JPH0588212U - 移動農機におけるエンジンの取付構造 - Google Patents

移動農機におけるエンジンの取付構造

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JPH0588212U
JPH0588212U JP037068U JP3706892U JPH0588212U JP H0588212 U JPH0588212 U JP H0588212U JP 037068 U JP037068 U JP 037068U JP 3706892 U JP3706892 U JP 3706892U JP H0588212 U JPH0588212 U JP H0588212U
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JP
Japan
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engine
piston
frame
mobile agricultural
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP037068U
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English (en)
Inventor
柳治 野崎
克之 矢田
親則 伊藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体フレームに搭載されるエンジンを、ピス
トンの作動方向が機体の前後方向斜めとなるように配置
した移動農機において、上記エンジンからの振動が機体
フレームに伝わることがないようにし、また、ピストン
の作動によりエンジン自体が前後方向に振れても、エン
ジンに連結された操作ワイヤが動いてエンジンの回転が
不用意に変動するのを防止できるようにする。 【構成】 エンジン5の下面に防振材16を配設すると
共に、スロットルレバーから延設された操作ワイヤ22
を、ピストンの作動方向に対して直交方向からエンジン
5に連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動農機における機体フレーム上に搭載したエンジンの取付構造に 係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に乗用田植機等の移動農機においては、スロットルレバーの前方近接位置 にエンジンを搭載しているが、機体をコンパクト化する等の構造上の理由から、 OHV型式のエンジンをピストンの作動方向が機体の前後方向斜めとなるように して機体フレーム上に搭載したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、機体フレーム上に搭載したエンジンは、作動中の振動が直接機体フ レームに伝わるという欠点がある。そこで、これを防止するため、エンジンの下 面に防振ゴム等を設けると、機体フレームが振動するのは防止できるが、エンジ ン自体がピストンの作動により前後の上下方向に振れ始めるとスロットルレバー とエンジンとを連絡する操作ワイヤを動かしてエンジンの回転が不用意に変動す るという問題が発生していた。 本考案は上記の如き問題点を解消すべく創案されたものであって、機体フレー ムに搭載したエンジンからの振動が機体フレームに伝わることはなく、しかもピ ストンが機体の前後方向斜めに作動しても、エンジンの回転が不用意に変動する のを確実に防止できる移動農機におけるエンジンの取付構造を提供することを目 的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術的手段は、機体フレームに搭 載されるエンジンを、ピストンの作動方向が機体の前後方向斜めとなるように配 置した移動農機において、上記エンジンの下面に防振材を配設すると共に、スロ ットルレバーから延設された操作ワイヤを、ピストンの作動方向に対して直交方 向からエンジンに連結したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
したがって本考案によれば、エンジンの下面に配設した防振材がエンジンから の振動を吸収して、エンジンを搭載した機体フレームに振動が伝わるのを防止す る。 そして、エンジンのピストンが、機体の前後方向斜めに作動しても、スロット ルレバーから延設されたワイヤが、ピストンの作動方向に対して直交方向からエ ンジンに連結してあるので、操作ワイヤが無用に動いてエンジンの回転を不用意 に変動させることはない。
【0006】
【実施例】
次に本考案に一実施例を添付した図面に基いて詳細に説明する。1は移動農機 として例示する乗用田植機の走行機体であって、前輪2、後輪3を備えた機体フ レーム4の前部にエンジン5が搭載され、その後方に運転席6が配設されている 。 7は苗載台8、フロート9、苗植付杆10等からなる植付部であって、該植付 部7が走行機体1の後方にリンク機構11を介して昇降自在に支持されている。
【0007】 上記機体フレーム4は軽量なパイプ材からなり、機体の前部外周を形成する外 周フレーム12と、外周フレーム12の内側下方に設けた後方に突出する左右の 下フレーム13とによって構成されている。 上記外周フレーム12は左側外周フレーム12aと右側外周フレーム12bと に分割されており、いずれも先端側が機体内方に折曲形成されているが、左側外 周フレーム12aの前面よりも右側外周フレーム12bの前面が後方に位置して おり、その対向間に亘って配設したエンジンベース14によって両外周フレーム 12a、12bが連結固定されている。
【0008】 上記エンジンベース14上には、図1〜図2に示すように前記エンジン5が搭 載されている。すなわち、エンジン5はいわゆるOHV形式のエンジンであって 、図示しないピストンの作動方向が機体の前後方向斜めとなるように配設され、 4本の固定ボルト15でエンジンベース14に固定されている。そしてエンジン 下面にゴム体からなる防振材16を配設することにより、エンジン5が4点ゴム マウント方式で搭載されている。 また17は、操作パネル18の一側に設けたスロットルレバーであって、該ス ロットルレバー17の回動リンク19にインナー20およびアウター21からな る操作ワイヤ22の基端部が連結され、エンジン5に向けて延設した操作ワイヤ 22の先端がエンジン5のスロットル部23に連結されている。すなわち、アウ ター21は基端側のアウター止め24と先端側のアウター止め25とで支持され 、アウター21に挿通されたインナー20の突出端部が回動リンク19とスロッ トル部23に連結されている。そして先端側のアウター止め25がエンジン5の 側方からスロットル部23に向けて固定されていて、操作ワイヤ22がエンジン 5の側方を大きく迂回してピストンの作動方向に対して直交方向からエンジン5 に連結されるようになっている。26はアウタ止め25の取付プレート、27は ガバナー操作台、28はPTOプーリの取付軸である。
【0009】 29は左右の外周フレーム12a、12bを連結する横梁部材、30はその略 中央部に垂設したブラケットであって、該ブラケット30の後面に下フレーム1 3が固定され、ブラケット30の前面にはミッションケース31が固定されてい る。 32、32は左右のフロントアクスル、33、33はフロントアクスル32の 取付プレートであって、該取付プレート33は外周フレーム12に沿って横梁部 材29の前後方向に亘り延設固定されていて、外周フレーム12の補強材を兼ね ている。そして上記取付プレート33の後端側には下方に向けて壁板部34が折 曲形成され、該壁板部34にクラッチペダル等の取付孔35が形成されている。 また上記壁板部34の後端に設けた取付パイプ36に、補助苗台37の後端が軸 支されていて、補助台37が上方回動自在となっている。38は補助苗台37の 前端を支持する支持フレームである。
【0010】 39は下フレーム13上に設けたリヤアクスル支持フレームであって、該リヤ アクスル支持フレーム39は左右の下フレーム13、13に跨って配設したパイ プ材40の両端余長部を上方に湾曲状に突出させて、その中途部を外周フレーム 12の後端内側に溶着するとともに、下降した後端側を下フレーム13、13の 後端部に固定することにより前後方向のループ状に一体形成されている。また4 1はリヤアクスル支持フレーム39の上部を互に連結する横パイプであって、該 横パイプ41が下フレーム13に立設された座席支持フレーム42を下方から支 持補強している。 43、43は上記リヤアクスル支持フレーム39の後端部に固定した左右の取 付座であって、該取付部43、43にリヤアクスル44の左右両側が取付けられ ており、さらに上記取付座43、43を連結した連結パイプ45の中央には、リ ヤアクスル44の中央部を支持するセンター連結部46が形成されている。
【0011】 上記の如き構成において、軽量なパイプ材からなる機体フレーム4は外周フレ ーム12と下フレーム13が一体となって剛性の高いものとすることができ、し かも左右の外周フレーム12aと12bとがエンジンベース14により連結固定 されているので、エンジン5を容易に搭載することができる。作業中、スロット ルレバー17を操作すれば、操作ワイヤ22のアウター21から出没するインナ ー20がスロットル部23を作動してエンジン5の回転が自由に調節される。 そしてエンジン5からの振動をゴム体からなる防振材16が吸収するので、エ ンジン5を搭載した機体フレーム4に振動が伝わることはない。 このとき、ピストンの作動により、エンジン5自体が前後上下方向に振れ始め るようなことがあっても、先端側のアウタ止め25から突出するインナー20が ピストンの作動方向に対して直交方向からスロットル部23に連結されているの で、アウター21がインナー20の方向に動いて無用にスロットル部23を作動 させることなく、このためエンジン5の回転速度が不用意に変動するのを確実に 防止して円滑に作業を行うことができる。
【0012】
【考案の効果】
これを要するに本考案は、機体フレームに搭載されるエンジンを、ピストンの 作動方向が機体の前後方向斜めとなるように配置した移動農機において、上記エ ンジンの下面に防振材を配設すると共に、スロットルレバーから延設された操作 ワイヤを、ピストンの作動方向に対して直交方向からエンジンに連結したから、 エンジンからの振動をエンジンの下面に配設した防振材が吸収するので、エンジ ンを搭載した機体フレームに振動が伝わることはない。 そしてエンジンのピストンが機体の前後方向斜めに作動するのに伴って、エン ジン自体が前後上下方向に振れるようなことがあっても、ピストンの作動方向に 対して直交方向からエンジンに連結された操作ワイヤはエンジンに向けて無用に 動くことがないので、エンジンの回転が不用意に変動するのを確実に防止できて 、円滑に作業を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの正面図
【図2】同上側面図
【図3】エンジンベースの平面図
【図4】スロットルレバーの側面図
【図5】操作ワイヤの連結状態を示す平面図
【図6】機体フレームの平面図
【図7】同上側面図
【図8】移動農機の全体側面図
【図9】同上斜視図
【符号の説明】
4 機体フレーム 5 エンジン 16 防振材 17 スロットルレバー 22 操作ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームに搭載されるエンジンを、
    ピストンの作動方向が機体の前後方向斜めとなるように
    配置した移動農機において、上記エンジンの下面に防振
    材を配設すると共に、スロットルレバーから延設された
    操作ワイヤを、ピストンの作動方向に対して直交方向か
    らエンジンに連結したことを特徴とする移動農機におけ
    るエンジンの取付構造。
JP037068U 1992-05-06 1992-05-06 移動農機におけるエンジンの取付構造 Pending JPH0588212U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP037068U JPH0588212U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 移動農機におけるエンジンの取付構造

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JP037068U JPH0588212U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 移動農機におけるエンジンの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588212U true JPH0588212U (ja) 1993-12-03

Family

ID=12487236

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JP037068U Pending JPH0588212U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 移動農機におけるエンジンの取付構造

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JP (1) JPH0588212U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS64730U (ja) * 1987-06-19 1989-01-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS64730U (ja) * 1987-06-19 1989-01-05

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