JPH0589571A - 回転ヘツドシリンダ - Google Patents

回転ヘツドシリンダ

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JPH0589571A
JPH0589571A JP3248825A JP24882591A JPH0589571A JP H0589571 A JPH0589571 A JP H0589571A JP 3248825 A JP3248825 A JP 3248825A JP 24882591 A JP24882591 A JP 24882591A JP H0589571 A JPH0589571 A JP H0589571A
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Japan
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cylinder
rotary
outside
head
tape
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JP3248825A
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JP3106594B2 (ja
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Hiroyuki Sawada
裕之 澤田
Tatsuhiro Otsubo
達弘 大坪
Takeshi Nomura
剛 野村
Taku Kozai
卓 香西
Kazunori Umee
和則 梅江
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定の上シリンダと下シリンダの間に回転シ
リンダを設けたVTRの回転ヘッド組立体において、磁
気ヘッドがシリンダ外部に突出するために設けらえた切
欠部が、上シリンダを固定するために設けられた上下シ
リンダ連結部材近傍を通過する際、またはテープに突入
する際に発生する空気じょう乱に起因する騒音を低減す
るとともに、録画時の音質向上を図るものである。 【構成】 10が切欠部7に設けられたヘッドカバーで
あり、シリンダ組立時に切欠部7によりシリンダ外部に
開放されるシリンダ内部をシリンダ外部と遮蔽すること
ができ、回転シリンダ2が回転することにより生ずる切
欠部7を通じての空気の流れを抑制することが可能とな
り、切欠部7が連結部材8近傍通過時およびテープ突入
時に発生する空気じょう乱が原因となる騒音を抑制する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ回転時に磁気
ヘッドがシリンダ外部に突出するために設けられた切欠
部が、上シリンダを固定するために設けられた上下シリ
ンダ連結部材近傍を通過する際、またはテープに突入す
る際に発生する空気じょう乱に起因する騒音を低減する
回転ヘッドシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログ式VTRの小型化,高画
質化,高音質化が進み、デジタルVTRにおいてもポー
タブルタイプ開発の必要性が大きくクローズアップされ
てきた。しかしながら、デジタル方式のVTRはアナロ
グ方式のVTRと比較し大きな記録密度を必要とするた
め、シリンダも回転シリンダを固定シリンダに挟み込む
構造とし、その回転数も6000rpm程度と非常に高
速であるため、回転シリンダに装着された磁気ヘッドが
シリンダ外部に突出するために設けられた切欠部がシリ
ンダ回転にともない、テープ突入点や上シリンダを固定
するために設けられた上下シリンダ連結部材近傍を高速
で通過するため気流の乱れが発生し、その空気じょう乱
が原因となる騒音が、録画時においては録音用マイクよ
り取り込まれ音質の低下を招く等の問題を有している。
【0003】以下に、従来のデジタルVTR用回転ヘッ
ドシリンダについて説明する。図1は回転ヘッドシリン
ダをテープがシリンダに入射する方向より見た斜視図で
ある。図1において1および3は上下の固定シリンダで
上シリンダ1は連結部材8により下シリンダに固定され
ている。2はその間に付設された回転シリンダで、固定
の下シリンダ3との間に、先端部が切欠部7より外部に
30μm程度突出した状態で磁気ヘッド6が付設されて
おり、回転シリンダ2とともに矢印Aで示す方向に回転
する。磁気テープ4はポスト5によりシリンダ外周面に
らせん状に巻き付けられており矢印Bに示す方向に進行
し、磁気ヘッド6はテープ4の下縁からテープ4に突入
し記録再生を開始する。図4は回転シリンダの磁気ヘッ
ド取付部分を斜め下方より見た要部拡大図であり、9は
磁気ヘッド6を支持するヘッドベースであり、ベース部
分が回転シリンダ2に固定されている。シリンダ組立時
においては回転シリンダ2の外周部下面は下シリンダ3
の外周部上面とが150μm程度の一定の間隔を持った
状態で組み合わされているため、切欠部7の部分におい
てシリンダ内部空間がシリンダ外部に開放される面積
が、回転シリンダの他の外周部分に比べると急激に拡大
することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、テープ4がシリンダに巻き付いていない
部分においては、回転シリンダ2の回転による遠心力に
より、シリンダ内部空間がシリンダ外部に大きく開放さ
れている切欠部7より流出する方向に気流が発生してお
り、切欠部7が連結部材8を通過する際に連結部材8の
近傍に空気の渦が発生する。また、テープ4がシリンダ
に巻き付いている部分については、回転シリンダ2の表
面が巻き込む空気により高圧のエアーフィルムが発生し
ているため、テープが巻き付いていない部分とは逆に切
欠部7から流入する方向に気流が発生しており、切欠部
7がテープ4に突入する際に気流方向の急激な反転がお
こり、その部分においても空気の渦が発生する。上記の
空気の渦が原因となる空気じょう乱が原因となり騒音が
発生し、特にマイクと走行系部分が一体になったポータ
ブルタイプのVTRにおいてはその騒音が録音用マイク
から直接取り込まれることとなり、音質の低下を招くと
いう問題を有していた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、上記の騒音の低減効果を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の回転ヘッドシリンダは、回転シリンダに装着
された磁気ヘッドがシリンダ外部に突出するために設け
られた切欠部に、シリンダ組立時に前記切欠部によりシ
リンダ外部に開放されているシリンダ内部をシリンダ外
部と遮蔽するヘッドカバーを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この構成によって、切欠部7が連結部材8通過
時およびテープ突入時に起こる空気じょう乱を抑制する
ことが可能となり、その空気じょう乱が原因となる騒音
を低減することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図2の10が切欠部7に設けられたヘッドカバーで
あり、シリンダ組立時に切欠部7によりシリンダ外部に
開放されるシリンダ内部空間をシリンダ外部と遮蔽する
ことができ、回転シリンダ2が回転することにより生ず
る切欠部7を通じての空気の流れを抑制することが可能
となり、切欠部7が連結部材8近傍通過時およびテープ
突入時に発生する空気じょう乱が原因となる騒音を抑制
することが可能となる。上記のヘッドカバーと同等の効
果を得るためには切欠部7を樹脂等により封止する方法
が考えられるが、磁気ヘッドの調整・交換等を考慮する
と着脱可能なヘッドカバーを用いることが望ましい。ま
た、上記のヘッドカバーはヘッドを電気的に外部ノイズ
からシールドするためのシールドカバーと兼用すること
も可能であり、従来電気的シールド効果のみを目的とし
ていたためシリンダとカバー間またはカバー自身にも多
くの隙間を有していても所望の効果を得られていたシー
ルドカバーをヘッド突出部以外を密封構造とすることに
より上述のヘッドカバーと同様の効果が得られ、空気じ
ょう乱による騒音を低減することが可能となる。上記対
策を行なうことにより、騒音が5dB程度低減されるこ
とが確認されている。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定の上シリン
ダと下シリンダの間に回転シリンダを設けたVTRの回
転ヘッド組立体において、回転シリンダに装着された記
録ヘッドがシリンダ外部に突出するために設けられた切
欠部に、シリンダ組立時において前記切欠部によりシリ
ンダ外部に開放されるシリンダ内部空間をシリンダ外部
と遮蔽するヘッドカバーを設けることにより、上記切欠
部7が連結部材8通過時およびテープ突入時に起こる空
気じょう乱を抑制することが可能となり、その空気じょ
う乱が原因となる騒音を低減することが可能となる回転
ヘッドシリンダを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ヘッドシリンダの斜視図
【図2】本発明の一実施例における、回転ヘッドシリン
ダの磁気ヘッド部拡大図
【図3】従来例における、回転ヘッドシリンダの磁気ヘ
ッド部拡大図
【符号の説明】
1 上シリンダ 2 回転シリンダ 3 下シリンダ 4 テープ 5 ポスト 6 磁気ヘッド 7 切欠部 8 上下シリンダ連結部材 9 磁気ヘッドベース 10 ヘッドカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香西 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 梅江 和則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の上シリンダと下シリンダの間に回
    転シリンダを設けたVTRの回転ヘッド組立体におい
    て、磁気ヘッドがシリンダ外部に突出するために設けら
    れた切欠部を有する回転シリンダに対し、シリダ組立時
    において前記切欠部によりシリンダ外部に開放されてい
    るシリンダ内部空間をシリンダ外部と遮蔽するヘッドカ
    バーを設けたことを特徴とする回転ヘッドシリンダ。
JP03248825A 1991-09-27 1991-09-27 回転ヘッドシリンダ Expired - Fee Related JP3106594B2 (ja)

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JPH0589571A true JPH0589571A (ja) 1993-04-09
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US9062441B2 (en) 2011-08-18 2015-06-23 Kohler Co. Cable overload device

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