JPH0589390U - クレーン装置付建設車両 - Google Patents

クレーン装置付建設車両

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JPH0589390U
JPH0589390U JP3323592U JP3323592U JPH0589390U JP H0589390 U JPH0589390 U JP H0589390U JP 3323592 U JP3323592 U JP 3323592U JP 3323592 U JP3323592 U JP 3323592U JP H0589390 U JPH0589390 U JP H0589390U
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crane device
fork
crane
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崇利 大倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設車両がクレーン車等他の荷役機械を併用
せず、広汎な荷役運搬作業を行えるようにする。 【構成】 ホィール式の走行体11の前方に作業装置5
を備えた建設車両1の走行体上運転席の側方に、旋回可
能なクレーン装置20を設ける。クレーン装置20に
は、旋回時に走行体11のフロントフレーム15より高
い位置で保持されるブーム22を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不整地や軟弱地などを含む現場で荷役運搬作業に使用される建設車 両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、不整地等での荷役運搬作業には、ホィール式の走行体の前方に作業装置 を備えた建設車両が使用されている。この建設車両は、一般に、走行体が不整地 や軟弱地などで走行や作業が行えるよう、大形低圧タイヤが装着され、総輪駆動 方式となっている。また、作業装置はクイックカプラにより着脱可能で、作業装 置としてバケットを取付けた場合、ホィールローダとして岩石や土砂の運搬積込 みに使用され、作業装置としてフォークを取付けた場合、フォークローダとして 荷物の荷役運搬作業に使用される。フォークローダは、運転者がコントロールバ ルブを操作することにより油圧シリンダを作動させ、フォークを上下に移動させ たりフォーク歯先の傾きをかえたりすることができ、荷物にフォークを差し込ん で運搬することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、不整地や軟弱地において建設車両で運搬作業を行う場合、地形や地盤 の状態によっては、建設車両が直接運搬物に近接できないことがあり、このよう な状況ではクレーン車等他の機械で運搬物を作業可能な位置まで移動させる必要 が生じる。また、フォークローダとして使用する場合、荷物にフォークの差込口 を設けるためフォーク運搬用パレットに荷物を載せたり、荷物の下に枕木等を挿 入して地面との間に隙間をつくるなどの作業を行うにもクレーン車等他の機械が 必要となる。更に、運搬目的地において、フォーク運搬用パレットから荷物をお ろして所定位置に設置する作業にもクレーン車等他の機械が必要となる。このよ うに、従来の建設車両を用いた運搬作業では、不整地や軟弱地で走行できるクレ ーン車等他の荷役機械を併用する場合が多く、若し併用できない場合には運搬作 業の内容が大幅に限定されるという問題があった。
【0004】 本考案は建設車両における上記課題を解決するものであって、クレーン車等他 の荷役機械を併用せず、広汎な荷役運搬作業を可能とする建設車両を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、ホィール式の走行体の前方に作業装置を 備えた建設車両の走行体上運転席の側方に、旋回可能なクレーン装置を設けてい る。クレーン装置には、旋回時に走行体のフロントフレームより高い位置で保持 されるブームを設けることにより作業を容易にする。
【0006】
【作用】
地形や地盤の状態が悪く運搬物に近接できなかったり、運搬物の手前に他の運 搬物や障害物があって通路が遮断されている場合、クレーン装置のブームを伸ば し運搬物を吊上げて作業可能な場所へ移動させた後、作業装置で荷役運搬を行う 。クレーン装置は走行体の中央部の運転席の側方に設置されているので、クレー ン装置は作業装置との組み合わせ作業において有効な吊上能力を維持することが できる。また、クレーン装置は旋回可能であるため、クレーン装置を使用する作 業では車体の後方から前方まで広い範囲で行うことができ、建設車両の走行時に はクレーン装置を運転者の視野の妨げとならないよう車体の後方に収納すること ができる。
【0007】 フォークローダとして使用する場合、フォーク運搬用パレットに荷物を載せる のも容易であり、クレーン装置で荷物を吊上げて直接フォーク上に載せることに より荷物の下に枕木等を挿入する手間を省くこともできる。またフォーク運搬用 パレットから荷物をおろして所定位置に設置据付けすることもできる。
【0008】
【実施例】 図1は本考案の一実施例であるクレーン装置付フォークローダの側面図、図2 はその平面図、図3はキャブの内部を示す平面図、図4はクレーン装置付フォー クローダの作業状態の説明図である。 このクレーン装置付フォークローダ1は、それぞれホィール7を具えたリヤフ レーム9とフロントフレーム15とからなるホィール式の走行体11の前方に、 リフトアーム2、リンク3、及びクイックカプラ16を介してフォーク5が取付 けられている。フロントフレーム15とリフトアーム2との間には、俯仰シリン ダ4が取付けられており、この俯仰シリンダ4の伸縮によりリフトアーム2が基 端部の枢軸17を中心として上下に回動する。フロントフレーム15とリンク3 との間には、傾動シリンダ6が取付けられており、この傾動シリンダ6の伸縮に より、フォーク5は歯先の傾きが変化する。
【0009】 リヤフレーム9の前端部中央にはキャブ14が設置されており、このキャブ1 4内には運転席13が設けられている。リヤフレーム9のキャブ14の側方には クレーン装置支持体10が固設されており、このクレーン装置支持体10の上に はクレーン装置20のコラム21が立設されている。コラム21の上端部には伸 縮可能なブーム22の基端部が枢着され、このブーム22とコラム21との間に は、起伏シリンダ23が取付けられており、この起伏シリンダ23の伸縮により ブーム22が基端部の枢軸24を中心として起伏する。コラム21には旋回減速 機25を介し旋回モータ26で駆動される旋回機構(図示略)を具えており、ブ ーム22は作業範囲角θだけ旋回することができる。また、コラム21にはウイ ンチ27が設けられており、ブーム22の先端部に吊下げられたフック28を巻 上げ巻下げすることができる。ブーム22の取付高さは、起伏シリンダ23を最 短に縮小したときでもフロントフレーム15と干渉しないよう設定されている。
【0010】 キャブ14内には、運転席13の前方に走行体11操向用のステアリングホィ ール18、運転席13の右側にフォーク操作レバー8とクレーン操作レバー12 とが配置されており、運転者はフォーク操作レバー8とクレーン操作レバー12 とを操作することにより、俯仰シリンダ4、傾動シリンダ6、起伏シリンダ23 、旋回モータ26、ウインチ27等のアクチュエータのコントロールバルブ(図 示略)を制御することができる。なお、これらのアクチュエータは、荷役作業時 に運転者が運転席から離れ、リモートコントロール装置で操作するよう構成する こともできる。
【0011】 荷役運搬作業時に地形や地盤の状態が悪く、クレーン装置付フォークローダ1 が荷物に近接できなかったり、荷物の手前に他の運搬物や障害物があって通路が 遮断されている場合には、クレーン装置20のブーム22を伸ばし荷物を吊上げ て作業可能な場所へ移動させた後、フォーク5で荷役運搬を行う。クレーン装置 20は作業範囲角θだけ旋回可能であるため、クレーン装置20を使用する作業 では走行体11の後方から前方まで広い範囲で行うことができる。フォーク運搬 用パレットに荷物を載せるのも容易であり、図4に示すように、クレーン装置2 0で荷物30を吊上げて直接フォーク5上に載せることにより荷物の下に枕木等 を挿入する手間を省くこともできる。また、フォーク運搬用パレットから荷物を 吊下ろして所定位置に設置据付けすることもできる。
【0012】 走行時にはクレーン装置20のブーム22を後方へ旋回させ、運転者の視野の 妨げとならないように収納する。 なお、リフトアーム2には上下回動位置検出器、クレーン装置20の旋回機構 には旋回位置検出器を設け、リフトアーム2が下方位置にあるときのみブーム2 2が前方へ旋回でき、ブーム22が後方位置にあるときのみリフトアーム2が上 方へ回動できるように制御回路を構成することにより、リフトアーム2とブーム 22の衝突による破損事故を防止することができる。
【0013】 本実施例のクレーン装置付フォークローダ1では、クイックカプラ16を介し てフォーク5が取付けられているので、岩石等他の性状の運搬物の荷役を行う場 合には、フォーク5をバケット等の他の作業装置に取り替えることができる。
【0014】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案のクレーン装置付建設機械によれば、クレーン車 等他の荷役機械を併用せず、広汎な荷役運搬作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるクレーン装置付フォー
クローダの側面図である。
【図2】クレーン装置付フォークローダの平面図であ
る。
【図3】キャブの内部を示す平面図である。
【図4】クレーン装置付フォークローダの作業状態の説
明図である。
【符号の説明】
1 クレーン装置付フォークローダ 2 リフトアーム 3 リンク 5 フォーク 7 ホィール 9 リヤフレーム 10 クレーン装置支持体 11 走行体 13 運転席 14 キャブ 15 フロントフレーム 16 クイックカプラ 20 クレーン装置 21 コラム 22 ブーム 27 ウインチ 28 フック 30 荷物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホィール式の走行体の前方に作業装置を
    備えた建設車両であって、走行体上運転席の側方に旋回
    可能なクレーン装置を設けてなるクレーン装置付建設車
    両。
  2. 【請求項2】 クレーン装置が、旋回時に走行体のフロ
    ントフレームより高い位置で保持されるブームを備えて
    なる請求項1記載のクレーン装置付建設車両。
JP1992033235U 1992-05-20 1992-05-20 クレーン装置付建設車両 Expired - Lifetime JP2576069Y2 (ja)

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JP1992033235U JP2576069Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 クレーン装置付建設車両

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JP1992033235U JP2576069Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 クレーン装置付建設車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589390U true JPH0589390U (ja) 1993-12-07
JP2576069Y2 JP2576069Y2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=12380801

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017145121A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 日立建機株式会社 クローラ式フォークリフト

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012117U (ja) * 1973-05-29 1975-02-07
JPS5327603U (ja) * 1976-08-17 1978-03-09

Patent Citations (2)

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JP2017145121A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 日立建機株式会社 クローラ式フォークリフト

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JP2576069Y2 (ja) 1998-07-09

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Effective date: 19980310