JPH0765333A - 記録再生装置のドラム装置 - Google Patents
記録再生装置のドラム装置Info
- Publication number
- JPH0765333A JPH0765333A JP5209412A JP20941293A JPH0765333A JP H0765333 A JPH0765333 A JP H0765333A JP 5209412 A JP5209412 A JP 5209412A JP 20941293 A JP20941293 A JP 20941293A JP H0765333 A JPH0765333 A JP H0765333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- head
- fixed guide
- recording
- tape
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ振動を防止しロータマグネットからの
漏洩磁束の影響をなくしたドラム装置。 【構成】 回転ドラム5はロータマグネット7を備え固
定ガイドドラム1に備えたコイル8への通電によって駆
動され、固定ガイドドラム1にはヘッド4が磁気テープ
に当接し始めるドラム表面部分と当接終了するドラム表
面部分に突出して磁気テープを押圧して振動を抑制する
弾性を持った突出部22とロータマグネット7からの漏
洩磁束を遮断する高い透磁率材で形成された端面カバー
部25とを有する突出部材21が装着固定してある。
漏洩磁束の影響をなくしたドラム装置。 【構成】 回転ドラム5はロータマグネット7を備え固
定ガイドドラム1に備えたコイル8への通電によって駆
動され、固定ガイドドラム1にはヘッド4が磁気テープ
に当接し始めるドラム表面部分と当接終了するドラム表
面部分に突出して磁気テープを押圧して振動を抑制する
弾性を持った突出部22とロータマグネット7からの漏
洩磁束を遮断する高い透磁率材で形成された端面カバー
部25とを有する突出部材21が装着固定してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRという)等、テープ状の記録媒体に記録
または再生を行う記録再生装置のドラム装置に関するも
のである。
(以下、VTRという)等、テープ状の記録媒体に記録
または再生を行う記録再生装置のドラム装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】VTR等、従来の記録再生装置は、ドラ
ム装置にテープ状の記録媒体をヘリカル状に所定角度巻
き付け回転するヘッドにより記録媒体を摺動走査して記
録または再生を行う構成となっており、ドラム装置は回
転ドラムと固定ガイドドラムと回転するヘッドとよりな
っている。
ム装置にテープ状の記録媒体をヘリカル状に所定角度巻
き付け回転するヘッドにより記録媒体を摺動走査して記
録または再生を行う構成となっており、ドラム装置は回
転ドラムと固定ガイドドラムと回転するヘッドとよりな
っている。
【0003】上記ヘリカルスキャン方式の記録再生装置
においては、磁気テープをドラムの外周部にヘリカル状
に巻付けるとともに、回転するヘッドを上記磁気テープ
上を斜めに走査させることによって所定の記録および再
生を行うが、この際、磁気テープは比較的低速度で走行
されるのに対し、ヘッドは高速で回転しているために、
ヘッドが磁気テープと最初に接触する固定ガイドドラム
の入口部分およびヘッドが磁気テープから離脱する固定
ガイドドラムの出口部分において、ヘッドが磁気テープ
を叩くことになり、これによって磁気テープが弦振動を
起す。
においては、磁気テープをドラムの外周部にヘリカル状
に巻付けるとともに、回転するヘッドを上記磁気テープ
上を斜めに走査させることによって所定の記録および再
生を行うが、この際、磁気テープは比較的低速度で走行
されるのに対し、ヘッドは高速で回転しているために、
ヘッドが磁気テープと最初に接触する固定ガイドドラム
の入口部分およびヘッドが磁気テープから離脱する固定
ガイドドラムの出口部分において、ヘッドが磁気テープ
を叩くことになり、これによって磁気テープが弦振動を
起す。
【0004】この磁気テープの弦振動は、騒音となった
り、磁気テープの走行方向の速度変動を発生させて、画
面上で映像乱れが生じる。
り、磁気テープの走行方向の速度変動を発生させて、画
面上で映像乱れが生じる。
【0005】上記のようなテープの弦振動を抑制するた
めに、特開昭62−132257号公報に図6に示すよ
うな形状の固定ガイドドラムが開示されている。
めに、特開昭62−132257号公報に図6に示すよ
うな形状の固定ガイドドラムが開示されている。
【0006】図6は上記の固定ガイドドラムを備えたド
ラム装置の斜視図、図7は同断面図である。図6におい
て、固定ガイドドラム1のヘッドがテープから離脱する
点の近傍に突部25を設けることにより、前記テープの
弦振動を抑制するようになっている。また、突部25を
固定ガイドドラム1に設ける方法としては、固定ガイド
ドラム1のリード部2を加工する際に削り残す方法や別
の部材を取付ける方法が提案されている。
ラム装置の斜視図、図7は同断面図である。図6におい
て、固定ガイドドラム1のヘッドがテープから離脱する
点の近傍に突部25を設けることにより、前記テープの
弦振動を抑制するようになっている。また、突部25を
固定ガイドドラム1に設ける方法としては、固定ガイド
ドラム1のリード部2を加工する際に削り残す方法や別
の部材を取付ける方法が提案されている。
【0007】図6に示す4はヘッド、5は回転ドラムで
あり、磁気テープの下方縁は固定ガイドドラム1に設け
たヘリカル状のリード部2の段差に沿って回転ドラム5
方向から固定ガイドドラム1方向へとヘリカル状に両ド
ラムに巻き付き移動し、上記の突部25部分で磁気テー
プはドラム装置から離れる構成となっている。
あり、磁気テープの下方縁は固定ガイドドラム1に設け
たヘリカル状のリード部2の段差に沿って回転ドラム5
方向から固定ガイドドラム1方向へとヘリカル状に両ド
ラムに巻き付き移動し、上記の突部25部分で磁気テー
プはドラム装置から離れる構成となっている。
【0008】図7の断面図は、実施例1と同一または相
当部分を同一符号で示してあり、重複説明を省略する。
当部分を同一符号で示してあり、重複説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
固定ガイドドラム1の削り残しにより突部25を設ける
方法は、固定ガイドドラム1の出口側には安易に設ける
ことが可能であるが、入口側に突部を設ける場合は切削
加工時の回転数を大幅に減速しなければならず、ドラム
装置加工の生産性が低下し結果的にコストアップとな
る。
固定ガイドドラム1の削り残しにより突部25を設ける
方法は、固定ガイドドラム1の出口側には安易に設ける
ことが可能であるが、入口側に突部を設ける場合は切削
加工時の回転数を大幅に減速しなければならず、ドラム
装置加工の生産性が低下し結果的にコストアップとな
る。
【0010】また、突部の突出量は固定となるため、ヘ
ッド突出量の変化やばらつき、そして、磁気テープをガ
イドしているガイドポストの傾斜角度の変化に対し対応
できないため、場合によっては突部にテープが接触しな
い状況が生じてしまう欠点があった。
ッド突出量の変化やばらつき、そして、磁気テープをガ
イドしているガイドポストの傾斜角度の変化に対し対応
できないため、場合によっては突部にテープが接触しな
い状況が生じてしまう欠点があった。
【0011】一方、VTRの小型化が進むにつれ、図
6,図7に示すような構成のドラム装置ではドラム駆動
用モータのロータマグネット7とヘッド4との距離が極
めて近くなり、ロータマグネット7の漏れ磁束がヘッド
4に影響し、良好な記録再生を妨げるといった問題が生
じている。
6,図7に示すような構成のドラム装置ではドラム駆動
用モータのロータマグネット7とヘッド4との距離が極
めて近くなり、ロータマグネット7の漏れ磁束がヘッド
4に影響し、良好な記録再生を妨げるといった問題が生
じている。
【0012】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、テープの負荷変動やヘッド
の突出量が出入側のポストの傾斜角度の変化に関係な
く、常に良好なテープ振動抑制効果が得られるととも
に、ヘッドとロータマグネットを磁気的に遮断すること
ができる記録再生装置のドラム装置を提供することを目
的とするものである。
ためになされたものであり、テープの負荷変動やヘッド
の突出量が出入側のポストの傾斜角度の変化に関係な
く、常に良好なテープ振動抑制効果が得られるととも
に、ヘッドとロータマグネットを磁気的に遮断すること
ができる記録再生装置のドラム装置を提供することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
記録再生装置のドラム装置は、回転ドラムと固定ガイド
ドラムとヘッドとよりなり、テープ状の記録媒体をヘリ
カル状に当接させ、回転する前記ヘッドによって信号の
記録または再生を行う記録再生装置のドラム装置であっ
て、前記回転ドラムはロータマグネットを備え固定ガイ
ドドラムに備えたコイルへの通電によって駆動され、固
定ガイドドラムはヘッドが記録媒体に当接し始めるドラ
ム表面部分と当接終了するドラム表面部分に突出して記
録媒体を押圧する弾性を持った突出部と前記ロータマグ
ネットからの漏洩磁束を遮断する高い透磁率材で形成さ
れた端面カバー部とを有することを特徴とする構成によ
って、上記の目的を達成しようとするものである。
記録再生装置のドラム装置は、回転ドラムと固定ガイド
ドラムとヘッドとよりなり、テープ状の記録媒体をヘリ
カル状に当接させ、回転する前記ヘッドによって信号の
記録または再生を行う記録再生装置のドラム装置であっ
て、前記回転ドラムはロータマグネットを備え固定ガイ
ドドラムに備えたコイルへの通電によって駆動され、固
定ガイドドラムはヘッドが記録媒体に当接し始めるドラ
ム表面部分と当接終了するドラム表面部分に突出して記
録媒体を押圧する弾性を持った突出部と前記ロータマグ
ネットからの漏洩磁束を遮断する高い透磁率材で形成さ
れた端面カバー部とを有することを特徴とする構成によ
って、上記の目的を達成しようとするものである。
【0014】
【作用】以上の構成により、ヘリカル状に当接するテー
プ状の記録媒体は、ヘッドが固定ガイドドラムに当接し
始める部分と当接終了する部分で固定ガイドドラム表面
に設けた突出部によって弾力的に押圧され振動および騒
音の発生を抑制できる。しかも記録媒体自体の張力、ヘ
ッドの突出量、ガイドポストの傾斜等に変化があっても
上記振動発生抑制を維持できる。
プ状の記録媒体は、ヘッドが固定ガイドドラムに当接し
始める部分と当接終了する部分で固定ガイドドラム表面
に設けた突出部によって弾力的に押圧され振動および騒
音の発生を抑制できる。しかも記録媒体自体の張力、ヘ
ッドの突出量、ガイドポストの傾斜等に変化があっても
上記振動発生抑制を維持できる。
【0015】また、固定ガイドドラムに設けた高い透磁
率材で形成された端面カバー部によって、ヘッドをロー
タマグネットから磁気的に完全に遮断することができ、
ロータマグネットからの漏洩磁束によって記録・再生内
容に映像ジッタ等、障害を生ずることはない。
率材で形成された端面カバー部によって、ヘッドをロー
タマグネットから磁気的に完全に遮断することができ、
ロータマグネットからの漏洩磁束によって記録・再生内
容に映像ジッタ等、障害を生ずることはない。
【0016】
【実施例】以下、この発明に係る記録再生装置のドラム
装置を実施例により説明する。
装置を実施例により説明する。
【0017】本実施例は、ドラム装置の一部を形状記憶
合金によって形成したことに特徴を有しており、他の構
成は従来の装置に準じている。
合金によって形成したことに特徴を有しており、他の構
成は従来の装置に準じている。
【0018】図1は、本発明の一実施例を備えるドラム
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【0019】ドラム装置は、回転ドラム5と固定ガイド
ドラム1とを備えている。回転ドラム5の下面にはヘッ
ドベース3を介してヘッド4が取付けられている。回転
ドラム5はフランジ16に取付ビス18にて固着されて
いる。そして、フランジ16にはロータリトランス19
のロータ15が取付けられている。
ドラム1とを備えている。回転ドラム5の下面にはヘッ
ドベース3を介してヘッド4が取付けられている。回転
ドラム5はフランジ16に取付ビス18にて固着されて
いる。そして、フランジ16にはロータリトランス19
のロータ15が取付けられている。
【0020】フランジ16の中心孔にはシャフト14が
圧入されており、シャフト14は固定ガイドドラム1に
ベアリング12,13によって回転可能に取付けられて
いる。
圧入されており、シャフト14は固定ガイドドラム1に
ベアリング12,13によって回転可能に取付けられて
いる。
【0021】固定ガイドドラム1にはロータリトランス
19のステータ9が固着されており、前記回転ドラム5
側のロータ15と対向している。また、ステータ9には
配線フレキ10が取付けられており、配線フレキ10の
他端は固定ガイドドラム1に取付けられた基板11に取
付けられている。
19のステータ9が固着されており、前記回転ドラム5
側のロータ15と対向している。また、ステータ9には
配線フレキ10が取付けられており、配線フレキ10の
他端は固定ガイドドラム1に取付けられた基板11に取
付けられている。
【0022】固定ガイドドラム1にはステータヨーク2
0が取付けられており、ステータヨーク20の上部には
コイル8が取付けられている。一方、フランジ16の下
部にはビス17を介してロータヨーク6が固着されてお
り、ロータヨーク6にはマグネット7が取付けられてい
る。
0が取付けられており、ステータヨーク20の上部には
コイル8が取付けられている。一方、フランジ16の下
部にはビス17を介してロータヨーク6が固着されてお
り、ロータヨーク6にはマグネット7が取付けられてい
る。
【0023】ロータマグネット7とステータコイル8は
所定のギャップをもって対向するように配設されてお
り、これらにより回転ドラム5を駆動させるモータを構
成している。
所定のギャップをもって対向するように配設されてお
り、これらにより回転ドラム5を駆動させるモータを構
成している。
【0024】さらに、固定ガイドドラム1の上端面部分
には本実施例の特徴である突出部材21が取付けられて
いる。
には本実施例の特徴である突出部材21が取付けられて
いる。
【0025】以上のような構成において、所定の速度で
走行する磁気テープは、固定ガイドドラム1の外周面に
設けられているリード2によって下側のエッジが案内さ
れるようになっている。
走行する磁気テープは、固定ガイドドラム1の外周面に
設けられているリード2によって下側のエッジが案内さ
れるようになっている。
【0026】コイル8に通電することにより、ロータヨ
ーク6に回転力が発生し、フランジ16を介して回転ド
ラム5が回転駆動される。そして、回転ドラム5にヘッ
ドベース3を介して固着されているヘッド4が磁気テー
プを走査して、ヘリカルスキャン方式の記録及び再生が
行われる。なお、ヘッド4と固定側との信号の授受は、
ロータリトランス19によって行われる。
ーク6に回転力が発生し、フランジ16を介して回転ド
ラム5が回転駆動される。そして、回転ドラム5にヘッ
ドベース3を介して固着されているヘッド4が磁気テー
プを走査して、ヘリカルスキャン方式の記録及び再生が
行われる。なお、ヘッド4と固定側との信号の授受は、
ロータリトランス19によって行われる。
【0027】次に、突出部材21について説明する。
【0028】図2は、突出部材21の斜視図であり、図
3は突出部材21の突出部分の拡大説明図である。
3は突出部材21の突出部分の拡大説明図である。
【0029】突出部材21は、断面L型の環状形をして
おり、その側面に図3に示すようにヘッドが磁気テープ
に当接し始める部分(入口部分)と当接終了する部分
(出口部分)に突出部22が設けてある。この突出部2
2は突出部材21の側面をプレスなどにより打抜き、一
部を外周の外側方向にU字形に突出させてある。また、
この突出部分22にはばね性を持たせるため、突出部2
2の付け根部分に一部切り込みを入れている。このとき
の突出部22の弾性力は、テープの張力による径方向の
力とほぼ等しい大きさとなっており、切込み部分の長さ
や板厚によって調節することができる。
おり、その側面に図3に示すようにヘッドが磁気テープ
に当接し始める部分(入口部分)と当接終了する部分
(出口部分)に突出部22が設けてある。この突出部2
2は突出部材21の側面をプレスなどにより打抜き、一
部を外周の外側方向にU字形に突出させてある。また、
この突出部分22にはばね性を持たせるため、突出部2
2の付け根部分に一部切り込みを入れている。このとき
の突出部22の弾性力は、テープの張力による径方向の
力とほぼ等しい大きさとなっており、切込み部分の長さ
や板厚によって調節することができる。
【0030】25は、ロータマグネット7の漏洩磁束が
固定ガイドドラム1の上部からヘッド4部分に達するこ
とを遮断する端面カバー部である。
固定ガイドドラム1の上部からヘッド4部分に達するこ
とを遮断する端面カバー部である。
【0031】図4は、本実施例の突出部材21を装着す
る固定ガイドドラム1の斜視図である。固定ガイドドラ
ム1の上部内周面には突出部材21を圧入または接着に
より取付けられるように段差23が設けられており、さ
らに上端部には突出部22を外周面に突出させるための
逃げ穴24が設けてある。
る固定ガイドドラム1の斜視図である。固定ガイドドラ
ム1の上部内周面には突出部材21を圧入または接着に
より取付けられるように段差23が設けられており、さ
らに上端部には突出部22を外周面に突出させるための
逃げ穴24が設けてある。
【0032】突出部材21を固定ガイドドラム1に圧入
もしくは接着により固定し、図5に示すように、突出部
22と端面カバー部25が固定ガイドドラム1に形成さ
れる。
もしくは接着により固定し、図5に示すように、突出部
22と端面カバー部25が固定ガイドドラム1に形成さ
れる。
【0033】また、突出部材21は鉄などの透磁率の高
い材料にて構成されており、ロータマグネット7とヘッ
ド4の中間に位置するため、ロータマグネット7からの
漏洩磁界が突出部材21の端面カバー部25によって完
全に遮断することができるとともに、固定ガイドドラム
1内へのゴミなどの異物の混入を防ぐこともできる。
い材料にて構成されており、ロータマグネット7とヘッ
ド4の中間に位置するため、ロータマグネット7からの
漏洩磁界が突出部材21の端面カバー部25によって完
全に遮断することができるとともに、固定ガイドドラム
1内へのゴミなどの異物の混入を防ぐこともできる。
【0034】上記のように、本実施例に備えた磁気記録
再生用のドラム装置においては、固定ガイドドラム5の
磁気テープの出口側および入口側の近傍に弾性をもった
突出部22を設けたことにより、磁気テープの張力やヘ
ッド4の突出量、そして出入側のポストの傾斜角度に変
化が生じても、磁気テープは常に突出部22に接触する
ことが可能となるため、安定して磁気テープの弦振動を
抑制することができる。また、突出部材21を鉄などの
高い透磁率の材料で形成することにより、磁気ヘッド4
とロータマグネット7を磁気的に遮断することができ
る。
再生用のドラム装置においては、固定ガイドドラム5の
磁気テープの出口側および入口側の近傍に弾性をもった
突出部22を設けたことにより、磁気テープの張力やヘ
ッド4の突出量、そして出入側のポストの傾斜角度に変
化が生じても、磁気テープは常に突出部22に接触する
ことが可能となるため、安定して磁気テープの弦振動を
抑制することができる。また、突出部材21を鉄などの
高い透磁率の材料で形成することにより、磁気ヘッド4
とロータマグネット7を磁気的に遮断することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドラム装置にヘリカル状に当接するテープ状の記録媒体
は、ヘッドが固定ガイドドラムに当接し始める部分と当
接終了する部分で固定ガイドドラム表面に設けた突出部
によって弾力的に押圧され振動発生を抑制される。しか
も記録媒体自体の張力、ヘッドの突出量、ガイドポスト
の傾斜等に変化があっても上記振動発生の抑制を維持で
きる。
ドラム装置にヘリカル状に当接するテープ状の記録媒体
は、ヘッドが固定ガイドドラムに当接し始める部分と当
接終了する部分で固定ガイドドラム表面に設けた突出部
によって弾力的に押圧され振動発生を抑制される。しか
も記録媒体自体の張力、ヘッドの突出量、ガイドポスト
の傾斜等に変化があっても上記振動発生の抑制を維持で
きる。
【0036】また、固定ガイドドラムに設けた高い透磁
率材で形成された端面カバー部によって、ヘッドをロー
タマグネットから磁気的に完全に遮断することができ
る。
率材で形成された端面カバー部によって、ヘッドをロー
タマグネットから磁気的に完全に遮断することができ
る。
【0037】即ち、テープ状の記録媒体の振動発生、或
はロータマグネットからの漏洩磁束の影響障害はなく、
騒音発生や記録・再生内容に映像ジッタ等、支障を生ず
ることのない記録再生装置を提供することができる。
はロータマグネットからの漏洩磁束の影響障害はなく、
騒音発生や記録・再生内容に映像ジッタ等、支障を生ず
ることのない記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例のドラム装置断面図である。
【図2】 一実施例の突出部材斜視図である。
【図3】 一実施例の突出部材の要部拡大説明図であ
る。
る。
【図4】 突出部材装着前の固定ガイドドラムの斜視図
である。
である。
【図5】 突出部材装着後の固定ガイドドラムの斜視図
である。
である。
【図6】 従来のドラム装置の斜視図である。
【図7】 従来のドラム装置の断面図である。
1 固定ガイドドラム 2 リード部 3 ヘッドベース 4 ヘッド 5 固定ドラム 6 ロータヨーク 7 ロータマグネット 8 コイル 21 突出部材 22 突出部 25 端面カバー部
Claims (1)
- 【請求項1】 回転ドラムと固定ガイドドラムとヘッド
よりなり、テープ状の記録媒体をヘリカル状に当接さ
せ、回転する前記ヘッドによって信号の記録または再生
を行う記録再生装置のドラム装置であって、 前記回転ドラムはロータマグネットを備え固定ガイドド
ラムに備えたコイルへの通電によって駆動され、固定ガ
イドドラムはヘッドが記録媒体に当接し始めるドラム表
面部分と当接終了するドラム表面部分に突出して記録媒
体を押圧する弾性を持った突出部と前記ロータマグネッ
トからの漏洩磁束を遮断する高い透磁率材で形成された
端面カバー部とを有することを特徴とする記録再生装置
のドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209412A JPH0765333A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 記録再生装置のドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209412A JPH0765333A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 記録再生装置のドラム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765333A true JPH0765333A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16572457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5209412A Withdrawn JPH0765333A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 記録再生装置のドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765333A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5999381A (en) * | 1997-03-08 | 1999-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head drum assembly with vibration absorbing element |
KR100481532B1 (ko) * | 2002-10-21 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 테이프 레코더의 헤드드럼 조립체 |
WO2022104517A1 (zh) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | 杭州育锦科技有限公司 | 一种减速防止振动摩擦损坏节能环保的硬盘加固装置 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP5209412A patent/JPH0765333A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5999381A (en) * | 1997-03-08 | 1999-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head drum assembly with vibration absorbing element |
CN1131510C (zh) * | 1997-03-08 | 2003-12-17 | 三星电子株式会社 | 磁带录像机用磁头鼓组件 |
KR100481532B1 (ko) * | 2002-10-21 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 테이프 레코더의 헤드드럼 조립체 |
WO2022104517A1 (zh) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | 杭州育锦科技有限公司 | 一种减速防止振动摩擦损坏节能环保的硬盘加固装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |