JPH0589064U - パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッション - Google Patents
パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッションInfo
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- JPH0589064U JPH0589064U JP3216492U JP3216492U JPH0589064U JP H0589064 U JPH0589064 U JP H0589064U JP 3216492 U JP3216492 U JP 3216492U JP 3216492 U JP3216492 U JP 3216492U JP H0589064 U JPH0589064 U JP H0589064U
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- switch
- relay
- power take
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 A/Tに付設されるPTOの始動に伴う誤作
動を防止する。 【構成】 PTOとA/Tとの連断をアクチュエータ1
3を用いて行うPTO付きA/Tにおいて、変速ギアポ
ジションを検知するインヒビタスイッチ3のN及びPス
イッチとエンジンの始動スイッチ6が接続されるPTO
スイッチ4と、スイッチ6に接続されるエンジ回転検出
スイッチ7と、スイッチ4によって作動されると共にス
イッチ7が接続される駆動リレー8と、スイッチ4とリ
レー8に接続されリレー8によって作動しアクチュエー
タ13を駆動させる電磁弁10を作動させると共に、ス
イッチ4の作動中に弁10を作動状態に保持する保持リ
レー9と、弁10の作動に応じて点灯する表示灯11を
具備する駆動回路1を設けた。
動を防止する。 【構成】 PTOとA/Tとの連断をアクチュエータ1
3を用いて行うPTO付きA/Tにおいて、変速ギアポ
ジションを検知するインヒビタスイッチ3のN及びPス
イッチとエンジンの始動スイッチ6が接続されるPTO
スイッチ4と、スイッチ6に接続されるエンジ回転検出
スイッチ7と、スイッチ4によって作動されると共にス
イッチ7が接続される駆動リレー8と、スイッチ4とリ
レー8に接続されリレー8によって作動しアクチュエー
タ13を駆動させる電磁弁10を作動させると共に、ス
イッチ4の作動中に弁10を作動状態に保持する保持リ
レー9と、弁10の作動に応じて点灯する表示灯11を
具備する駆動回路1を設けた。
Description
【0001】
本考案はパワーテークオフが付設されたオートマチックトランスミッションに おけるパワーテークオフの駆動回路に関するものである
【0002】
オートマチックトランスミッションにパワーテークオフ(以下「PTO」と記 す)が付設された特装車では、例えば図2に示すように、エンジンAの出力をト ルクコンバータB及びプラネタリギアCを含むオートマチックトランスミッショ ンを経て車輪を駆動すると共に、入力軸EのギアFに図示しないクラッチ機構を 介してPTO(D)に接続して出力を取り出している。このPTO(D)とギア Eの接続動作は、電磁アクチュエータや手動レバーによって行われている。
【0003】 電磁アクチュエータによってPTO(D)を接続するものにおいては、複数の 変速ポジションスイッチが接続されて配設されるインヒビタスイッチからの走行 レンジ信号とパーキングブレーキ等からの停車信号とキースイッチがオン状態で あるとき、PTO作動スイッチをオンすることにより、アクチュエーターが作動 してPTO(D)とギアFの歯合が行われる構造を採用したものがある。
【0004】
ところで、PTO付きオートマチックトランスミッションは現在余り普及して いないこともあり、その扱いには不馴れな人が少なくなく、このような駆動回路 の構成においては、次のような不具合のおそれがある。
【0005】 すなわち、変速ポジションスイッチがニュートラル位置にあり、なおかつエン ジン回転が充分に落ちているかをオペレータが確認してから操作しないと、PT O作動時に車両が予期せず発進したり、あるいは、高回転でPTOとギアを接続 して該ギアの破損やクラッチの焼き付きが懸念される。
【0006】
そこで、本考案では、エンジンからの駆動力を作業用機械の駆動力として取り 出すパワーテークオフが付設されたオートマチックトランスミッションにおける 、上記パワーテークオフと上記ミッションとの連断をアクチュエーターを用いて 行うパワーテークオフ付きオートマチックトランスミッションにおいて、上記オ ートマチックトランスミッションの変速ギアポジションを検知するインヒビタス イッチのニュートラル及びパーキングスイッチと上記エンジンの始動スイッチが 接続されるパワーテークオフスイッチと、上記始動スイッチと接続されると共に 上記エンジンの回転を検出するエンジン回転検出スイッチと、上記パワーテーク オフスイッチによって作動されると共に上記エンジン回転検出スイッチが接続さ れる駆動リレーと、上記パワーテークオフスイッチと上記駆動リレーに接続され 該駆動リレーの作動によって作動して上記アクチュエーターを駆動させる電磁弁 を作動させると共に、上記パワーテークオフスイッチの作動中上記電磁弁を作動 状態に保持する保持リレーと、上記電磁弁の作動に応じて点灯する作動表示灯を 具備する駆動回路を有することを特徴とする。
【0007】
このような構成によると、インヒビタスイッチのニュートラルあるいはパーキ ングスイッチを作動させると共に、パワーテークオフスイッチとエンジン回転検 出スイッチ及び始動スイッチが作動状態であると、駆動リレー、保持リレーが作 動して電磁弁が作動しPTOとギアの歯合が行われる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1において、符号1は、オ ートマチックトランスミッション(以下、「A/T」と記す)に付設されるパワ ーテークオフ機構(以下、「PTO機構」と記す)の駆動回路を示す。この駆動 回路1は、各種変速情報等が記憶されるA/Tコントロールユニット2、A/T 内の変速ギアを、表示される変速ポジションにシフトさせるインヒビタスイッチ 3、PTO機構を作動させるPTOスイッチ4及び電源5に接続するイグニッシ ョンスイッチ6から主に構成される。
【0009】 イグニッションスイッチ6の出力側端子6Aには、ヒューズを介してPTOス イッチ4とインヒビタスイッチ3及びアイドルスイッチ7が接続されている。 アイドルスイッチ7は、エンジン回転情報を検出するもので、本実施例では図 示しないアクセルペダルの操作の有無を検出してエンジン回転情報としており、 ペダルを踏み込んでいない状態がスイッチオン状態となる。また、このアイドル スイッチ7の出力側端子7Aは、A/Tコントロールユニット2に接続される。
【0010】 なお、アイドルスイッチ7にかえてクランクセンサ等を用いてエンジン回転情 報を検出する手段を採用しても良い。
【0011】 インヒビタスイッチ3には、パーキング(P)、リバース(R)、ニユートラ ル(N)、ドライブ(D)、セカンド(2)、ロー(1)の各変速ポジションス イッチが配列されており、ポジションP以外の各ポジションスイッチがA/Tコ ントロールユニット2に接続されている他、スイッチPとNが接続されていてP TOスイッチ4のONスイッチ4Aに接続される。このインヒビタスイッチ3は 、図示しないセレクトレバーを各ポジションスイッチに位置させることで各ポジ ションスイッチをオン状態に保持する。
【0012】 一方、PTOスイッチ4には、駆動リレー8、電磁弁保持用リレー9を介して 電磁弁10が接続されていて、この電磁弁10には、PTO機構が作動中である ことを示すPTO作動表示灯11が接続されている。
【0013】 PTOスイッチ4は、一回の操作ごとに初期状態(図示の状態)に復帰可能な ON,OFFの各スイッチ4A,4Bから構成される。ONスイッチ4Aは、開 回路でありOFFスイッチ4Bは閉回路をなしていて、OFFスイッチ4Bには イグニッションスイッチ6が接続されている。 ONスイッチ4Aの一方の端子4A1には、ポジションスイッチP、Nが接続 されていて、反対側の端子4A2には駆動リレー8の励磁コイル8Aが接続され ている。つまり、イグニッションスイッチ6とポジションスイッチPあるいはN がオンしないとONスイッチ4Aには給電されず、ONスイッチ4Aを押しても 励磁コイル8Aには通電されない。
【0014】 駆動リレー8は、励磁コイル8Aが励磁されることで作動するもので、同リレ ーの入力側端子8Bはアイドルスイッチ7の出力側と結線されていて、出力側端 子8Cは、電磁弁保持用リレー9の励磁コイル9Aに接続しており、駆動リレー 8の作動によってアイドルスイッチ7からの電流を励磁コイル9Aに通電してい る。
【0015】 電磁弁保持用リレー9は、駆動リレー8の作動によって励磁コイル9Aが励磁 されて作動するものであり、その入力側端子9BはOFFスイッチ4に接続され ていて、出力側端子9Cは電磁弁10の励磁コイル10Aに接続されている。こ のリレー9には、遅延回路が設けられていて、アイドルスイッチ7あるいはPT Oスイッチ4が作動してから1、2秒経過した後に作動する構成となっている。 また、出力側端子9Cの下流部からは、励磁コイル9Aと出力側端子8Cの間 に接続されている回路Xが構成されている。
【0016】 すなわち、この電磁弁保持用リレー9は、一端作動すると、閉回路であるOF Fスイッチ4Bから送られる電流が回路Xによって励磁コイル9Aに流れ、OF Fスイッチ4Bからの給電される間は作動状態となる。
【0017】 電磁弁10は励磁コイル10Aと切換え弁10Bとから構成されていて、励磁 コイル10Aが励磁されることによって切換え弁10Bを作動させる構成を採っ ている。切り換え弁10Bは、一方がアクチュエータ13に接続されていて、他 方がエア供給源であるエアタンク12に接続されており、励磁コイル10Aの励 磁によってアクチュエーター13へのエアの吸引を行なっている。また、PTO 作動表示灯11は出力側端子9Cと励磁コイル10Aの間に接続されていて、励 磁コイル10Aが励磁されると点灯するようになっている。
【0018】 このような構成の駆動回路1において、イグニッションスイッチ6、アイドル スイッチ7、ポジションスイッチPまたはN及びONスイッチ4Aが投入される と、電源5からの電流は、ポジションスイッチPまたはNからONスイッチ4A を経て励磁コイル8Aに達しアースにぬけて駆動リレー8を作動させる。この時 、このリレー8の端子8Bには、アイドルスイッチ7の端子7Aを通った電流が 給電されているので、端子8Cを通って励磁コイル9Aに通電され電磁弁保持用 リレー9が作動される。
【0019】 電磁弁保持用リレー9が作動すると、OFFスイッチ4Bに給電される電流が 端子9B,端子9Cを通って励磁コイル10Aに通電されて電磁弁10を作動さ せると共に、PTO作動表示灯11を点灯させる。このとき、OFFスイッチ4 Bからの電流は、回路X通って励磁コイル9Aに供給され、電磁弁保持用リレー 9を作動し続けさせ電磁弁10を作動状態に保持する。
【0020】 すなわち、一旦電磁弁10が作動すると、OFFスイッチ4Bもしくはイグニ ッションスイッチ6を切るまでは、電磁弁10は作動状態に保持され、アイドル スイッチ7やインヒビタスイッチ3の状態には左右されない。イグニッションス イッチ6若しくはOFFスイッチ4Bを切ると電磁弁10はオフ状態となりアク チュエーター13の作動が停止される。
【0021】 また、PTOスイッチ4を入れっぱなしでイグニッションスイッチ6をオフし 再度入れなおすとき、すなわち、PTOスイッチ4をオン状態のままでエンジン 止め再始動するときは、イグニッションスイッチ6のオフによって駆動回路1が オフセット状態となるので、ONスイッチ4Aを押さない限り電磁弁10は作動 せず、オペレーターの操作ミスによる不具合が防止される。
【0022】
本考案によれば、パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッションの 駆動回路を、エンジン回転数が低くなかったりあるいは上記ミッションが走行可 能状態であるとき不作動としたので、PTOやギアの損傷、あるいはPTOクラ ッチの焼き付き防止と共にオペレータの誤操作を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す全体の回路図である。
【図2】公知の特装車に用いられているPTO付きパワ
ートランスミッションを示す概略構成図である。
ートランスミッションを示す概略構成図である。
1 駆動回路 3 インヒビタスイッチ 4 パワーテークオフスイッチ 6 始動スイッチ 7 エンジン回転検出スイッチ 8 駆動リレー 9 保持リレー 10 電磁弁 11 作動表示灯
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンからの駆動力を作業用機械の駆動
力として取り出すパワーテークオフが付設されたオート
マチックトランスミッションにおける、上記パワーテー
クオフと上記ミッションとの連断をアクチュエーターを
用いて行うパワーテークオフ付きオートマチックトラン
スミッションにおいて、 上記オートマチックトランスミッションの変速ギアポジ
ションを検知するインヒビタスイッチのニュートラル及
びパーキングスイッチと上記エンジンの始動スイッチが
接続されるパワーテークオフスイッチと、上記始動スイ
ッチと接続されると共に上記エンジンの回転を検出する
エンジン回転検出スイッチと、上記パワーテークオフス
イッチによって作動されると共に上記エンジン回転検出
スイッチが接続される駆動リレーと、上記パワーテーク
オフスイッチと上記駆動リレーに接続され該駆動リレー
の作動によって作動して上記アクチュエーターを駆動さ
せる電磁弁を作動させると共に、上記パワーテークオフ
スイッチの作動中上記電磁弁を作動状態に保持する保持
リレーと、上記電磁弁の作動に応じて点灯する作動表示
灯を具備する駆動回路を有することを特徴とするパワー
テークオフ付きオートマチックトランスミッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032164U JP2606753Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032164U JP2606753Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589064U true JPH0589064U (ja) | 1993-12-03 |
JP2606753Y2 JP2606753Y2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=12351305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992032164U Expired - Lifetime JP2606753Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パワーテークオフ付きオートマチックトランスミッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606753Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003191765A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Shinko Electric Co Ltd | 車両の荷役/走行制御装置 |
JP2013189081A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Isuzu Motors Ltd | パワーテイクオフ装置 |
JP2017226324A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 株式会社クボタ | 作業機におけるpto軸の駆動装置 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992032164U patent/JP2606753Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003191765A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Shinko Electric Co Ltd | 車両の荷役/走行制御装置 |
JP2013189081A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Isuzu Motors Ltd | パワーテイクオフ装置 |
JP2017226324A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 株式会社クボタ | 作業機におけるpto軸の駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606753Y2 (ja) | 2001-01-09 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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