JPH058841A - ボウルフイ−ダにおける部品姿勢選別装置 - Google Patents
ボウルフイ−ダにおける部品姿勢選別装置Info
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- JPH058841A JPH058841A JP18914891A JP18914891A JPH058841A JP H058841 A JPH058841 A JP H058841A JP 18914891 A JP18914891 A JP 18914891A JP 18914891 A JP18914891 A JP 18914891A JP H058841 A JPH058841 A JP H058841A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】有底円筒状の部品の天地を高精度で検出して、
良姿勢部品のみを高能率で供給すると共に、同一の選別
装置によって種々の形状の部品の姿勢選別を可能にする
ことである。 【構成】部品搬送通路3の終端部を通過する部品の直上
に天地検出センサ−Sが配置され、この通路3を形成し
ている外壁5にノズル穴8が水平に形成されている。天
地検出センサ−Sと、ノズル穴8との部品の搬送方向に
沿った位置は、ほぼ同じである。天地検出センサ−Sの
部分に不良姿勢部品P’が達すると、このセンサ−Sが
これを検出して、ノズル穴8から圧縮空気Bが噴出され
る。これにより、不良姿勢部品P’は正規の部品搬送通
路3から転倒落下して、良姿勢部品Pの群から排除され
て、良姿勢部品Pのみが連続して供給される。
良姿勢部品のみを高能率で供給すると共に、同一の選別
装置によって種々の形状の部品の姿勢選別を可能にする
ことである。 【構成】部品搬送通路3の終端部を通過する部品の直上
に天地検出センサ−Sが配置され、この通路3を形成し
ている外壁5にノズル穴8が水平に形成されている。天
地検出センサ−Sと、ノズル穴8との部品の搬送方向に
沿った位置は、ほぼ同じである。天地検出センサ−Sの
部分に不良姿勢部品P’が達すると、このセンサ−Sが
これを検出して、ノズル穴8から圧縮空気Bが噴出され
る。これにより、不良姿勢部品P’は正規の部品搬送通
路3から転倒落下して、良姿勢部品Pの群から排除され
て、良姿勢部品Pのみが連続して供給される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有底円筒状の部品の天
地を検出して、良姿勢部品のみを選別して供給するため
のボウルフィ−ダにおける部品姿勢選別装置に関するも
のである。なお、本明細書において「良姿勢部品」と
は、開口部が上方を向いている天地の正しい部品のこと
をいい、「不良姿勢部品」とは、天地がこれと逆の部品
のことをいう。
地を検出して、良姿勢部品のみを選別して供給するため
のボウルフィ−ダにおける部品姿勢選別装置に関するも
のである。なお、本明細書において「良姿勢部品」と
は、開口部が上方を向いている天地の正しい部品のこと
をいい、「不良姿勢部品」とは、天地がこれと逆の部品
のことをいう。
【0002】
【従来の技術】例えば、有底円筒状をしたコンデンサの
キャップをボウルフィ−ダで円周方向に搬送しながら起
立させ、起立された部品のうち良姿勢部品のみを選別し
て供給するには、図7ないし図10に示されるクシ歯式
のアタッチメントが使用されていた。即ち、ボウルフィ
−ダにおける部品の搬送経路の終端部に上記アタッチメ
ント31を装着し、起立姿勢の部品をこのアタッチメン
ト31の部分を通過させることにより、不良姿勢部品を
正規の搬送経路から転倒落下させ、これにより良姿勢部
品のみを連続して供給していた。クシ歯式の上記アタッ
チメント31は、供給部品Pの内径に対応した多数のク
シ歯31aが所定のピッチ(これも供給部品Pの内径に
対応して設定される)で部品の搬送方向Qに沿って設け
られた構造である。よって、良姿勢部品Pが上記アタッ
チメント31の部分に達すると、この部品Pの下端には
引掛り部がないために、そのまま搬送される(図9参
照)。一方、不良姿勢部品P’がその部分に達すると、
この部品P’の開口部がクシ歯31aに引掛かって倒れ
る(図10参照)。これによって、不良姿勢部品P’が
アタッチメント31の部分で排除されて、良姿勢部品P
のみがそのまま搬送されて供給される。
キャップをボウルフィ−ダで円周方向に搬送しながら起
立させ、起立された部品のうち良姿勢部品のみを選別し
て供給するには、図7ないし図10に示されるクシ歯式
のアタッチメントが使用されていた。即ち、ボウルフィ
−ダにおける部品の搬送経路の終端部に上記アタッチメ
ント31を装着し、起立姿勢の部品をこのアタッチメン
ト31の部分を通過させることにより、不良姿勢部品を
正規の搬送経路から転倒落下させ、これにより良姿勢部
品のみを連続して供給していた。クシ歯式の上記アタッ
チメント31は、供給部品Pの内径に対応した多数のク
シ歯31aが所定のピッチ(これも供給部品Pの内径に
対応して設定される)で部品の搬送方向Qに沿って設け
られた構造である。よって、良姿勢部品Pが上記アタッ
チメント31の部分に達すると、この部品Pの下端には
引掛り部がないために、そのまま搬送される(図9参
照)。一方、不良姿勢部品P’がその部分に達すると、
この部品P’の開口部がクシ歯31aに引掛かって倒れ
る(図10参照)。これによって、不良姿勢部品P’が
アタッチメント31の部分で排除されて、良姿勢部品P
のみがそのまま搬送されて供給される。
【0003】クシ歯式の上記アタッチメントを使用した
部品の選別装置には、以下のような欠点があった。
(1)一般のボウルフィ−ダの部品供給能力は、100
〜150個/分であって、搬送速度を高めて、その能力
を高めようとすると、良姿勢部品が不良姿勢部品と一緒
になって落下する「共落ち」が発生したり、不良姿勢部
品が良姿勢部品と一緒にアタッチメントの部分を通過し
て、不良姿勢部品が混在して部品供給される。従って、
ボウルフィ−ダの部品供給能力は、クシ歯状のアタッチ
メント31が部品選別能力を発揮できる搬送速度に制限
される。(2)このため、ボウルフィ−ダの部品供給能
力を高めるために、部品選別部分を分岐させて選別量を
多くすることが行われているが、これでは、ボウルフィ
−ダが大型化する欠点がある。(3)部品の高さ(L)
と直径(D)の比が比較的小さい(背の低い)部品で
は、その落下に要する時間は短い。しかし、その比が大
きい(背の高い)部品では、落下時間が長くなって、
「共落ち」が誘発され易くなると共に、アタッチメント
通過時における搬送姿勢が不安定となって、良姿勢部品
の転倒落下する割合が高くなる。この結果、背の高い部
品では、部品供給能力が低下する。(4)供給部品の形
状(特に、その内径)が変わる毎に、これに対応した最
適形状のアタッチメントに取替えねばならず、数種のア
タッチメントを製作して準備しておく必要がある。
部品の選別装置には、以下のような欠点があった。
(1)一般のボウルフィ−ダの部品供給能力は、100
〜150個/分であって、搬送速度を高めて、その能力
を高めようとすると、良姿勢部品が不良姿勢部品と一緒
になって落下する「共落ち」が発生したり、不良姿勢部
品が良姿勢部品と一緒にアタッチメントの部分を通過し
て、不良姿勢部品が混在して部品供給される。従って、
ボウルフィ−ダの部品供給能力は、クシ歯状のアタッチ
メント31が部品選別能力を発揮できる搬送速度に制限
される。(2)このため、ボウルフィ−ダの部品供給能
力を高めるために、部品選別部分を分岐させて選別量を
多くすることが行われているが、これでは、ボウルフィ
−ダが大型化する欠点がある。(3)部品の高さ(L)
と直径(D)の比が比較的小さい(背の低い)部品で
は、その落下に要する時間は短い。しかし、その比が大
きい(背の高い)部品では、落下時間が長くなって、
「共落ち」が誘発され易くなると共に、アタッチメント
通過時における搬送姿勢が不安定となって、良姿勢部品
の転倒落下する割合が高くなる。この結果、背の高い部
品では、部品供給能力が低下する。(4)供給部品の形
状(特に、その内径)が変わる毎に、これに対応した最
適形状のアタッチメントに取替えねばならず、数種のア
タッチメントを製作して準備しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有底円筒状
の部品、特に背の高い部品の天地を高精度で検出して、
良姿勢部品のみを高能率で供給すると共に、同一の部品
姿勢選別装置によって、種々の形状の部品の姿勢選別を
可能にすることを課題としている。
の部品、特に背の高い部品の天地を高精度で検出して、
良姿勢部品のみを高能率で供給すると共に、同一の部品
姿勢選別装置によって、種々の形状の部品の姿勢選別を
可能にすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、有底円筒状の部品を振動作
用により円周方向に搬送しつつ起立させて、部品搬送通
路の終端部に設けられた部品姿勢選別装置により、起立
姿勢となった前記部品の天地を検出して不良姿勢部品を
排除させることにより、良姿勢部品のみを供給するため
のボウルフィ−ダにおいて、部品搬送通路の終端部を通
過する部品の直上に配置されて、この部分を通過する起
立姿勢の部品の天地を非接触で検出するための天地検出
センサ−と、部品の搬送方向に沿って該天地検出センサ
−とほぼ同一位置に配置されて、該天地検出センサ−に
より検出された不良姿勢部品を正規の部品搬送通路から
排除させるためのリジェクト装置と、で前記部品姿勢選
別装置を構成したことである。
に本発明の採用した手段は、有底円筒状の部品を振動作
用により円周方向に搬送しつつ起立させて、部品搬送通
路の終端部に設けられた部品姿勢選別装置により、起立
姿勢となった前記部品の天地を検出して不良姿勢部品を
排除させることにより、良姿勢部品のみを供給するため
のボウルフィ−ダにおいて、部品搬送通路の終端部を通
過する部品の直上に配置されて、この部分を通過する起
立姿勢の部品の天地を非接触で検出するための天地検出
センサ−と、部品の搬送方向に沿って該天地検出センサ
−とほぼ同一位置に配置されて、該天地検出センサ−に
より検出された不良姿勢部品を正規の部品搬送通路から
排除させるためのリジェクト装置と、で前記部品姿勢選
別装置を構成したことである。
【0006】
【発明の作用】天地が互いに逆の部品では、天地検出セ
ンサ−の検出部と、部品の底部までの距離が異なる。こ
れにより、天地検出センサ−によって良姿勢部品と不良
姿勢部品とが識別される。部品姿勢選別装置が設けられ
ている部品搬送通路の部分を部品が通過すると、通過部
品の直上に配置された天地検出センサ−によって部品の
天地が検出され、不良姿勢部品の場合には、直ちにリジ
ェクト装置が作動して、正規の部品搬送通路から不良姿
勢部品が排除され、良姿勢部品のみが連続して供給され
る。非接触で部品の天地を検出する構成であるので、部
品姿勢選別装置の部分における部品の搬送姿勢が安定し
ていると共に、不良姿勢部品は瞬時に排除されるので、
「共落ち」、良姿勢部品の転倒落下、及び不良姿勢部品
の通過が防止される。このため、背の高い部品を高精度
で、しかも高能率で供給できる。
ンサ−の検出部と、部品の底部までの距離が異なる。こ
れにより、天地検出センサ−によって良姿勢部品と不良
姿勢部品とが識別される。部品姿勢選別装置が設けられ
ている部品搬送通路の部分を部品が通過すると、通過部
品の直上に配置された天地検出センサ−によって部品の
天地が検出され、不良姿勢部品の場合には、直ちにリジ
ェクト装置が作動して、正規の部品搬送通路から不良姿
勢部品が排除され、良姿勢部品のみが連続して供給され
る。非接触で部品の天地を検出する構成であるので、部
品姿勢選別装置の部分における部品の搬送姿勢が安定し
ていると共に、不良姿勢部品は瞬時に排除されるので、
「共落ち」、良姿勢部品の転倒落下、及び不良姿勢部品
の通過が防止される。このため、背の高い部品を高精度
で、しかも高能率で供給できる。
【0007】
【実施例】最初に、図1ないし図3を参照にして、ボウ
ルフィ−ダを使用して良姿勢部品を供給するための装置
の概略について簡単に説明し、その後に本発明に係る部
品姿勢選別装置の部分について詳細に説明する。基台1
には、ボウルフィ−ダF1 とリニア形振動フィ−ダF2
とが設置されている。ボウルフィ−ダF1 は、第1の振
動発生装置V1 によりボウル本体2を加振して、これに
収納されている無数の有底円筒状の部品Pを円周方向に
搬送しながら起立させるための振動式の部品整列装置で
ある。ボウルフィ−ダF1 における部品搬送通路3は、
ボウル本体2の外周部にうづまき線状に形成されてい
て、内側の部品搬送通路が外側のものよりも低くなって
いる。ボウルフィ−ダF1 の部品搬送通路3の終端の部
分に、本発明に係る部品姿勢選別装置Aが設けられ、こ
の部品姿勢選別装置Aにより不良姿勢部品P’が排除さ
れて、良姿勢部品Pのみが選別される。リニア形振動フ
ィ−ダF2 は、ボウルフィ−ダF1 の部品搬送通路3の
終端に接続して設けられ、前記部品姿勢選別装置Aによ
り選別された良姿勢部品Pを直線搬送するための装置で
あって、直線状の樋部材4を第2の振動発生装置V2で
加振する構成になっている。なお、この種のボウルフィ
−ダにおいては、起立しないまま搬送される部品は、途
中で排除して部品搬送通路の上流側に返送する構成にな
っている。
ルフィ−ダを使用して良姿勢部品を供給するための装置
の概略について簡単に説明し、その後に本発明に係る部
品姿勢選別装置の部分について詳細に説明する。基台1
には、ボウルフィ−ダF1 とリニア形振動フィ−ダF2
とが設置されている。ボウルフィ−ダF1 は、第1の振
動発生装置V1 によりボウル本体2を加振して、これに
収納されている無数の有底円筒状の部品Pを円周方向に
搬送しながら起立させるための振動式の部品整列装置で
ある。ボウルフィ−ダF1 における部品搬送通路3は、
ボウル本体2の外周部にうづまき線状に形成されてい
て、内側の部品搬送通路が外側のものよりも低くなって
いる。ボウルフィ−ダF1 の部品搬送通路3の終端の部
分に、本発明に係る部品姿勢選別装置Aが設けられ、こ
の部品姿勢選別装置Aにより不良姿勢部品P’が排除さ
れて、良姿勢部品Pのみが選別される。リニア形振動フ
ィ−ダF2 は、ボウルフィ−ダF1 の部品搬送通路3の
終端に接続して設けられ、前記部品姿勢選別装置Aによ
り選別された良姿勢部品Pを直線搬送するための装置で
あって、直線状の樋部材4を第2の振動発生装置V2で
加振する構成になっている。なお、この種のボウルフィ
−ダにおいては、起立しないまま搬送される部品は、途
中で排除して部品搬送通路の上流側に返送する構成にな
っている。
【0008】図3及び図4に、部品姿勢選別装置Aが示
されている。部品搬送通路3における部品姿勢選別装置
Aが設けられる部分の幅は、他の部分に比較して狭くな
っており、部品搬送通路3を形成している外壁5にボル
ト6を介してセンサ−取付板7が固定され、このセンサ
−取付板7の水平部7aに天地検出センサ−Sが上下方
向の固定位置を調整可能にして取付けられている。ま
た、外壁5における部品Pの搬送方向Qに沿って前記天
地検出センサ−Sとほぼ同一位置にノズル穴8が水平に
形成され、このノズル穴8の部分にねじ込まれた継手9
を介して、ノズル穴8とエア−ホ−ス11とが接続され
ている。エア−ホ−ス11に供給された圧縮空気は、ノ
ズル穴8を通って部品搬送通路3の上方に噴出されるよ
うになっている。前記天地検出センサ−Sとしては、反
射型センサ−、磁界を利用した近接センサ−などを挙げ
ることができ、前者の反射型センサ−の場合には、セン
サ−の検出部と、部品の底部までの距離の差により、部
品の起立姿勢を検出する構成になっている(図5及び図
6参照)。天地検出センサ−Sの検出信号によって、圧
縮空気の供給を司る電磁弁12が開閉される。図3に示
される実施例では、不良姿勢部品P’の検出を確実にす
るために、同一構成の2基の部品姿勢選別装置Aが部品
Pの搬送方向Qに沿って所定の間隔をおいてそれぞれ配
置されている。なお、部品搬送通路3は、搬送中に部品
Pが転倒落下するのを防ぐために、この部分を通過する
部品Pが外壁5の側に傾斜するように、水平面に対して
傾斜させてある。
されている。部品搬送通路3における部品姿勢選別装置
Aが設けられる部分の幅は、他の部分に比較して狭くな
っており、部品搬送通路3を形成している外壁5にボル
ト6を介してセンサ−取付板7が固定され、このセンサ
−取付板7の水平部7aに天地検出センサ−Sが上下方
向の固定位置を調整可能にして取付けられている。ま
た、外壁5における部品Pの搬送方向Qに沿って前記天
地検出センサ−Sとほぼ同一位置にノズル穴8が水平に
形成され、このノズル穴8の部分にねじ込まれた継手9
を介して、ノズル穴8とエア−ホ−ス11とが接続され
ている。エア−ホ−ス11に供給された圧縮空気は、ノ
ズル穴8を通って部品搬送通路3の上方に噴出されるよ
うになっている。前記天地検出センサ−Sとしては、反
射型センサ−、磁界を利用した近接センサ−などを挙げ
ることができ、前者の反射型センサ−の場合には、セン
サ−の検出部と、部品の底部までの距離の差により、部
品の起立姿勢を検出する構成になっている(図5及び図
6参照)。天地検出センサ−Sの検出信号によって、圧
縮空気の供給を司る電磁弁12が開閉される。図3に示
される実施例では、不良姿勢部品P’の検出を確実にす
るために、同一構成の2基の部品姿勢選別装置Aが部品
Pの搬送方向Qに沿って所定の間隔をおいてそれぞれ配
置されている。なお、部品搬送通路3は、搬送中に部品
Pが転倒落下するのを防ぐために、この部分を通過する
部品Pが外壁5の側に傾斜するように、水平面に対して
傾斜させてある。
【0009】そして、ボウル本体2に投入された無数の
有底円筒状の部品は、振動作用によって部品搬送通路3
を搬送される間に起立させられると共に、部品姿勢選別
装置Aの直前の位置において起立していない部品は、搬
送通路3から排除され、起立姿勢の部品のみが部品姿勢
選別装置Aの部分を安定した姿勢で通過する。天地検出
センサ−Sの直下を部品が通過する際に、この部品の天
地が検出される。通過部品の天地が天地検出センサ−S
によって検出されて、良姿勢部品Pであると判定される
と、この良姿勢部品Pは、そのまま前方に搬送される
(図5参照)。一方、不良姿勢部品P’であると判定さ
れると、この検出信号によって前記電磁弁12が直ちに
作動して、ノズル穴8から圧縮空気Bが噴出される。ノ
ズル穴8から噴出される圧縮空気Bが、不良姿勢部品
P’の側部に吹き付けられて、この不良姿勢部品P’は
狭幅の部品搬送通路3から転倒落下して、良姿勢部品P
の群から瞬時に排除される(図6参照)。この結果、良
姿勢部品Pのみが選別されて供給される。このように、
部品姿勢選別装置Aの部分を通過する部品の搬送姿勢が
安定していると共に、不良姿勢部品は瞬時に排除される
ために、背の高い部品の供給には、特に適している。本
実施例のリジェクト装置は、圧縮空気を不良姿勢部品
P’の側部に吹き付けて転倒落下させる構成であるの
で、部品を全く損傷しない利点がある。
有底円筒状の部品は、振動作用によって部品搬送通路3
を搬送される間に起立させられると共に、部品姿勢選別
装置Aの直前の位置において起立していない部品は、搬
送通路3から排除され、起立姿勢の部品のみが部品姿勢
選別装置Aの部分を安定した姿勢で通過する。天地検出
センサ−Sの直下を部品が通過する際に、この部品の天
地が検出される。通過部品の天地が天地検出センサ−S
によって検出されて、良姿勢部品Pであると判定される
と、この良姿勢部品Pは、そのまま前方に搬送される
(図5参照)。一方、不良姿勢部品P’であると判定さ
れると、この検出信号によって前記電磁弁12が直ちに
作動して、ノズル穴8から圧縮空気Bが噴出される。ノ
ズル穴8から噴出される圧縮空気Bが、不良姿勢部品
P’の側部に吹き付けられて、この不良姿勢部品P’は
狭幅の部品搬送通路3から転倒落下して、良姿勢部品P
の群から瞬時に排除される(図6参照)。この結果、良
姿勢部品Pのみが選別されて供給される。このように、
部品姿勢選別装置Aの部分を通過する部品の搬送姿勢が
安定していると共に、不良姿勢部品は瞬時に排除される
ために、背の高い部品の供給には、特に適している。本
実施例のリジェクト装置は、圧縮空気を不良姿勢部品
P’の側部に吹き付けて転倒落下させる構成であるの
で、部品を全く損傷しない利点がある。
【0010】また、供給部品の高さが変わった場合に
は、部品の天地が検出可能なように、天地検出センサ−
Sの取付高さを調整して、センサ−の感度調整を行えば
よい。従って、同一構成の部品姿勢選別装置によって、
形状の異なる多種類の部品の選別ができる。なお、リジ
ェクト装置の他の例としては、先端部に弾性体を固着し
たピンを部品搬送通路に対して出し入れする構成があ
る。
は、部品の天地が検出可能なように、天地検出センサ−
Sの取付高さを調整して、センサ−の感度調整を行えば
よい。従って、同一構成の部品姿勢選別装置によって、
形状の異なる多種類の部品の選別ができる。なお、リジ
ェクト装置の他の例としては、先端部に弾性体を固着し
たピンを部品搬送通路に対して出し入れする構成があ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるので、以下の
ような諸効果が奏される。(1)天地検出センサ−を使
用して部品の起立姿勢を無接触で検出しているために、
部品姿勢選別装置の部分を通過する部品の搬送姿勢が安
定しており、しかも不良姿勢部品と検出された場合に
は、リジェクト装置によって、この不良姿勢部品は瞬時
に良姿勢部品の群から排除されるので、従来のクシ歯式
のアタッチメントの場合と異なり、「共落ち」、良姿勢
部品の転倒落下、及び不良姿勢部品の通過がなくなっ
て、良姿勢部品の選別精度が著しく高まる。(2)上記
理由によって、背の高い部品を高精度で、しかも高能率
で供給できる。(3)部品の搬送速度を高めても、部品
の選別精度は低下しないので、その搬送速度を部品が転
倒しない速度まで高めることができる。この結果、ボウ
ルフィ−ダとしての部品供給能力が高まる。(4)供給
部品の形状が変わった場合にも、同一の部品姿勢選別装
置を使用して、良姿勢部品の選別を行える。
ような諸効果が奏される。(1)天地検出センサ−を使
用して部品の起立姿勢を無接触で検出しているために、
部品姿勢選別装置の部分を通過する部品の搬送姿勢が安
定しており、しかも不良姿勢部品と検出された場合に
は、リジェクト装置によって、この不良姿勢部品は瞬時
に良姿勢部品の群から排除されるので、従来のクシ歯式
のアタッチメントの場合と異なり、「共落ち」、良姿勢
部品の転倒落下、及び不良姿勢部品の通過がなくなっ
て、良姿勢部品の選別精度が著しく高まる。(2)上記
理由によって、背の高い部品を高精度で、しかも高能率
で供給できる。(3)部品の搬送速度を高めても、部品
の選別精度は低下しないので、その搬送速度を部品が転
倒しない速度まで高めることができる。この結果、ボウ
ルフィ−ダとしての部品供給能力が高まる。(4)供給
部品の形状が変わった場合にも、同一の部品姿勢選別装
置を使用して、良姿勢部品の選別を行える。
【図1】リニア形振動フィ−ダF2 を直結したボウルフ
ィ−ダF1 の平面図である。
ィ−ダF1 の平面図である。
【図2】リニア形振動フィ−ダF2 を直結したボウルフ
ィ−ダF1 の側面図である。
ィ−ダF1 の側面図である。
【図3】図1の「X」で示される部分の拡大図である。
【図4】図3のY−Y線拡大断面図である。
【図5】天地検出センサ−Sが良姿勢部品Pを検出した
状態の断面図である。
状態の断面図である。
【図6】天地検出センサ−Sが不良姿勢部品P’を検出
して、この部品P’が転倒落下した状態の断面図であ
る。
して、この部品P’が転倒落下した状態の断面図であ
る。
【図7】クシ歯式のアタッチメント31による有底円筒
状の部品の選別を説明するための概略斜視図である。
状の部品の選別を説明するための概略斜視図である。
【図8】有底円筒状の部品の斜視図である。
【図9】良姿勢部品Pがクシ歯式のアタッチメント31
の部分を通過する状態の断面図である。
の部分を通過する状態の断面図である。
【図10】不良姿勢部品P’がアタッチメント31のク
シ歯31aに引掛かって、転倒する状態の断面図であ
る。
シ歯31aに引掛かって、転倒する状態の断面図であ
る。
A:部品姿勢選別装置 B:圧縮空気 F1 :ボウルフィ−ダ P:有底円筒状の部品 S:天地検出センサ− 2:ボウル本体 3:部品搬送通路 8:ノズル穴(リジェクト装置) 11:エア−ホ−ス(リジェクト装置) 12:電磁弁(リジェクト装置)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 有底円筒状の部品を振動作用により円周
方向に搬送しつつ起立させて、部品搬送通路の終端部に
設けられた部品姿勢選別装置により、起立姿勢となった
前記部品の天地を検出して不良姿勢部品を排除させるこ
とにより、良姿勢部品のみを供給するためのボウルフィ
−ダであって、部品搬送通路の終端部を通過する部品の
直上に配置されて、この部分を通過する起立姿勢の部品
の天地を非接触で検出するための天地検出センサ−と、
部品の搬送方向に沿って該天地検出センサ−とほぼ同一
位置に配置されて、該天地検出センサ−により検出され
た不良姿勢部品を正規の部品搬送通路から排除させるた
めのリジェクト装置と、で前記部品姿勢選別装置が構成
されていることを特徴とするボウルフィ−ダにおける部
品姿勢選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18914891A JPH058841A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ボウルフイ−ダにおける部品姿勢選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18914891A JPH058841A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ボウルフイ−ダにおける部品姿勢選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058841A true JPH058841A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16236231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18914891A Pending JPH058841A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ボウルフイ−ダにおける部品姿勢選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058841A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402680B1 (ko) * | 2000-09-27 | 2003-10-22 | 한창수 | 베어링 리테이너의 자동 선별장치 |
KR100843562B1 (ko) * | 2006-07-20 | 2008-07-04 | (주)삼호엔지니어링 | 테이퍼 롤러 베어링용 리테이너 선별장치 |
JP2008273693A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | System Konari:Kk | ボウル型パーツフィーダ |
CN102492810A (zh) * | 2011-12-14 | 2012-06-13 | 大连大显精密轴有限公司 | 一种淬火机自动上料装置 |
CN109987404A (zh) * | 2019-05-13 | 2019-07-09 | 电子科技大学中山学院 | 一种零件排序机 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP18914891A patent/JPH058841A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402680B1 (ko) * | 2000-09-27 | 2003-10-22 | 한창수 | 베어링 리테이너의 자동 선별장치 |
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JP2008273693A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | System Konari:Kk | ボウル型パーツフィーダ |
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CN109987404A (zh) * | 2019-05-13 | 2019-07-09 | 电子科技大学中山学院 | 一种零件排序机 |
CN109987404B (zh) * | 2019-05-13 | 2023-11-21 | 电子科技大学中山学院 | 一种零件排序机 |
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