JPH0588654U - 自動車の下部塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車下部洗浄装置に取り付けた塗料噴射ノ
ズルと被塗装面との距離を検出器で検知し、制御装置に
よって塗料の吐出量及び供給圧力を調整する事で自動車
の下部を斑なく塗装する事を可能とする。 【構成】 自動車下部洗浄装置の洗浄水噴射（４）ノズ
ルとは別個に塗料噴射ノズル（１）を適所に備え、前記
ノズルと被塗装面との距離（Ｌ）を、各々塗料噴射ノズ
ルと連携すべく取り付けられた検出器（２）により検知
し、制御装置（３）により上記ノズルからの塗料の吐出
量及び供給圧力を調整しつつ下部塗装を行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の車両検査時に行われる自動車の下部塗装に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車の車両検査時に行われる下部塗装においては、自動車を昇降リフ ト等で持ち上げその下に作業者が入り、塗料噴射ガンを使用し、人の手によって 行われていた。しかしこの場合、被塗装面が頭上となるため作業者にとっては上 を向いての作業となり、非常に体力、気力を要するものであった。また、リフト 等で持ち上げられている自動車がリフトの故障等で落下しケガをするという危険 性もあった。

【０００３】 以上のような事から、自動車の下部塗装においては、非常に時間を要し、また 労力がかかり危険をともなう作業であり、能率的、省力的、且つ安全性のある塗 装技術が要望されていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案が上記に鑑みて解決しようとする課題は、自動車の下部塗装を人手を 要せずして行い、能率的、省力的、且つ安全にできないかという点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、床面上の所定位置に停止した自動車の下部に洗浄水を噴射して洗浄 する自動車下部洗浄装置の洗浄水噴射ノズルとは別個に塗料噴射ノズルを適所に 備え、前記ノズルと被塗装面との距離を検知する検出器を個々の塗料噴射ノズル に対して１個づつ設け、前記各検出器により被塗装面と塗料噴射ノズルとの距離 を検知し、制御装置に送り距離に応じて、各々塗料噴射ノズルより噴出される塗 料の吐出量及び供給圧力を調整しつつ、下部の塗装を行う事により、能率的、省 力的、且つ安全性のある塗装技術を提供する事が出来た。

【０００６】

【実施例】

本考案の構成について具体的な実施例に基づき説明する。図１は本考案の構成 を示す説明図である。図２、図３は本考案の使用状態を示す説明図である。図４ は本考案の全体的構成を示す説明図である。

【０００７】 各々塗料噴射ノズル（１）と被塗装面との距離（Ｌ１）、（Ｌ２）を検出器（ ２（２）によって検知し、制御装置（３）に送り、（Ｌ１）を検知した塗料噴射 ノズルからは、通常にセットされた塗料の吐出量及び供給圧力で噴射させ、（Ｌ （Ｌ２）を検知した塗料噴射からは通常より塗料の吐出量及び供給圧力を弱くさ せて噴射させ塗装を行う。

【０００８】 上記の事から、塗料噴射ノズル被塗装面との距離が一定でなくても斑なく塗装 が行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構成を示す説明図である。

【図２】本考案の使用状態を示す説明図である。

【図３】本考案の使用状態を示す説明図である。

【図４】本考案の全体的構成を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 塗料噴射ノズル ２ 検出器 ３ 制御装置 ４ 洗浄水噴射ノズル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 床面上の所定位置に停止した自動車の下
   部に洗浄水を噴射して洗浄する自動車下部洗浄装置の洗
   浄水噴射ノズルとは別個に塗料噴射ノズルを適所に備
   え、前記ノズルと被塗装面との距離を検知する検出器を
   個々の塗料噴射ノズルに対して１個づつ設け、前記各検
   出器により被塗装面と塗料噴射ノズルとの距離を検知
   し、制御装置に送り距離に応じて、各々塗料噴射ノズル
   より噴出される塗料の吐出量及び供給圧力を調整しつ
   つ、下部の塗装を行う事を特徴とする自動車の下部塗装
   装置。