JP3039573U - テープ挿入袋 - Google Patents

テープ挿入袋

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JP3039573U
JP3039573U JP1997000100U JP10097U JP3039573U JP 3039573 U JP3039573 U JP 3039573U JP 1997000100 U JP1997000100 U JP 1997000100U JP 10097 U JP10097 U JP 10097U JP 3039573 U JP3039573 U JP 3039573U
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bag
tape
heat
body film
film
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Application number
JP1997000100U
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English (en)
Inventor
仁朗 杉山
Original Assignee
日本特許管理株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レトルト、ボイル食品用袋において、サイド
シールを無くして袋の見栄えを良くし、更にサイドシー
ルによって袋の開きが小さくなったり、サイドシールの
角で怪我をしたりすることがないようにする。 【解決手段】 ボディフイルム2を円曲して突き合わ
せ、この内側にテープ4を挿入してヒートシール5a、
5bを行うことにより円筒状に形成すると共にボトムシ
ール6を行って製袋し、袋からサイドシールを無くす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レトルト或いはボイルのために、素材に腰の硬い複合フイルムを用 いた例えば、ツナマヨネーズ、マーボ豆腐、ミートソース、即席カレーの如き食 品類を充填するテープ挿入袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ツナマヨネーズの如きレトルト食品を充填するための袋は、ナイロンフイルム やアルミニウムフイルム等を4〜5層複合した腰の硬い素材フイルムを用いて製 袋されている。例えば、図5の袋は、ツナマヨネーズ或いは即席カレー等の充填 に用いられている袋の例であるが、この袋30は、内側からCpp/Ny/Al /PETを複合した表と裏フイルム31、32をその両サイドにおいてサイドヒ ートシール33a、33bを行い、更にボトム側をボトムヒートシール34を行 った所謂三方シール構造である。
【0003】 又、従来の袋の中には、図6に示すように、上記袋30と同一の素材フイルム を用いて袋40の両サイドをサイドヒートシール41a、41bを行い、更にボ トム側をV字状にカットしてこのカットに沿ってヒートシール42a、42bを 行うと共に下端中央に絞り出し口43を形成してこの絞り出し口43をヒートシ ール44を行って口を封じ、このヒートシール44の上部両サイドにノッチ45 a、45bを入れた所謂絞り出し容器タイプのものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のレトルト或いはボイル食品用の袋にあっては、両サイドと ボトム側をヒートシールした三方シールタイプ又はV字状のヒートシールを行っ たものが用いられていることから、次のような欠点がある。 1.図7に示すように、サイドヒートシールによって、袋の両サイドの腰(剛性 )が更に硬くなるため、袋は両サイド内側において内角αが小さく、又、閉じ ようとする力が作用するため内容物を取り出しにくい。
【0005】 2.両サイドのシール幅分、袋の外径寸法が大きくなる。 3.袋の角の部分(図5、図6でPの部分)がヒートシールにより更に硬くなっ ているため、この角の部分で手に怪我をすることがあったり、レトルト、ボイ ル中に他の袋に突き刺さったりすることがある。 4.両サイドのヒートシール部分がヒダ状になるため、外観が悪い。
【0006】 なお、上記欠点を改良する方法としては、所謂封筒貼り方式とすることも考え られるが、この封筒貼り方式とするためには、素材フイルムの両面にヒートシー ル用に低溶融温度のフイルムを貼り合わせておく必要がある。
【0007】 しかし、このように素材フイルムの両面に低溶融温度のフイルムを貼り合わせ ておくと、製袋時(ヒートシール時)にベタ付いて作業がやりづらく、又、レト ルト、ボイル等の加熱処理時に表面が軟かいためにすり傷がついたり、焼けて汚 くなりやすいという問題がある。
【0008】 また、上記封筒貼り方式ではなく、所謂合掌貼り方式も考えられるが、この合 掌貼り方式の場合には、袋の中央に合掌貼り部分がヒダ状に突出して、見栄えが 悪いと共に、この合掌貼り部分に水分等が残り、衛生的にも良くないという問題 がある。
【0009】 本考案は係る点に鑑みて提案されるものであって、その目的とするところは、 内容物が取り出し易く、同じ内容量の袋でありながら外形寸法を小さくすること ができ、コーナーで怪我をしたりすることがないと共に外観的にも奇麗なレトル ト、ボイル食品用の包装用テープ挿入袋を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るテープ挿入袋の構成は次のとおりである。 1.一枚のボディフイルムを円曲せしめてこの円曲した両端縁を突き合わせると 共にこの突き合わせ目の内側に継ぎ用のテープを挿入してこのテープと前記両 端縁をヒートシールすることによりボディフイルムを円筒状に形成し、更にボ ディフイルムのボトム側を横一直線状にボトムヒートシールして成るテープ挿 入袋。
【0011】 2.一枚のボディフイルムを円曲せしめてこの円曲した両端縁を突き合わせると 共にこの突き合わせ目の内側に継ぎ用のテープを挿入してこのテープと前記両 端縁をヒートシールすることによりボディフイルムを円筒状に形成し、更に前 記円筒状に形成したボディフイルムにおいて、継ぎ合わせに用いたテープの部 分を中央から左右何れかの方向にずらし、この状態でボトム側を両サイドから V字状にカットしてこのV字状のカット縁に沿ってヒートシールを行うと共に V字状のカットの先端側に絞り出し口を形成し、更にこの絞り出し口をヒート シールして絞り出し口を封じ、この封じた絞り出し口のヒートシール部分より 上部にノッチを設けて成るテープ挿入袋。
【0012】
【作用】
本考案の袋は、両サイドにヒートシール部分がないため、袋の両サイドの内角 は従来品の鋭角からループ状を呈し、口が大きく開くため、内容物の取り出しが 容易になるばかりでなく、内容物の充填に際しても、袋の両サイドまで大きく開 くため、充填物が口からこぼれたりすることがない。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案に係るテープ挿入袋のボディを形成するフイルムは、プラスチックフイ ルムを複合した内面がヒートシール性を有するフイルム又はプラスチックフイル ムとアルミニュウムフイルムを複合したフイルムであって、レトルト又はボイル に供することができるように、強度的に十分な腰の強いフイルムである。 一方、テープも、ボディフイルムと同様の強度を有し、且つヒートシール性を 有することが条件である。
【0014】
【実施例1】 図1は、本考案に係る四角形のテープ挿入袋の実施例であって、この袋1は、 一枚の複合ボディフイルム2を円曲させてその両端3a、3bを突き合わせたの ち、この突き合わせ目の内側に継ぎ用のテープ4を挿入して前記ボディフイルム 2の両端3a、3bをヒートシール5a、5bし、更にボトムに沿って一直線状 にボトムヒートシール6を行った構成である。
【0015】 図2は、A−A′線断面図であって、ボディフイルム2はCPPフイルム2a 、Nyフイルム2b、Alフイルム2c、PETフイルム2dの4層構造、テー プ4はCPPフイルム4a、Nyフイルム4b、Alフイルム4c、Nyフイル ム4d、CPPフイルム4eの5層構造から成る。
【0016】 図3は、図1、図2に示したテープ挿入袋の製造方法を示し、一枚のボディフ イルム2を円曲させてその両端3a、3bを突き合わせ、この内側にテープ4を 挿入してヒートシールバー7によりテープ4と両端3a、3bをヒートシール5 a、5bを行うことにより円筒状に形成し、更にボトムヒートシールバー8によ りボトムヒートシール6を行うものである。
【0017】
【実施例2】 本実施例を図4に示す。この実施例のテープ挿入袋は、絞り出しを行うことが できるように構成したものであって、袋10は、ボディフイルム11の両端11 a、11bをテープ12にヒートシール11a′、11b′して継ぎ合わせると ころまでは実施例1の場合と同様であるが、この袋10の場合は、袋10の下半 をV字状にカット12a、12bしてこのカット12a、12b部分をヒートシ ール部13a、13bすることにより、下端中央に絞り出し口14を形成し、こ の絞り出し口14を口シール15することにより密封した構造である。
【0018】 なお、本実施例のテープ挿入袋の場合、テープ12を挿入した位置は、袋10 の中央から右方向にずらしてあり、絞り出し口14にかからないようにしている 。又、開封用のノッチ16、16aはテープ12にかかって引き裂きが出来なく なるのを防止する意味から、テープ12の内側(中央寄り)にくるようにする。 この袋10はノッチ16a又は16bから引き裂いて絞り出し口14を開封し 、ここから内容物を絞り出すものである。
【0019】 因に、本実施例はツナマヨネーズ300g入り袋であって、レトルト温度11 5℃×30分の商品例である。 又、ボディフイルム11の各層の厚さは PET#12 /Ny#15 /Al#9/CPP#70 テープ12の各層の厚さは cpp#50 /Ny#15 /Al#9/Ny#15 /CPP#50 である。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上のように、袋のボディをテープ挿入方式により円筒状に構成した ことにより、次の効果を奏する。 1.袋の両サイドにヒートシール部分がないため、袋の両サイドの内側はループ 状に開放する。この結果、口が大きく開いて内容物の取り出し及び充填がしや すいと共に従来品のように両サイドの内側に内容物が残らない。 2.袋の両サイドに硬い角がなくなるため、この角で怪我をしたり、レトルト或 いはボイル中に他の袋に突き刺さったりすることがない。 3.両サイドシールがないため、この分袋を小型化できると共にスッキリして見 栄えが良くなる。
【0021】 4.両サイドシールがないため、この分素材フイルムの節約を図ることができる と共に製造コストの節約を図ることができる。 5.従来の封筒貼り方式のようにレトルト或いはボイルにより袋の表面が軟化し て傷つき易くなったり、焼けたりすることがない。 6.従来の合掌貼り方式のように、合掌部分がヒダとなって見栄えが悪くなった り、この合掌部分に水分が残ったりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るテープ挿入袋の説明図。
【図2】A−A′線断面図。
【図3】実施例1に係るテープ挿入袋の製造方法の説明
図。
【図4】実施例2に係るテープ挿入袋の説明図。
【図5】従来の四角形袋の説明図。
【図6】従来の絞り出し袋の説明図。
【図7】B−B′線断面図。
【符号の説明】
1 袋 2 ボディフイルム 4 テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のボディフイルムを円曲せしめてこ
    の円曲した両端縁を突き合わせると共にこの突き合わせ
    目の内側に継ぎ用のテープを挿入してこのテープと前記
    両端縁をヒートシールすることによりボディフイルムを
    円筒状に形成し、更にボディフイルムのボトム側を横一
    直線状にボトムヒートシールして成るテープ挿入袋。
  2. 【請求項2】 一枚のボディフイルムを円曲せしめてこ
    の円曲した両端縁を突き合わせると共にこの突き合わせ
    目の内側に継ぎ用のテープを挿入してこのテープと前記
    両端縁をヒートシールすることによりボディフイルムを
    円筒状に形成し、更に前記円筒状に形成したボディフイ
    ルムにおいて、継ぎ合わせに用いたテープの部分を中央
    から左右何れかの方向にずらし、この状態でボトム側を
    両サイドからV字状にカットしてこのV字状のカット縁
    に沿ってヒートシールを行うと共にV字状のカットの先
    端側に絞り出し口を形成し、更にこの絞り出し口をヒー
    トシールして絞り出し口を封じ、この封じた絞り出し口
    のヒートシール部分より上部にノッチを設けて成るテー
    プ挿入袋。
JP1997000100U 1997-01-14 1997-01-14 テープ挿入袋 Expired - Lifetime JP3039573U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314786A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱材、並びに真空断熱材を用いた冷凍機器及び冷温機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003314786A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱材、並びに真空断熱材を用いた冷凍機器及び冷温機器

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