JPH0339640Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0339640Y2 JPH0339640Y2 JP5464187U JP5464187U JPH0339640Y2 JP H0339640 Y2 JPH0339640 Y2 JP H0339640Y2 JP 5464187 U JP5464187 U JP 5464187U JP 5464187 U JP5464187 U JP 5464187U JP H0339640 Y2 JPH0339640 Y2 JP H0339640Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- thermosetting resin
- fiber
- seal packing
- impregnated
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Lift Valve (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は繊維強化プラスチツク製弁体、特に、
薬液等液体の輸送用パイプラインに設置する円板
状の繊維強化プラスチツク製弁体に関するもので
ある。
薬液等液体の輸送用パイプラインに設置する円板
状の繊維強化プラスチツク製弁体に関するもので
ある。
液体の輸送用パイプライン等に設置する繊維強
化プラスチツク製弁体としては、熱硬化性樹脂を
ガラス繊維に含浸させて円板状になした2枚の材
料を、一対の割金型で加圧、加熱して円板状に形
成したものや、所定の型に熱硬化性樹脂を含浸さ
せたガラス繊維を積層、或は張り合わせて円板状
に形成したものが、従来から知られている。即
ち、従来の繊維強化プラスチツク製弁体は、略円
板状の弁全体が熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸
させた所謂FRPからなるものである。
化プラスチツク製弁体としては、熱硬化性樹脂を
ガラス繊維に含浸させて円板状になした2枚の材
料を、一対の割金型で加圧、加熱して円板状に形
成したものや、所定の型に熱硬化性樹脂を含浸さ
せたガラス繊維を積層、或は張り合わせて円板状
に形成したものが、従来から知られている。即
ち、従来の繊維強化プラスチツク製弁体は、略円
板状の弁全体が熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸
させた所謂FRPからなるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように、弁全体が熱硬化性樹脂をガラス
繊維に含浸させたFRPからなるものは、弁体の
開閉に際してそれがシールパツキンに圧接する部
分、即ち、弁体の周縁部の熱硬化性樹脂が、開閉
の反復により削り取られ、この削り取られた部分
から露出したガラス繊維によってシールパツキン
が切削されるという欠点があった。特に、シール
パツキンがゴム製の場合にガラス繊維による切削
量が著しく、長期に亘り弁機能を保持することが
できなかつた。
繊維に含浸させたFRPからなるものは、弁体の
開閉に際してそれがシールパツキンに圧接する部
分、即ち、弁体の周縁部の熱硬化性樹脂が、開閉
の反復により削り取られ、この削り取られた部分
から露出したガラス繊維によってシールパツキン
が切削されるという欠点があった。特に、シール
パツキンがゴム製の場合にガラス繊維による切削
量が著しく、長期に亘り弁機能を保持することが
できなかつた。
本考案は、上述のような従来の欠点を解消した
もので、弁体がシールパツキンに圧接する部分
に、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層を設けることにより、シールパツキンの切削
摩耗を低減し、長期使用に耐えられるようにした
繊維強化プラスチツク製弁体を提供するものであ
る。
もので、弁体がシールパツキンに圧接する部分
に、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層を設けることにより、シールパツキンの切削
摩耗を低減し、長期使用に耐えられるようにした
繊維強化プラスチツク製弁体を提供するものであ
る。
本考案の繊維強化プラスチツク製弁体は、熱硬
化性樹脂を含浸させたガラス繊維により略円板状
の弁本体を形成してある。またこの弁本体の少な
くとも周縁部には有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸
させてなる樹脂層を設けたことを特徴としてい
る。
化性樹脂を含浸させたガラス繊維により略円板状
の弁本体を形成してある。またこの弁本体の少な
くとも周縁部には有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸
させてなる樹脂層を設けたことを特徴としてい
る。
本考案においては、略円板状の弁本体を、熱硬
化性樹脂を含浸させたガラス繊維からなるFRP
により形成してあるから、破損する心配のない強
堅な弁体となる。また、この弁体の少なくとも周
縁部には有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてな
る樹脂層を設けてあるから、弁体の開閉に際して
は上記樹脂層の部分がシールパツキンに圧接す
る。弁体の開閉が繰り返し行われ、その周縁部の
熱硬化性樹脂が削り取られても、その部分から露
出するのは有機繊維であり、該有機繊維によるシ
ールパツキンの切削が減少する。
化性樹脂を含浸させたガラス繊維からなるFRP
により形成してあるから、破損する心配のない強
堅な弁体となる。また、この弁体の少なくとも周
縁部には有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてな
る樹脂層を設けてあるから、弁体の開閉に際して
は上記樹脂層の部分がシールパツキンに圧接す
る。弁体の開閉が繰り返し行われ、その周縁部の
熱硬化性樹脂が削り取られても、その部分から露
出するのは有機繊維であり、該有機繊維によるシ
ールパツキンの切削が減少する。
次に本考案の実施例を添附の図面において説明
する。
する。
第1図は弁体の1部分を切除した斜視図、第2
図は使用状態を断面で示した説明図、第3図は別
の実施例を示す断面図である。
図は使用状態を断面で示した説明図、第3図は別
の実施例を示す断面図である。
本考案は、第1図及び第2図に示す如く、弁軸
1に熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維によつ
て略円板状の弁本体2を形成してある。この熱硬
化性樹脂としては液状のポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂に硬化剤、着色剤、充填剤等を添加し混
合したものがある。図示していないが、硬質の合
成樹脂や金属等からなる薄い円板状の芯材を弁軸
に一体に設け、該芯材を熱硬化性樹脂を含浸させ
たガラス繊維で被つて弁本体を形成するようにし
てもよい。この弁本体2の周縁部には、有機繊維
に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹脂層3を設け
てある。有機繊維としてはテフロン繊維、ビニロ
ン繊維等があり、かかる有機繊維がシールパツキ
ン、特にゴム製のシールパツキン4に摩擦接触し
ても、シールパツキン4が摩耗しにくい。
1に熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維によつ
て略円板状の弁本体2を形成してある。この熱硬
化性樹脂としては液状のポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂に硬化剤、着色剤、充填剤等を添加し混
合したものがある。図示していないが、硬質の合
成樹脂や金属等からなる薄い円板状の芯材を弁軸
に一体に設け、該芯材を熱硬化性樹脂を含浸させ
たガラス繊維で被つて弁本体を形成するようにし
てもよい。この弁本体2の周縁部には、有機繊維
に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹脂層3を設け
てある。有機繊維としてはテフロン繊維、ビニロ
ン繊維等があり、かかる有機繊維がシールパツキ
ン、特にゴム製のシールパツキン4に摩擦接触し
ても、シールパツキン4が摩耗しにくい。
第3図は別の実施例で、弁本体2の外周面全体
に、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層3を設けたものを示してある。このものは前
記実施例の弁体が樹脂層3を周縁部に、即ち、シ
ールパツキン4に圧接する部分のみに樹脂層3を
設けてあるのに対し、弁本体2の全体を樹脂層3
で被覆したもので、両実施例に示した弁体ともそ
れを形成する手段は種々あるが、プレス形成が好
適である。
に、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層3を設けたものを示してある。このものは前
記実施例の弁体が樹脂層3を周縁部に、即ち、シ
ールパツキン4に圧接する部分のみに樹脂層3を
設けてあるのに対し、弁本体2の全体を樹脂層3
で被覆したもので、両実施例に示した弁体ともそ
れを形成する手段は種々あるが、プレス形成が好
適である。
なお、図示していないが、弁軸は弁体を形成し
た後に挿着するものであつてもよい。
た後に挿着するものであつてもよい。
以上のように本考案によれば、略円板状の弁本
体をFRPにより形成してあるから、開閉を頻繁
に繰り返しても破損の心配がない強堅な弁体であ
る。また、シールパツキンに圧接する周縁部に
は、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層を設けてあるから、開閉が繰り返し行われて
周縁部の熱硬化性樹脂が削り取られても、露出す
るのは有機繊維であり、この有機繊維は開閉に際
してシールパツキンを傷つけることがなく、シー
ルパツキンの摩耗が極力低減するので、弁機能を
保持して長期の使用に耐えられる強堅な繊維強化
プラスチツク製弁体である。
体をFRPにより形成してあるから、開閉を頻繁
に繰り返しても破損の心配がない強堅な弁体であ
る。また、シールパツキンに圧接する周縁部に
は、有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹
脂層を設けてあるから、開閉が繰り返し行われて
周縁部の熱硬化性樹脂が削り取られても、露出す
るのは有機繊維であり、この有機繊維は開閉に際
してシールパツキンを傷つけることがなく、シー
ルパツキンの摩耗が極力低減するので、弁機能を
保持して長期の使用に耐えられる強堅な繊維強化
プラスチツク製弁体である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は弁体の
1部分を切除した斜視図、第2図は使用状態を断
面で示した説明図、第3図は別の実施例を示す断
面図である。 図中2は弁本体、3は樹脂層を示す。
1部分を切除した斜視図、第2図は使用状態を断
面で示した説明図、第3図は別の実施例を示す断
面図である。 図中2は弁本体、3は樹脂層を示す。
Claims (1)
- 熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維により略
円板状の弁本体を形成し、該弁本体の少なくとも
周縁部には有機繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて
なる樹脂層を設けたことを特徴とする繊維強化プ
ラスチツク製弁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464187U JPH0339640Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464187U JPH0339640Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63162172U JPS63162172U (ja) | 1988-10-24 |
JPH0339640Y2 true JPH0339640Y2 (ja) | 1991-08-21 |
Family
ID=30881819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5464187U Expired JPH0339640Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0339640Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11118046A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-30 | Honda Motor Co Ltd | 摺動部材 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP5464187U patent/JPH0339640Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63162172U (ja) | 1988-10-24 |
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