JPH0334538Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334538Y2
JPH0334538Y2 JP3679187U JP3679187U JPH0334538Y2 JP H0334538 Y2 JPH0334538 Y2 JP H0334538Y2 JP 3679187 U JP3679187 U JP 3679187U JP 3679187 U JP3679187 U JP 3679187U JP H0334538 Y2 JPH0334538 Y2 JP H0334538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
packing
valve gland
lubricant
gland
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3679187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63145081U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3679187U priority Critical patent/JPH0334538Y2/ja
Publication of JPS63145081U publication Critical patent/JPS63145081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0334538Y2 publication Critical patent/JPH0334538Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は配管等に設けられる流量制御弁や開閉
弁の弁軸摺動部のパツキン、いわゆる弁グランド
パツキンに関し、詳しくは断面が方形な細長い繊
維質のパツキン体の潤滑剤を含浸してなる弁グラ
ンドパツキンにおける該潤滑剤の漏洩を有効に防
止するための弁グランドパツキンの改良に関す
る。
〔従来技術〕
流量制御弁や開閉弁の弁軸が弁体を貫通する弁
グランド部は、通常弁軸を摺動自在にシールする
ための弁グランドパツキンが充填される。該パツ
キンの多くは、天然石綿繊維などの繊維質の素材
に黒鉛などを充填して紐状に加工した後、編組・
圧縮整形して、断面をほぼ方形な細長いパツキン
体に仕上げると共に、種々の液状の潤滑剤を含浸
して完成される。この潤滑剤は弁軸の摺動を円滑
にしたりシール性を高める等のために含浸されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の弁グランドパツ
キンは、長期間の使用により、弁内部圧の影響を
受けて、パツキン体に含浸した潤滑剤が押出さ
れ、弁グランド部から外部へ漏出するという問題
があつた。特に弁を流れる流体の温度が高いとこ
の傾向は助長される。このようにパツキン体に含
浸した潤滑剤が漏出すると、弁軸摺動面の摩擦抵
抗が大きくなり、円滑な弁作動を阻害する。ま
た、潤滑剤の失われたパツキン体の繊維質と黒鉛
からなる複合体は、一種の多孔質体となつて弁グ
ランド部のシール性を低下せしめ、そのため弁内
部から漏洩する流体に含まれる固形分が該多孔質
体の間〓に浸入し、パツキン体の固化を招く。こ
のように固化したパツキン体はそのシール性を極
端に劣化させる。更にその固化が不均一な場合に
は、漏洩流体路が形成されて漏洩流量が極部的に
増加する原因となり、また、弁軸の〓間腐蝕など
が生ずることもある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる従来の弁グランドパツキンの問
題点を解決し、潤滑剤の漏洩を有効に防止するこ
とのできる弁グランドパツキンを提供することを
目的とするものである。
このような本考案の弁グランドパツキンは、断
面がほぼ方形な細長い繊維質のパツキン体に潤滑
剤を含浸させてなる弁グランドパツキンにおい
て、前記パツキン体の弁軸方向の少なくとも一端
面に潤滑剤の漏洩防止層を設けたことを特徴とし
ている。
〔実施例及び作用〕
次に図面に基づいて本考案の弁グランドパツキ
ンの実施例を説明する。
第1図は本考案の弁グランドパツキンの一例を
示す斜視図であり、説明の便宜上一部を切取つて
その断面構造を示してある。また、第2図は第1
図の部分拡大図である。
弁グランドパツキン1は、天然石綿繊維などの
繊維質に黒鉛などを充填し、それに潤滑剤を含浸
すると共に断面を矩形に圧縮整形した細長いパツ
キン体2、及びその上下面に設けられた潤滑剤の
漏洩防止層3を有している。漏洩防止層3は弁内
部圧による潤滑剤の漏出圧力に十分耐える強度及
び厚さを有するのであればよく、緻密な膜形成の
できる合成樹脂材料などを使用することができ
る。耐熱性などの点から特にシリコン樹脂やフツ
素樹脂などが好ましい。漏洩防止層3が設けられ
るパツキン体2の面は、好ましくは弁軸摺動面4
(即ち弁グランド部に充填したとき弁軸に対する
接触面を形成する面)を挟む両端面5であるが、
該端面5の少なくとも一面に設けることでもよ
い。
漏洩防止層3をパツキン体2の前記端面5に形
成する方法は特に制限はないが、例えば、シコン
樹脂などをコーテイングやラミネート加工により
積層体に形成する方法、あるいはフツ素樹脂など
のシートを前記端面と同一形状に形成して前記端
面上に載置する方法などがある。後者の方法は後
述するように、弁グランド部にパツキンを充填積
層する際、パツキン体の積層面間に挟み込むだけ
でよいので簡便な方法である。
本考案の弁グランドパツキンの形状は、通常第
1図に示したようなリング状とされる。このよう
なリング状に形成するためには、例えば細長い紐
状のパツキン材を所定の長さに切断した後、リン
グ状の型に入れて圧縮整形したり、あるいは打抜
加工などによつて行うことができる。次に、この
リング状の弁グランドパツキンは、必要個数積重
ねられ第3図に示すような円筒体に形成した後、
第4図に示すように弁グランド部に充填すること
ができる。勿論個々のリング状の弁グランドパツ
キンを直接弁グランド部へ次々と積層することも
可能である。第4図は本考案の弁グランドパツキ
ンを弁グランド部に充填した状態を示す軸断面図
で、弁本体6の弁グランド部7に弁グランドパツ
キン1が充填された後、フランジ8によつて上部
を押え、ボルト9で締付ける。弁軸10は弁グラ
ンド部7において摺動自在にシールされる。
なお、弁グランドパツキンは第1図のようなリ
ング状に形成するのではなく、細長い紐状のまま
弁グランド部へ巻回するように積層して充填する
こともできる。また、前述した潤滑剤の漏洩防止
層は弁軸摺動面を挟む端面のみではなく、必要に
応じてその外周面に相当する面にも形成すること
もできる。この場合は漏洩防止効果のみならずパ
ツキン体の強度を向上する作用もある。
〔考案の効果〕
本考案の弁グランドパツキンは、パツキン体の
弁軸方向の少なくとも一端面に潤滑剤の漏洩防止
層を設けたことにより、弁内部圧力による潤滑剤
の漏洩が有効に阻止され、長期間弁軸の円滑な作
動及びシール性を維持することができ、また弁軸
の〓間腐蝕を防止することができる。更に、長期
間使用後に該パツキンを弁グランド部から取り外
す際、パツキンの固化や壁面への固着がないので
取り外しが容易であり、特にパツキンの漏洩防止
層面間の剥離性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の弁グランドパツキンの一例を
示す斜視図、第2図は第1図の部分拡大図、第3
図は第1図に示すパツキンを積層して弁グランド
部へ充填するように形成した状態を示す斜視図、
第4図は本考案の弁グランドパツキンを弁グラン
ド部へ充填した状態を示す軸断面図。 1……弁グランドパツキン、2……パツキン
体、3……漏洩防止層、4……弁軸摺動面、5…
…端面、6……弁本体、7……弁グランド部、8
……フランジ、9……ボルト、10……弁軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面がほぼ方形な細長い繊維質のパツキン体2
    に潤滑剤を含浸させてなる弁グランドパツキンに
    おいて、前記パツキン体2の弁軸方向の少なくと
    も一端面5に潤滑剤の漏洩防止層3を設けたこと
    を特徴とする弁グランドパツキン。
JP3679187U 1987-03-12 1987-03-12 Expired JPH0334538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3679187U JPH0334538Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3679187U JPH0334538Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63145081U JPS63145081U (ja) 1988-09-26
JPH0334538Y2 true JPH0334538Y2 (ja) 1991-07-22

Family

ID=30847527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3679187U Expired JPH0334538Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0334538Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63145081U (ja) 1988-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2769523B2 (ja) パッキンリングの構造とその製造方法並びにそれを用いたシール装置
SU1720503A3 (ru) Сальниковое уплотнение
US6485809B1 (en) Low stress to seal gasket
JP2594231B2 (ja) グランドパッキン
CA2037075C (en) Packing and method for producing the same
US2368380A (en) Shaft seal
US6268020B1 (en) Method of fabricating high sealing gaskets
JPH0334538Y2 (ja)
US3117795A (en) Spiral wound gasket
JP3008343B2 (ja) 膨張黒鉛シート及びそれを用いたグランドパッキン
JPS6212422B2 (ja)
JPH0446118Y2 (ja)
JPH0210373Y2 (ja)
JPS6078186A (ja) 弁のグランドパツキン
US3492011A (en) Laminated gasket construction
JPH10231111A (ja) 膨張黒鉛シート
JPS6311551B2 (ja)
JPS5916598Y2 (ja) 軸封装置
JPH0534383Y2 (ja)
RU2805402C1 (ru) Спирально-навитая прокладка и способ ее изготовления
JPH0245594Y2 (ja)
JPH0334517Y2 (ja)
JPS628461Y2 (ja)
JPS6234052Y2 (ja)
JPS5845623B2 (ja) 軸封用パッキン