JPH058905Y2 - - Google Patents

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JPH058905Y2
JPH058905Y2 JP1987193769U JP19376987U JPH058905Y2 JP H058905 Y2 JPH058905 Y2 JP H058905Y2 JP 1987193769 U JP1987193769 U JP 1987193769U JP 19376987 U JP19376987 U JP 19376987U JP H058905 Y2 JPH058905 Y2 JP H058905Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、袋体に充填された流体物を袋体内
に配設された往復ポンプ機構の作用によつて吐出
するようにした吐出容器に係わり、特に、クリー
ム状フアンデーシヨンなどの粘性のある流体物を
吐出するのに好適な吐出容器に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来、クリーム状フアンデーシヨンなどの液状
化粧料は、瓶またはチユーブ容器などに入れて使
用されているため、例えばコンパクト容器などに
収容された固形フアンデーシヨンなどに比べ携帯
に不便であるといつた問題点があつた。
そこで、本出願人等は、前記クリーム状フアン
デーシヨン等の液状化粧料(流体物)を袋体に入
れ、これを袋体に設けた往復ポンプ機構によつて
吐出するようにした構造の容器を提案した。この
ような吐出容器は、例えば第10図ないし第12
図に示すような構造である。
すなわち、この吐出容器は、第10図に示すよ
うに、受皿状の容器本体1の後壁部に蓋体2およ
び中仕切3がヒンジ結合され、容器本体1内に流
体物を収容したポンプ機構付きの袋体4が配設さ
れるとともに、中仕切3の上面にポンプ機構Pの
吐出口(図示例では吐出弁15の吐出口)が開口
する開口部3aが形成されている。
また、前記容器本体1の底板上には、中仕切3
にセツトされた押釦5を押圧操作することによつ
て袋体4内のホンプ機構Pを操作するてこ部材6
が主突起1aを中心に縦回動自在に設けられてい
る。
前記押釦5は、図示例の場合、押圧部5aと、
中仕切3に形成された挿入孔3bに挿入され外周
面に抜け止めリブ5bが突設された操作部5cと
から構成されている。
また、てこ部材6は平面十字状に形成されてお
り、その前部にポンプ機構Pを押圧操作する操作
板部6aが形成され、後部に押釦5の下面に当接
する凹部6bが設けられている。一方、てこ部材
6の左右側部には容器本体1のヒンジピン7に回
動自在に連結される回動アーム6c,6cが設け
られている。
なお、図面に示す吐出容器は、容器本体1のフ
ツク8aと蓋体2のフツク8bとを互いに係合さ
せることによつて仮止めされるように構成されて
おり、中仕切3上にはパフ9が備えられている。
前記袋体4内に配設される往復ポンプ機構P
は、第12図に示すように、シリンダ10と、こ
のシリンダ10の内壁面に密接した状態で上下動
自在に設けられたピストン11と、前記シリンダ
10と前記ピストン11とを互いに離間させる方
向に付勢する弾発部材12とを主体として構成さ
れている。
前記シリンダ10の天板部中央には、中仕切3
の上面とシリンダ内部10aを連通する第1流通
路13が形成されるとともにシリンダ10の下端
内周には周突条14が突設されている。
また、前記第1流通路13の上端開口回りには
環状凹部10bが形成されており、この環状凹部
10bが形成されており、この環状凹部10bに
はシリンダ内部10aの液圧が設定圧(ポンプ機
構Pの設計上の吐出圧)以上のときに第1流通路
13を開放する弁体15aを備えた吐出弁15が
嵌着されている。
一方、前記ピストン11の天板部中央には、シ
リンダ内部10aとピストン内部11aとを連通
する第2流通路16が形成されている。そして、
ピストン11の下端側壁部にはピストン内部11
aと袋体4とに連通する流路17が形成され、ま
た、このピストン11の上端外周には前記シリン
ダ10の周突条14に係合する係止突起18が突
設されている。
さらに、前記第2流通路16の上端開口回りに
は環状凹部11bが形成されており、この環状凹
部11bにはシリンダ内部10aの液圧が負圧の
ときに第2流通路16を開放する弁体19aを備
えた吸込弁19が嵌着されている。
この吸込弁19は、弁体19a自身の弾発力に
よつて、常時ピストン11の第2流通路16を閉
塞状態に保持し、ピストン11が下方へ移動した
ときにシリンダ内部10aに発生した負圧により
弁体19aの弾発力に抗して第2流通路16を解
放するように設定されているものである。
このように構成された吐出容器は、第10図に
示すように、容器本体1内に袋体4を収納した状
態としておき、中仕切3の上面に突出した押釦5
を押圧操作することにより、てこ部材6を動か
し、ポンプ機構Pを作動させて袋体4内の化粧料
を吐出する。
「考案が解決しようとする問題点」 前記吐出容器によれば、クリーム条フアンデー
シヨン等の液状化粧料を、固形化粧料のように通
常のコンパクト容器に収納することができる。し
かしながら、このような吐出容器にあつても、例
えば次のような点で解決すべき問題点が残されて
いる。
中仕切3上に吐出した液状フアンデーシヨン
をパフ9に染み込ませる場合、吐出弁15から
の吐出料を直接パフ9ですくうようにしている
ので、液状フアンデーシヨンをパフ9の1部分
にしか塗布できないこと。
そのため、使用状況に応じては、1回の吐出
量が少ない場合、吐出と塗布の操作を繰り返す
煩わしさがあること。また、1回の吐出量が多
い場合には、パフ9の一部に塗布した分量をそ
の周囲にまんべんなくのばしながら使用する煩
わしさがあること。
このように使用性に乏しいばかりでなく、塗
布の際に、パフ9が直接吐出弁15の弁体15
aに触れるため、弁体15aが傷みやすいこ
と。
また、前記吐出弁15から吐出された液状フ
アンデーシヨンは、第11図に示すように、弁
体15aの開口側にかたよつて吐出するため、
その塗布操作の使い勝手が悪いこと。
この考案は、前記従来技術における問題点を有
効に解決することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、上面が開口した収納室を有する容
器本体と、この容器本体の収納室内に収納されか
つ内部に流体物を充填した袋体と、この袋体内に
配設され内部の流体物を吐出する往復ポンプ機構
と、前記袋体の上面を覆いかつ往復ポンプ機構の
吐出口が開口する開口部を備えたトレイ板と、こ
のトレイ板の上面に設けられたその開口部を覆う
網体とを具備し、前記網体の前記吐出口を臨む位
置に、流体物の吐出時に該流体物を前記位置にお
いて遮り、該流体物を該網体の前記位置の外周部
方向へ導く遮蔽板を、網体のメツシユと一体に設
けてなる構成としたものである。
「作用」 往復ポンプ機構を作動させると、袋体内に充填
された流体物が、網体の遮蔽板を押しあげて、遮
蔽板の周囲から網体上に広範囲にわたつて吐出さ
れる。
また、吐出操作をやめると、遮蔽板は網体の弾
性力(網体自身の張力の復元力)により吐出口に
向け付勢されて、吐出口が遮られる。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、実施例はこの考案の吐出容器
を液状化粧料を収容するコンパクト容器に適用し
たものである。
第1図ないし第4図はこの考案の第1実施例を
示すもので、この吐出容器にあつても、基本的に
は従来の吐出容器と同様に、流体物を充填した袋
体4を収納する容器本体20と、この容器本体2
0の後壁部にヒンジ結合された蓋体21と、袋体
4内に配設された往復ポンプ機構23を操作する
押釦5およびてこ部材6とを主体として構成され
ている。
しかし、この考案にかかる吐出容器にあつて
は、袋体4の上面に、往復ポンプ機構23の吐出
口23aが開口するトレイ板24を設け、このト
レイ板24の上面にトレイ板24の開口部24a
を覆う網体25を取り付けるとともに、この網体
25の前記吐出口23a臨む位置に、流体物の吐
出時に流体物を前記位置において遮り、この流体
物を網体25の前記位置の外周部方向へ導く遮蔽
板26を、網体25のメツシユと一体に設けてな
る構成としたことを最大の特徴としている。
次いで、これらについて具体的に説明すると、
前記容器本体20は全体が矩形受皿状に形成され
ており、またその内部には前記袋体4を収納する
収納室35が設けられるとともに、この収納室3
5の底面にはてこ部材6を縦回動自在にヒンジ結
合するピン36a付きのブラケツト36が突設さ
れている。
また、前記容器本体20の前壁部には内方にく
ぼんだ凹部37が設けられ、該凹部37内にはフ
ツク38が突設されている。一方、容器本体20
の後壁部には、コ字状に切り欠かれた切欠部39
が形成されるとともに、容器本体20の上面には
押釦5がセツトされる枠板40が取り付けられて
いる。
この枠板40の前後の縁部には、それぞれ凹部
37および切欠部39に対応する形状の切欠溝4
1,42が形成されるとともに、左側(第1図左
側)の縁部には前記押釦5が挿入される挿入孔4
3が設けられている。
前記容器本体20を覆う蓋体21は、その後縁
部に切欠部39に嵌合する凸部45が突設され、
また、前縁部に容器本体20のフツク38に係合
するフツク46を内面に備えた係止片47が設け
られている。なお、蓋体21の内面には鏡48が
貼付されている。
次ぎに、前記袋体4内に充填された流体物を吐
出させる往復ポンプ機構23について、第2図お
よび第3図を参照して説明すると、このポンプ機
構23は、袋体4の開口部に液密に取り付けられ
たシリンダ50と、このシリンダ50の内壁面に
密接した状態で上下動自在に設けられたピストン
51と、前記シリンダ50およびピストン51を
互いに離間させる方向に付勢する弾発部材(図示
例ではコイルスプリング)52とを主体として構
成されている。
そして、シリンダ50は、天板部50aと、こ
の天板部50aの下面に垂設されかつ天板部50
aの外径よりも小径の筒部50cとから構成され
ており、また前記天板部50aにはシリンダ50
の内外に連通する第1流通路53が形成されると
ともに、天板部50aの上面にはポンプ機構23
の吐出口23aを形成する筒状部54が設けられ
ている。この筒状部54の外周面には周方向に延
びる係止突条55が設けられ、また筒状部54の
内周面には、前記第1流通路53を開閉する逆止
弁60が配設されている。
この逆止弁60は、第4図に示すように、筒状
部54の内周面に緊密に嵌合する枠体61と、こ
の枠体61の内側に設けられて第1流通路53を
開閉する弁体62とを主体として構成されてお
り、また、この弁体62は第1流通路53を閉じ
る球状の弁部62aと、この弁部62aを支持す
る一対の弾性腕62bとから構成されている。
なお、前記シリンダ50の筒部50cの下端内
周面には周突条56が設けられている。
一方、前記ピストン51は、従来構造のポンプ
機構のものとほぼ同様であり、天板部51a付き
の筒部51bと、この筒部51bの下端外周に突
設されたフランジ部51cとから構成されてい
る。そして、前記天板部51aの中央には、シリ
ンダ内部50bとピストン内部51dとを連通す
る第2流通路57が形成されるとともに、筒部5
1bの周壁にはピストン内部51dと袋体4とに
連通する流路58が形成されている。また、この
筒部51bの上端外周には前記シリンダ50の周
突条56に係合する係合突起59が突設されてい
る。
一方、前記流通路56の上端開口回りには環状
凹部51eが形成されており、この環状凹部51
eにはシリンダ内部50bの液圧が負圧のときに
第2流通路57を開放する弁体31aを備えた吸
込弁3が嵌着されている。
次ぎに、袋体4の上面に取り付けられたトレイ
板24について具体的に説明すると、このトレイ
板24は全体が長方形状をした平板に形成されて
おり、またその中心位置にはポンプ機構23の吐
出口23aが開口する開口部24aが設けられる
とともに、この開口部24aの内周面には、筒状
部54の係止突状55に係合する凸条24bが形
成されている。
一方、前記網体25は、流体物をパフ9に塗布
する際に、引つ掛かりなどの違和感がないよう
に、またスムースに塗布できるようにするための
もので、リング状の枠体25aの内側に例えばナ
イロンメツシユや平織りの絹糸などのメツシユ材
(網)を張設することにより構成される。なお、
枠体25aの内側に張るメツシユ材としては、平
織りの絹糸などが薄く丈夫で安価であることから
望ましい。
また、流体物の吐出を遮る遮蔽板26として
は、たとえば感光性の樹脂を網体25のメツシユ
に塗布して感光させる方法、またはメツシユにフ
イルム等を溶着ないしは接着する方法等によつて
吐出口23aを覆う如く形成されるものである。
次いで、以上のように構成された本実施例の吐
出容器の使用方法ならびに作用を説明する。
この吐出容器は、袋体4内の流体物として、例
えばクリーム状フアンデーシヨン等を往復ポンプ
機構23の吐出口23aから充填しておき、シリ
ンダ50上端の筒状部54をトレイ板24の開口
部24aに嵌め合わせて網体25の遮蔽板26に
よりその吐出口23aを塞いだ状態で使用に供さ
れることになる。
そして、これを使用する場合には、まず、蓋体
21を開けて、押釦5を押せば、この押釦5によ
りてこの原理によつててこ部材6の操作板部6a
が押し上げられ、これにより往復ポンプ機構23
のピストン51が押しあげられる。そしてシリン
ダ内部50bが加圧され、この結果、遮蔽板26
が網体25の付勢力に抗して上がり、シリンダ内
部50bの液状化粧料が、吐出口23aから吐出
される。そして吐出された液状化粧料は遮蔽板2
6により遮られ、吐出口23aの外周部方向に導
かれ遮蔽板26とトレイ板24との間隙を通つ
て、遮蔽板26の周囲から網体25の上に広範囲
に吐出される。
このようにして袋体4内の化粧料を吐出させた
ならば、あとはパフ9で化粧料をすくいとり、使
用すれば良い。なお、1回の押圧操作で吐出する
化粧料の量が足りないときは、必要に応じて、押
釦5を再度押圧操作した後、パフ9で化粧料をす
くいとり使用すれば良い。
なお、一度押しあげられたピストン51は、ピ
ストン51を下方に付勢する弾発部材52の反発
力によつて、元の状態に復帰し、また、この際に
遮蔽板26が網体25自身の弾発力によつて吐出
口23aに向け押し付けられるから、吐出口23
aが遮蔽板26によつて閉じられる。また、この
ときに、逆止弁60が第1通路53を閉じるの
で、シリンダ内部50bが減圧されるとともに、
ピストン天板部51aの吸込弁31が開口してピ
ストン内部51dの液状化粧料がシリンダ内部5
0bに流入する。この際、袋体4内の化粧料は、
流路58を通つてピストン内部51dに流入する
ため、袋体4はその分しぼんで、次の押圧操作に
対する準備が完了する。
実施例の吐出容器によれば、往復ポンプ機構2
3を介して吐出された化粧料は遮蔽板26の周囲
から網体25上に広範囲に吐出するので、塗布操
作の勝手が良く、また、往復ポンプ機構23の吐
出口23aが網体25により覆われているので、
塗布操作の際にパフが逆止弁60に直接接触せ
ず、従来のように弁体が傷むことがない。
第5図および第6図はこの考案の第2実施例で
あつて、シリンダ50に配設した逆止弁60を省
略し、筒条部54の内側の吐出口23aを、直接
シリンダ内部50bに開口させるとともに、前記
吐出口23aを遮蔽板26により開閉するように
したものである。
なお、このような構成としても先の実施例とほ
ぼ同様な作用効果を奏することができる上、往復
ポンプ機構23の構造を単純化し得てコストの低
下を図ることができる。
第7図はこの考案の第3実施例であつて、第1
図などに示した容器本体20に代えて、袋体4の
収納室35とパフ9の収納室70とを備えた容器
本体71に、網体25付きのトレイ板24と一体
となつた袋体4を収納し、蓋体72に網体25の
上面を密閉するパツキン73を取り付けたもので
ある。
なお、このような容器によれば、袋体4内の流
体物(内容物)が特に気密を必要とする場合に有
効に対処できるといつた利点がある。
第8図はこの考案の第4実施例を示すもので、
第1図などに示した押釦5、てこ部材6などを省
略し、容器本体20の収納室35に、袋体4を内
蔵したカートリツジ容器100を収納するように
したものである。このカートリツジ容器100
は、トレイ板24を上下動自在に装着した枠体1
01と、この枠体101の底面を覆う皿体102
とを主体として構成され、前記枠体101の内側
にトレイ板24が上下動自在に嵌め込まれてお
り、該トレイ板24を押圧操作することにより、
袋体4内部の往復ポンプ機構23を作動させるよ
うになつている。
なお、このような構成の容器にあつても先の実
施例と同様の作用効果を奏することは勿論、カー
トリツジ容器100の交換によつて容易に袋体4
の交換作業を行うことができる。
また、第9図イ,ロ,ハはそれぞれ遮蔽板26
の形状を変えた変形例を示すものである。第8図
イに示す遮蔽板26は全体が星型に形成され、ま
た、第8図ロに示す遮蔽板26はほぼ正方形状に
形成され、さらに、第8図ニに示す遮蔽板26は
楕円形状に形成されている。なお、遮蔽板26を
このように各種形状に変えることによつて、網体
25上に遮蔽板26の外形に沿つた図柄に流体物
を吐出することができるといつた利点がある。
「考案の効果」 以上詳細に説明したようにこの考案は、上面が
開口した収納室を有する容器本体と、この容器本
体の収納室内に収納されかつ内部に流体物を充填
した袋体と、この袋体内に配設され内部の流体物
を吐出する往復ポンプ機構と、前記袋体の上面を
覆いかつ往復ポンプ機構の吐出口が開口する開口
部を備えたトレイ板と、このトレイ板の上面に設
けられその開口部を覆う網体とを具備し、かつ、
前記網体の前記吐出口を臨む位置に、流体物の吐
出時に該流体物を前記位置において遮り、該流体
物を該網体の前記位置の外周部方向へ導く遮蔽板
を網体のメツシユと一体に設けたから、次のよう
な優れた効果を奏する。
(1) 遮蔽板により、吐出口より吐出する流体物を
遮蔽板の周囲に広範囲に拡散させて網体上に一
様に吐出させることができるので、流体物を必
要量だけすくい取ることが容易であり、パフの
大きさや使用状況に応じた使い勝手が非常に良
好となる。
(2) また、網体により吐出部が覆われるので、美
観が良く、また遮蔽板によりポンプ機構の吐出
部分を傷めるおそれがないといつた利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の第1実施例で
あつて、第1図は吐出容器の分解斜視図、第2図
は吐出容器の断面図、第3図は往復ポンプ機構の
断面図、第4図は逆止弁の斜視図、第5図および
第6図はこの考案の第2実施例を示すもので、第
5図は吐出容器の断面図、第6図はその往復ポン
プ機構の断面図、第7図はこの考案の第3実施例
を示す吐出容器の斜視図、第8図はこの考案の第
4実施例を示す吐出容器の断面図、第9図イ,
ロ,ハはそれぞれ遮蔽板の変形例を示す平面図、
第10図ないし第12図は従来の吐出容器の構造
例であつて、第10図は吐出容器の分解斜視図、
第11図はそれらを組み立てた状態を示す斜視
図、第12図はポンプ機構の断面図である。 4……袋体、5……押釦、6……てこ部材、9
……パフ、20……容器本体、21……蓋体、2
3……往復ポンプ機構、23a……吐出口、24
……トレイ板、24a……開口部、25……網
体、26……遮蔽板、35……収納室、50……
シリンダ、51……ピストン、52……弾発部
材、53……筒状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口した収納室35を有する容器本体2
    0と、この容器本体20の収納室35内に収納さ
    れかつ内部に流体物を充填した袋体4と、この袋
    体4内に配設され内部の流体物を吐出する往復ポ
    ンプ機構23と、前記袋体4の上面を覆いかつ往
    復ポンプ機構23の吐出口23aが開口する開口
    部24aを備えたトレイ板24と、このトレイ板
    24の上面に設けられその開口部24aを覆う網
    体25とを具備し、かつ、前記網体25の前記吐
    出口23aを臨む位置には、流体物の吐出時に該
    流体物を前記位置において遮り、該流体物を該網
    体25の前記位置の外周部方向へ導く遮蔽板26
    が該網体25のメツシユと一体に設けられている
    ことを特徴とする吐出容器。
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JPH0328822Y2 (ja) * 1985-11-29 1991-06-20
JPH0538670Y2 (ja) * 1986-02-03 1993-09-30

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