JPH0587716A - コンクリート構造体の強度管理方法 - Google Patents

コンクリート構造体の強度管理方法

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JPH0587716A
JPH0587716A JP27668091A JP27668091A JPH0587716A JP H0587716 A JPH0587716 A JP H0587716A JP 27668091 A JP27668091 A JP 27668091A JP 27668091 A JP27668091 A JP 27668091A JP H0587716 A JPH0587716 A JP H0587716A
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JP
Japan
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strength
concrete
concrete structure
specimen
structure body
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Application number
JP27668091A
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English (en)
Inventor
Takashi Iwashimizu
隆 岩清水
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート構造体の強度管理を、小型の供
試体でもって精度良くかつ容易に行う。 【構成】 強度を推定しようとするコンクリート構造体
と同じコンクリート1を円筒容器状の型枠2内に打設す
るとともに、その上部開口を蓋3で閉塞して供試体4を
成型し、コンクリートの打設直後の型枠2と蓋3の外表
面全面を、周方向で複数個に分割するとともに全体を均
一な厚みとした断熱性の被覆材5で被覆し、被覆材5ど
うしの合わせ箇所を接着テープ6でシールし、所定期間
養生後に型枠2内から供試体4を取り出し、その強度を
測定してコンクリート構造体の強度を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面寸法の大きいコン
クリート構造体やセメント使用量の多い高強度コンクリ
ート構造体などのコンクリート構造体の強度管理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなコンクリート構造体の
強度管理方法としては、特開平2−300646号公報
に示されているものがあった。
【0003】この従来例によれば、コンクリート構造体
と同じコンクリートを、直径10cm、高さ20cm、または、
直径15cm、高さ30cmの表面平滑な円筒形の型枠内に打設
して小型の供試体を成型し、コンクリートの打設直後
に、ポリスチレンなどの断熱材で成型した外表面の横断
面形状が四角形の容器に供試体を埋め込み、その容器の
開口をポリスチレンなどの断熱材で成型した蓋で閉塞
し、その蓋の周囲を接着テープでシールし、断熱養生に
よりコンクリート構造体と同等の温度履歴を与え、コン
クリート構造体の強度を精度良く推定できるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の場合、円筒形の型枠内に成型される供試体を外表面の
横断面形状が四角形の断熱性の容器に埋め込むものであ
り、供試体の外表面に対する容器の厚みが周方向におい
て異なり、供試体の外表面からの放熱量において、周方
向で差を生じ、それがために供試体の温度履歴と、推定
しようとするコンクリート構造体の実際の温度履歴との
間に微妙なズレを生じ、強度の推定精度が低下する欠点
があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明のコンクリート構
造体の強度管理方法は、その強度管理を、小型の供試体
でもって精度良くかつ容易に行うことができるようにす
ることを目的とし、そして、請求項2に係る発明のコン
クリート構造体の強度管理方法は、被覆材どうしの合わ
せ箇所からの放熱を良好に防止して、強度管理の精度を
一層向上できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のコ
ンクリート構造体の強度管理方法は、上述のような目的
を達成するために、強度を推定しようとするコンクリー
ト構造体と同じコンクリートを円筒容器状の型枠内に打
設するとともに、その上部開口を蓋で閉塞して供試体を
成型し、コンクリートの打設直後の型枠と蓋の外表面全
面を、周方向で複数個に分割するとともに全体を均一な
厚みとした断熱性の被覆材で被覆し、被覆材どうしの合
わせ箇所をシール材でシールし、所定期間養生後に型枠
内から供試体を取り出して、その強度を測定することを
特徴としている。
【0007】請求項2に係る発明のコンクリート構造体
の強度管理方法は、上述のような目的を達成するため
に、請求項1の合わせ箇所で互いに隣接する被覆材の一
方に凸部を、他方に前記凸部を嵌合する凹部をそれぞれ
一体連接して構成する。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明のコンクリート構造体の強
度管理方法の構成によれば、コンクリートの打設直後の
供試体の外表面全面を均一な厚みの断熱性の被覆材で被
覆し、コンクリートが硬化するときに発生する反応熱の
逃げを、供試体全体にわたって均質な状態で防止して養
生固化することができる。
【0009】請求項2に係る発明のコンクリート構造体
の強度管理方法の構成によれば、隣合う被覆材どうしの
合わせ箇所において、熱が外部に逃げようとする凸部と
凹部との面接触部分の長さを長くし、放熱を抑制するこ
とができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0011】図1の分解斜視図、および、図2の縦断面
図に示すように、強度を推定しようとするコンクリート
構造体と同じコンクリート1を、鉄製で使い捨てタイプ
の有底円筒容器状の型枠2内に打設して供試体3を成型
するとともに、その上部開口をプラスチック製の蓋4で
閉塞する。
【0012】次いで、コンクリート1を打設した直後の
型枠2と蓋3の外表面全面を、断熱性材料としての発泡
スチロールで形成した被覆材で被覆する。
【0013】被覆材は、周方向で互いに等しい形状に二
分割されて型枠2の周面に密着する横断面形状が円弧状
の側板部材5a,5aと、その側板部材5a,5aの下
側端面と型枠2の底とを密着状態で載置する底板部材5
bと、側板部材5a,5aの上側端面と蓋3の上面とに
密着する天板部材5cとから構成されている。
【0014】前記側板部材5a,5a、底板部材5bお
よび天板部材5cは互いに等しい厚みに形成されてい
る。
【0015】具体的な寸法の一例を示せば、供試体3と
しては、高さおよび直径のいずれもが10cmであり、そし
て、側板部材5a,5a、底板部材5bおよび天板部材
5cそれぞれの厚みが2cmである。但し、側板部材5
a,5a、底板部材5bおよび天板部材5cそれぞれの
厚みは、推定しようとするコンクリート構造体に合わせ
て適当な厚みのものが使用される。例えば、断面寸法が
大きくなる程、また、水セメント比が小さくてセメント
使用量が大きくなる程、厚みの大きいものが使用される
ことになる。
【0016】そして、最終的に側板部材5a,5a、底
板部材5bおよび天板部材5cそれぞれどうしの合わせ
箇所をシール材としての接着テープ6を貼ることにより
シールする。
【0017】これらの被覆材5で断熱した供試体3を多
数準備しておき、所定期間養生後に型枠2内から供試体
3を取り出して、その強度を測定する。これにより、適
当な材令ごとに強度を測定し、コンクリート構造体の強
度を推定できる。
【0018】図3は、被覆材の変形例を示し、先の側板
部材5a,5aそれぞれに、底板部材5bの半分が一体
化されて側板部材11a,11aが形成され、その側板
部材11a,11aと天板部材11bの三個の部材から
被覆材が構成されている。
【0019】図4は、被覆材の変形例を示し、先の側板
部材11a,11aそれぞれに、天板部材11bの半分
が一体化されて側板部材21a,21aが形成され、そ
の二個の側板部材21a,21aによって被覆材が構成
されている。
【0020】図5の分解斜視図、および、図6の縦断面
図は、被覆材の変形例を示し、先の側板部材5a,5a
それぞれが同一形状に構成され、その周方向の一方の端
面に凸部31が一体形成されるとともに、他方の端面に
前記凸部31を嵌合する凹部32が一体形成され、そし
て、高さ方向の両端面それぞれに凸部33a,33bが
一体形成されている。
【0021】一方、底板部材5bの上面に、前記側板部
材5aの下側の凸部33aを嵌合する凹部34が一体形
成され、そして、天板部材5cの下面に、前記側板部材
5aの上側の凸部33bを嵌合する凹部35が一体形成
されている。
【0022】この被覆材の変形例によれば、凸部31,
33a,33bそれぞれと凹部32,34,35それぞ
れとの嵌合構成により、より一層高い断熱効果を発揮す
ることができる。
【0023】被覆材を構成する断熱材料としては、ポリ
スチレン、ウレタン、グラスウールなど各種の断熱材料
が適用できる。また、周方向に3個以上に、すなわち、
全体として5個以上に分割して被覆材を構成しても良
い。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る発明のコンクリート構造
体の強度管理方法によれば、供試体の外表面全面を、均
一な厚みの断熱性被覆材で被覆して、供試体の外表面全
面からの放熱量を均一にするから、断面寸法の大きいコ
ンクリート構造体やセメント使用量の多い高強度コンク
リート構造体などのコンクリート構造体の硬化に伴って
発生する反応熱の内部への蓄積と同様の温度履歴を精度
良く供試体に付与することができ、コンクリート構造体
の強度管理を、小型の供試体でもって精度良く行うこと
ができるようになった。
【0025】しかも、周方向で複数個に分割した被覆材
を用いるから、例えば、凹部などの穴の中に供試体を埋
め込む場合に比べ、両側から挟むようにして外嵌し、そ
の合わせ面箇所をシール材でシールするだけで型枠や蓋
の外表面に被覆材を密着して被覆でき、その作業を容易
にできる利点がある。殊に、紙製の型枠を用いた場合
に、従来のように供試体を強制的に埋め込むものでは、
その埋め込みに伴って外部から圧力を受け、供試体を変
形しやすいのに比べ、本発明では、外部から圧力を加え
ることを抑制でき、紙製の型枠であっても強度管理を良
好に行うことができるようになった。
【0026】請求項2に係る発明のコンクリート構造体
の強度管理方法によれば、分割された被覆材どうしの合
わせ箇所からの熱の逃げを効果的に防止するから、反応
熱の内部への蓄積と同様の温度履歴をより一層精度良く
供試体に付与することができ、コンクリート構造体の強
度管理をより一層精度良く行うことができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】縦断面図である。
【図3】被覆材の変形例を示す分解斜視図である。
【図4】被覆材の変形例を示す分解斜視図である。
【図5】被覆材の変形例を示す分解斜視図である。
【図6】縦断面図である。
【符号の説明】
1…コンクリート 2…型枠 3…蓋 4…供試体 5…被覆材 6…シール材としての接着テープ 31,33a,33b…凸部 32,34,35…凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強度を推定しようとするコンクリート構
    造体と同じコンクリートを円筒容器状の型枠内に打設す
    るとともに、その上部開口を蓋で閉塞して供試体を成型
    し、コンクリートの打設直後の型枠と蓋の外表面全面
    を、周方向で複数個に分割するとともに全体を均一な厚
    みとした断熱性の被覆材で被覆し、前記被覆材どうしの
    合わせ箇所をシール材でシールし、所定期間養生後に前
    記型枠内から前記供試体を取り出して、その強度を測定
    することを特徴とするコンクリート構造体の強度管理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の合わせ箇所で互いに隣接する
    被覆材の一方に凸部を、他方に前記凸部を嵌合する凹部
    をそれぞれ一体連接してあるコンクリート構造体の強度
    管理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019177A3 (en) * 2002-08-23 2004-04-22 Sang-Soo Kim Device and method for testing paving materials
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JP2019007231A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 太平洋セメント株式会社 コンクリート舗装の養生終了時期の判断方法

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