発熱体とを具備した
    加熱発散装置において、 前記発熱体を、通電によつて発熱し該発熱温度
    を一定に保つことが可能な発熱素子と、 熱伝導性に優れた材料から形成されるとともに
    前記発熱素子に付設され前記発散剤を加熱する加
    熱素子と、 前記発熱素子と前記加熱素子との間に介在され
    た温度調整部材とから構成した ことを特徴とする加熱発散装置の発熱体構造。
JP50689U 1989-01-09 1989-01-09 Expired JPH0445714Y2 (ja)

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JPH0291547U JPH0291547U (ja) 1990-07-20
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