JPH058959Y2 - - Google Patents

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JPH058959Y2
JPH058959Y2 JP14440786U JP14440786U JPH058959Y2 JP H058959 Y2 JPH058959 Y2 JP H058959Y2 JP 14440786 U JP14440786 U JP 14440786U JP 14440786 U JP14440786 U JP 14440786U JP H058959 Y2 JPH058959 Y2 JP H058959Y2
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solvent
drying
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heater
signal
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は溶剤によつて洗濯された衣類を収容す
る乾燥室に循環風路を接続し、この循環風路内に
冷却器及び加熱器を配設すると共に、該風路には
冷却器によつて冷却されて液化した溶剤の回収路
を接続した溶剤回収式の衣類乾燥機に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の衣類乾燥機は、ドライクリーナにて構
成されており、その一例が実開昭59−190192号公
報で示されている。しかし、このものは高温乾燥
風を用いるので溶剤の引火を避ける必要があり、
そのために溶剤の気化が著しい乾燥初期には外気
を導入すると共に気化溶剤ごと外部へ導出してお
り、この結果溶剤回収率が低いものであつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、安全を確保しつつ溶剤回収率を向上
せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、溶剤によつて洗濯された衣類を収容
する乾燥室に循環風路を接続し、この循環風路内
に冷却器及び加熱器を配設すると共に、該風路に
は冷却器によつて冷却されて液化した溶剤の回収
路を接続した溶剤回収式の衣類乾燥機において、
上記回収路に溶剤回収度合を測定する測定手段を
設け、この測定手段の信号に基づいて上記加熱器
による加熱度合を調節する調節手段を備えたもの
である。
(ホ) 作用 乾燥作業は低温加熱状態から進み、溶剤の引火
を避けながら著しく気化する溶剤を初期から回収
していく。溶剤回収度合は測定手段によつて測定
され、溶剤回収度合が所定の度合より低くなつた
場合、即ち、一定時間当りの回収溶剤量が所定値
以下になつた場合等に測定手段から信号が出力さ
れ、この信号によつて加熱器は高温加熱に移行す
る。即ち、この信号が出力された時には乾燥室内
での気化溶剤の濃度は爆発下限界より低下してお
り、高温にしても引火の危険はない。
(ヘ) 実施例 以下図面に基づいて説明すると、第3図に於い
て1は機枠であり、その内部に、乾燥室2と、こ
の乾燥室2の入出口に両端を接続した循環風路3
と、溶剤貯溜用のタンク4と、水分離器5とを設
け、上部には所定の電装品を内装したコントロー
ルボツクス6を設け、このコントロールボツクス
6にスタートキー7等の操作キーと制御回路を設
けている。
ここで、上記乾燥室2内には乾燥行程時に低速
で反転するモータ駆動の回転ドラム8を設けてお
り、循環回路3内には着脱自在なフイルター9、
フアン10、冷却器11、低温或いは高温の乾燥
風を作る第1、第2加熱器(ヒータ)12′,1
2″を順に配設している。タンク4は冷却器11
で冷却されて液化した溶剤を垂直の回収路13を
介し且つ水分離器5を経て回収する。
そして、回収路13中には小容量のタンク14
が設でられると共に、このタンク底部には通常閉
成している弁体15が摺動自在に設けてある。こ
の弁体15はソレノイド16のブランジヤーに連
結してありソレノイド16に給電すると、摺動し
て回収路13を開き、断電すると、スプリング等
(図示せず)により自動的に閉じる。一方、タン
ク14の所定位置には発光、受光素子を組合せた
液位検知スイツチ17が設けてあり、液位の上昇
によつて光がしや断されると、OFFし、零を含
む低液位の時にはONしている。即ち、斯るスイ
ツチ17が回収溶剤量の測定手段を構成してい
る。
第1図はCPU(中央演算処理装置)、記憶部、
I/O(入出力装置)から成るマイクロコンピユ
ータ18に関する制御回路図であり、上記スター
トキー7及び液位検知スイツチ17からの各信号
を入力したマイクロコンピユータ18が駆動部1
9を介して回転ドラム8、フアン10、冷却器1
1、第1加熱器12′、第2加熱器12″及びソレ
ノイド16に出力する。
即ち、スタートキー7が操作されると、そのス
タート信号を受けて1分毎に出力する1分カウン
タ20及び乾燥時間カウンタ21が始動すると共
に、クリア信号により検知カウンタ22をクリア
する。駆動部19は回転ドラム8、フアン10、
冷却器11、第1加熱器12′を駆動する。従つ
て、乾燥室2内では第1加熱器12′だけで加熱
された低温(引火点より低い温度)の乾燥風が循
環し、衣類から出た気化溶剤は冷却器11によつ
て冷却されて液化され、回収路13からタンク1
4に収容されていく。
この乾燥時間中に、1分毎にカウンタ20から
信号検知部23に時間信号が入力すると、該検知
部はこの時の検知スイツチ17の0N−OFF状態
を調べる。乾燥室2での溶剤の気化が著しい間は
溶剤回収量も多く、短時間でタンク14内の液位
が上昇する。このために検知スイツチ17は
OFFし、検知部23は1分毎に検知できないと
の信号を出し、これはソレノイド用カウンタ24
によつて短い一定時間続けて駆動部19に入力さ
れる。駆動部19はこの一定時間ソレノイド16
を駆動して弁体15を開放させ、タンク14内の
溶剤を水分離器5に導出せしめる。弁体15はソ
レノイド16への給電がしや断されると自動的に
閉成復帰する。
こうして、乾燥初期から低温乾燥風による乾燥
作業が進行するが、これは溶剤の気化が著しいの
で溶剤回収作業を効率良く実行させ、また低温で
あるので引火の危険がないものである。
乾燥が進行して気化溶剤が減り、乾燥室2内の
濃度が爆発下限界より低下するようになると、回
収される溶剤の量も減る。すると、1分だけでは
タンク14内の液位が上昇しないので検知スイツ
チ17がON信号を出すようになり、検知部23
はこのON信号により検知カウンタ22を1ずつ
カウントアツプしていく。このON信号に、伴な
う検知部23の出力はソレノイド用カウンタ24
を介して駆動部19に入力され、弁体15を上述
と同様に開き、自動閉成させる。
検知カウンタ22の内容は判定部25が調べて
おり、これが適当なカウント(例えば3〜5)に
なると、判定部25は回収量が一時的に減つたの
ではなくて、既に回収状態が明白に進んでいると
して駆動部19に判定信号を出力し、第2加熱器
12″を駆動させ、同時に弁体15をソレノイド
16によつて連続的に開放させる。即ち、高温乾
燥風による乾燥作業を乾燥時間終了(全出力停
止)まで実行し、気化しにくくなつていた溶剤の
気化を促し、残留溶剤をほとんど無くしていく。
こうして、検知部23、検知カウンタ22及び判
定部25が加熱の調節手段を構成する。
この乾燥作業の後には必要に応じて脱臭行程を
実行することができる。
本実施例に於ける、1分カウンタ20のカウン
ト時間、検知スイツチ17の検知液位、ソレノイ
ド用カウンタ24のカウント時間、タンク14の
容量は相互の関係に基づいて設定されるものであ
る。また、検知カウンタ22がカウントする度に
開弁するのをやめ、数カウントでも検知スイツチ
17がOFFしないのを調べて、第2加熱器1
2″を駆動するようにしても良い。更に、複数の
加熱器を発熱量可変の1個の加熱器として、位
相、零クロス等の制御によつて発熱量を連続的に
変えるようにしても良い。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、溶剤回収度合(例えば一定時
間当りの回収溶剤量)を測定し、回収度合が高い
と低温乾燥運転を行い、回収度合が低くなると高
温乾燥運転に切り換えることができ、乾燥初期か
ら終了まで引火の危険を防ぎつつ溶剤を効率よく
回収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による溶剤回収式の衣類乾燥機
の制御回路図、第2図は動作説明のためのフロー
チヤート、第3図は配管機構図、第4図は第3図
に於ける要部の断面図である。 2……乾燥室、3……循環風路、11……冷却
器、12′……第1加熱器、12″……第2加熱
器、13……回収路、14……タンク、15……
弁体、16……ソレノイド、17……液位検知ス
イツチ、22……検知カウンタ、23……検知
部、25……判定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶剤によつて洗濯された衣類を収容する乾燥室
    に循環風路を接続し、この循環風路内に冷却器及
    び加熱器を配設すると共に、該風路には冷却器に
    よつて冷却されて液化した溶剤の回収路を接続し
    たものにおいて、上記回収路に溶剤回収度合を測
    定する測定手段を設け、この測定手段の信号に基
    づいて上記加熱器による加熱度合を調節する調節
    手段を備えたことを特徴とする溶剤回収式の衣類
    乾燥機。
JP14440786U 1986-09-19 1986-09-19 Expired - Lifetime JPH058959Y2 (ja)

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JP14440786U JPH058959Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JP14440786U JPH058959Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JPS6348592U JPS6348592U (ja) 1988-04-01
JPH058959Y2 true JPH058959Y2 (ja) 1993-03-05

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US4893763A (en) * 1987-12-22 1990-01-16 Roll Systems, Inc. Roll support and feed apparatus
JPH02193849A (ja) * 1989-01-18 1990-07-31 Shimizu Seisakusho:Kk トイレットペーパの巻取方法及び装置
KR100618599B1 (ko) * 2006-06-13 2006-09-06 주식회사 코아 에프앤티 드라이클리닝 용제 회수기

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