JPH058989A - 竪横吊り両用クランプ - Google Patents
竪横吊り両用クランプInfo
- Publication number
- JPH058989A JPH058989A JP19348291A JP19348291A JPH058989A JP H058989 A JPH058989 A JP H058989A JP 19348291 A JP19348291 A JP 19348291A JP 19348291 A JP19348291 A JP 19348291A JP H058989 A JPH058989 A JP H058989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- movable cam
- vertical
- shackle
- side plates
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 単一体で竪吊り，横吊りに兼用可能なクラン
プを構成する。 【構成】 竪吊り用の下向きに開放された被吊り部材の
くわえ込み口２と，横吊り用の横向きに開放された被吊
り部材のくわえ込み口３とを本体部１に設け，その各く
わえ込み口２，３を介した両側に固定パッド４，５と可
動カム６，７とを夫々備付け，各可動カム６，７を同期
させてくわえ込み口２，３に迫り出し乃至は退却回動す
るリンク機構で可動カム６，７とシャックル８とを連結
する。
プを構成する。 【構成】 竪吊り用の下向きに開放された被吊り部材の
くわえ込み口２と，横吊り用の横向きに開放された被吊
り部材のくわえ込み口３とを本体部１に設け，その各く
わえ込み口２，３を介した両側に固定パッド４，５と可
動カム６，７とを夫々備付け，各可動カム６，７を同期
させてくわえ込み口２，３に迫り出し乃至は退却回動す
るリンク機構で可動カム６，７とシャックル８とを連結
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，鋼材等の吊上げ作業に
用いられるクランプの改良に関するものである。
用いられるクランプの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に，鋼材等の吊上げ用クランプとし
ては大別すると，所定の間隔を隔てて相対固定された二
枚の側板からなる本体部に，被吊り部材のくわえ込み口
を下向きに開口した竪吊り用クランプと，同本体部に同
くわえ込み口を横向きに開口した横吊り用クランプとが
ある。
ては大別すると，所定の間隔を隔てて相対固定された二
枚の側板からなる本体部に，被吊り部材のくわえ込み口
を下向きに開口した竪吊り用クランプと，同本体部に同
くわえ込み口を横向きに開口した横吊り用クランプとが
ある。
【０００３】従来，これらクランプは竪，横吊り専用と
して夫々構成され，その吊上げ対象となる被吊り部材の
形状等に応じてクレーンフック等に交換装備するか或い
は両者をクレーンフック等に備付けて適宜交換使用する
ことにより鋼材等の吊上げ作業が行われている。
して夫々構成され，その吊上げ対象となる被吊り部材の
形状等に応じてクレーンフック等に交換装備するか或い
は両者をクレーンフック等に備付けて適宜交換使用する
ことにより鋼材等の吊上げ作業が行われている。
【０００４】然し，これではクランプの交換に要する時
間や手間から作業を迅速に行なえないばかりでなく，両
者をクレーンフック等に備付けるときには片側の未使用
なクランプが邪魔となって作業上の安全性からも好まし
くない。
間や手間から作業を迅速に行なえないばかりでなく，両
者をクレーンフック等に備付けるときには片側の未使用
なクランプが邪魔となって作業上の安全性からも好まし
くない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は，極めて簡単
な構造で竪，横吊り両用に構成するクランプを提供する
ことを課題とする。
な構造で竪，横吊り両用に構成するクランプを提供する
ことを課題とする。
【０００６】本発明の請求項１に係る竪横吊り両用クラ
ンプにおいては，所定の間隔を隔て相対固定された二枚
の側板からなる本体部を持ち，その本体部の板面に竪吊
り用の下向きに開放された被吊り部材のくわえ込み口と
横吊り用の横向きに開放された被吊り部材のくわえ込み
口とを設け，これら各くわえ込み口を介した両側の側板
間に各々対向位置させて，被吊り部材を両者で挟持する
固定パッドと可動カムとを夫々装備し，更に，被吊り部
材の挟持点と開放点との対応距離を上下動するシャック
ルを本体部の側板間から上方に備付け，そのシャックル
と各可動カムとの間に，各可動カムを同期的に本体部の
側板間から各くわえ込み口に迫り出し乃至は退却回動さ
せるリンク機構を介装することにより構成されている。
ンプにおいては，所定の間隔を隔て相対固定された二枚
の側板からなる本体部を持ち，その本体部の板面に竪吊
り用の下向きに開放された被吊り部材のくわえ込み口と
横吊り用の横向きに開放された被吊り部材のくわえ込み
口とを設け，これら各くわえ込み口を介した両側の側板
間に各々対向位置させて，被吊り部材を両者で挟持する
固定パッドと可動カムとを夫々装備し，更に，被吊り部
材の挟持点と開放点との対応距離を上下動するシャック
ルを本体部の側板間から上方に備付け，そのシャックル
と各可動カムとの間に，各可動カムを同期的に本体部の
側板間から各くわえ込み口に迫り出し乃至は退却回動さ
せるリンク機構を介装することにより構成されている。
【０００７】そのシャックルと各可動カムとを連結する
リンク機構としては，同請求項２に係るクランプにあっ
てはシャックルの下端部と竪吊り用可動カムの枢軸を介
した後部側とに軸承連結される主リンクバーと，当該主
リンクバーの中間辺と横吊り用可動カムの枢軸を介した
前部側とに夫々軸承連結される副リンクバーとを備え，
同請求項３に係るクランプにあっては本体部の側板間に
軸承枢着されて，シャックの下端部が片アーム端に軸承
連結されるベルクランクと，当該ベルクランクの他アー
ム端と各可動カムの枢軸を介した前部側とに夫々軸承連
結される二本のリンクバーとを備えることにより構成さ
れている。
リンク機構としては，同請求項２に係るクランプにあっ
てはシャックルの下端部と竪吊り用可動カムの枢軸を介
した後部側とに軸承連結される主リンクバーと，当該主
リンクバーの中間辺と横吊り用可動カムの枢軸を介した
前部側とに夫々軸承連結される副リンクバーとを備え，
同請求項３に係るクランプにあっては本体部の側板間に
軸承枢着されて，シャックの下端部が片アーム端に軸承
連結されるベルクランクと，当該ベルクランクの他アー
ム端と各可動カムの枢軸を介した前部側とに夫々軸承連
結される二本のリンクバーとを備えることにより構成さ
れている。
【０００８】
【作用】本発明の請求項１に係る竪横吊り両用クランプ
では一つの本体部に被吊り部材のくわえ込み口を夫々個
別に設ける共に，その各くわえ込み口に被吊り部材を挟
持する固定パッドと可動カムとを夫々装備するものであ
るから被吊り部材の必要に応じた竪，横吊りを単一体で
行えるばかりでなく，各可動カムを同期的に本体部の側
板間からくわえ込み口に迫り出し乃至は退却回動するよ
うリンク機構を介して一つのシャックルと連結するから
クレーンフック等に対する取付状態を変えないでも必要
な竪，横各吊り部を用ち得るようになる。
では一つの本体部に被吊り部材のくわえ込み口を夫々個
別に設ける共に，その各くわえ込み口に被吊り部材を挟
持する固定パッドと可動カムとを夫々装備するものであ
るから被吊り部材の必要に応じた竪，横吊りを単一体で
行えるばかりでなく，各可動カムを同期的に本体部の側
板間からくわえ込み口に迫り出し乃至は退却回動するよ
うリンク機構を介して一つのシャックルと連結するから
クレーンフック等に対する取付状態を変えないでも必要
な竪，横各吊り部を用ち得るようになる。
【０００９】そのリンク機構としては同請求項２に係る
クランプで直結型に構成し，また，同請求項３に係るク
ランプでベルクランクの介装型に構成するにしても，二
本のリンクバーを連結するだけで構成するから構造的に
極めて簡単なものに構成できる。
クランプで直結型に構成し，また，同請求項３に係るク
ランプでベルクランクの介装型に構成するにしても，二
本のリンクバーを連結するだけで構成するから構造的に
極めて簡単なものに構成できる。
【００１０】
【実施例】図１，２と図３，４とは夫々別の実施例を示
すものであり，図１，３が被吊り部材の解放状態を示
し，また，図２，４が被吊り部材の挟持状態を示す。
すものであり，図１，３が被吊り部材の解放状態を示
し，また，図２，４が被吊り部材の挟持状態を示す。
【００１１】各図で１は本体部，２は被吊り部材の竪吊
り用くわえ込み口，３は被吊り部材の横吊り用くわえ込
み口，４，５は固定パッド，６，７は可動カム，８はシ
ャックルであり，図１，２で９はリンク機構，図３，４
で９０は図１，２で示すリンク機構と構造上異なるリン
ク機構を示す。
り用くわえ込み口，３は被吊り部材の横吊り用くわえ込
み口，４，５は固定パッド，６，７は可動カム，８はシ
ャックルであり，図１，２で９はリンク機構，図３，４
で９０は図１，２で示すリンク機構と構造上異なるリン
ク機構を示す。
【００１２】本体部１は間隔を隔てて相対固定された二
枚の側板からなり，その各側板の間隔内に後述する各構
成部が取付配置されている。
枚の側板からなり，その各側板の間隔内に後述する各構
成部が取付配置されている。
【００１３】被吊り部材の各くわえ込み口２，３は本体
部１を形成する各側板の相対面を周縁から略Ｕ字状に切
欠くことにより形成され，くわえ込み口２は被吊り部材
の竪吊り用として下向きに開口させて設けられている。
また，くわえ込み口３は被吊り部材の横吊り用として横
向きに開口することにより設けられ，この横吊り用のも
のは開放口側が本体部１の斜め上向きに位置すよう多少
傾斜させて形成するとよい。
部１を形成する各側板の相対面を周縁から略Ｕ字状に切
欠くことにより形成され，くわえ込み口２は被吊り部材
の竪吊り用として下向きに開口させて設けられている。
また，くわえ込み口３は被吊り部材の横吊り用として横
向きに開口することにより設けられ，この横吊り用のも
のは開放口側が本体部１の斜め上向きに位置すよう多少
傾斜させて形成するとよい。
【００１４】固定パッド４，５と可動カム６，７とは，
各くわえ込み口２，３を介した両側の側板間に各々対向
位置させて取付けられている。そのうち，固定パッド
４，５は前部側４ａ，５ａをくわえ込み口２，３に突出
位置させて本体部１の側板間に取付固定されている。ま
た，回動カム６，７は偏心位置に挿通された枢軸１０，
１１で回軸自在に支持され，その枢軸１０，１１を介し
た前部側６ａ，７ａが本体部１の側板間からくわえ込み
口２，３に迫り出し乃至は退却回動するよう取付けられ
ている。なお，竪吊り側にあって後述するコイルバネを
介して連結される鎖旋用Ｕハンドルの装備側に可動カム
６を配設し，また，横吊り側にあっては被吊り部材を回
動カム７とで安定よく確実に挟持するべく固定パッド５
をくわえ込み口３の下部側に配設するとよい。
各くわえ込み口２，３を介した両側の側板間に各々対向
位置させて取付けられている。そのうち，固定パッド
４，５は前部側４ａ，５ａをくわえ込み口２，３に突出
位置させて本体部１の側板間に取付固定されている。ま
た，回動カム６，７は偏心位置に挿通された枢軸１０，
１１で回軸自在に支持され，その枢軸１０，１１を介し
た前部側６ａ，７ａが本体部１の側板間からくわえ込み
口２，３に迫り出し乃至は退却回動するよう取付けられ
ている。なお，竪吊り側にあって後述するコイルバネを
介して連結される鎖旋用Ｕハンドルの装備側に可動カム
６を配設し，また，横吊り側にあっては被吊り部材を回
動カム７とで安定よく確実に挟持するべく固定パッド５
をくわえ込み口３の下部側に配設するとよい。
【００１５】シャックル８はクレーンフック等に掛止め
る眼環部８ａと，眼環部８ａから下方に延在する支杆部
８ｂと，支杆部８ｂの上部より片側に係合溝を形成する
よう膨出成形された突部８ｃとからなり，支杆部８ｂを
本体部１の側板間に挿通配置すると共に，眼環部８ａを
本体部１の上方に位置させて備付けられている。支杆部
８ｂは被吊り部材の開放点Ａと挟持点Ｂとの対応距離Ｒ
を上下動するものであり，その支杆部８ｂの下端部と後
述するリンクバーとを軸承連結する支軸１２を距離Ｒに
沿って案内するガイド溝１３が本体部１を形成する側板
の対向面に設けられている。また，シャックル８の突部
８ｃは本体部１の側板間に挿通固定されたストッパ軸１
４と係合させることによりシャックル８を位置決め停止
するよう形成されている。
る眼環部８ａと，眼環部８ａから下方に延在する支杆部
８ｂと，支杆部８ｂの上部より片側に係合溝を形成する
よう膨出成形された突部８ｃとからなり，支杆部８ｂを
本体部１の側板間に挿通配置すると共に，眼環部８ａを
本体部１の上方に位置させて備付けられている。支杆部
８ｂは被吊り部材の開放点Ａと挟持点Ｂとの対応距離Ｒ
を上下動するものであり，その支杆部８ｂの下端部と後
述するリンクバーとを軸承連結する支軸１２を距離Ｒに
沿って案内するガイド溝１３が本体部１を形成する側板
の対向面に設けられている。また，シャックル８の突部
８ｃは本体部１の側板間に挿通固定されたストッパ軸１
４と係合させることによりシャックル８を位置決め停止
するよう形成されている。
【００１６】図１，２で示すリンク機構９は，竪吊り用
の可動カム６とシャックルの支杆部８ｂとを可動カム６
の後述側と支杆部８ｂの下端部とで連結する主リンクバ
ー９ａと，その主リンクバー９ａと横吊り用の可動カム
７とを主リンクバー９ａの中間辺と可動カム７の前部側
７ａで連結する副リンクバー９ｂとを備えて構成されて
いる。このリンク機構９は，各可動カム６，７を同期的
に本体部１の側板間から各くわえ込み口２，３に迫り出
し乃至は退却回動させるべく，主リンクバー９ａ，副リ
ンクバー９ｂを介して各可動カム６，７とシャックル８
とを支軸１２，１５，１６，１７で軸承連結するよう組
付けられている。
の可動カム６とシャックルの支杆部８ｂとを可動カム６
の後述側と支杆部８ｂの下端部とで連結する主リンクバ
ー９ａと，その主リンクバー９ａと横吊り用の可動カム
７とを主リンクバー９ａの中間辺と可動カム７の前部側
７ａで連結する副リンクバー９ｂとを備えて構成されて
いる。このリンク機構９は，各可動カム６，７を同期的
に本体部１の側板間から各くわえ込み口２，３に迫り出
し乃至は退却回動させるべく，主リンクバー９ａ，副リ
ンクバー９ｂを介して各可動カム６，７とシャックル８
とを支軸１２，１５，１６，１７で軸承連結するよう組
付けられている。
【００１７】図３，４で示すリンク機構９０は本体部１
の側板間に支軸１８で軸承枢着されたベルクランク９１
を備え，そのベルクランク９１の片アーム端９１ａにシ
ャックル８の支杆部８ｂを支軸１９で軸承連結し，ま
た，ベルクランク９１の他アーム端９１ｂと各可動カム
６，７の前部側６ａ，７ａとを支軸２０，２１，２２で
軸承連結した二本のリンクバー９２，９３を備えて構成
されている。このリンクバー９２，９３は片端側を支軸
１９でベルクランク９１の他アーム端９１ｂに枢着する
のに，ベルクランク９１のアーム端９１ｂを介した両側
にリンクバー９２，９３の片端側を配置するとよい。
の側板間に支軸１８で軸承枢着されたベルクランク９１
を備え，そのベルクランク９１の片アーム端９１ａにシ
ャックル８の支杆部８ｂを支軸１９で軸承連結し，ま
た，ベルクランク９１の他アーム端９１ｂと各可動カム
６，７の前部側６ａ，７ａとを支軸２０，２１，２２で
軸承連結した二本のリンクバー９２，９３を備えて構成
されている。このリンクバー９２，９３は片端側を支軸
１９でベルクランク９１の他アーム端９１ｂに枢着する
のに，ベルクランク９１のアーム端９１ｂを介した両側
にリンクバー９２，９３の片端側を配置するとよい。
【００１８】このように構成するクランプではシャック
ル８に開放点Ａから挟持点Ｂにム向かう引上力を作用す
ると，リンク機構９，９０を介して各可動カム６，７が
本体部１の側板間に退却位置された前部側６ａ，７ａを
各くわえ込み口２，３に迫り出すよう同期的に動作す
る。それに先立って，竪吊りまたは横吊りの必要に応じ
てくわえ込み口２，３を選択し，この選択されたくわえ
込み口２，３のいずれかに被吊り部材を挿置すればよ
い。その選択されるいずれのくわえ込み口２，３に被吊
り部材を挿置しても，各可動カム６，７がシャックル８
に作用される引上力で同期的に動作するから，竪吊り乃
至は横吊りの選択は自在に行える。
ル８に開放点Ａから挟持点Ｂにム向かう引上力を作用す
ると，リンク機構９，９０を介して各可動カム６，７が
本体部１の側板間に退却位置された前部側６ａ，７ａを
各くわえ込み口２，３に迫り出すよう同期的に動作す
る。それに先立って，竪吊りまたは横吊りの必要に応じ
てくわえ込み口２，３を選択し，この選択されたくわえ
込み口２，３のいずれかに被吊り部材を挿置すればよ
い。その選択されるいずれのくわえ込み口２，３に被吊
り部材を挿置しても，各可動カム６，７がシャックル８
に作用される引上力で同期的に動作するから，竪吊り乃
至は横吊りの選択は自在に行える。
【００１９】このクランプにおいては，各可動カム６，
７を被吊り部材に対する挟圧位置に鎖錠するロック機構
３０が装備されている。そのロック機構３０はＵハンド
ル３１の一端側を支軸３２で本体部１の側板間に枢着
し，このＵハンドル３１の本体部１から外方に延在する
他端側と竪吊り用可動カム６の枢軸１０を介した後部側
６ｂとの間にコイルバネ３３を掛渡し装着することによ
り構成されている。
７を被吊り部材に対する挟圧位置に鎖錠するロック機構
３０が装備されている。そのロック機構３０はＵハンド
ル３１の一端側を支軸３２で本体部１の側板間に枢着
し，このＵハンドル３１の本体部１から外方に延在する
他端側と竪吊り用可動カム６の枢軸１０を介した後部側
６ｂとの間にコイルバネ３３を掛渡し装着することによ
り構成されている。
【００２０】そのロック機構３０では支軸３２を支点に
Ｕハンドル３１を上方に回転させて本体部１の側板間に
位置決め嵌入させると，可動カム６をコイルバネ３３で
引張することにより可動カム６がくわえ込み口２の迫り
出し位置，即ち，被吊り部材の挟圧位置にロックされ
る。この状態では横吊り用可動カム７もリンク機構９，
９０を介してロックされるから，竪，横いずれの可動カ
ム６，７に対して鎖錠機能を果たすことができる。
Ｕハンドル３１を上方に回転させて本体部１の側板間に
位置決め嵌入させると，可動カム６をコイルバネ３３で
引張することにより可動カム６がくわえ込み口２の迫り
出し位置，即ち，被吊り部材の挟圧位置にロックされ
る。この状態では横吊り用可動カム７もリンク機構９，
９０を介してロックされるから，竪，横いずれの可動カ
ム６，７に対して鎖錠機能を果たすことができる。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く，本発明に係る竪横吊り両用
クランプに依れば，一つのシャックルに作用する引上乃
至は押下力で竪横吊り用の各可動カムを同期的に回動す
るものであるから，必要に応じて随時に竪吊りまたは横
吊り用として使用できることにより作業能率を向上する
ことができる。また，その各可動カムを動作するリンク
機構も簡単な構造に組付けられているため，一つで竪，
横兼用できることによる設備費の節減に加えて，製作費
も安価にできることによる経済的な利点もある。
クランプに依れば，一つのシャックルに作用する引上乃
至は押下力で竪横吊り用の各可動カムを同期的に回動す
るものであるから，必要に応じて随時に竪吊りまたは横
吊り用として使用できることにより作業能率を向上する
ことができる。また，その各可動カムを動作するリンク
機構も簡単な構造に組付けられているため，一つで竪，
横兼用できることによる設備費の節減に加えて，製作費
も安価にできることによる経済的な利点もある。
【図１】本発明の一実施例に係る竪横吊り両用クランプ
を被吊り部材の解放動作状態で示す説明図である。
を被吊り部材の解放動作状態で示す説明図である。
【図２】図１のクランプを被吊り部材の挟持動作状態で
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】本発明の別の実施例に係る竪横吊り両用クラン
プを被吊り部材の解放動作状態で示す説明図である。
プを被吊り部材の解放動作状態で示す説明図である。
【図４】図３のクランプを被吊り部材の挟持動作状態で
示す説明図である。
示す説明図である。
【符号の説明】
１ 本体部
２ 竪吊り用被吊り部材のくわえ込み口
３ 横吊り用被吊り部材のくわえ込み口
４，５ 固定パッド
６，７ 可動カム
８ シャックル
９，９０ リンク機構
９ａ 主リンクバー
９ｂ 副リンクバー
９１ ベルクランク
９２，９３ リンクバー
Claims (3)
- 【請求項１】 所定の間隔を隔て相対固定された二枚の
側板からなる本体部を持ち，その本体部の板面に竪吊り
用の下向きに開放された被吊り部材のくわえ込み口と横
吊り用の横向きに開放された被吊り部材のくわえ込み口
とを設け，これら各くわえ込み口を介した両側の側板間
に各々対向位置させて，被吊り部材を両者で挟持する固
定パッドと可動カムとを夫々装備し，更に，被吊り部材
の挟持点と開放点との対応距離を上下動するシャックル
を本体部の側板間から上方に備付け，そのシャックルと
各可動カムとの間に，各可動カムを同期的に本体部の側
板間から各くわえ込み口に迫り出し乃至は退却回動させ
るリンク機構を介装させて，シャックルと各可動カムと
を連結したことを特徴とする竪横吊り両用クランプ。 - 【請求項２】 上記リンク機構がシャックルの下端部と
竪吊り用可動カムの枢軸を介した後部側とに軸承連結さ
れる主リンクバーと，当該主リンクバーの中間辺と横吊
り用可動カムの枢軸を介した前部側とに軸承連結される
副リンクバーとを備えてなることを特徴とする請求項１
の縦横吊り両用クランプ。 - 【請求項３】 上記リンク機構が本体部の側板間に軸承
枢着されて，シャックの下端部が片アーム端に軸承連結
されるベルクランクと，当該ベルクランクの他アーム端
と各可動カムの枢軸を介した前部側とに軸承連結される
二本のリンクバーとを備えてなることを特徴とする請求
項１の縦横吊り両用クランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19348291A JPH0647437B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 竪横吊り両用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19348291A JPH0647437B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 竪横吊り両用クランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058989A true JPH058989A (ja) | 1993-01-19 |
| JPH0647437B2 JPH0647437B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=16308767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19348291A Expired - Lifetime JPH0647437B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 竪横吊り両用クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647437B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP19348291A patent/JPH0647437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0647437B2 (ja) | 1994-06-22 |
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