JPH0587848U - ねじ締め型コネクタ - Google Patents

ねじ締め型コネクタ

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JPH0587848U
JPH0587848U JP2765992U JP2765992U JPH0587848U JP H0587848 U JPH0587848 U JP H0587848U JP 2765992 U JP2765992 U JP 2765992U JP 2765992 U JP2765992 U JP 2765992U JP H0587848 U JPH0587848 U JP H0587848U
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JP
Japan
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screw
connector
tightening
fitting
fitted
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JP2765992U
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JP2588763Y2 (ja
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雅博 勝呂
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目で確認しながら作業しなくても、確実に嵌
合終了を認識することができ、それにより過不足のない
適正な嵌合状態を達成することのできるねじ締め型コネ
クタを提供する。 【構成】 一対のコネクタハウジングA、Bの一方にね
じ式ボルトB1の頭部B1aが露出しており、このねじ
式ボルトB1の頭部B1aにレンチLを嵌合させてねじ
式ボルトB1の締め付けを行うことにより両コネクタハ
ウジングA、Bを嵌合させるねじ締め型コネクタにおい
て、ねじ式ボルトB1の頭部B1aの周囲で前記一方の
コネクタハウジングBの端面に、レンチLの端面Laと
対向する開口部1aを設け、前記コネクタハウジングの
他方に取り付けられ、ねじ式ボルトB1の締め付け量に
伴なってコネクタハウジングBの開口部より外方に相対
的に突出し、レンチLの端面に当接し反嵌合方向に相対
的に押し戻すロッド2を収容した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、嵌合終了の確認を容易にするねじ締め型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
極数の多いコネクタの場合、手で直接嵌合させることが困難になるので、ねじ 締め型コネクタが用いられる。
【0003】 ねじ締め型コネクタは、手で直接嵌合させるコネクタと違って、適正嵌合状態 になったか否かを衝合感覚として実感することができにくい。
【0004】 そこで、従来では、特開昭58−107728号公報、あるいは特開平2−2 274号公報に示されるように、嵌合終了になった際に、所定の表示を行わせる ことで作業者に嵌合終了を認識させるようにしたものが提案されている。
【0005】 これによれば、表示によって、過不足のない適切な嵌合状態になったことを作 業者に認識させることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、嵌合終了を表示により認識させるものは、作業者が常に表示部を目で 確認していなければならず、作業環境においては困難な場合が多く、実用性が低 い。また、確認を怠ってねじ締めが過不足になることもある。
【0007】 そこで本考案は、上記事情を考慮し、特に目で確認しながら作業を行わなくて も、確実に嵌合終了を認識することができ、それにより過不足のない適正な嵌合 状態を達成することのできるねじ締め型コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案は、一対のコネクタハウジングの一方に頭部を有するねじ式ボルトを設 け、このねじ式ボルトの頭部に締付治具を嵌合させてねじの締め付けを行うこと により両コネクタハウジングを嵌合させるねじ締め型コネクタにおいて、前記ね じの頭部の周囲の前記一方のコネクタハウジング端面に、前記締付治具の端面と 対向する開口部を設け、前記一対のコネクタハウジングのいづれか一方に、前記 ねじの締め付け量に伴なって一方のコネクタハウジングの開口部より外方に相対 的に突出し前記締付治具の端面に当接する締付規制部材を設けたことを特徴とす る。
【0009】
【作用】
上記構成のねじ締め型コネクタにおいては、ねじの締め付けにより、締付規制 部材が締付治具の端面に当接する。嵌合終了に近付くに従い、一方のコネクタハ ウジングに対し締付治具が相対的に押し戻され、最終的には治具による締め付け を続行することができない状態にする。よって、その状態になるまで締め込み作 業を行うことにより、自動的に適正な嵌合状態を達成することができる。また、 それ以上は治具による締め込み作業ができなくなるので、過度に締め込みを行う こともなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例の主要部の側断面図、図2はコネクタ全体の外観を示 す構成図である。図2において、Aは車体等に固定される雄型コネクタハウジン グであり、中心部にナットA1を有している。Bは雄型コネクタハウジングAに 対して着脱自在の雌型コネクタハウジングであって、中心部にねじ式ボルトB1 を有している。
【0012】 Cは、雌型コネクタハウジングBに設けられた角柱状のボス部であり、ねじ式 ボルトB1は、このボス部Cの中心に挿入され、端面に六角の頭部B1aを露出 させている。ボス部Cの端面Caには、ねじ式ボルトB1の頭部B1aの周囲に 位置させて、4つの開口部1aが等配して形成されている。各開口部1aは、図 1に示すように、ねじ式ボルトB1の頭部B1aにレンチ(締付治具)Lを嵌合 させた際、レンチLの端面Laに対向する位置に形成されている。
【0013】 これら開口部1aは、ねじ式ボルトB1に沿って平行に延びた4つの貫通孔1 にそれぞれ連なるもので、その内部には、ロッド2が、コネクタハウジングBの 嵌合方向に移動自在に設けられている。ロッド2は、雌型コネクタハウジングB に対して、相手方コネクタハウジングAとの嵌合側より筒体1内に挿入されるも のであり、嵌合側端における嵌合感知部2aに隣接する可撓性ロック爪2bをコ ネクタハウジングBの段部3に係合させて嵌合側への抜けを防止し、貫通孔1内 壁との間に設けたスプリング4により該爪2bと段部3とが係合する方向へ常時 付勢している。
【0014】 前記ロッド2は、コネクタの非嵌合時には図1の(イ)に示す位置にあり、嵌 合完了時には、雄型コネクタハウジングAの衝合部5によって嵌合感知部2aが 押されることにより、図1の(ロ)に示す位置まで押し移動される。
【0015】 貫通孔1内には、コネクタハウジングBの背後方向に延びる複数の可撓性支持 アーム1bが設けられ、該可撓性支持アーム1bによりロッド2が支持されてい る。可撓性支持アーム1bの外端部は内側に窄まった形状をなし、ロッド2の先 端部を案内するようになっている。
【0016】 ロッド2の先端部2cは、細径に形成され、コネクタハウジングA、Bの嵌合 完了時には、ロッド2がコネクタハウジングBの背後方向に押し移動されること により、所定長さ外方に突出し、その際、上記したレンチLの端面Laに突き当 たって、レンチLを反嵌合方向に十分押し戻すことのできる長さ寸法に設定され ている。
【0017】 具体的には、図1(イ)に示すように、ロッド2が押し移動されていないとき は、ねじ式ボルトB1の頭部B1aに嵌合したレンチLに先端が当たるか当たら ない位置にあり、図1(ロ)に示すように、最大に押し移動されたときは、その ときの突出寸法H1が、ねじ式ボルトB1の頭部B1aの突出寸法H2と同等程 度になるように、ロッド2の長さ寸法が設定されている。
【0018】 次に作用を説明する。
【0019】 コネクタハウジングA、Bを嵌合する場合、図1(イ)に示すように、ねじ式 ボルトB1の頭部B1aにレンチLを嵌合して、ねじ式ボルトB1を締め込み方 向に回す。そうすると、ねじ式ボルトB1の先端ねじ部が雄型コネクタハウジン グAに螺合し、コネクタハウジングA、Bの嵌合が進む。
【0020】 嵌合が進むにつれて、図1(ロ)に示すように、雄型コネクタハウジングAの 衝合部5がスプリング4に抗してロッド2を図中左方へ押し移動し、ロッド2の 先端部2cがレンチLを反嵌合方向(図中左方)に押し戻し、コネクタハウジン グA、B同士が完全に嵌合した状態のときには、それ以上、レンチLでねじ式ボ ルトB1を締め込み操作できない位置まで押し戻す。そして、最終的にはレンチ Lを脱落させる。
【0021】 したがって、嵌合が完了した時点では自動的にレンチLによる締め付け操作が できなくなり、作業者は何の注意も要さずに嵌合完了を認識することができる。 また、それ以上の締め込みを行うことができなくなるので、過度の締め付けが防 止される。その結果、目視による確認を行わなくても、過不足のない適正な嵌合 状態を達成することができる。
【0022】 次に、本考案の他の実施例を説明する。
【0023】 この実施例は、前記実施例におけるスプリング4を省略したことを特徴として おり、前記実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0024】 前記実施例と同様の働きをするロッド12の外端12aは、細径に形成され、 開口部1aから外方に突出している。ロッド12の内端には、嵌合検知部12b が設けられており、ここに雄型コネクタハウジングAの衝合部5が当接するよう になっている。但し、ロッド12を相手側の雄型コネクタハウジングAの衝合部 5に一体的に設けることもできる。また、ロッド12の外端側には、軸方向の切 り込みにより二又状に弾性片12c、12cが設けられている。
【0025】 一方、貫通孔11の開口部11aの周縁には、相対向する一対の突部11b、 11bが内方に向けて設けられ、該突部11b、11bの内側には斜状案内面1 1c、11cが形成されている。そして、斜状案内面11c、11cに、ロッド 12の弾性片12c、12cの端面が対向している。
【0026】 上記構成において、コネクタハウジングA、Bの嵌合が完了していない状態に おいては、(イ)に示すように、ロッド12の先端部12aの突出量が少ない。 雌、雄コネクタハウジングA、Bの嵌合が終了すると、(ロ)に示すように雄 コネクタハウジングAの衝合部5が嵌合感知部12bを介してロッド12を押し 移動し、この際、二又状の弾性片12cが突起11bの内側の斜状案内面11c に衝合して、その弾性に抗して内方に強制的に変位させられ、弾性復元力を保持 しつつ、ロッド12の先端部12aが開口部11aから大きく突出して、レンチ を押し戻す。これにより前記実施例と全く同様の効果を奏する。
【0027】 一方、雌、雄コネクタハウジングA、Bの嵌合を解除すると、弾性片12cが 斜状案内面11cに沿って拡開し、ロッド12を前述したスプリング4と同様に 押し戻す。
【0028】 なお、上記実施例においては、嵌合の進行に応じてレンチを押し戻す部材をロ ッド2、12で構成したが、勿論ロッド以外の部材で構成してもよい。また、こ の考案のコネクタは、コネクタ単体に限らず、電気接続箱に搭載してもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のねじ締め型コネクタによれば、嵌合が完了した 時点で自動的に締付治具による締め付け操作ができなくなる。よって、作業者は 何の注意も要さずに嵌合完了を認識することができる。また、それ以上の締め込 みを行うことができなくなるので、過度の締め付けが防止される。その結果、目 視による確認を行わなくても、過不足のない適正な嵌合状態を達成することがで き、作業環境を選ばずにその実用性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の主要部構成を示し、(イ)
は非嵌合時の状態を示す側断面図、(ロ)は嵌合時の状
態を示す側断面図である。
【図2】本考案の一実施例のねじ締め型コネクタの外観
を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例の主要部構成を示し、
(イ)は非嵌合時の状態を示す側断面図、(ロ)は嵌合
時の状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
A 雄型コネクタハウジング B 雌型コネクタハウジング B1 ねじ式ボルト B1a 頭部 L レンチ(締付治具) La 端面 1 貫通孔 1a 開口部 2 ロッド(締付治具を押し戻す部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコネクタハウジングの一方に頭部
    を有するねじ式ボルトを設け、このねじ式ボルトの頭部
    に締付治具を嵌合させてねじの締め付けを行うことによ
    り両コネクタハウジングを嵌合させるねじ締め型コネク
    タにおいて、前記ねじの頭部の周囲の前記一方のコネク
    タハウジング端面に、前記締付治具の端面と対向する開
    口部を設け、前記一対のコネクタハウジングのいづれか
    一方に、前記ねじの締め付け量に伴なって一方のコネク
    タハウジングの開口部より外方に相対的に突出し前記締
    付治具の端面に当接する締付規制部材を設けたことを特
    徴とするねじ締め型コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のねじ締め型コネクタであ
    って、該ねじ締め型コネクタは、電気接続箱に設けられ
    ていることを特徴とするねじ締め型コネクタ。
JP1992027659U 1992-04-27 1992-04-27 ねじ締め型コネクタ Expired - Lifetime JP2588763Y2 (ja)

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JPH0587848U true JPH0587848U (ja) 1993-11-26
JP2588763Y2 JP2588763Y2 (ja) 1999-01-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01120779A (ja) * 1987-11-04 1989-05-12 Yazaki Corp ねじ締め型コネクタハウジングにおける安全装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01120779A (ja) * 1987-11-04 1989-05-12 Yazaki Corp ねじ締め型コネクタハウジングにおける安全装置

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JP2588763Y2 (ja) 1999-01-13

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