JPH0589087U - 照明灯付車両用ルームミラー - Google Patents
照明灯付車両用ルームミラーInfo
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- JPH0589087U JPH0589087U JP3703492U JP3703492U JPH0589087U JP H0589087 U JPH0589087 U JP H0589087U JP 3703492 U JP3703492 U JP 3703492U JP 3703492 U JP3703492 U JP 3703492U JP H0589087 U JPH0589087 U JP H0589087U
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- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 面状の照明灯面を覆った鏡面をワンタッチで
開閉し、且つ鏡面を所望の傾斜角度に調整維持する。 【構成】 底部に偏平リフレクタ1を固設した枠ボディ
3の前面窓4部に前面レンズ6を設けて偏平な灯室7を
構成し、灯室7内に点灯用のバルブ8を設ける。前面レ
ンズ6の前面を開閉自在に被うカバー11の内面に鏡1
3を固設し、カバー11の一端を枠ボディ3に対してク
リック開閉/開度調節軸構造12を介して枢着した。ク
リック開閉/開度調節軸構造12は、カバーを所定角度
まで開蓋し、又は所定角度から閉蓋すると共に、予め設
定した開蓋角度範囲で所望の角度位置に調節安定させる
カム構造24又はリンク構造28等によって構成したも
のである。
開閉し、且つ鏡面を所望の傾斜角度に調整維持する。 【構成】 底部に偏平リフレクタ1を固設した枠ボディ
3の前面窓4部に前面レンズ6を設けて偏平な灯室7を
構成し、灯室7内に点灯用のバルブ8を設ける。前面レ
ンズ6の前面を開閉自在に被うカバー11の内面に鏡1
3を固設し、カバー11の一端を枠ボディ3に対してク
リック開閉/開度調節軸構造12を介して枢着した。ク
リック開閉/開度調節軸構造12は、カバーを所定角度
まで開蓋し、又は所定角度から閉蓋すると共に、予め設
定した開蓋角度範囲で所望の角度位置に調節安定させる
カム構造24又はリンク構造28等によって構成したも
のである。
Description
【0001】
本考案は、車両の室内天井に取り付けて開閉及び角度調整がワンタッチででき る照明灯付車両用ルームミラーに関するものである。
【0002】
従来から、特に乗用自動車の後部座席の天井に鏡面を引き起こして使用するよ うにしたルームミラーが実施されており、化粧直し等に有用である。
【0003】
しかし、この種のルームミラーは一般に取付角度が固定されているため、設計 標準と座高の異なる者がこれを使用する場合は、鏡に写る位置に使用者自身が移 動しなければならず、背もたれから身体を浮かした状態で使用することになるた め、特に走行中においては安定感を損ない、安心して使用することができないと いう問題を有していた。
【0004】 また、照明灯を備えたものでは、器体の高さ(厚さ)が大きくなり、半埋込型 にしないと天井面から大きく突出して邪魔になるため、予め車両側に取付用凹部 を構成しなくてはならず、既存車両の天井面に設置することができないといった 問題を有していた。
【0005】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、偏平な器体形状を有し、 面状の照明灯面を覆った鏡面をワンタッチで開閉することができると共に、該鏡 面を所望の傾斜角度に調整維持して使用することができる新規構造の照明灯付車 両用ルームミラーを提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーは、底 部に偏平なリフレクタを固設した枠ボディの前面窓部に前面レンズを設けて偏平 な灯室を構成し、該灯室内に点灯用のバルブを配設して灯部を構成すると共に、 前記前面レンズの前面を開閉自在に被うカバーの内面に鏡を固設し、該カバーの 一端を前記枠ボディに対して、カバーを所定角度まで開蓋し、又は所定角度から 閉蓋すると共に、予め設定した開蓋角度範囲で所望の角度位置に調節安定させる クリック開閉/開度調節軸構造を介して枢着したことを要旨とするものである。
【0007】
上記構成によれば、クリック開閉/開度調節軸構造を介してカバーが枢着して あるため、ワンタッチでカバーを所定角度まで開蓋し、又は所定角度からワンタ ッチで閉蓋することができる。また、予め設定した開蓋角度範囲では、該クリッ ク開閉/開度調節軸構造により、所望の角度位置にカバーを調節安定支承させる ことができる。特に、枠ボディが偏平であるため車内に設置しても邪魔になるこ とがない。
【0008】
以下、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーの実施例を図面に従って説明 する。 図1乃至図3は、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーの第一の実施例を 示すものである。
【0009】 図面において、1は自由曲面の反射鏡面2を有する偏平リフレクタであり、略 矩形枠状の枠ボディ3の底面側に嵌合固着すると共に、該偏平リフレクタ1と枠 ボディ3によって偏平な器筐台部を構成したものである。上記偏平リフレクタ1 の前面側には、枠ボディ3の窓4に対して係止爪又は螺子等によって取り外し可 能に嵌合したリム5に周囲を嵌合固着した前面レンズ6を設けて偏平な灯室7を 構成してある。
【0010】 上記灯室7の一隅には、円筒チューブ状になる点灯用のバルブ8がコンタクト 9に対して交換可能に取り付けられており、このバルブ8の光束を反射鏡面2の 方向に反射し、直射光束が上記前面レンズ2方向に照射しないように遮断反射す るサブリフレクタ10を固設してある。また、上記前面レンズ2はそのレンズ面 に光拡散加工を施して、透過光束を略均一な拡散光を得るように構成してある。
【0011】 11は、上記枠ボディ3の一端にクリック開閉/開度調節軸構造12を介して 該枠ボディ3の開口面に対して開閉自在に枢着したカバーであり、該カバー11 の内面には鏡13を嵌合固着してある。そして、このカバー11は、枠ボディ3 に構成した規制壁14によって矢印A(約130度)の開蓋角度をもつようにな っている。
【0012】 また、15は上記枠ボディ3の切欠16に構成したバルブ8のスイッチ釦であ り、このスイッチ釦15の内面に突設した係合突起17は、閉止した上記カバー 11の自由端側の端部に構成した係合凹部18と係止すると共に、スイッチの「 ON」操作によって開放されるように構成してある。
【0013】 上記クリック開閉/開度調節軸構造12は、枠ボディ3側に固設した油圧式等 の公知構造からなるロータリーダンパー19に軸設した回動軸20に対してコイ ルスプリング21を軸方向に弾装すると共に、該コイルスプリング21に外挿し たカラー22の端部と対向する上記カバー11の枢軸基部23の端部間にカム構 造24を構成したものである。このカム構造24は、図3に示すように、カバー 11が90度乃至130度の範囲で安定する(カムが変位しない)安定部24b が形成され、0度(閉じた位置)乃至90度の範囲で開く方向(矢印B)に傾斜 した開蓋部24aが形成してある。
【0014】 尚、25は、クリック開閉/開度調節軸構造12において、枠ボディ3とカバ ー11間に0度乃至90度の範囲で開蓋方向に弾装した補助引っ張りスプリング である。
【0015】 図4及び図5は、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーの使用状態を示す ものである。図4は、照明灯付車両用ルームミラーを自動車の後部座席の天井に 取り付けた状態を示すものであり、カバー11は閉蓋したままの状態を示す。こ のルームミラーを使用するときは、図5に示すように、スイッチ釦15を「ON 」操作する(矢印Cで示すように押圧する)と、バルブ8が点灯すると同時にカ バー11の係合凹部18から係合突起17が外れる。このときクリック開閉/開 度調節軸機構12のカム構造24が開蓋部24aに位置しているため、補助引っ 張りスプリング25の弾性付勢と相俟って90度の開度α1まで開蓋する。そし て、ロータリーダンパー19の作用によって90度開蓋位置において、カム構造 24の安定部24b端に緩く停止する。該安定部24bの範囲(矢印α2)では 、コイルスプリング21の弾性によってカラー22の端部と枢軸基部23の端部 が圧接されているため、両部材の摩擦によりカバー11を適宜傾斜した位置(9 0度乃至130度の範囲)で安定保持するようになり、鏡13の角度を調節位置 に保って使用に供することができる。
【0016】 図6及び図7は、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーのクリック開閉/ 開度調節軸構造の第二の実施例を示すものである。
【0017】 本実施例では、カバー11の基部を回動軸20を介して枠ボディ3に軸設する と共に、この基部にカム構造24を構成し、枠ボディ3の両側に形成した摺動溝 26に上記カム構造24と端面27aを対向するスライダー27を摺動自在に内 挿し、押圧コイルスプリング28によって該スライダー27をカム構造24のカ ム面に圧接するように構成したものである。
【0018】 このカム構造24は、回動軸20から等距離を維持している安定部24bと傾 斜している閉蓋部24cとから構成してあり、0度乃至45度の範囲α3の範囲 では、カバー11を閉止する方向に押圧回動すると共に、45度乃至130度の 範囲では、カム構造24の安定部24bとスライダー27の端面27aとの摩擦 抵抗によってカバー11を任意の位置に角度保持することができるようになって いる。
【0019】 図8及び図9は、本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーのクリック開閉/ 開度調節軸構造12の第三の実施例を示すものである。
【0020】 本実施例では、カバー11の基部を回動軸20を介して枠ボディ3に軸設する と共に、この基部にリンク構造28を構成し、枠ボディ3の両側に形成した摺動 溝26に対して摺動自在に内挿したスライダー29と連結したものである。この スライダー29は、押圧コイルスプリング30によって矢印D方向に弾性付勢し た押圧杆33の先端に嵌着した筒状発条部材31に内挿されており、この筒状発 条部材31の弾性押圧による摺動抵抗をもって軸方向(矢印E)挿抜可能に連結 されると共に、リンク32を介してカバー11の基部揺動端と連結したものであ る。
【0021】 上記リンク構造28は、スライダー29の変位によってカバー11を回動軸2 0を中心として回動変位するもので、押圧コイルスプリング30は、このスライ ダー29がカバー11を0度から90度まで開蓋する位置まで弾性付勢してある 。従って、カバー11を90度乃至130度の範囲α2で角度変位すると、リン ク32を介してスライダー29が筒状発条部材31内を摺動摩擦に抗して摺動変 位し、設定した角度位置で安定保持されるようになっている。
【0022】 上記実施例においては枠ボディ3の底面側に反射鏡面2を有する偏平リフレク タ1を嵌合固着する構造を示しているが、該リフレクタ1に代えて偏平形状の導 光板、その他の発光体を構成することも可能である。
【0023】
本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーは、以上のように構成したから、カ バーを所定角度まで開蓋し、または所定角度から閉蓋すると共に、予め設定した 開蓋角度範囲で所望の角度位置に調節安定させることができるため、座高の異な る者が使用する場合は、鏡の角度を変えることができ、走行中でも安心して使用 することができる。
【0024】 また、本考案の構成によれば、器体が偏平であるため半埋込型にする必要がな く既存車両の天井面にも設置することができる等の特徴を有するものであり、本 考案の実施により得られる実用的効果は極めて大きい。
【図1】本考案に係る照明灯付車両用ルームミラーの第
一の実施例を示す閉蓋状態の一部切欠した平面図であ
る。
一の実施例を示す閉蓋状態の一部切欠した平面図であ
る。
【図2】同縦断面図である。
【図3】同クリック開閉/開度調節軸構造を示す要部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図4】自動車の後部座席の天井に取り付けた照明灯付
車両用ルームミラーのカバーを閉蓋した状態を示す斜視
図である。
車両用ルームミラーのカバーを閉蓋した状態を示す斜視
図である。
【図5】自動車の後部座席の天井に取り付けた照明灯付
車両用ルームミラーのカバーを開蓋した状態を示す斜視
図である。
車両用ルームミラーのカバーを開蓋した状態を示す斜視
図である。
【図6】本考案の第二の実施例を示す閉蓋状態の一部切
欠した平面図である。
欠した平面図である。
【図7】同クリック開閉/開度調節軸構造を示す要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】本考案の第三の実施例を示す閉蓋状態の縦断面
図である。
図である。
【図9】同クリック開閉/開度調節軸構造を示す要部斜
視図である。
視図である。
1 偏平リフレクタ 3 枠ボディ 6 前面レンズ 8 点灯バルブ 11 カバー 12 クリック開閉/開度調節軸構造 13 鏡 15 スイッチ釦 19 ロータリーダンパー 20 回動軸 21 コイルスプリング 24 カム構造 25 補助引っ張りスプリング 27 スライダー 28 リンク構造 29 スライダー 30 押圧コイルスプリング 31 筒状発条部材
Claims (1)
- 【請求項1】 底部に偏平なリフレクタを固設した枠ボ
ディの前面窓部に前面レンズを設けて偏平な灯室を構成
し、該灯室内に点灯用のバルブを配設して灯部を構成す
ると共に、前記前面レンズの前面を開閉自在に被うカバ
ーの内面に鏡を固設し、該カバーの一端を前記枠ボディ
に対して、カバーを所定角度まで開蓋し、又は所定角度
から閉蓋すると共に、予め設定した開蓋角度範囲で所望
の角度位置に調節安定させるクリック開閉/開度調節軸
構造を介して枢着したことを特徴とする照明灯付車両用
ルームミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037034U JP2602429Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 照明灯付車両用ルームミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037034U JP2602429Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 照明灯付車両用ルームミラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589087U true JPH0589087U (ja) | 1993-12-03 |
JP2602429Y2 JP2602429Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12486347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992037034U Expired - Fee Related JP2602429Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 照明灯付車両用ルームミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602429Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130540U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-24 | ダイハツ車体株式会社 | 自動車内の化粧ボツクス |
JPS63151517A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-24 | アピッチ フランス | 自動車用日よけ板 |
JPH04262933A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-09-18 | Autopart Sweden Ab | 自動車用ミラー及び照明器具 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP1992037034U patent/JP2602429Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130540U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-24 | ダイハツ車体株式会社 | 自動車内の化粧ボツクス |
JPS63151517A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-24 | アピッチ フランス | 自動車用日よけ板 |
JPH04262933A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-09-18 | Autopart Sweden Ab | 自動車用ミラー及び照明器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602429Y2 (ja) | 2000-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |