JPH0588597A - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JPH0588597A JPH0588597A JP25253291A JP25253291A JPH0588597A JP H0588597 A JPH0588597 A JP H0588597A JP 25253291 A JP25253291 A JP 25253291A JP 25253291 A JP25253291 A JP 25253291A JP H0588597 A JPH0588597 A JP H0588597A
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- JP
- Japan
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- blade
- elastic rubber
- rubber blade
- image carrier
- pressing force
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Abstract
(57)【要約】
【目的】弾性ゴムブレードの感光体への当接開始段階で
のエッジ部の片当りやクリーニング不良を防止できるク
リーニング装置、および、弾性ゴムブレードのエッジ部
に溜ったトナーを除去する機能を向上できるクリーニン
グ装置を提供する。 【構成】ブレード加圧用スプリング7の張力を可変し
て、弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階、
または、感光体2の逆転時に、当接完了段階での所定の
押圧力よりも大きな押圧力を弾性ゴムブレード1に付勢
する。
のエッジ部の片当りやクリーニング不良を防止できるク
リーニング装置、および、弾性ゴムブレードのエッジ部
に溜ったトナーを除去する機能を向上できるクリーニン
グ装置を提供する。 【構成】ブレード加圧用スプリング7の張力を可変し
て、弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階、
または、感光体2の逆転時に、当接完了段階での所定の
押圧力よりも大きな押圧力を弾性ゴムブレード1に付勢
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性ゴムブレードを
用いて像坦持体上に残留したトナーを除去する構造の複
写機,プリンタ,ファクシミリ等におけるクリーニング
装置に関する。
用いて像坦持体上に残留したトナーを除去する構造の複
写機,プリンタ,ファクシミリ等におけるクリーニング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機,プリンタ,ファ
クシミリ等では、周知のように、転写画像の地肌汚れを
防止するために、その像坦持体上に残留したトナーを除
去する必要がある。従来、この像坦持体上に残留したト
ナーを除去するためのクリーニング装置の一種として、
ウレタンゴムなどの弾性体からなる弾性ゴムブレードの
エッジを像坦持体の表面に当接させて像坦持体上に残留
したトナーを掻き落しながら除去するように構成された
クリーニング装置が知られている。また、この種のクリ
ーニング装置では、像坦持体に対して弾性ゴムブレード
を圧接させる方法として、一般に、スプリングや錘ある
いはソレノイド等からなる加圧手段により、像坦持体に
対して弾性ゴムブレードをその退避位置から移動させて
接触加圧させるように構成されている。
クシミリ等では、周知のように、転写画像の地肌汚れを
防止するために、その像坦持体上に残留したトナーを除
去する必要がある。従来、この像坦持体上に残留したト
ナーを除去するためのクリーニング装置の一種として、
ウレタンゴムなどの弾性体からなる弾性ゴムブレードの
エッジを像坦持体の表面に当接させて像坦持体上に残留
したトナーを掻き落しながら除去するように構成された
クリーニング装置が知られている。また、この種のクリ
ーニング装置では、像坦持体に対して弾性ゴムブレード
を圧接させる方法として、一般に、スプリングや錘ある
いはソレノイド等からなる加圧手段により、像坦持体に
対して弾性ゴムブレードをその退避位置から移動させて
接触加圧させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
なクリーニング装置では、像坦持体に対する弾性ゴムブ
レードの接触圧力が、そのトナー除去性能や弾性ゴムブ
レードの寿命(劣化)に大きく影響を与える。たとえ
ば、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力が低
い場合には、像坦持体の回転時において、弾性ゴムブレ
ードの像坦持体への当りの弱い部分から残留トナーがす
り抜けてしまうため、残留トナーの除去が不完全になり
易い。また、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接
圧力が低い場合には、像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドのエッジ先端の摺動状態が不安定になってスティック
スリップが発生し易く、ビビリ振動(低周波振動)が発
生して、異音やピッチ状のクリーニング不良が発生す
る。
なクリーニング装置では、像坦持体に対する弾性ゴムブ
レードの接触圧力が、そのトナー除去性能や弾性ゴムブ
レードの寿命(劣化)に大きく影響を与える。たとえ
ば、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力が低
い場合には、像坦持体の回転時において、弾性ゴムブレ
ードの像坦持体への当りの弱い部分から残留トナーがす
り抜けてしまうため、残留トナーの除去が不完全になり
易い。また、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接
圧力が低い場合には、像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドのエッジ先端の摺動状態が不安定になってスティック
スリップが発生し易く、ビビリ振動(低周波振動)が発
生して、異音やピッチ状のクリーニング不良が発生す
る。
【0004】一方、像坦持体に対する弾性ゴムブレード
の当接圧力が高い場合には、像坦持体の回転時におい
て、弾性ゴムブレードの像坦持体に対する摩擦力が高く
なるため、そのエッジ部の変形が大きくなり、その実質
的なクリーニング角が小さくなって、このエッジ部に残
留トナーが浸入し易くなる。また、像坦持体に対する弾
性ゴムブレードの当接圧力が高い場合には、像坦持体の
回転時における弾性ゴムブレードの像坦持体に対する高
い摩擦力により、弾性ゴムブレードの先端がめくれ上が
って弾性ゴムブレードの巻き込みが発生する場合もあ
る。ここで、弾性ゴムブレードの巻き込みが発生しない
場合でも、そのエッジ部に作用する加圧力や摩擦力が大
きいため、そのエッジが早く破損し易い。
の当接圧力が高い場合には、像坦持体の回転時におい
て、弾性ゴムブレードの像坦持体に対する摩擦力が高く
なるため、そのエッジ部の変形が大きくなり、その実質
的なクリーニング角が小さくなって、このエッジ部に残
留トナーが浸入し易くなる。また、像坦持体に対する弾
性ゴムブレードの当接圧力が高い場合には、像坦持体の
回転時における弾性ゴムブレードの像坦持体に対する高
い摩擦力により、弾性ゴムブレードの先端がめくれ上が
って弾性ゴムブレードの巻き込みが発生する場合もあ
る。ここで、弾性ゴムブレードの巻き込みが発生しない
場合でも、そのエッジ部に作用する加圧力や摩擦力が大
きいため、そのエッジが早く破損し易い。
【0005】このため、この種のクリーニング装置にお
ける像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力は、
上述のような不具合を生じない程度で低く設定すること
が望ましい。
ける像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力は、
上述のような不具合を生じない程度で低く設定すること
が望ましい。
【0006】しかしながら、この種のクリーニング装置
では、弾性ゴムブレードの像坦持体に対する摩擦力の影
響により、非走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドの初期加圧力に対して、走行時の像坦持体に対する弾
性ゴムブレードの当接圧力が変化(増加または減少)す
るため、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力
を常時適正に維持させることが困難となる。ここで、非
走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレードの初期加圧
力に対する、走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドの当接圧力の増減の如何は、弾性ゴムブレードの支持
機構によって決定される。すなわち、この初期加圧力に
対する走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当
接圧力は、図6に示すように、弾性ゴムブレード1のエ
ッジ1aが像坦持体(以下、感光体2という)の移動方
向に対して対向するように支持されたリーディング(カ
ウンター)機構では強くなって増加し、図7に示すよう
に、弾性ゴムブレード1のエッジ1aが感光体2の移動
方向に対して沿うように支持されたトレーリング機構で
は弱くなって減少する。
では、弾性ゴムブレードの像坦持体に対する摩擦力の影
響により、非走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドの初期加圧力に対して、走行時の像坦持体に対する弾
性ゴムブレードの当接圧力が変化(増加または減少)す
るため、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当接圧力
を常時適正に維持させることが困難となる。ここで、非
走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレードの初期加圧
力に対する、走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレー
ドの当接圧力の増減の如何は、弾性ゴムブレードの支持
機構によって決定される。すなわち、この初期加圧力に
対する走行時の像坦持体に対する弾性ゴムブレードの当
接圧力は、図6に示すように、弾性ゴムブレード1のエ
ッジ1aが像坦持体(以下、感光体2という)の移動方
向に対して対向するように支持されたリーディング(カ
ウンター)機構では強くなって増加し、図7に示すよう
に、弾性ゴムブレード1のエッジ1aが感光体2の移動
方向に対して沿うように支持されたトレーリング機構で
は弱くなって減少する。
【0007】従って、リーディング(カウンター)機構
からなる従来のクリーニング装置では、弾性ゴムブレー
ド1の感光体2への当接開始段階における当接圧力が、
感光体2の走行時(回転時)の当接圧力よりも小さくな
るため、弾性ゴムブレード1のブレード支持体3や、弾
性ゴムブレード1の両サイドに配置されたトナー飛散防
止用シール4など(図5参照)の加圧動作に対して抵抗
する力が、この当接開始段階における弾性ゴムブレード
1の当接圧力に比較して大きくなる。このため、この種
の従来のクリーニング装置では、弾性ゴムブレード1の
感光体2への当接開始段階において、感光体2に対して
弾性ゴムブレード1のエッジ1aを均一にムラなく当接
させることが困難であった。
からなる従来のクリーニング装置では、弾性ゴムブレー
ド1の感光体2への当接開始段階における当接圧力が、
感光体2の走行時(回転時)の当接圧力よりも小さくな
るため、弾性ゴムブレード1のブレード支持体3や、弾
性ゴムブレード1の両サイドに配置されたトナー飛散防
止用シール4など(図5参照)の加圧動作に対して抵抗
する力が、この当接開始段階における弾性ゴムブレード
1の当接圧力に比較して大きくなる。このため、この種
の従来のクリーニング装置では、弾性ゴムブレード1の
感光体2への当接開始段階において、感光体2に対して
弾性ゴムブレード1のエッジ1aを均一にムラなく当接
させることが困難であった。
【0008】特に、図5に示すように、感光体2と弾性
ゴムブレード1との接線を含む面内において弾性ゴムブ
レード1が揺動するように、弾性ゴムブレード1のブレ
ード支持体3の上記接線方向の略中央部をブレード支軸
5により揺動自在に支持して、弾性ゴムブレード1と感
光体2との取り付け平行度の狂いを補正し、これら両者
の幅方向の当りを均一化するように構成されたブレード
支持手段を有するクリーニング装置では、弾性ゴムブレ
ード1の両サイドに配置された各トナー飛散防止用シー
ル4の加圧動作に対して抵抗するそれぞれの力に差があ
る場合、弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段
階において、弾性ゴムブレード1のエッジ1aの片方の
端部のみが感光体2に対して当接する”ブレードの片当
り”が発生し易い。
ゴムブレード1との接線を含む面内において弾性ゴムブ
レード1が揺動するように、弾性ゴムブレード1のブレ
ード支持体3の上記接線方向の略中央部をブレード支軸
5により揺動自在に支持して、弾性ゴムブレード1と感
光体2との取り付け平行度の狂いを補正し、これら両者
の幅方向の当りを均一化するように構成されたブレード
支持手段を有するクリーニング装置では、弾性ゴムブレ
ード1の両サイドに配置された各トナー飛散防止用シー
ル4の加圧動作に対して抵抗するそれぞれの力に差があ
る場合、弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段
階において、弾性ゴムブレード1のエッジ1aの片方の
端部のみが感光体2に対して当接する”ブレードの片当
り”が発生し易い。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は、上記弾性ゴムブレードの
上記感光体への当接開始段階では、上記弾性ゴムブレー
ドに対して上記所定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢
することができ、且つ、上記弾性ゴムブレードの上記感
光体への当接完了段階では、上記弾性ゴムブレードに対
してクリーニングに最適な所定の押圧力を付勢すること
のできるクリーニング装置を提供することにある。
であって、その第1の目的は、上記弾性ゴムブレードの
上記感光体への当接開始段階では、上記弾性ゴムブレー
ドに対して上記所定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢
することができ、且つ、上記弾性ゴムブレードの上記感
光体への当接完了段階では、上記弾性ゴムブレードに対
してクリーニングに最適な所定の押圧力を付勢すること
のできるクリーニング装置を提供することにある。
【0010】ところで、弾性ゴムブレードを使用して像
坦持体上に残留したトナーを除去する構成のクリーニン
グ装置では、像坦持体から掻き落されたトナーや紙粉等
が弾性ゴムブレードのエッジ部に溜り易いため、この弾
性ゴムブレードのエッジ部へのトナーや紙粉によるクリ
ーニング性能の低下や、弾性ゴムブレードのエッジ部の
摩耗劣化等がしばしば問題となっている。すなわち、ト
ナーや紙粉等が弾性ゴムブレードのエッジ部に溜った場
合には、弾性ゴムブレードのエッジが像坦持体から浮き
上がってしまうため、像坦持体上の残留トナーが除去さ
れずに通過してしまったり、弾性ゴムブレードのエッジ
の摺動状態が不安定になってスティクスリップが発生
し、クリーニング不良やエッジの破損が発生するととも
に、この弾性ゴムブレードのエッジ部に溜ったトナーや
紙粉等と像坦持体との摺擦によって、像坦持体の表面が
損傷される。
坦持体上に残留したトナーを除去する構成のクリーニン
グ装置では、像坦持体から掻き落されたトナーや紙粉等
が弾性ゴムブレードのエッジ部に溜り易いため、この弾
性ゴムブレードのエッジ部へのトナーや紙粉によるクリ
ーニング性能の低下や、弾性ゴムブレードのエッジ部の
摩耗劣化等がしばしば問題となっている。すなわち、ト
ナーや紙粉等が弾性ゴムブレードのエッジ部に溜った場
合には、弾性ゴムブレードのエッジが像坦持体から浮き
上がってしまうため、像坦持体上の残留トナーが除去さ
れずに通過してしまったり、弾性ゴムブレードのエッジ
の摺動状態が不安定になってスティクスリップが発生
し、クリーニング不良やエッジの破損が発生するととも
に、この弾性ゴムブレードのエッジ部に溜ったトナーや
紙粉等と像坦持体との摺擦によって、像坦持体の表面が
損傷される。
【0011】このような不具合を解消するために、従
来、像坦持体を逆転させることによって、弾性ゴムブレ
ードのエッジ部に溜った紙粉等を剥離するように構成し
たクリーニング装置(特開昭60−10288号公報)
が提案されている。
来、像坦持体を逆転させることによって、弾性ゴムブレ
ードのエッジ部に溜った紙粉等を剥離するように構成し
たクリーニング装置(特開昭60−10288号公報)
が提案されている。
【0012】しかしながら、このように像坦持体を正逆
転させるクリーニング装置では、図6に示したように、
例えば、弾性ゴムブレード1のエッジ1aが感光体2の
移動方向に対して対向するように支持されたリーディン
グ(カウンター)機構の場合、感光体2の正転時には、
図8に示すように、ブレード加圧レバー6に係止された
ブレード加圧用スプリング7のバネ荷重Wによるブレー
ド押圧力と、弾性ゴムブレード1と感光体2との間の摩
擦力fによりブレード支持部材8の支軸9に働く回転モ
ーメントMoによるブレード押圧力とを合わせた押圧力
wが感光体2に作用し、感光体2の逆転時には、図9に
示すように、ブレード加圧用スプリング7のバネ荷重W
によるブレード押圧力から、弾性ゴムブレード1と感光
体2との間の摩擦力fによりブレード支持部材8の支軸
9に働く回転モーメントMo’によるブレード離隔力を
差し引いた押圧力w’が作用する。ここで、感光体2の
逆転時にブレード支持部材8の支軸9に働く回転モーメ
ントMo’は、感光体2から弾性ゴムブレード1を離隔
させる方向に作用するので、ブレード加圧用スプリング
7のバネ荷重Wによるブレード押圧力を弱める働きをす
る。
転させるクリーニング装置では、図6に示したように、
例えば、弾性ゴムブレード1のエッジ1aが感光体2の
移動方向に対して対向するように支持されたリーディン
グ(カウンター)機構の場合、感光体2の正転時には、
図8に示すように、ブレード加圧レバー6に係止された
ブレード加圧用スプリング7のバネ荷重Wによるブレー
ド押圧力と、弾性ゴムブレード1と感光体2との間の摩
擦力fによりブレード支持部材8の支軸9に働く回転モ
ーメントMoによるブレード押圧力とを合わせた押圧力
wが感光体2に作用し、感光体2の逆転時には、図9に
示すように、ブレード加圧用スプリング7のバネ荷重W
によるブレード押圧力から、弾性ゴムブレード1と感光
体2との間の摩擦力fによりブレード支持部材8の支軸
9に働く回転モーメントMo’によるブレード離隔力を
差し引いた押圧力w’が作用する。ここで、感光体2の
逆転時にブレード支持部材8の支軸9に働く回転モーメ
ントMo’は、感光体2から弾性ゴムブレード1を離隔
させる方向に作用するので、ブレード加圧用スプリング
7のバネ荷重Wによるブレード押圧力を弱める働きをす
る。
【0013】また、感光体2の正転時と逆転時における
弾性ゴムブレード1と感光体2との間の摩擦係数μが同
じであるとすると、弾性ゴムブレード1のエッジ1aに
浸入しようとする紙粉等にかかる摩擦力は、この紙粉等
に対する弾性ゴムブレード1からの押圧力に比例するこ
とになる。
弾性ゴムブレード1と感光体2との間の摩擦係数μが同
じであるとすると、弾性ゴムブレード1のエッジ1aに
浸入しようとする紙粉等にかかる摩擦力は、この紙粉等
に対する弾性ゴムブレード1からの押圧力に比例するこ
とになる。
【0014】弾性ゴムブレード1と感光体2との間の摩
擦力fは、弾性ゴムブレード1に作用する反力をRとし
たとき、f=μRとなる。
擦力fは、弾性ゴムブレード1に作用する反力をRとし
たとき、f=μRとなる。
【0015】従って、この種のクリーニング装置では、
感光体2の逆転時における弾性ゴムブレード1の感光体
2への押圧力w’が、感光体2の正転時における弾性ゴ
ムブレード1の感光体2への押圧力wよりも低くなるた
め、感光体2の正転時に弾性ゴムブレード1のエッジ1
aに浸入した紙粉等を除去すべく感光体2を逆転させて
も、この感光体2の逆転時における弾性ゴムブレード1
の感光体2への押圧力w’が弱く、この紙粉等を十分に
除去することができない。
感光体2の逆転時における弾性ゴムブレード1の感光体
2への押圧力w’が、感光体2の正転時における弾性ゴ
ムブレード1の感光体2への押圧力wよりも低くなるた
め、感光体2の正転時に弾性ゴムブレード1のエッジ1
aに浸入した紙粉等を除去すべく感光体2を逆転させて
も、この感光体2の逆転時における弾性ゴムブレード1
の感光体2への押圧力w’が弱く、この紙粉等を十分に
除去することができない。
【0016】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その第2の目的は、上記弾性ゴムブレードの
エッジ部に溜ったトナーを除去する機能を向上させ、強
いては、クリーニング性能や感光体の劣化を防止して、
経時的に安定した画像を得ることのできるクリーニング
装置を提供することにある。
であって、その第2の目的は、上記弾性ゴムブレードの
エッジ部に溜ったトナーを除去する機能を向上させ、強
いては、クリーニング性能や感光体の劣化を防止して、
経時的に安定した画像を得ることのできるクリーニング
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決(前記第1の目的を達成)するために、像坦持体
の幅方向に沿って弾性ゴムブレードのエッジ部を所定の
押圧力で圧接させることにより、上記像坦持体上に残留
したトナーを除去するクリーニング装置において、上記
像坦持体と上記弾性ゴムブレードとの接線を含む面内で
上記弾性ゴムブレードが揺動するように上記弾性ゴムブ
レードの上記接線方向の略中央部を揺動自在に支持し且
つ上記像坦持体に対して上記弾性ゴムブレードのエッジ
部が接離するように上記弾性ゴムブレードを接離自在に
支持するブレード支持手段と、上記弾性ゴムブレードの
上記像坦持体への当接開始段階では上記弾性ゴムブレー
ドに対して上記所定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢
し且つ上記弾性ゴムブレードの上記像坦持体への当接完
了段階では上記弾性ゴムブレードに対して所定の押圧力
を付勢するブレード押圧力付勢手段とを具備する構成と
する。
を解決(前記第1の目的を達成)するために、像坦持体
の幅方向に沿って弾性ゴムブレードのエッジ部を所定の
押圧力で圧接させることにより、上記像坦持体上に残留
したトナーを除去するクリーニング装置において、上記
像坦持体と上記弾性ゴムブレードとの接線を含む面内で
上記弾性ゴムブレードが揺動するように上記弾性ゴムブ
レードの上記接線方向の略中央部を揺動自在に支持し且
つ上記像坦持体に対して上記弾性ゴムブレードのエッジ
部が接離するように上記弾性ゴムブレードを接離自在に
支持するブレード支持手段と、上記弾性ゴムブレードの
上記像坦持体への当接開始段階では上記弾性ゴムブレー
ドに対して上記所定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢
し且つ上記弾性ゴムブレードの上記像坦持体への当接完
了段階では上記弾性ゴムブレードに対して所定の押圧力
を付勢するブレード押圧力付勢手段とを具備する構成と
する。
【0018】また、この発明は、上述の他の課題を解決
(前記第2の目的を達成)するために、像坦持体の幅方
向に沿って像坦持体の正転方向に対向するように弾性ゴ
ムブレードのエッジ部を所定の押圧力で圧接させること
により、上記像坦持体上に残留したトナーを除去するク
リーニング装置であって、上記像坦持体と上記弾性ゴム
ブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴムブレードを
揺動するように、上記弾性ゴムブレードの上記接線方向
の略中央部が揺動自在に支持され、且つ上記像坦持体に
対して上記弾性ゴムブレードのエッジ部を接離するよう
に、ブレード支持手段により上記弾性ゴムブレードが接
離自在に支持されてなるとともに、上記像坦持体がその
非作像工程時に逆転される構成のクリーニング装置にお
いて、上記像坦持体の正転時に上記弾性ゴムブレードに
対して付勢される所定の押圧力よりも大きな押圧力を、
上記像坦持体の逆転時に付勢するブレード押圧力付勢手
段を具備する構成とする。
(前記第2の目的を達成)するために、像坦持体の幅方
向に沿って像坦持体の正転方向に対向するように弾性ゴ
ムブレードのエッジ部を所定の押圧力で圧接させること
により、上記像坦持体上に残留したトナーを除去するク
リーニング装置であって、上記像坦持体と上記弾性ゴム
ブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴムブレードを
揺動するように、上記弾性ゴムブレードの上記接線方向
の略中央部が揺動自在に支持され、且つ上記像坦持体に
対して上記弾性ゴムブレードのエッジ部を接離するよう
に、ブレード支持手段により上記弾性ゴムブレードが接
離自在に支持されてなるとともに、上記像坦持体がその
非作像工程時に逆転される構成のクリーニング装置にお
いて、上記像坦持体の正転時に上記弾性ゴムブレードに
対して付勢される所定の押圧力よりも大きな押圧力を、
上記像坦持体の逆転時に付勢するブレード押圧力付勢手
段を具備する構成とする。
【0019】
【作用】この発明によれば、上記像坦持体と上記弾性ゴ
ムブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴムブレード
が揺動するように上記弾性ゴムブレードの上記接線方向
の略中央部を揺動自在に、且つ、上記像坦持体に対して
上記弾性ゴムブレードのエッジ部が接離するように、ブ
レード支持手段によって支持された弾性ゴムブレード
が、上記ブレード押圧力付勢手段の作用により、その上
記像坦持体への当接開始段階では上記所定の押圧力より
も大きな押圧力で像坦持体に当接され、その上記像坦持
体への当接完了段階では所定の押圧力で像坦持体に当接
される。
ムブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴムブレード
が揺動するように上記弾性ゴムブレードの上記接線方向
の略中央部を揺動自在に、且つ、上記像坦持体に対して
上記弾性ゴムブレードのエッジ部が接離するように、ブ
レード支持手段によって支持された弾性ゴムブレード
が、上記ブレード押圧力付勢手段の作用により、その上
記像坦持体への当接開始段階では上記所定の押圧力より
も大きな押圧力で像坦持体に当接され、その上記像坦持
体への当接完了段階では所定の押圧力で像坦持体に当接
される。
【0020】また、この発明によれば、上記像坦持体と
上記弾性ゴムブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴ
ムブレードが揺動するように上記弾性ゴムブレードの上
記接線方向の略中央部を揺動自在に、且つ、上記像坦持
体に対して上記弾性ゴムブレードのエッジ部が接離する
ように、ブレード支持手段によって支持された弾性ゴム
ブレードが、上記ブレード押圧力付勢手段の作用によ
り、上記像坦持体の正転時には上記所定の押圧力で像坦
持体に当接され、上記像坦持体の逆転時には所定の押圧
力よりも大きな押圧力で像坦持体に当接される。
上記弾性ゴムブレードとの接線を含む面内で上記弾性ゴ
ムブレードが揺動するように上記弾性ゴムブレードの上
記接線方向の略中央部を揺動自在に、且つ、上記像坦持
体に対して上記弾性ゴムブレードのエッジ部が接離する
ように、ブレード支持手段によって支持された弾性ゴム
ブレードが、上記ブレード押圧力付勢手段の作用によ
り、上記像坦持体の正転時には上記所定の押圧力で像坦
持体に当接され、上記像坦持体の逆転時には所定の押圧
力よりも大きな押圧力で像坦持体に当接される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図によって詳細に
説明する。但し、この明細書の記述から明らかに想起し
得る範囲の構成・作用、及びこの発明の前記並びにその
他の目的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避け
る上から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化
する。
説明する。但し、この明細書の記述から明らかに想起し
得る範囲の構成・作用、及びこの発明の前記並びにその
他の目的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避け
る上から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化
する。
【0022】この発明によるクリーニング装置は、ブレ
ード支持手段と、ブレード押圧力付勢手段とで構成され
ている。ここで、図1に示す実施例のブレード支持手段
は、ブレード支持体3,ブレード支軸5,ブレード支持
部材8,および、支軸9などで構成されている。このブ
レード支持手段は、図1に示すように、感光体2と弾性
ゴムブレード1との接線を含む面内で、弾性ゴムブレー
ド2が揺動するように、弾性ゴムブレード1の上記接線
方向の略中央部を揺動自在に支持し、且つ、感光体2に
対して弾性ゴムブレード1のエッジ1a部が接離するよ
うに、弾性ゴムブレード1を接離自在に支持するように
構成されている。
ード支持手段と、ブレード押圧力付勢手段とで構成され
ている。ここで、図1に示す実施例のブレード支持手段
は、ブレード支持体3,ブレード支軸5,ブレード支持
部材8,および、支軸9などで構成されている。このブ
レード支持手段は、図1に示すように、感光体2と弾性
ゴムブレード1との接線を含む面内で、弾性ゴムブレー
ド2が揺動するように、弾性ゴムブレード1の上記接線
方向の略中央部を揺動自在に支持し、且つ、感光体2に
対して弾性ゴムブレード1のエッジ1a部が接離するよ
うに、弾性ゴムブレード1を接離自在に支持するように
構成されている。
【0023】すなわち、図1において、弾性ゴムブレー
ド1は、そのエッジ1aを延出させるように保持するブ
レード支持ホルダー3aを介して、ブレード支持体3に
固定されている。このブレード支持体3は、その中央部
がブレード支軸5によって枢支されている。ブレード支
軸5は、ブレード支持部材8に植設されている。これに
より、弾性ゴムブレード1は、図1において、感光体2
と弾性ゴムブレード1との接線を含む面内で、その上記
接線方向の略中央部(ブレード支軸5)を中心として揺
動自在に支持される。
ド1は、そのエッジ1aを延出させるように保持するブ
レード支持ホルダー3aを介して、ブレード支持体3に
固定されている。このブレード支持体3は、その中央部
がブレード支軸5によって枢支されている。ブレード支
軸5は、ブレード支持部材8に植設されている。これに
より、弾性ゴムブレード1は、図1において、感光体2
と弾性ゴムブレード1との接線を含む面内で、その上記
接線方向の略中央部(ブレード支軸5)を中心として揺
動自在に支持される。
【0024】また、ブレード支持部材8は、感光体2の
支軸(図示せず)と平行に配置された支軸9によって、
揺動自在に支持さている。この支軸9は、ブレード支持
部材8と実質的に一体化されている。これにより、弾性
ゴムブレード1は、そのエッジ1a部が、感光体2に対
して接離自在に支持される。
支軸(図示せず)と平行に配置された支軸9によって、
揺動自在に支持さている。この支軸9は、ブレード支持
部材8と実質的に一体化されている。これにより、弾性
ゴムブレード1は、そのエッジ1a部が、感光体2に対
して接離自在に支持される。
【0025】一方、この図1に示す実施例のブレード押
圧力付勢手段は、ブレード加圧レバー6,ブレード加圧
用スプリング7,および、ブレード加圧用カム10など
で構成されている。このブレード押圧力付勢手段は、弾
性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階では、図
2に示すように、弾性ゴムブレード1に対して最適な所
定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢し、且つ、弾性ゴ
ムブレード1の感光体2への当接完了段階では、図1に
示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押圧力
を付勢するように構成されている。また、この実施例の
ブレード押圧力付勢手段は、図3に示すように、感光体
2から弾性ゴムブレード1のエッジ1aを離隔させた位
置をも取りうるように構成されている。すなわち、図1
乃至図3において、ブレード加圧レバー6は、支軸9を
介してブレード支持部材8と実質的に一体化されて配設
されている。また、ブレード加圧レバー6の延出端部に
は、ブレード加圧用スプリング7の一端が係止されてい
る。このブレード加圧用スプリング7の他端は、ブレー
ド加圧用カム10に植設されたピン10aに係止されて
いる。ここで、ブレード加圧用カム10は、図3に示す
位置をそのホームポジションとして、図示しない駆動手
段により、図3に示す位置(解除状態)から図2に示す
位置(強加圧状態)を経た後、図1に示す位置(適正押
圧状態)で一旦停止し、クリーニング完了(感光体2の
回転等で検知)後に、再び図3に示す位置(解除状態)
に戻って停止するように回転駆動される。これにより、
弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階では、
図2に示すように、弾性ゴムブレード1に対して最適な
所定の押圧力よりも大きな押圧力が付勢され、且つ、弾
性ゴムブレード1の感光体2への当接完了段階では、図
1に示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押
圧力が付勢される。
圧力付勢手段は、ブレード加圧レバー6,ブレード加圧
用スプリング7,および、ブレード加圧用カム10など
で構成されている。このブレード押圧力付勢手段は、弾
性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階では、図
2に示すように、弾性ゴムブレード1に対して最適な所
定の押圧力よりも大きな押圧力を付勢し、且つ、弾性ゴ
ムブレード1の感光体2への当接完了段階では、図1に
示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押圧力
を付勢するように構成されている。また、この実施例の
ブレード押圧力付勢手段は、図3に示すように、感光体
2から弾性ゴムブレード1のエッジ1aを離隔させた位
置をも取りうるように構成されている。すなわち、図1
乃至図3において、ブレード加圧レバー6は、支軸9を
介してブレード支持部材8と実質的に一体化されて配設
されている。また、ブレード加圧レバー6の延出端部に
は、ブレード加圧用スプリング7の一端が係止されてい
る。このブレード加圧用スプリング7の他端は、ブレー
ド加圧用カム10に植設されたピン10aに係止されて
いる。ここで、ブレード加圧用カム10は、図3に示す
位置をそのホームポジションとして、図示しない駆動手
段により、図3に示す位置(解除状態)から図2に示す
位置(強加圧状態)を経た後、図1に示す位置(適正押
圧状態)で一旦停止し、クリーニング完了(感光体2の
回転等で検知)後に、再び図3に示す位置(解除状態)
に戻って停止するように回転駆動される。これにより、
弾性ゴムブレード1の感光体2への当接開始段階では、
図2に示すように、弾性ゴムブレード1に対して最適な
所定の押圧力よりも大きな押圧力が付勢され、且つ、弾
性ゴムブレード1の感光体2への当接完了段階では、図
1に示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押
圧力が付勢される。
【0026】図4は、この発明の他の実施例であって、
この実施例におけるブレード押圧力付勢手段は、ブレー
ド加圧用スプリング7の他端が、不動部材11に係止さ
れており、且つ、ブレード加圧レバー6の延出端部に対
してブレード加圧用偏心カム12が接離回転するように
構成されている。従って、この実施例によれば、ブレー
ド加圧用偏心カム12が、図4の破線で示す位置(適正
押圧状態)をそのホームポジションとして、図示しない
駆動手段により、図4の実線で示す位置(強加圧状態)
を経た後、再び図4の破線で示す位置に戻って停止する
ように回転駆動されることによって、弾性ゴムブレード
1の感光体2への当接開始段階では、図4に実線で示す
ように、弾性ゴムブレード1に対して最適な所定の押圧
力よりも大きな押圧力が付勢され、且つ、弾性ゴムブレ
ード1の感光体2への当接完了段階では、図4に破線で
示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押圧力
が付勢される。
この実施例におけるブレード押圧力付勢手段は、ブレー
ド加圧用スプリング7の他端が、不動部材11に係止さ
れており、且つ、ブレード加圧レバー6の延出端部に対
してブレード加圧用偏心カム12が接離回転するように
構成されている。従って、この実施例によれば、ブレー
ド加圧用偏心カム12が、図4の破線で示す位置(適正
押圧状態)をそのホームポジションとして、図示しない
駆動手段により、図4の実線で示す位置(強加圧状態)
を経た後、再び図4の破線で示す位置に戻って停止する
ように回転駆動されることによって、弾性ゴムブレード
1の感光体2への当接開始段階では、図4に実線で示す
ように、弾性ゴムブレード1に対して最適な所定の押圧
力よりも大きな押圧力が付勢され、且つ、弾性ゴムブレ
ード1の感光体2への当接完了段階では、図4に破線で
示すように、弾性ゴムブレード1に対して所定の押圧力
が付勢される。
【0027】ところで、上述した各実施例は、この発明
の第1の目的を達成するための構成および作用の一例を
示しているが、これらの実施例の構成は、この発明の第
2の目的を達成するための構成として、そのまま使用す
ることができる。すなわち、図1乃至図3に示す構成に
よりこの発明の第2の目的を達成するためには、感光体
2が正回転している場合には、図1に示す位置でブレー
ド加圧用カム10を停止させ、感光体2が逆回転してい
る場合には、図2に示す位置でブレード加圧用カム10
を停止させる。また、図4に示す構成によりこの発明の
第2の目的を達成するためには、感光体2が正回転して
いる場合には、図4の破線で示す位置でブレード加圧用
偏心カム12を停止させ、感光体2が逆回転している場
合には、図4の実線で示す位置でブレード加圧用偏心カ
ム12を停止させる。これにより、前記のブレード支持
手段によって支持された弾性ゴムブレード1が、上記ブ
レード押圧力付勢手段の作用により、感光体2の正転時
には、適正な所定の押圧力で感光体2に当接され、感光
体2の逆転時には所定の押圧力よりも大きな押圧力で感
光体2に当接される。ここで、必要以上の押圧による弾
性ゴムブレード1の撓みすぎにより、感光体2の逆転時
における弾性ゴムブレード1のエッジ1aからの紙粉等
の除去作用が低下しないようにするために、感光体2の
逆転時における弾性ゴムブレード1の押圧力は、感光体
2の正転時における弾性ゴムブレード1の押圧力と略同
等に設定しておくことが望ましい。
の第1の目的を達成するための構成および作用の一例を
示しているが、これらの実施例の構成は、この発明の第
2の目的を達成するための構成として、そのまま使用す
ることができる。すなわち、図1乃至図3に示す構成に
よりこの発明の第2の目的を達成するためには、感光体
2が正回転している場合には、図1に示す位置でブレー
ド加圧用カム10を停止させ、感光体2が逆回転してい
る場合には、図2に示す位置でブレード加圧用カム10
を停止させる。また、図4に示す構成によりこの発明の
第2の目的を達成するためには、感光体2が正回転して
いる場合には、図4の破線で示す位置でブレード加圧用
偏心カム12を停止させ、感光体2が逆回転している場
合には、図4の実線で示す位置でブレード加圧用偏心カ
ム12を停止させる。これにより、前記のブレード支持
手段によって支持された弾性ゴムブレード1が、上記ブ
レード押圧力付勢手段の作用により、感光体2の正転時
には、適正な所定の押圧力で感光体2に当接され、感光
体2の逆転時には所定の押圧力よりも大きな押圧力で感
光体2に当接される。ここで、必要以上の押圧による弾
性ゴムブレード1の撓みすぎにより、感光体2の逆転時
における弾性ゴムブレード1のエッジ1aからの紙粉等
の除去作用が低下しないようにするために、感光体2の
逆転時における弾性ゴムブレード1の押圧力は、感光体
2の正転時における弾性ゴムブレード1の押圧力と略同
等に設定しておくことが望ましい。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、像坦持体への当接開
始段階における弾性ゴムブレードの片当りを防止して、
像坦持体に弾性ゴムブレードのエッジ部を均一に密着さ
せることができ、且つ、この密着状態を維持した状態
で、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの押圧力を適正
な圧力に弱めることができるので、像坦持体への弾性ゴ
ムブレードの不均一当りによるクリーニング不良やブレ
ードの振動等を防止できるとともに、像坦持体や弾性ゴ
ムブレードの損傷を少なくでき、装置の寿命向上や回転
トルクの低減を図ることができる。また、この発明によ
れば、像坦持体の逆転時における弾性ゴムブレードの押
圧力を大きくして、この弾性ゴムブレードのエッジ部に
溜ったトナーを除去する機能を向上させることができ、
そのクリーニング性能や感光体の劣化を防止して、経時
的に安定した画像を提供することができる。
始段階における弾性ゴムブレードの片当りを防止して、
像坦持体に弾性ゴムブレードのエッジ部を均一に密着さ
せることができ、且つ、この密着状態を維持した状態
で、像坦持体に対する弾性ゴムブレードの押圧力を適正
な圧力に弱めることができるので、像坦持体への弾性ゴ
ムブレードの不均一当りによるクリーニング不良やブレ
ードの振動等を防止できるとともに、像坦持体や弾性ゴ
ムブレードの損傷を少なくでき、装置の寿命向上や回転
トルクの低減を図ることができる。また、この発明によ
れば、像坦持体の逆転時における弾性ゴムブレードの押
圧力を大きくして、この弾性ゴムブレードのエッジ部に
溜ったトナーを除去する機能を向上させることができ、
そのクリーニング性能や感光体の劣化を防止して、経時
的に安定した画像を提供することができる。
【図1】この発明の実施例のクリーニング装置の概略断
面図である。
面図である。
【図2】上記実施例の弾性ゴムブレードの当接開始段
階、もしくは、感光体の逆転時におけるクリーニング装
置の概略断面図である。
階、もしくは、感光体の逆転時におけるクリーニング装
置の概略断面図である。
【図3】上記実施例の弾性ゴムブレードの解除状態にお
けるクリーニング装置の概略断面図である。
けるクリーニング装置の概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例のクリーニング装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の実施例のブレード支持部の概略背面図
である。
である。
【図6】従来のリーディング機構によるクリーニング装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図7】従来のトレーリング機構によるクリーニング装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図8】像坦持体の正転時における従来のクリーニング
装置の概略断面図である。
装置の概略断面図である。
【図1】像坦持体の逆転時における従来のクリーニング
装置の概略断面図である。
装置の概略断面図である。
1 弾性ゴムブレード 2 感光体(像坦持体) 3 ブレード支持体 5 ブレード支軸 6 ブレード加圧レバー 7 ブレード加圧用スプリング 8 ブレード支持部材 9 支軸 10 ブレード加圧用カム 12 ブレード加圧用偏心カム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のクリーニング装置の概略断
面図である。
面図である。
【図2】上記実施例の弾性ゴムブレードの当接開始段
階、もしくは、感光体の逆転時におけるクリーニング装
置の概略断面図である。
階、もしくは、感光体の逆転時におけるクリーニング装
置の概略断面図である。
【図3】上記実施例の弾性ゴムブレードの解除状態にお
けるクリーニング装置の概略断面図である。
けるクリーニング装置の概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例のクリーニング装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の実施例のブレード支持部の概略背面図
である。
である。
【図6】従来のリーディング機構によるクリーニング装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図7】従来のトレーリング機構によるクリーニング装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図8】像担持体の正転時における従来のクリーニング
装置の概略断面図である。
装置の概略断面図である。
【図9】像担持体の逆転時における従来のクリーニング
装置の概略断面図である。
装置の概略断面図である。
【符号の説明】 1 弾性ゴムブレード 2 感光体(像担持体) 3 ブレード支持体 5 ブレード支軸 6 ブレード加圧レバー 7 ブレード加圧用スプリング 8 ブレード支持部材 9 支軸 10 ブレード加圧用カム 12 ブレード加圧用偏心カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内
Claims (2)
- 【請求項1】像坦持体の幅方向に沿って弾性ゴムブレー
ドのエッジ部を所定の押圧力で圧接させることにより、
上記像坦持体上に残留したトナーを除去するクリーニン
グ装置において、上記像坦持体と上記弾性ゴムブレード
との接線を含む面内で上記弾性ゴムブレードが揺動する
ように上記弾性ゴムブレードの上記接線方向の略中央部
を揺動自在に支持し且つ上記像坦持体に対して上記弾性
ゴムブレードのエッジ部が接離するように上記弾性ゴム
ブレードを接離自在に支持するブレード支持手段と、上
記弾性ゴムブレードの上記像坦持体への当接開始段階で
は上記弾性ゴムブレードに対して上記所定の押圧力より
も大きな押圧力を付勢し且つ上記弾性ゴムブレードの上
記像坦持体への当接完了段階では上記弾性ゴムブレード
に対して所定の押圧力を付勢するブレード押圧力付勢手
段とを具備することを特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項2】像坦持体の幅方向に沿って像坦持体の正転
方向に対向するように弾性ゴムブレードのエッジ部を所
定の押圧力で圧接させることにより、上記像坦持体上に
残留したトナーを除去するクリーニング装置であって、
上記像坦持体と上記弾性ゴムブレードとの接線を含む面
内で上記弾性ゴムブレードを揺動するように、上記弾性
ゴムブレードの上記接線方向の略中央部が揺動自在に支
持され、且つ上記像坦持体に対して上記弾性ゴムブレー
ドのエッジ部を接離するように、ブレード支持手段によ
り上記弾性ゴムブレードが接離自在に支持されてなると
ともに、上記像坦持体がその非作像工程時に逆転される
構成のクリーニング装置において、上記像坦持体の正転
時に上記弾性ゴムブレードに対して付勢される所定の押
圧力よりも大きな押圧力を、上記像坦持体の逆転時に付
勢するブレード押圧力付勢手段を具備することを特徴と
するクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25253291A JPH0588597A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25253291A JPH0588597A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | クリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588597A true JPH0588597A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17238682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25253291A Pending JPH0588597A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6282400B1 (en) | 1998-06-01 | 2001-08-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus and image forming method using a controlled dynamic frictional force between a cleaning blade and a photosensitive member |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25253291A patent/JPH0588597A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6282400B1 (en) | 1998-06-01 | 2001-08-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus and image forming method using a controlled dynamic frictional force between a cleaning blade and a photosensitive member |
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