JPH058999Y2 - - Google Patents

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JPH058999Y2
JPH058999Y2 JP1989137230U JP13723089U JPH058999Y2 JP H058999 Y2 JPH058999 Y2 JP H058999Y2 JP 1989137230 U JP1989137230 U JP 1989137230U JP 13723089 U JP13723089 U JP 13723089U JP H058999 Y2 JPH058999 Y2 JP H058999Y2
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JP
Japan
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heat
container
sealed
plug body
plastic sheet
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JP1989137230U
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JPH0375738U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は医療用の輸液バツグ等として使用する
に適したピロー容器に関するものである。
(従来の技術) 医療用の輸液バツグ等として、プラスチツクシ
ートをヒートシールして得られた枕のような形状
のピロー容器が開発されている。
ところが従来のこの種容器のうち、例えば本出
願人の出願に係る特開昭60−225559号公報に示さ
れているように3枚のプラスチツクシートを貼り
合わせたものは、シール構造が複雑となり液漏れ
の危険性があつた。またプラスチツクシートを筒
状にヒートシールしたうえで一方の開口端部に栓
体を挟み込んでヒートシールし、他方の開口端部
から内容液を充填する構造のものは、栓体の周囲
から液漏れし易く、しかも細い開口端部から内容
液を充填するために充填速度を向上させ難い問題
があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の問題点を解消して、
シール構造が簡単で液漏れしにくく、また高速充
填が可能なピロー容器を提供するために完成され
たものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案
は、容器の本体部分が肩部を中心として二つ折り
されたプラスチツクシートからなり、その両側縁
および底部の3辺がヒートシールされており、該
底部のヒートシール部には倒立状態での使用時に
フツク等を係合するための切欠きが形成されてい
るとともに、肩部には栓体が内側からヒートシー
ルされてその栓体頭部を外側に突出させた形状で
あることを特徴とするものである。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例によつて更に詳細
に説明する。
第1図において、1は耐熱、耐薬品性に優れた
複層構造のプラスチツクシートからなる容器の本
体部分であり、2はその表面から突設された栓体
である。
本考案の容器は、第3図に示すように容器の全
長の2倍の長さを持つ細長いプラスチツクシート
(第3図では理解し易いように1枚の大きさに切
断されたプラスチツクシートを示した)を中央か
ら二つ折りにし、この中央部分を肩部3とし、そ
の周りの3辺をヒートシールして容器としたもの
で、第1図のように容器の本体部分1の両側縁お
よび底部にはそれぞれヒートシール部4,5が形
成されている。なお本実施例では底部のヒートシ
ール部5には、病室のベツドのフツク等にこのピ
ロー容器を倒立状態で引つ掛けるための切欠き6
が形成されている。また肩部3の両側にも斜めの
ヒートシール部7が形成され、使用時に内溶液が
コーナー部分に溜まることなく完全に流出するよ
う工夫されている。
上記のように本考案の容器は折り曲げられた肩
部3を持つが、この部分に栓体2が内側からヒー
トシールされている。実施例では栓体2は可撓性
のプラスチツクシートからなるサドル8を基部に
一体に備えたものであり、二つ折りされる前の平
らな状態のプラスチツクシートに栓体2を通すた
めの孔を明けておき、この孔に栓体2を裏側から
通して栓体頭部9を外側に突出させたうえ、サド
ル8をプラスチツクシートにヒートシールする方
法で栓体2が取付けられている。このようにサド
ル8を一体に備えた栓体2を用いれば、平板どう
しのシールを行えばよいので、完全なシール性を
確保するうえで有利である。
(作用) このように構成された本考案のピロー容器は、
その製造工程において内部に薬液等を充填される
ものであるが、第3図に示すように1枚のプラス
チツクシートを中央から二つ折りにしてその周囲
をヒートシールする際に、下側となる側縁のヒー
トシール部4と底部のヒートシール部5とを先に
形成し、上側となる側縁を開いた状態としてここ
からノズルを挿入して充填を行うことができる。
このために容器の長さ一杯の幅広のノズルが使用
でき、筒状体の狭い上端から充填を行う必要のあ
つた従来のピロー容器に比較して、充填速度を2
倍以上に向上させることができる。
また本考案のピロー容器は内容液を充填された
状態で輸送や保管がなされるが、容器の本体部分
1の両側縁および底部の3辺がヒートシール部
4,5によりシールされたものであるにもかかわ
らず、これらの各部は全て平らなプラスチツクシ
ートどうしをヒートシールしたものであるので、
強固で確実なシール性を得ることができる。しか
も肩部3には使用時に内容液を流出させるための
栓体2が内側からヒートシールされているが、前
記したようにこの部分のヒートシールも平板どう
しのシールであり、従来のように円形断面の栓体
を外側から挟むようにシールしたものではない。
このために肩部3における栓体2のシールも確実
なものとなり、輸送、保管、使用等の際に外力を
受けても液漏れを生ずることはない。また、底部
のヒートシール部5には倒立状態での使用時にフ
ツク等を係合するための切欠き6が形成されてい
るので、吊下げ具等の特別な容器保持具を準備す
る必要もなく取扱いも極めて容易に行うことがで
きる。
(考案の効果) 本考案は以上に説明したように、シール構造が
簡単で液漏れしにくく、また高速充填が可能なも
のであり、更には使用時にも特別な容器保持具を
必要とせず取扱い性にも優れたものであるから、
特に医療用の輸液バツグとして使用するに適した
ものであるが、飲食品用容器をはじめその他一般
の用途にも使用できることはいうまでもない。
よつて本考案は従来の問題点を解決したピロー
容器として、その実用的価値は極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図はその平面図、第3図は製造方法を説
明する正面図である。 1……容器の本体部分、2……栓体、3……肩
部、4……両側縁のヒートシール部、5……底部
のヒートシール部、6……切欠き、9……栓体頭
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の本体部分1が肩部3を中心として二つ折
    りされたプラスチツクシートからなり、その両側
    縁および底部の3辺がヒートシール部4,5によ
    りシールされており、該底部のヒートシール部5
    には倒立状態での使用時にフツク等を係合するた
    めの切欠き6が形成されているとともに、肩部3
    には栓体2が内側からヒートシールされてその栓
    体頭部9を外側に突出させた形状であることを特
    徴とするピロー容器。
JP1989137230U 1989-11-27 1989-11-27 Expired - Lifetime JPH058999Y2 (ja)

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JP1989137230U JPH058999Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27

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JP1989137230U JPH058999Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27

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Publication Number Publication Date
JPH0375738U JPH0375738U (ja) 1991-07-30
JPH058999Y2 true JPH058999Y2 (ja) 1993-03-05

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ID=31684395

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JP1989137230U Expired - Lifetime JPH058999Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163166A (ja) * 1983-02-23 1984-09-14 インタ−メデイカツト・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 流動性調合食餌類用容器
JPS6125793U (ja) * 1984-07-24 1986-02-15 豊助 李 喫煙用水パイプ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163166A (ja) * 1983-02-23 1984-09-14 インタ−メデイカツト・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 流動性調合食餌類用容器
JPS6125793U (ja) * 1984-07-24 1986-02-15 豊助 李 喫煙用水パイプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0375738U (ja) 1991-07-30

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