JP3184665B2 - コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置 - Google Patents

コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置

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JP3184665B2
JP3184665B2 JP10992193A JP10992193A JP3184665B2 JP 3184665 B2 JP3184665 B2 JP 3184665B2 JP 10992193 A JP10992193 A JP 10992193A JP 10992193 A JP10992193 A JP 10992193A JP 3184665 B2 JP3184665 B2 JP 3184665B2
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成徳 斎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等間隔に置かれたコン
クリート製品の挟持を自動的に行えて、吊り上げてコン
クリート製品の間隔が無くなるように寄せて吊り下ろし
すると、コンクリート製品の挟持解除を自動的に行え
る,コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置に関し、
特に、コンクリート製の側溝用蓋を同時に複数個製造す
る型枠装置で製造された複数個の側溝用蓋が所要間隔に
離されかつ両端面の型枠が外された状態において、全て
の側溝用蓋を個々にかつ同時に自動的挟持して吊り上
げ、ストック位置に移動して全ての側溝用蓋をバンド掛
けできるように密着状態に集めて吊り下ろしするのに好
適なコンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】等間隔に置かれたコンクリート製品を吊
り上げて間隔が無くなるように寄せて吊り下ろしできる
従来のコンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置は、例
えば、工場設備された天井走行クレーンに装着されてお
り、多数並設された挟持アーム機構の各々に装備された
油圧シリンダ装置を作動して挟持アーム機構の全てを同
時に揺動することにより、各々の挟持アーム機構の装備
された対向一対の挟持爪の間隔を狭めてコンクリート製
品を挟持し得るように構成され、さらに挟持アーム機構
の全てがチェーン等により次々に連結されていて、一番
端の挟持アーム機構を他の油圧シリンダ装置により開く
方向に移動することにより、チェーン等で連結された挟
持アーム機構の全てが等間隔に開くようになっていて、
挟持アーム機構の各々が等間隔に置かれたコンクリート
製品を吊り上げた後に、油圧シリンダ装置を反対方向に
作動して前記一番端の挟持アーム機構を間隔に狭める方
向に移動して他の挟持アーム機構を押して寄せ集めてい
くように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は、油圧
駆動源を利用していることや重量が大きいことにより、
天井走行クレーンから切り離してフォークリフトやクレ
ーン等で吊り上げて使用するという簡単な転用は不可能
であり、また極めて高価である。また上記従来装置は、
コンクリート製品の置かれる間隔が一定寸法の場合に使
用でき、コンクリート製品の置かれる間隔が異なるとき
は適用できない。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、高価な油圧駆動手段を含まない安価な構成で、等間
隔に置かれたコンクリート製品の挟持を自動的に行え
て、吊り上げてコンクリート製品の間隔が無くなるよう
に寄せて吊り下ろしすると、コンクリート製品の挟持解
除を自動的に行える,コンクリート製品の吊り上げ寄せ
集め装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、フォークリフト,クレーン
等により吊り上げられる横長な箱形フレーム1の内部
に、箱形フレーム1の横長方向に伸縮し得る伸縮リンク
2が収容されているとともに、該伸縮リンク2の伸縮を
行う適宜の伸縮リンク操作手段3が箱形フレーム1に付
設されており、前記伸縮リンク2の等間隔の屈曲点毎に
対応するように前記箱形フレーム1の両側面部に開設さ
れたスリット1c,1c 間にピン軸4,4,・・が等間隔に
通され、各ピン軸4の両端に設けられたローラー5,5
に、前記箱形フレーム1の両側面部に開設されたスリッ
ト1c,1c が横動ガイドとして係合されているか、または
前記箱形フレーム1の両側面部のスリット1c,1c の上下
に固設されたレール6,6が横動ガイドとして係合され
ているとともに、各ピン軸4に挟持アーム取付け用ブラ
ケット7,7・・の上部が支持され、箱形フレーム1の
横長方向の両端に、箱形フレーム1に固定される縦ガイ
ド9aに案内される縦スライド9bの上下動を繰り返すとロ
ック機構9cが縦ガイド9aと縦スライド9bの相対移動のロ
ックとロック解除を交番して行う重力検知循環形の挟持
アーム揺動機構9が設けられ、前記各挟持アーム取付け
用ブラケット7の下部に、コンクリート製品Wを挟持す
る一対の挟持爪8a,8a を備えた挟持アーム機構8の上端
が枢着され、各挟持アーム機構8,8,・・の所要中途
の貫通孔8bに、前記一対の挟持アーム揺動機構9の縦ス
ライド9bの下端同士を連結する開閉作動杆10が弛く挿通
されていることを特徴とするコンクリート製品の吊り上
げ寄せ集め装置を提供するものである。
【0006】
【作用】今、挟持アーム揺動機構9のロック機構9cが縦
ガイド9aと縦スライド9bの相対移動をロックしていて、
各挟持アーム機構8が開脚した状態で、フォークリフト
等により箱形フレーム1を吊り上げ、全ての挟持アーム
機構8,8,・・をそれぞれ所要等間隔に置かれたコン
クリート製品W,W,・・の上に跨がせて載置する。す
ると、挟持アーム揺動機構9のロック機構9cが縦ガイド
9aと縦スライド9bとの相対移動のロックを解除した状態
になる。フォークリフト等により箱形フレーム1を吊り
上げると、吊り上げの初期は、箱形フレーム1と一体の
挟持アーム揺動機構9の縦ガイド9aが縦スライド9bに対
し相対的に上昇して、全ての挟持アーム機構8,8,・
・の各挟持アーム取付け用ブラケット7との枢着点が上
昇するから、各挟持アーム機構8が閉脚揺動して対向一
対の挟持爪8a,8a が間隔を狭めてコンクリート製品Wを
挟持する。挟持爪8a,8a がコンクリート製品Wを挟持し
た後は、各挟持アーム機構8の閉脚揺動が停止し、挟持
アーム機構8と挟持アーム取付け用ブラケット7との枢
着点から挟持アーム機構8の貫通孔に通された開閉作動
杆10までの高さ寸法がそれ以上大きくならないから、挟
持アーム揺動機構9の縦ガイド9aと縦スライド9bの相対
移動がロックされる状態になり、挟持爪8a,8a がコンク
リート製品Wを吊り上げることができる。他所へ移動
し、伸縮リンク操作手段3を操作して伸縮リンク2を縮
小してピン軸4,4間の間隔を縮小し、もって挟持アー
ム機構8,8,・・に挟持されるコンクリート製品W,
W,・・を密着状態に寄せ集めた状態とし、その状態で
吊り下ろす。この場合、コンクリート製品W,W,・・
が接地した吊り下ろし時点では、挟持アーム揺動機構9
の縦ガイド9aが縦スライド9bに対し相対的に上昇した状
態であり、さらに吊り下ろすと、箱形フレーム1と一体
の挟持アーム揺動機構9の縦ガイド9aが縦スライド9bに
対し相対的に下降して、全ての挟持アーム機構8,8,
・・の各挟持アーム取付け用ブラケット7との枢着点が
下降するから、各挟持アーム機構8が開脚揺動して対向
一対の挟持爪8a,8a が間隔を拡げてコンクリート製品W
に対する挟持を解除するとともに、挟持アーム揺動機構
9のロック機構9cが縦ガイド9aと縦スライド9bとの相対
移動をロックする状態となる。そこで再び、この装置を
吊り上げると、挟持アーム機構8が開脚したままとな
り、挟持爪8a,8a がコンクリート製品Wを挟持しない。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は、本発明の第一実施例に係
る,コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。
この実施例の装置は、横長な箱形フレーム1に伸縮リン
ク2が収容され、該伸縮リンク2が、ばね3aと外部操作
レバー3bとボルト連結部材3cを備えてなる伸縮リンク操
作手段3を操作することにより伸縮リンク2の伸縮を行
える伸縮リンク操作手段3によって、箱形フレーム1の
両蓋板1d,1d に接続係止され、伸縮リンク2のクロスリ
ンク枢着点毎にピン軸4が嵌挿され、箱形フレーム1の
両側面に横長に開設されたスリット1c,1c より外方へ突
出したピン軸4の両端にローラー5,5が設けられ、ロ
ーラー5,5が箱形フレーム1の両外側面のスリット1
c,1c の上下に固設されたレール6,6で挟まれて転動
するようになっており、U形の挟持アーム取付け用ブラ
ケット7,7・・が各ピン軸4の両端に支持され、箱形
フレーム1の横長方向の両端に、縦ガイド9aと縦スライ
ド9b及び縦ガイド9aと縦スライド9bの相対移動のロック
とロック解除を交番して行うロック機構9cとでなる挟持
アーム揺動機構9が設けられ、前記各挟持アーム取付け
用ブラケット7の下部に、コンクリート製品Wを挟持す
る一対の挟持爪8a,8a を備えた挟持アーム機構8の上端
が枢着され、各挟持アーム機構8,8,・・の所要中途
の貫通孔に、前記一対の挟持アーム揺動機構9の縦スラ
イド9bの下端同士を連結する開閉作動杆10が弛く挿通さ
れている。以下、詳述する。
【0008】箱形フレーム1は、二つの所要長さのチャ
ンネル材1a,1a を水平に上下に配しかつスリット1c,1c
を形成するようにリブを対向させ、フランジ1b,1b でチ
ャンネル材1a,1a の両端を一体に接続して( 溶接して)
、各フランジ1bに蓋板1dをボルト締めにより取り付
け、そしてこの実施例では、上側のチャンネル材1aの上
面に、フォークリフトのフォークFを通すことができる
角パイプよりなる被持ち上げ部1a,1a を直角水平方向に
一体に取付けて( 溶接して) なる。
【0009】伸縮リンク2は、菱形一列連鎖状のリンク
機構よりなり、箱形フレーム1の横長方向に伸縮し得る
ようにかつ菱形の伸縮が垂直面内で生じるように箱形フ
レーム1内に収容されている。伸縮リンク操作手段3
は、この実施例では、伸縮リンク2の左端をばね3aで箱
形フレーム1の左側の蓋板1dの中央部に引っ張った状態
に係留しかつ外部操作レバー3bの外端を掴み、外部操作
レバー3bを図1(b) の状態から図3の状態に倒して外部
操作レバー3bの内端でばね3aを伸長させて該伸縮リンク
2の左端を右方向に移動することにより伸縮リンク2の
伸縮を行える左側係留手段と、伸縮リンク2の右端を箱
形フレーム1の右側の蓋板1dの中央部に連結支持するボ
ルト連結部材3cよりなる右側連結支持手段とからなる。
この実施例では、ボルト連結部材3cの蓋板1dに対する締
結位置を調整することにより伸縮リンク2の伸縮状態を
調整可能となっている。
【0010】ピン軸4,4,・・は、伸縮リンク2のク
ロスリンク枢着点毎に嵌挿されていて、両端が箱形フレ
ーム1の両側のスリット1c,1c よりも所要外方へ突出し
ていて、各ピン軸4の両端に設けられたローラー5,
5,・・が、箱形フレーム1の両側の外側面にスリット
1cの上側と下側に溶接固定された二対のレール6,6・
・に転動可能に挟まれている。この場合、ローラー5が
ピン軸4と一体で、ピン軸4が伸縮リンク2のクロスリ
ンク枢着点に回転可能に嵌挿されている構成か、あるい
はピン軸4が伸縮リンク2のクロスリンク枢着点に嵌挿
固定されていてローラー5がピン軸4に枢着されている
構成のどちらでも良い。この実施例では、スリット1cと
その上下のレール6,6との間に段差があって、ピン軸
4とローラー5,5,・・がピン軸4の軸方向に移動不
能となっていて、ローラー5のレール6,6に対する脱
線が防止されている。下のレール6は、吊り上げ時にロ
ーラー5に伝達される吊り上げ荷重を担持し、上のレー
ル6は、非吊り上げ時に箱形フレーム1の荷重をローラ
ー5に伝達する。
【0011】挟持アーム取付け用ブラケット7,7・・
は、U形に形成されていて箱形フレーム1の下側を潜り
上部両端が各ピン軸4の両端に枢着されている。各挟持
アーム取付け用ブラケット7には、箱形フレーム1の下
面中央部に固設された揺れ防止レール1eに係合し転動す
る二個の揺れ防止ローラ7aを有していて、吊り上げ時及
び寄せ集め時に、箱形フレーム1の横長方向の揺れが抑
制されるようになっていて、下部枢支部7bに挟持アーム
機構8の上端を枢支している。
【0012】挟持アーム機構8は、コンクリート製品W
の上に跨がった状態に載置されるときにアームリンクが
開脚動作して一対の挟持爪8a,8a が離隔し、その状態で
ロックされ、またロックが外れて吊り上げられるときに
自重作用によりアームリンクが閉脚動作して一対の挟持
爪8a,8a の間隔を狭めてコンクリート製品Wを挟持し吊
り上げられるようになっている適宜のリンク機構であっ
て良い。この実施例では、挟持アーム機構8は、各挟持
アーム取付け用ブラケット7の下部に枢着されていて、
両端が箱形フレーム1の横長方向に直角に張り出してい
る水平筒8dと、水平筒8dの両端に水平部が嵌入係合され
ていて垂直部の下端に挟持爪支持用水平筒8e' を備えた
L形のアームリンク8e,8e と、各挟持爪支持用水平筒8
e' に嵌入係合されピン8gで結合された各支杆部8fの先
端に固設された挟持爪8a,8a と、両端がL形のアームリ
ンク8eの水平部と挟持アーム取付け用ブラケット7の下
部枢支部7bにピン8i,8i で結合された「く」の字形の揺
動リンク8j,8j と、水平筒8dの上面両端より斜め外方に
延びて立設されていて上端が揺動リンク8jの屈曲部に穿
設された長孔8j' にピン8kで結合されたブラケット8m,8
m とから構成されている。そうして、コンクリート製品
Wに跨がった状態に位置させて水平筒8dがコンクリート
製品Wの上に載置されて、挟持アーム揺動機構9のロッ
ク機構9cのロックが解除した状態になると、ピン8iがピ
ン8kに相対的に下降した位置に来るとともに、ピン8gが
ピン8kに相対的に外方へ離れるように位置し、従って、
対向一対の挟持爪8a,8a の間隔が拡がる。そして、箱形
フレーム1が持ち上げられると、図2(b) に示すよう
に、縦ガイド9aが縦スライド9bに対し相対上昇するとと
もに、揺動リンク8j,8j が揺動し、ピン8i,8i がピン8k
に相対的に上昇した位置に来るとともに、ピン8h,8h が
互いに接近し、従って、対向一対の挟持爪8a,8a が間隔
を狭めてコンクリート製品Wを挟持し吊り上げるように
なっている。なお、この実施例の挟持アーム機構8は、
ピン8gとピン8hの結合位置を変えることにより、対向一
対の挟持爪8a,8a が間隔をコンクリート製品Wの大きさ
に合わせて調整できるようになっている。また、縦ガイ
ド9aが縦スライド9bに深く被さって相対移動がロック状
態のときは、挟持アーム機構8が開脚していて挟持アー
ム機構8を開脚させる力をロック機構9cが担持する。縦
ガイド9aが縦スライド9bに対し相対上昇するときは、挟
持爪8a,8a がコンクリート製品Wを吊り上げる力はロッ
ク機構9cに伝わらず、挟持アーム取付け用ブラケット7
に伝わり、ローラ5を介して箱形フレーム1に担持され
る。
【0013】図3(b) に示すように、重力検知循環形の
挟持アーム揺動機構9は、角筒状の縦ガイド9aと、縦ガ
イド9a内に下方から収容された縦スライド9bと、ロック
機構9cとからなる。ロック機構9cは、縦ガイド9aの内部
に設けられた循環案内通路9dを形成するカム9e,9f と、
縦スライド9bの上端に枢着されたフック9gと、フック4b
を片側に付勢するばね9hとを有してなる。循環案内通路
9dは、屈曲部9d' と逆循環防止用段部9d" を有する略偏
平ハート形の通路となっている。該挟持アーム揺動機構
9は、縦ガイド9aに対し縦スライド9bを相対的に抜く方
向と被せる方向に移動を交番させると、フック9gが、循
環案内通路9dの案内作用とばね9hの付勢作用の共同作用
により図中の矢印の順路で循環案内通路を循環し得る。
この場合、縦ガイド9aを縦スライド9bに深く被さった状
態にしてから縦ガイド9aを縦スライド9bから抜く方向に
移動しようとすると、フック9gが循環案内通路9dの凹ん
だ屈曲部9d' に位置して縦ガイド9aの縦スライド9bに対
する抜く方向の移動をロックする状態となる。そこで、
縦ガイド9aを縦スライド9bに再び深く被さった状態にす
ると、してから縦ガイド9aを縦スライド9bから抜く方向
に移動しようとすると、フック9gが循環案内通路9dの凹
んだ屈曲部9d' から脱出してばね9hの付勢作用により図
において矢印aのように移動して実線に示す状態になり
ロックが解除される。しかる後、縦ガイド9aを縦スライ
ド9bに対して相対的に抜く方向に移動すると、フック9g
がカム9eの左側の通路を矢印bのように真っ直ぐに通過
し(相対的下降し)ていくことができ、従って、縦ガイ
ド9aが縦スライド9bに対して相対的に抜く方向に移動で
きる。引き続いて、縦スライド9bが縦ガイド9aに対し相
対上昇するときは、フック9gが逆循環防止用段部9d" に
当接して矢印cのように循環案内通路9dの上部に至り、
縦スライド9bが縦ガイド9aに対し再び相対下降するとき
は矢印dのように移動し、フック9gが屈曲部9d' に再び
位置する。このように、フック9gは、重力を検知して循
環移動して係合と係合解除を交番して行い、ストローク
長さを可変し得る。なお、重力検知循環形の挟持アーム
揺動機構9として、作動の確実性が本実施例よりも低減
することになるが、実公昭57ー6482号公報の図面
第6図及び第7図に示された機構、あるいは、実公昭5
5ー16935号公報の第2図に示された機構の採用を
妨げるものではない。
【0014】次に、上記のように構成された第一実施例
の作用を説明する。このコンクリート製品の吊り上げ寄
せ集め装置は、フォークリフトにより吊り上げを行わな
い接地状態のときは、ばね3aの付勢により伸縮リンク2
が伸びた状態で、ピン軸4,4,・・の間隔が拡がって
いて挟持アーム取付け用ブラケット7,7,・・に懸垂
される挟持アーム機構8,8,・・が開脚状態となって
いるとともに、挟持アーム揺動機構9のフック9gが図3
(b) で矢印cに示すように移動していて縦ガイド9aが縦
スライド9bに深く被さっている。所定の等間隔に配置さ
れた複数のコンクリート製品Wを挟持し、吊り上げるに
は、フォークリフトのフォークFを被持ち上げ部1a,1a
に通して箱形フレーム1を吊り上げる。すると、挟持ア
ーム揺動機構9のフック4bが図3(b) で矢印dに示すよ
うに移動して縦ガイド9aが縦スライド9bに深く被さった
状態にロックされるので、この装置を吊り上げようとす
ると、全ての挟持アーム機構8,8,・・の各挟持アー
ム取付け用ブラケット7との枢着点が開閉作動杆10に対
して相対上昇しないから挟持アーム機構8が開脚状態の
まま吊り上げることができる。全ての挟持アーム機構
8,8,・・をそれぞれ所要等間隔に置かれたコンクリ
ート製品W,W,・・の上に跨がせて載置する。する
と、図3(b) の矢印aに示すように挟持アーム揺動機構
9のフック9gが移動し係合ロックを解いた状態になる。
フォークリフト等により箱形フレーム1を再び吊り上げ
ると、吊り上げの初期は、箱形フレーム1と一体の挟持
アーム揺動機構9の縦ガイド9aが縦スライド9bに対し相
対的に上昇して、全ての挟持アーム機構8,8,・・の
各挟持アーム取付け用ブラケット7との枢着点が上昇し
開閉作動杆10が停止したままであるから、各挟持アーム
機構8の揺動アーム8k,8k が閉脚揺動して対向一対の挟
持爪8a,8a が間隔を狭めてコンクリート製品Wを挟持す
る。挟持爪8a,8a がコンクリート製品Wを挟持した後
は、各挟持アーム機構8の閉脚揺動が停止し、挟持アー
ム機構8と挟持アーム取付け用ブラケット7との枢着点
から挟持アーム機構8の貫通孔に通された開閉作動杆10
までの高さ寸法がそれ以上大きくならないから、挟持ア
ーム揺動機構9の縦ガイド9aと縦スライド9bの相対移動
がロックされる状態になり、挟持爪8a,8a がコンクリー
ト製品Wを吊り上げることができる。そこで、バンド掛
けする位置まで移動し、その位置で外部操作レバー3bを
図1(b) の状態から図3(a) に示すように左へ倒して外
部操作レバー3bの内端でばね3aを伸長させて該伸縮リン
ク2の左端を右方向に移動することにより伸縮リンク2
の伸縮を行うと、ピン軸4,4間の間隔を縮小して挟持
アーム機構8,8,・・に挟持されるコンクリート製品
W,W,・・を密着状態に寄せ集めた状態とすることが
でき、その状態で全てのコンクリート製品W,W,・・
を吊り下ろす。この場合、コンクリート製品W,W,・
・が接地した吊り下ろし時点では、挟持アーム揺動機構
9の縦ガイド9aが縦スライド9bに対し相対的に上昇した
状態であり、さらに吊り下ろすと、箱形フレーム1と一
体の挟持アーム揺動機構9の縦ガイド9aが縦スライド9b
に対し相対的に下降して、全ての挟持アーム機構8,
8,・・の各挟持アーム取付け用ブラケット7との枢着
点が下降す開閉作動杆10との高さ距離を縮めるから、各
挟持アーム機構8の揺動アーム8k,8k が開脚揺動して対
向一対の挟持爪8a,8a が間隔を拡げてコンクリート製品
Wに対する挟持を解除するとともに、挟持アーム揺動機
構9のフックが図3(b) の矢印cに示すように移動して
縦ガイド9aと縦スライド9bとの相対移動に対しロックが
掛かり得る位置になる。そこで再び、この装置を吊り上
げようとすると、挟持アーム揺動機構9のフックが図3
(b) の矢印dに示すように移動して縦ガイド9aと縦スラ
イド9bとの相対移動をロックし、挟持アーム機構8が開
脚したままとなり吊り上げられる。この時点で、外部操
作レバー3bから手を離すと、ばね3aの付勢により伸縮リ
ンク2が伸びた状態となり、ピン軸4,4間の間隔が拡
がる。以上の操作により、等間隔に置かれたコンクリー
ト製品W,W,・・を吊り上げて間隔が無くなるように
寄せて吊り下ろしする作業が終了し、コンクリート製品
W,W,・・はバンド掛け機でバンド掛けする。なお、
バンド掛けしたコンクリート製品W,W,・・をストッ
クヤードあるいはトラックの荷台への移動に本発明装置
を使用することもできる。ただし、その際は、適当な手
段で外部操作レバー3bを常時倒れた状態に係合ロックし
ておく必要がある。
【0016】図4は、本発明の第二実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、箱形フレーム1にクレーン等の吊り上げワ
イヤーYによる被吊り上げ部1gを備えている。伸縮リン
ク2は、長尺リンクを鋸刃状に連結して両端に短尺リン
クを連結し、長尺リンクの中央部と短尺リンクの箱形フ
レーム1 の上下方向中央寄りの端部にピン軸4,4, ・・
が挿通されている。また、ばね3aが調整ボルト3dに連結
されているとともに、調整ボルト3dに枢着された可動ブ
ラケット3eが外部操作レバー3bを枢支していて、ばね3a
の付勢を調整ボルト3dを回すと、伸縮リンク2の伸長時
の長さを調整できるとともに、外部操作レバー3bを伸縮
リンク2の調整に応じた位置に同時調整できるように構
成されている。従って、この装置は、クレーン用であ
り、コンクリート製品の間隔が若干異なっても、調整ボ
ルト3dを回せば、挟持アーム機構8の並列方向の間隔を
調整できるようになっている。以上の説明から分かるよ
うにこの実施例では、伸縮リンク操作手段3は、ばね3a
と外部操作レバー3bとボルト連結部材3cと調整ボルト3d
と可動ブラケット3eとで構成されている。その他の構成
・作用は、第一実施例と同一である。
【0017】図5は、本発明の第三実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、箱形フレーム1にクレーン等の吊り上げワ
イヤーYによる被吊り上げ部1gを備えている。伸縮リン
ク2は、平面より見て菱形連鎖状で横長に伸縮するよう
に上下一対に配され、両端が左右のボルト連結部材3c,3
c を介して左右の蓋板1d,1d に連結され、かつ上下のリ
ンククロス枢着点同士を連結する各連結部材2a,2a,・・
にピン軸4,4, ・・が挿通されていて、左のボルト連
結部材3cが左の蓋板1dの中央部に挿通・螺設され手回し
ハンドル3gと枢着接続されている。手回しハンドル3g
は、ロックナットレバー3hによって螺動がロックされ
る。従って、この装置は、クレーン用であり、コンクリ
ート製品の間隔が若干異なっても、ロックナットレバー
3hを弛めて手回しハンドル3gを回せば、挟持アーム機構
8の並列方向の間隔を調整できるようになっている。以
上の説明から分かるようにこの実施例では、伸縮リンク
操作手段3は、左右のボルト連結部材3c,3c とねじハン
ドル3gとロックナットレバー3hとで構成されている。そ
の他の構成・作用は、第一実施例と同一である。
【0018】図6は、本発明の第四実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、箱形フレーム1にクレーン等の吊り上げワ
イヤーYによる被吊り上げ部1gを備えている。伸縮リン
ク操作手段3は、ばね3aと外部操作レバー3bと可動ブラ
ケット3eと左右のねじハンドル3g,3g とロックナットレ
バー3hとボルト連結部材3cと調整ボルト3dとで構成され
ている。この実施例は、クレーン用であり、左右のねじ
ハンドル3g,3g を回して七つの挟持アーム機構8の位置
関係を調整でき、外部操作レバー3bを左へ倒して挟持ア
ーム機構8を右へ寄せたときの左右のバランスを調整で
きるとともに、コンクリート製品の間隔が若干異なって
も、ロックナットレバー3hを弛めてねじハンドル3gを回
せば、挟持アーム機構8の並列方向の間隔を調整できる
ようになっている。その他の構成・作用は、第一実施例
と同一である。
【0019】図7は、本発明の第五実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、箱形フレーム1にクレーン等の吊り上げワ
イヤーYによる被吊り上げ部1gを備えている。伸縮リン
ク操作手段3は、伸縮リンク2の左端を左の蓋板1dに接
続している空圧シリンダ装置3iと、右の蓋板1dに挿通螺
設されたねじハンドル3gと、ハンドル3gを伸縮リンク2
の右端と接続しているボルト連結部材3cとで構成されて
いる。空圧シリンダ装置3iは、手操作により切り替えで
きかつ空圧ホースと接続自在なエアポートを有する図示
しない切換弁を備えていて、該切換弁のエアポートに空
圧ホースを接続して切換弁を伸長作動側に切り換える
と、ピストンロッドが右方へ伸長作動して挟持アーム機
構8を右へ寄せることができる。右のねじハンドル3gを
回せば、挟持アーム機構8の並列方向の間隔を調整でき
るようになっている。その他の構成・作用は、第一実施
例と同一である。
【0020】図8は、本発明の第六実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、箱形フレーム1にクレーン等の吊り上げワ
イヤーYによる被吊り上げ部1gを備えている。伸縮リン
ク操作手段3は、伸縮リンク2の中央部付近の上下の屈
曲部にナット部材3j,3j が枢着され、ナット部材3j,3j
に螺挿されたねじ軸3kの上下端が箱形フレーム1の上面
部と下面部に螺着されされ、ねじ軸3kの上端にハンドル
3mを回すことにより、伸縮リンク2を横長方向の略中央
部を基準として伸縮できるようになっている。その他の
構成・作用は、第一実施例と同一である。
【0021】図9は、本発明の第七実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実施
例の装置は、図6の伸縮リンク操作手段3を構成してい
るばね3aと外部操作レバー3bと可動ブラケット3eに変え
て、高圧空気を貯溜するエアタンク3nと、該エアタンク
3nの高圧空気が切換弁3pを介して供給されることにより
ピストンが伸長作動する空圧シリンダ装置3qが設けら
れ、空圧シリンダ装置3qの伸長作動により七つの挟持ア
ーム機構8を右へ寄せることができるように構成されて
いる。そして、図6の実施例と同様に、左右のねじハン
ドル3g,3g を回して七つの挟持アーム機構8の位置関係
を調整できるとともに、コンクリート製品の間隔に合わ
せて挟持アーム機構8の並列方向の間隔を調整できるよ
うになっている。その他の構成・作用は、第一実施例と
同一である。
【0022】図10は、本発明の第八実施例に係る,コ
ンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実
施例の装置は、図1(a) と比較した場合、挟持アーム機
構8の構造が相違している。相違点は、揺動リンク8j,8
j の両端に穿設された長孔に、挟持アーム取付け用ブラ
ケット7の下部枢支部7bに軸設されたピン8i,8i 及びL
形のアームリンク8e,8e に軸設されたピン8h,8h が係合
されているとともに、揺動リンク8j,8j の屈曲部とブラ
ケット8m,8m がピン8k,8k で枢着されている。従って、
この実施例の装置は、挟持アーム機構8の挟持機能に図
1(a) に示す挟持アーム機構8との間に相違がない。そ
の他の構成・作用は、第一実施例と同一である。
【0023】図11は、本発明の第九実施例に係る,コ
ンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実
施例の装置は、挟持アーム機構8に平行リンク機構が採
用されている。この実施例の装置の挟持アーム機構8も
図1(a) に示す挟持アーム機構8との間において挟持機
能に相違がない。その他の構成・作用は、第一実施例と
同一である。
【0024】図12は、本発明の第十実施例に係る,コ
ンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この実
施例の装置は、各挟持アーム機構8が、左右にクロスし
かつクロス点が枢着されたL形揺動リンク8n,8n と、L
形揺動リンク8n,8n の上端を挟持アーム取付け用ブラケ
ット7の下部枢支部7bに連結している連接リンク8c,8c
と、L形揺動リンク8n,8n の下端に対向一対に首振り可
能に設けられた挟持爪8a,8a とからなる。
【0025】図13は、本発明の第十一実施例に係る,
コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この
実施例の装置は、各ピン軸4の両端に枢着されたローラ
ー5,5が箱形フレーム1に開設された横長なスリット
1c,1c に転動可能に嵌合している。この実施例が示す本
質は、箱形フレーム1の板厚を大きくしかつピン軸4の
軸方向の移動が不可であるように左右のスリットを断面
段差形状とすることにより、図1に示すレール6, 6
を実質的に形成しているところを示している。
【0026】図14は、本発明の第十二実施例に係る,
コンクリート製品の吊り上げ寄せ集め装置を示す。この
実施例の装置は、箱形フレーム1の内面両側部に板厚を
貫通していない溝状のスリット1c,1c が形成され、かつ
箱形フレーム1の底部が開放されていて、ローラー5,
5が箱形フレーム1の内部に形成されたスリット1c,1c
に嵌合されかつローラー5,5に両端支持されるピン軸
4が伸縮リンク2のクロス枢着点を貫通している構成で
あり、伸縮リンク2とピン軸4とローラー5,5とが雨
晒しにならないようになっている。この実施例では、挟
持アーム取付け用ブラケット7を図1に示すようにU形
としなくて済む。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のコン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置によれば、油圧駆
動手段を用いることなく構成できたもので、開脚した挟
持アーム機構を等間隔に置かれたコンクリート製品に跨
がせて載置し吊り上げると挟持アーム機構が自動的に閉
脚してコンクリート製品を挟持し吊り上げることがで
き、吊り上げ状態でコンクリート製品を寄せることがで
き、コンクリート製品を吊り下ろすと挟持アーム機構が
自動的に開脚し、開脚した挟持アーム機構を吊り上げる
ことができる。しかも、本発明装置によれば、高価な油
圧駆動手段を一切用いていないので製作コストが極めて
安価となり、操作がし易く、実用性が極めて高い、特
に、コンクリート製の側溝用蓋を同時に複数個製造する
型枠装置で製造された複数個の側溝用蓋が所要間隔に離
されかつ両端面の型枠が外された状態において、全ての
側溝用蓋を個々にかつ同時に自動的に挟持して吊り上
げ、ストック位置に移動して全ての側溝用蓋をバンド掛
けできるように密着状態に集めて吊り下ろしするのに好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第一実施例に係る,コンク
リート製品の吊り上げ寄せ集め装置が挟持爪の間隔を拡
げ、コンクリート製品を挟持しようとしている状態を示
す正面方向から視た断面図、(b)は(a)の装置の側
方断面図。
【図2】(a)は図1(a)の装置の側面図、(b)は
(a)の装置がコンクリート製品を挟持した状態を示す
正面方向から視た断面図。
【図3】(a)は図1(a)の装置がコンクリート製品
を挟持し密着状態に寄せ集めた状態を示す側方断面図、
(b)は要部断面図。
【図4】本発明の第二実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置の側方断面図。
【図5】本発明の第三実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置の側方断面図。
【図6】本発明の第四実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置の側方断面図。
【図7】本発明の第五実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置の側方断面図。
【図8】本発明の第六実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置の側方断面図。
【図9】本発明の第七実施例に係る,コンクリート製品
の吊り上げ寄せ集め装置側方断面図。
【図10】本発明の第八実施例に係る,コンクリート製
品の吊り上げ寄せ集め装置が挟持爪の間隔を拡げ、コン
クリート製品を挟持しようとしている状態を示す正面方
向から視た断面図。
【図11】本発明の第九実施例に係る,コンクリート製
品の吊り上げ寄せ集め装置が挟持爪の間隔を拡げ、コン
クリート製品を挟持しようとしている状態を示す正面方
向から視た断面図。
【図12】(a)は、本発明の第十実施例に係る,コン
クリート製品の吊り上げ寄せ集め装置が挟持爪の間隔を
拡げ、コンクリート製品を挟持しようとしている状態を
示す正面方向から視た断面図、(b)は(a)の装置が
コンクリート製品を挟持した状態を示す正面方向から視
た断面図。
【図13】本発明の第十一実施例に係る,コンクリート
製品の吊り上げ寄せ集め装置がコンクリート製品を挟持
した状態を示す正面方向から視た断面図。
【図14】本発明の第十二実施例に係る,コンクリート
製品の吊り上げ寄せ集め装置がコンクリート製品を挟持
した状態を示す正面方向から視た断面図。
【符号の説明】
1 ・・・箱形フレーム、 1c ・・・スリット、 2 ・・・伸縮リンク、 3 ・・・伸縮リンク操作手段、 4 ・・・ピン軸、 5 ・・・ローラー、 6 ・・・レール、 7 ・・・挟持アーム取付け用ブラケット、 8 ・・・挟持アーム機構、 8a ・・・挟持爪、 8b ・・・貫通孔、 9 ・・・挟持アーム揺動機構、 9a ・・・縦ガイド、 9b ・・・縦スライド、 9c ・・・ロック機構、 10 ・・・開閉作動杆、 W ・・・コンクリート製品、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 1/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフト,クレーン等により吊り
    上げられる横長な箱形フレームの内部に、箱形フレーム
    の横長方向に伸縮し得る伸縮リンクが収容されていると
    ともに、該伸縮リンクの伸縮を行う適宜の伸縮リンク操
    作手段が箱形フレームに付設されており、前記伸縮リン
    クの等間隔の屈曲点毎に対応するように前記箱形フレー
    ムの両側面部に開設されたスリット間にピン軸が等間隔
    に通され、各ピン軸の両端に設けられたローラーに、前
    記箱形フレームの両側面部に開設されたスリットが横動
    ガイドとして係合されているか、または前記箱形フレー
    ムの両側面部のスリットの上下に固設されたレールが横
    動ガイドとして係合されているとともに、各ピン軸に挟
    持アーム取付け用ブラケットの上部が支持され、箱形フ
    レームの横長方向の両端に、箱形フレームに固定される
    縦ガイドに案内される縦スライドの上下動を繰り返すと
    ロック機構が縦ガイドと縦スライドの相対移動のロック
    とロック解除を交番して行う重力検知循環形の挟持アー
    ム揺動機構が設けられ、前記各挟持アーム取付け用ブラ
    ケットの下部に、コンクリート製品Wを挟持する一対の
    挟持爪を備えた挟持アーム機構の上端が枢着され、各挟
    持アーム機構の所要中途の貫通孔に、前記一対の挟持ア
    ーム揺動機構の縦スライドの下端同士を連結する開閉作
    動杆が弛く挿通されていることを特徴とするコンクリー
    ト製品の吊り上げ寄せ集め装置。
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