JPH062605Y2 - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

Info

Publication number
JPH062605Y2
JPH062605Y2 JP6148888U JP6148888U JPH062605Y2 JP H062605 Y2 JPH062605 Y2 JP H062605Y2 JP 6148888 U JP6148888 U JP 6148888U JP 6148888 U JP6148888 U JP 6148888U JP H062605 Y2 JPH062605 Y2 JP H062605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
bag body
pump mechanism
discharge
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6148888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01164922U (ja
Inventor
璋 岸
登美雄 田原
友三 関口
一真 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP6148888U priority Critical patent/JPH062605Y2/ja
Publication of JPH01164922U publication Critical patent/JPH01164922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062605Y2 publication Critical patent/JPH062605Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、袋体に充填された流体物を袋体内に配設さ
れた往復ポンプ機構の作用によって吐出するようにした
吐出容器に係わり、特に、クリーム状ファンデーション
などの粘性のある流体物を吐出するのに好適な吐出容器
に関するものである。
「従来の技術」 従来、クリーム状ファンデーションなどの液状化粧料
は、瓶またはチューブ容器などに入れて使用されている
ため、例えばコンパクト容器などに収容された固形ファ
ンデーションなどに比べ携帯に不便であるといった問題
点があった。
そこで、本出願人等は、前記クリーム状ファンデーショ
ン等の液状化粧料(流体物)を袋体に入れ、これを袋体
に設けた往復ポンプ機構によって吐出するようにした構
造の容器を提案した(実開昭62−127216号公報、実開昭
62−139971号公報等参照)。このような先行技術のうち
実開昭62−127216号に開示された容器は、たとえば第7
図および第8図に示すような構造である。
すなわち、この容器(液状化粧料収納用コンパクト容
器)は、第7図に示すように、受皿状の容器本体1に蓋
体2がヒンジ結合されるとともに、容器本体1内に容器
本体1の収納室1aを覆う大きさの中仕切3が上下動自
在に設けられ、かつ、前記収納室1a内に中仕切3の押
圧操作によって作動するポンプ機構Pを備えた化粧料充
填用の袋体4が配設された基本構成となっている。
前記袋体4は軟質の合成樹脂からなる偏平な袋状に形成
されたものであり、また該袋体4内の化粧料を吐出する
ポンプ機構Pは、第8図に示すように、袋体4に対し液
密に設けられたハウジング5と、このハウジング5の内
壁面に密接した状態で上下動自在に設けられたピストン
6と、このピストン6を上方に付勢する弾発部材(図示
例ではコイルスプリング)7とを主体として構成されて
いる。
ちなみに、前記ハウジング5は袋体4の開口部周縁に液
密に溶着された上部箱体5aと、この上部箱体5aの下
端に嵌め合わされた下部箱体5bとから構成されてお
り、また上部箱体5aの天板部中央の挿入孔5cに中仕
切3の吐出口を形成するガイド筒3aが挿入されるとと
もに、上部箱体5aの側壁部にピストン6の上下動によ
って開閉する流路8が形成されている。
一方、前記ピストン6は、中仕切3のガイド筒3aに液
密に嵌合される小径筒部6aと、上部箱体5aに液密に
嵌合される大径筒部6bとから構成され、かつ、前記小
径筒部6aの上端にはピストン6の押圧操作時に開口す
る逆止弁9が設けられている。
そして、このように構成された吐出容器は、第8図に示
すように、容器本体1内に袋体4を収納した状態として
おき、中仕切3を押圧操作することにより、ピストン6
を直接動かし、ポンプ機構Pを作動させて袋体4内の化
粧料を中仕切3上に吐出するものである。
しかしながら、このような液状化粧料収納用のコンパク
ト容器では、吐出された化粧料が中仕切3の吐出口の一
点に集中して吐出されるので、液状化粧料(液状ファン
デーションなど)をパフAの1部分にしか塗布でぎず、
使い勝手が悪いといった問題点があった。
なお、実開昭62−139971号公報は、前記した先行技術と
同様、中仕切の押圧操作によって、袋体のポンプ機構を
作動させ、袋体に充填した液状化粧料を吐出する技術を
公開しているもので、吐出口を開閉する逆止弁の弁体を
シリンダーと一体化させた点が開示されている。しか
し、このような技術にあっても、化粧料が吐出口の一点
に集中して吐出される上、パフAへの化粧料塗布の際
に、パフAが直接逆止弁の弁体に触れるため、弁体が傷
みやすいといった解決すべき問題点が残されている。
「考案が解決しようとする課題」 本考案は前記した従来技術における次のような問題点を
解決せんとするものである。袋体より吐出された化粧
料がポンプ機構の吐出口の一点に集中して吐出されてし
まうため、液状化粧料(液状ファンデーションなど)を
パフAの1部分にしか塗布できず、使い勝手が悪い点で
ある。
パフAへの化粧料塗布の際に、パフAが直接逆止弁の
弁体に触れるため、弁体が傷みやすい点である。
この考案は、前記事情に鑑みて提案されたもので、その
目的とするところは、袋体に充填された化粧料を広範囲
に吐出することができ、またポンプ機構を構成する逆止
弁の弁体を傷めることのない吐出容器を提供することに
ある。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するためにこの考案は、上面が開口した
収納室を有する容器本体と、この容器本体の収納室に収
納されかつ内部に流体物を充填した袋体と、この袋体に
配設され内部の流体物を吐出する往復ポンプ機構とを備
え、前記往復ポンプ機構の操作によって袋体の流体物を
ポンプ機構の吐出口より吐出するようにした吐出容器に
おいて、前記袋体の上面に吐出口が開口する開口部を備
えかつ袋体全体を覆う大きさの覆い板を設け、この覆い
板の上面に表裏に連通する複数の貫通孔が形成されたト
レイ板を重ね合わせてなり、しかも、前記覆い板および
トレイ板の接合面のうち少なくとも一方の接合面に、前
記吐出口と貫通孔とを連絡する流通溝を形成したことを
特徴とするものである。
「作用」 往復ポンプ機構を作動させると、その作動時に、袋体内
に充填された流体物が、ポンプ機構の吐出口を通って、
覆い板およびトレイ板の接合面の少なくとも一方の接合
面に形成された流通溝に流れ、複数の貫通孔よりトレイ
板上面に広範囲にわたって吐出される。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面に参照して説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を示すもの
で、これらの図において、符号10で示すものが、この
考案にかかる吐出容器である。この吐出容器10は、図
示例では、コンパクト容器を構成する受皿状の収納体B
に交換可能に収納されており、かつ前記収納体Bの後壁
部にヒンジ結合された蓋体Cによって覆われるようにな
っている。なお、前記収納体Bと蓋体Cとは、それらの
前壁部に形成されたフックF,Fを係合することによっ
て、図面に示す如く、仮り止めされるものである。
前記吐出容器10を具体的に説明すると、この容器10
も、基本的には従来の吐出容器などと同様に、上面が開
口した収納室11aを有する容器本体11と、この容器
本体11の収納室11a内に収納されかつ内部に流体物
を充填した袋体12と、この袋体12内に配設され内部
の流体物を吐出する往復ポンプ機構13とを備え、前記
往復ポンプ機構13の操作によって袋体12の流体物が
ポンプ機構13の吐出口13aより吐出されるように構
成されている。
しかし、この実施例にかかる吐出容器10にあっては、
前記袋体12の上面に、ポンプ機構13の吐出口13a
が開口する開口部15aを備えかつ袋体12全体を覆う
大きさの覆い板15を設けるとともに、この覆い板15
の上面に表裏に連通する複数の貫通孔16aが形成され
てトレイ板16を重ね合わせ、しかも、前記トレイ板1
6の接合面(第3図下面)16bに、ポンプ機構13の
吐出口13aと貫通孔16aとを連絡する流通溝20を
形成したことを最大の特徴としている。
まず、吐出容器10の容器本体11について説明する
と、これは、容器本体11の収納室11aを形成する受
皿11bと、この受皿11bの内周に嵌め合わされて上
部側壁を構成する枠体11cとを主体として構成されて
いる。この枠体11cの上端にはトレイ板16の上方へ
の抜けを防止するフランジ部11dが枠体11cの内方
に突出して設けられている。
次いで、流体物を充填する袋体12およびこの流体物を
吐出するポンプ機構13について説明すると、これら袋
体12およびポンプ機構13には、たとえば第1図など
に示すように、可撓性を有する袋体に形成された袋体1
2の中にポンプ機構13を一体に収納した構造のものを
適用するのが好ましい。
前記ポンプ機構13は、袋体12の開口部に液密に取り
付けられたシリンダ30と、このシリンダ30の内壁面
に密接した状態で上下動自在に設けられたピストン31
と、前記シリンダ30およびピストン31を互いに離間
させる方向に付勢する弾発部材(図示例ではコイルスプ
リング)32とを主体として構成されている。
前記シリンダ30は、天板部30aと、この天板部30
aの下面に垂設されかつ天板部30aの外径よりも小径
の小径筒部30bとから構成されており、また前記天板
部30aの上面には、第3図に示すように、ポンプ機構
13の吐出口13aを形成する筒状部30cが設けられ
るとともに、該筒状部30cの外周面には周方向に延び
る係止突条30dが突設されている。一方、前記筒状部
30cの内側に位置する天板部30aには、シリンダ3
0の内外を連通する第1流通路33が形成されるととも
に、前記筒状部30cの内側には、シリンダ30内部の
液圧が設定圧(ポンプ機構13の設計上の吐出圧)以上
のときに第1流通路33を開放する逆止弁(吐出弁)3
4が嵌着されている。なお、前記小径筒部30bの下端
内周面には周突条30eが設けられている。
前記ピストン31は、天板部31a付きの筒部31b
と、この筒部31bの下端外周に突設されたフランジ部
31cとから構成されている。そして、前記天板部31
aの中央には、シリンダ内部とピストン内部とを連通さ
せる第2流通路35が形成されるとともに、筒部31b
の周壁にはピストン内部と袋体内部とに連通する流路3
6が形成されている。また、前記筒部31bの上端外周
には前記シリンダ30の周突条30eに係合する係止突
起31eが突設されている。
なお、前記ピストン31の天板部31aには、環状凹部
が形成されており、この環状凹部にはシリンダ内部の液
圧が負圧のときに第2流通路35を開放する逆止弁(吸
込弁)37が嵌着されている。
次ぎに、袋体12の上面に取り付けられた覆い板15お
よびトレイ板16についてそれぞれ具体的に説明する
と、覆い板15は、第2図などに示すように、全体が長
方形状をした平板に形成されており、その中心位置に、
ポンプ機構13の吐出口13aが開口する開口部15a
が設けられるとともに、該開口部15aの内周面には筒
状部30cの係止突条30dに係合する係止溝15bが
形成されている(第3図参照)。なお、覆い板15の上
面の周囲には、第1図に示すように、嵌合段部15cが
設けられ、トレイ板16を重ね合わせたときに、これら
が確実に位置決めされるように配慮されている。
前記トレイ板16は、覆い板15と同形の平板に形成さ
れており、その中心から離れた位置に表裏に貫通する複
数(図示例では4個)の貫通孔16aが規則的に一例に
並んで設けられている。そして、このトレイ板16の裏
面には、覆い板15の開口部15aと、各貫通孔16a
とを連絡する前記流通溝20が形成されるとともに、裏
面周囲には覆い板15の嵌合段部15cに嵌合する嵌合
凸部16cが突設されている。
なお、前記流通溝20は、図示例では、トレイ板16の
下面に形成されているが、その形成位置は、図面に限定
されるものではなく、覆い板15の上面に形成しても良
いし、また、これら覆い板15およびトレイ板16の両
接合面の対応する位置にそれぞれ形成するようにしても
良い。
次いで、以上のように構成されたこの実施例の吐出容器
10の使用方法ならびに作用を説明する。
この吐出容器10は、袋体12内の流体物として、たと
えばクリーム状ファンデーション等を充填するとともに
覆い板15とトレイ板16とを2枚重ねにした状態で、
覆い板15の開口部15aにシリンダ30の筒状部30
cを嵌め合わせ、この袋体12を、容器本体10内に収
納した状態で使用に供されることになる。
なお、この吐出容器10は、図示例では、コンパクト容
器内に着脱自在に収納されるリフィール容器として構成
されているので、実際に吐出容器10を使用する場合に
は、第1図などに示すように、コンパクト容器を構成す
る収納体Bに吐出容器10を収納した状態で使用に供さ
れることになる。
このコンパクト容器内に収納された吐出容器10の使用
操作は、まず、コンパクト容器の蓋体Cを開けて、トレ
イ板16の上面を押す。この操作により、ポンプ機構1
3のシリンダ30が下方に下がってシリンダ内部を加圧
するから、シリンダ30上端の逆止弁34が、第3図二
点鎖線に示す如く開口して、シリンダ内部の液状化粧料
が矢印(イ)に示す如く、流通溝20を通り、トレイ板1
6の各貫通孔16aからほぼ均一にトレイ板16上に広
範囲に亘って吐出される。
このようにして袋体12内の化粧料を吐出させたなら
ば、あとはパフAで化粧料をすくいとり、使用すれば良
い。なお、1回の押圧操作で吐出する化粧料の量が足り
ないときは、必要に応じて、トレイ板16の上面を再度
押圧操作した後、パフAで化粧料をすくいとり使用すれ
ば良い。
なお、一度押し下げられたシリンダ30は、シリンダ3
0を上方に付勢する弾発部材32の反発力によって、元
の状態に復帰し、また、この際に逆止弁34によって第
1流通路33が閉じ、しかもシリンダ内部が減圧される
ことによって、ピストン天板部31aの逆止弁37が開
口してピストン内部の液状化粧料がシリンダ内部に流入
する。この際、袋体4内の化粧料は、流路36を通って
ピストン内部に流入するため、袋体12はその分しぼん
で、次の押圧操作に対する準備が完了する。
実施例の吐出容器10によれば、往復ポンプ機構13を
介して吐出された化粧料はトレイ板16の複数の貫通孔
16aを介して広範囲に分配吐出されるので、塗布操作
の使い勝手が良く、また、往復ポンプ機構13の吐出口
13aがトレイ板16自身により覆われているので、塗
布操作の際にパフAが逆止弁34に直接接触せず、逆止
弁の弁体が傷むことがない。
なお、トレイ板16の貫通孔16aより吐出される化粧
料の量は、流通溝20および貫通孔16aの断面積を適
宜変えることによって一定とすることができる。したが
って、貫通孔16aは、図示例の位置に限らず、トレイ
板16上の適宜の位置に形成することができ、しかも、
その貫通孔16aより吐出される流体物(化粧料)の量
を一定にすることができる。
第4図および第5図はこの考案の第2実施例を示すもの
で、押釦40による押圧操作によってポンプ機構13を
作動させるようにした吐出容器の構造を示すものであ
る。これらの図において、符号41が袋体12を収納す
る容器本体、42がこの容器本体41の後壁部にヒンジ
結合された蓋体であり、これら容器本体41および蓋体
42は、それぞれヒンジ部とは反対の前壁部に形成され
たフック43aおよびフック43bの係合によって仮止
めされるように構成されている。
前記容器本体41は全体が矩形受皿状に形成されてお
り、その前壁部の凹所41a内には、両フック43a,
43bの係合を解くための操作ボタン44が回動自在に
取り付けられるとともに、容器本体41の底板上には、
押釦40の押圧操作に連動してポンプ機構13のピスト
ン31を押し上げるてこ部材45が、ブラケット41b
を介して回動自在に設けられている。また、容器本体4
1の上面には押釦40がセットされる枠板46が取り付
けられるとともに、この枠板46の内側開口部には袋体
12を覆う覆い板50が一体に嵌め込まれ、かつ、該覆
い板50の上面には表裏に連通する複数の貫通孔51a
を備えたトレイ板51が一体に重ね合わされている。
前記覆い板50は、枠板43の内側周縁に嵌まる嵌合溝
50aを備えた側壁部50bと、トレイ板51を載せる
載置板部50cとから構成されており、また前記載置板
部50cはその中心部にポンプ機構13の吐出口が開口
する開口部50dが形成され、かつ、前記トレイ板51
が側壁部50bの内側に一体に嵌まり込むように側壁部
50bの上端よりも一段低く形成されている。
なお、覆い板50の開口部50dとトレイ板51の貫通
孔51aとを連絡する流通溝20は、覆い板50の上面
およびトレイ板51の下面の少なくとも一方に形成され
ていることは勿論である。
以上のように構成されたこの吐出容器を使用する場合に
は、まず、蓋体42を開けて、押釦40を押し、てこ部
材45を押し上げて、往復ポンプ機構13のピストン3
1を操作すれば良い。この操作により、袋体12内の化
粧料が、ポンプ機構13の吐出口を通り、流通溝20を
介してトレイ板51の貫通孔51aからトレイ板51上
に広範囲に吐出されることになるので、前記実施例と同
様の作用効果を奏することができる。
第6図はこの考案の第3実施例を示すもので、同図にお
いて符号80がこの考案にかかる吐出容器で、パフAと
ともにこれらを並列に収納できる大きさの横幅のあるコ
ンパクト容器に交換可能に取り付けられている。
この吐出容器80も基本的には前記した第2実施例と同
様に、押釦40の押圧操作によってポンプ機構13を作
動させるように構成されたものであるが、この実施例で
は、てこ部材45の干渉を除く切欠孔を有する容器本体
81に袋体12を収納するようになし、コンパクト容器
の収納体B1にカートリッジ式に交換できるようにした
ものである。なお、図示例では、容器本体81の上面に
袋体12を覆う覆い板50が取り付けられ、該覆い板5
0がコンパクト容器の中仕切Dの収納孔に嵌め込まれ、
さらに蓋体C1の内面に設けられたパッキン85により
トレイ板51の貫通孔51aが密閉されるように構成さ
れている。
なお、このような容器によれば、袋体4内の流体物(内
容物)が特に気密を必要とする場合に有効に対処できる
といった利点がある。
「考案の効果」 以上詳細に説明したようにこの考案は、上面が開口した
収納室を有する容器本体と、この容器本体の収納室に収
納されかつ内部に流体物を充填した袋体と、この袋体に
配設され内部の流体物を吐出する往復ポンプ機構とを備
え、前記往復ポンプ機構の操作によって袋体の流体物を
ポンプ機構の吐出口より吐出するようにした吐出容器に
おいて、前記袋体の上面に前記吐出口が開口する開口部
を備えかつ袋体全体を覆う大きさの覆い板を設け、この
覆い板の上面に表裏に連通する複数の貫通孔が形成され
たトレイ板を重ね合わせ、しかも、前記覆い板およびト
レイ板の接合面のうち少なくとも一方の接合面に、吐出
口と貫通孔とを連絡する流通溝を形成したから、次のよ
うな優れた効果を奏することができる。
(1)袋体から吐出される流体物をトレイ板の貫通孔を通
してトレイ板上に広範囲に分散させて一様に吐出させる
ことができるので、流体物を必要量だけすくい取ること
が容易であり、パフの大きさや使用状況に応じた使い勝
手が非常に良好となる。
(2)また、トレイ板によりポンプ機構の逆止弁が覆われ
るので、美観が良く、また吐出部分を傷めるおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は吐出容器をコンパクト容器に収納した状態
を示す断面図、第2図は覆い板とトレイ板とを重ね合わ
せた状態を示す斜視図、第3図は作用を説明するために
示した要部の断面図、第4図および第5図はこの考案の
第2実施例を示すもので、第4図は吐出容器の斜視図、
第5図はその断面図、第6図はこの考案の第3実施例を
示す断面図、第7図および第8図は従来の吐出容器の構
造例を示すもので、第7図は吐出容器の断面図、第8図
はその要部を示す断面図である。 10……吐出容器、11……容器本体、 12……袋体、13……往復ポンプ機構、 13a……吐出口、15……覆い板、 15a……開口部、16……トレイ板、 16a……貫通孔、20……流通溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関口 友三 埼玉県草加市吉町4―1―8 ぺんてる株 式会社草加工場内 (72)考案者 野口 一真 埼玉県草加市吉町4―1―8 ぺんてる株 式会社草加工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口した収納室を有する容器本体(1
    1)と、この容器本体(11)の収納室に収納されかつ内部に
    流体物を充填した袋体(12)と、この袋体(12)に配設され
    内部の流体物を吐出する往復ポンプ機構(13)とを備え、
    前記ポンプ機構(13)の操作によって袋体(12)の流体物を
    ポンプ機構の吐出口(13a)より吐出するようにした吐出
    容器において、前記袋体(12)の上面には前記吐出口(13
    a)が開口する開口部(15a)を備えかつ袋体全体を覆う大
    きさの覆い板(15)が設けられ、この覆い板(15)の上面に
    は表裏に連通する複数の貫通孔(16a)が形成されたトレ
    イ板(16)が重ね合わされており、しかも、前記覆い板(1
    5)およびトレイ板(16)の接合面のうち少なくとも一方の
    接合面には、前記吐出口(13a)と貫通孔(16a)とを連絡す
    る流通溝(20)が形成されていることを特徴とする吐出容
    器。
JP6148888U 1988-05-10 1988-05-10 吐出容器 Expired - Lifetime JPH062605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6148888U JPH062605Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6148888U JPH062605Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 吐出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164922U JPH01164922U (ja) 1989-11-17
JPH062605Y2 true JPH062605Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31287157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6148888U Expired - Lifetime JPH062605Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062605Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150096360A (ko) * 2014-02-14 2015-08-24 주식회사 엘지생활건강 화장품 용기
WO2017105093A1 (ko) * 2015-12-14 2017-06-22 주식회사 에프에스코리아 확산분배판에 밀착부와 기밀부가 일체로 형성된 콤팩트 용기
US10524558B2 (en) 2016-06-10 2020-01-07 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic vessel

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2960222B1 (fr) * 2010-05-20 2012-07-27 Rexam Dispensing Smt Kit de distribution d'un produit fluide comprenant une poche et un boitier de distribution
KR101711186B1 (ko) * 2015-07-13 2017-03-28 펌텍코리아 (주) 펌프의 측면에 수평으로 내용물저장용기가 결합된 콤팩트용기

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10010153B2 (en) 2014-02-14 2018-07-03 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic container
JP2019198693A (ja) * 2014-02-14 2019-11-21 エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド 化粧品容器
CN105377073A (zh) * 2014-02-14 2016-03-02 株式会社Lg生活健康 化妆品容器
JP2016530923A (ja) * 2014-02-14 2016-10-06 エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド 化粧品容器
US10874191B2 (en) 2014-02-14 2020-12-29 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic container
JP2018011966A (ja) * 2014-02-14 2018-01-25 エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド 化粧品容器
KR20150096611A (ko) * 2014-02-14 2015-08-25 주식회사 엘지생활건강 화장품 용기
KR20150096360A (ko) * 2014-02-14 2015-08-24 주식회사 엘지생활건강 화장품 용기
CN105377073B (zh) * 2014-02-14 2020-10-30 株式会社Lg生活健康 化妆品容器
US10869534B2 (en) 2014-02-14 2020-12-22 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic container
US10426246B2 (en) 2014-02-14 2019-10-01 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic container
WO2017105093A1 (ko) * 2015-12-14 2017-06-22 주식회사 에프에스코리아 확산분배판에 밀착부와 기밀부가 일체로 형성된 콤팩트 용기
US10524558B2 (en) 2016-06-10 2020-01-07 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic vessel
US11490711B2 (en) 2016-06-10 2022-11-08 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic vessel

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01164922U (ja) 1989-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7841349B2 (en) Loose powder compact
JP3635594B2 (ja) 液状またはペースト状製品用ディスペンサー
RU2494937C2 (ru) Укупорочное средство с крышкой и подвижной защелкивающей системой
KR100785915B1 (ko) 분배장치 및 이를 이용한 액상물 분배 용기
JP6634509B2 (ja) パウチ容器を備えた垂直加圧コンパクト容器
JP6676818B1 (ja) 化粧品容器
US6536447B1 (en) Cosmetic compact
KR101711186B1 (ko) 펌프의 측면에 수평으로 내용물저장용기가 결합된 콤팩트용기
JPH062605Y2 (ja) 吐出容器
KR200484157Y1 (ko) 배출판과 메쉬망이 구비된 화장품 용기
KR101744399B1 (ko) 화장료 배출부재를 구비한 콤팩트 케이스
KR101789136B1 (ko) 에어리스 펌프를 가지는 콤팩트 화장품용기
JPH0538670Y2 (ja)
US6112752A (en) Liquid container
JPH058904Y2 (ja)
JPH064847Y2 (ja) ポンプ機構付き吐出容器
JPH0510742Y2 (ja)
KR102066889B1 (ko) 화장품 용기
JPH058905Y2 (ja)
JPH0532009Y2 (ja)
JP4753222B2 (ja) 化粧料用コンパクト容器
KR102259431B1 (ko) 화장품 용기
KR102065015B1 (ko) 리필 가능한 내용기를 포함하는 화장품 용기
JPH0543701Y2 (ja)
JPH0547112Y2 (ja)