JPH0589549U - 建設機械のボルト結合型下部走行体 - Google Patents

建設機械のボルト結合型下部走行体

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JPH0589549U
JPH0589549U JP3297092U JP3297092U JPH0589549U JP H0589549 U JPH0589549 U JP H0589549U JP 3297092 U JP3297092 U JP 3297092U JP 3297092 U JP3297092 U JP 3297092U JP H0589549 U JPH0589549 U JP H0589549U
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JP
Japan
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bolt
construction machine
flange
lower flange
upper flange
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Pending
Application number
JP3297092U
Other languages
English (en)
Inventor
修一 波左間
知博 綱田
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 地上高を容易に高く形成でき、しかも輸送
時の高さを低くでき、トラックフレームに泥が堆積しに
くくした建設機械の下部走行体を提供する。 【構 成】 下フランジ14と、建設機械本体を載置する
上フランジ16とを有するカーボディ8において、下フラ
ンジ14と、これに結合するトラックフレーム10の上フラ
ンジ24とを、無限軌道2の側方外側に下がるように傾斜
させ、ボルト12の結合位置を傾斜方向に変更可能にし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ショベルなどの建設機械のボルト結合型下部走行体に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル、クレーン、ブルドーザーなどの建設機械のうち、大型のものの 下部走行体には、作業中は左右の無限軌道の間隔を広くして作業安定性を確保し 、トレーラーなどに乗せて輸送する際など横幅に制限のある場合には、左右の無 限軌道の間隔を狭くするようにしたボルト結合型下部走行体が使用されているこ とは周知である。
【0003】 従来の油圧ショベルなどのボルト結合型下部走行体1は、図3に示すように2 点鎖線で示した左右の無限軌道2と、回転自在に上部旋回体4を支持する旋回ベ アリング6とを接続するカーボディ8を有している。該カーボディ8は、左右の 無限軌道2を取り付ける走行装置(図示せず)に跨がるように接続され、旋回ベ アリング6を介して、建設機械本体の一部を構成する上部旋回体4を下から支え るために前後に幅広で、真梁状の部材である。
【0004】 そして、カーボディ8は、左右の無限軌道2の間隔を拡縮可能に取り付けるた めに、前記走行装置に取り付けるトラックフレーム10との間を、ボルト12で接続 するようにしている。即ちカーボディ8は、下フランジ14、上フランジ16、及び ウエブ18とから成り、上フランジ16に、円筒体20を介して旋回ベアリング取り付 けフランジ22を取り付けた構造をしている。また、トラックフレーム10はカーボ ディ8の下フランジ14に取り付ける上フランジ24と、無限軌道2上を転動可能と するロアーローラ(図示せず)を固定するロアープレート26と、ウエブ28とから 成っている。
【0005】 図3は、左右の無限軌道2を拡幅した状態を示しており、建設機械1をトレー ラー(図示せず)などで輸送する際にはトラックフレーム10の上フランジ24を、 カーボディ8の下フランジ14に取り付ける位置を内側にずらせ、トレーラーの車 幅に合わせて左右の無限軌道2の幅を狭めてボルト12で結合すればよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図3を参照して説明したように、従来のカーボディ8は直梁状であ り、トラックフレーム10の上面がフラットであるために、泥などが堆積し易く、 走行性に支障を来し易いという問題がある。また、従来のボルト結合型下部走行 体1を備えた建設機械は、地上高がトラックフレーム10の高さで制限されるため 、最低地上高を確保するためには、トラックフレーム10を高くするなどの必要が あり、重量増を招くという問題と、輸送高を低減させる機能がないために、地上 高を高くすると輸送時に不利になるという問題がある。
【0007】 本考案は、以上の問題に鑑みなされたものであり、左右の無限軌道の間隔を拡 縮できるボルト結合型下部走行体において、作業時には建設機械の地上高を高く し、輸送時には、前記高さを低減することができ、且つ、トラックフレームに泥 が堆積しにくい構造とした建設機械のボルト結合型下部走行体を提供することを 目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本考案の建設機械の下部走行体の構成は、無限軌 道を装着する走行装置を取り付けるトラックフレームにボルトで結合する下フラ ンジと、建設機械本体を載置する上フランジとを有するカーボディにおいて、前 記下フランジと、該下フランジに結合するトラックフレームの上フランジとを、 走行装置の側方外側に向かって下がるように傾斜し、且つ、ボルト結合位置を傾 斜方向に変更可能に形成したものである。 なお、前記建設機械とは、油圧ショベル、クレーン、ブルドーザーなどの無限 軌道によって走行する建設機械を指す。
【0009】
【作 用】
カーボディの下フランジとトラックフレームの上フランジとを側面外側に向か って下がるように傾斜させる前記構成は、カーボディの下フランジを形成するメ インフレーム部分を両側に折り曲げた構造となり、メインフレーム下面をトラッ クフレームより高い位置に形成することを可能にし、トラックフレーム上に泥な どが堆積しにくく、しかも、除去し易く、また、左右の無限軌道の間隔を拡大す ると建設機械の高さが増大し、縮小すると高さを低くするように作用する。
【0010】
【実 施 例】
以下、添付の図を参照して本考案の実施例を説明する。 本実施例のトラックフレーム10の上フランジ24は、図1に示すように、それぞ れ、矢印で示す無限軌道(図示せず)の側面外側に向かって下がるように傾斜さ せ、これに合わせて同じ勾配でカーボディ8の下フランジ14も傾斜させた。した がって、カーボディ8は、中央部分が平らで、その両側が左右にそれぞれ両端か ら1/3程度のところから折れ曲がった山形状をしている。したがって、下フラ ンジ14の中央部分をトラックフレーム10の上フランジ24より高い位置に形成し、 最低地上高を容易に確保することができる。
【0011】 そして、図2に示すように、トラックフレーム10と結合する下フランジ14、及 び上フランジ16は前後2部分に別れ、エ状の平面形状をなし、下フランジ14、上 フランジ16及びウエブ18によって、前後でそれぞれ箱型をしたメインフレームを 形成している。また、カーボディ8は、中央の前記平らな部分には、円筒体20及 び旋回ベアリング取付けフランジ22を溶接により取り付けて、上部旋回体(図示 せず)などの建設機械本体をその上に取り付けるように構成した。その他の部分 は、従来例と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0012】 以上のように本実施例のカーボディ8及びトラックフレーム10を形成したので 、作業時にはカーボディ8の下フランジ14の先端側にトラックフレーム10の上フ ランジ24を結合して左右の無限軌道(図示せず)を拡幅して地上高を高くして作 業性を向上させることができる。また、輸送時には、カーボディ8の下フランジ 14の中側(図1の矢印の反対方向)にトラックフレーム10の上フランジ24を結合 して左右の無限軌道を狭幅にすると共に輸送高を低くすることができる。
【0013】 また、前記のとおりトラックフレーム10の上フランジ24、及び、カーボディ8 の上下フランジ14,16は、いずれも外側に向かって下がるように傾斜させたため に、作業中に該傾斜面上に堆積した泥などは容易に落下し、したがって、脱落せ ず堆積した場合にも除去も簡単となり、堆積物により走行性能が低下することを 防止することができる。 以上のように、本実施例のボルト結合型下部走行体は、重量増を招くことなく 最低地上高の確保と、輸送高を低くすることとを両立させ、しかも、従来の構造 の変更部分が極めて少なく、コスト的にも有利である。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の建設機械の下部走行体を構成したので、次の効果 を奏することができる。 (1) カーボディとトラックフレームとを傾斜させてボルト結合するようにした ために重量増加を招くことなく、建設機械の最低地上高を容易に確保することが できる。
【0015】 (2) 同じ地上高に対してトラックフレームを低くして重量逓減を図ることがで きる。 (3) トラックフレームの上フランジを外側に向かって傾斜させたために、トラ ックフレーム上面に堆積する土砂などが落下し易く、泥掃け性が向上する。 (4) 輸送時に無限軌道幅を狭めると、輸送高が低減する。
【0016】 (5) 本考案を実施するために従来のボルト結合型下部走行体、及び、製造設備 を変更する部分が極めて少ないので、コスト的に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設機械の下部走行体の要部正面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来のボルト結合型下部走行体の要部正面図で
ある。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 無限軌道 4 上部旋回体(建設機械本体) 6 旋回ベアリン
グ 8 カーボディ 10 トラックフレ
ーム 12 ボルト 14 下フランジ 16 上フランジ 18 ウエブ 24 上フランジ 26 ロアープレー
ト 28 ウエブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無限軌道を装着する走行装置を取り付け
    るトラックフレームにボルトで結合する下フランジと、
    建設機械本体を載置する上フランジとを有するカーボデ
    ィにおいて、前記下フランジと、該下フランジに結合す
    るトラックフレームの上フランジとを、走行装置の側方
    外側に向かって下がるように傾斜し、且つ、ボルト結合
    位置を傾斜方向に変更可能に形成した建設機械のボルト
    結合型下部走行体。
JP3297092U 1992-05-19 1992-05-19 建設機械のボルト結合型下部走行体 Pending JPH0589549U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3297092U JPH0589549U (ja) 1992-05-19 1992-05-19 建設機械のボルト結合型下部走行体

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JP3297092U JPH0589549U (ja) 1992-05-19 1992-05-19 建設機械のボルト結合型下部走行体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0589549U true JPH0589549U (ja) 1993-12-07

Family

ID=12373761

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JP3297092U Pending JPH0589549U (ja) 1992-05-19 1992-05-19 建設機械のボルト結合型下部走行体

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130590B2 (ja) * 1983-12-28 1986-07-14 Fuji Photo Optical Co Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130590B2 (ja) * 1983-12-28 1986-07-14 Fuji Photo Optical Co Ltd

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971028