JP3201512B2 - シート熱成形用型及びその製造方法 - Google Patents

シート熱成形用型及びその製造方法

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JP3201512B2
JP3201512B2 JP12369596A JP12369596A JP3201512B2 JP 3201512 B2 JP3201512 B2 JP 3201512B2 JP 12369596 A JP12369596 A JP 12369596A JP 12369596 A JP12369596 A JP 12369596A JP 3201512 B2 JP3201512 B2 JP 3201512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート熱成形用型
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラバー型によるシート熱成形法は、従来
の圧空・真空成形法と異なり、製品の均一板厚成形が可
能で、しかも引き込み成形であることから、薄い樹脂シ
ート以外にも従来の技術では成形困難な厚板素材や、強
化繊維の入った樹脂シートの成形にも利用が可能であ
る。そのため、このシート熱成形法に用いるラバー型の
構造は、成形品質向上を図るために必要な技術である。
【0003】型にラバーを使用し、同上素材のプレス成
形法として、例えば、特公昭53−11976号公報が
挙げられる。この成形法では、雄型として凸部表面にシ
リコンゴム等のラバー材を重ねて使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の型では、成形品の上面(底面)に対して強い加
圧力を出すことができるが、成形品の側面部やコーナ部
に対して加圧力が不足し、成形品の形状によっては、希
望する形にならなかった。すなわち、図24に示すよう
に、型の側面角度α1 が緩やかで、上面コーナ部のR1
が大であればコーナ部の加圧力に影響が少ない。
【0005】しかし、図25に示すように、角度α1
急で、上面コーナ部の半径R1 が小であれば、側面部や
コーナ部に大きな加圧力が出ない。また、成形を繰り返
して行うと、温度によりラバー材が熱膨張するが、ラバ
ー材を支持しているベース板との熱膨張の差により、ラ
バー材がベース板から剥がれやすくなる。
【0006】更に、特公平6−77961号公報は、雌
・雄両型の少なくともいずれか一方の型表面に繊維質ま
たは多孔質の弾褥可ジョウ性シートを貼着すると共に、
表面部に液状シリコンゴムを塗布し、含浸硬化させた型
を使用するプレス成形法である。これは、型表面のラバ
ー層付着方法を工夫したものであり、ラバー型の弾性変
形を積極的に利用し、側面部の加圧をするプレス成形法
とは異なる。
【0007】一般に、上下の型が金型からなる成形で
は、成形時にシート素材が伸びるとシート素材の厚みが
変わり、シート素材の薄くなった部分に加圧斑が生じて
しまう。これに対し、ラバー型であれば、多少素材の厚
みが違っても、ラバーの弾性力でカバーできる。
【0008】すなわち、図26において、t1 <t2
場合、ラバー型の加圧方向側が縮んで側面側に伸びる。
この方法では、粘着シートが薄いため、側面部の加圧が
できない。そこで、粘着シートの厚みを厚くすることも
考えられるが、厚くしすぎるとコーナ部の加圧が不足す
ることになる。
【0009】本発明は、上記問題点を除去し、熱可塑性
樹脂シート素材、あるいは熱可塑性樹脂を主構成材料と
する繊維強化複合シート素材(繊維には、長繊維、短繊
維の他パウダーも含む)の熱成形に用いるラバー型にお
いて、素材の型内均一加圧が充分にでき、製品上面部や
側面部の凹凸形状やしぼ出しおよび、成形時に死角とな
る部分の成形を可能にするラバー型の型構造と、その型
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】また、その型の連続運転時、ラバーの熱膨
張を押さえるためのコア部は冷却機能を有し、安定した
成形性を実現するラバー型の型構造を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑性樹脂を
主構成材料とする繊維強化複合シート素材の熱成形用型
において、ラバー型ベース板にコア材が設けられたラバ
ー支持部材を有し、該支持部材のコア材表面をラバー厚
みが部分的に異なるラバー層で覆い、前記ラバー層の熱
膨張を抑え、型変形を防止するようにしたものである。
【0012】〔2〕上記〔1〕記載のシート熱成形用型
において、前記ラバー層の厚みは側面部が上面部より大
である。 〔3〕上記〔1〕記載のシート熱成形用型において、前
記コア材に突起形状を有する。 〔4〕上記〔1〕記載のシート熱成形用型において、前
記コア型内部に可動式コア材を有し、スライド式支持材
にて前記ラバー型ベース板に固定し、加圧時、前記ラバ
ー層の変形とともに、前記コア材自体も可動可能にして
なる。
【0013】〔5〕上記〔3〕又は〔4〕記載のシート
熱成形用型において、シート素材を加圧した際、前記ラ
バー型ベース板の上面部が完全に前記キャビ型内部に入
り込むようにしたものである。 〔6〕上記〔1〕又は〔4〕記載のシート熱成形用型に
おいて、流体による温調用配管を、前記コア部材もしく
は前記ラバー型ベース板部あるいは両方に設置し、成形
時の熱によるラバーの温度変化を抑えるようにしたもの
である。
【0014】〔7〕上記〔1〕記載のシート熱成形用型
において、流体による温調用配管を、前記コア部材もし
くはラバー型ベース板部あるいは両方、及びキャビ型に
も備えるようにしたものである。 〔8〕熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑性樹脂を
主構成材料とする繊維強化複合シート素材の熱成形用型
において、雄型に弾性体容器を組み込み、加圧成形時に
死角となる部分の成形を可能にするようにしたものであ
る。
【0015】
〔9〕上記〔8〕記載のシート熱成形用型
において、前記弾性体容器を前記雄型の一部に組み込む
ようにしたものである。 〔10〕上記〔8〕記載のシート熱成形用型において、
前記弾性体容器を前記雄型の成形表面に組み込むように
したものである。 〔11〕熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑性樹脂
を主構成材料とする繊維強化複合シート素材の熱成形用
型の製造方法において、注形モールド内に可溶性コアを
セットし、空間に注形材料を注入する工程と、この注入
された注形材料を硬化後、前記可溶性コアを溶解して排
出し、弾性体の型を製作する工程と、この弾性体の型を
雄型の本体部の側面部に固定する工程とを施すようにし
たものである。
【0016】〔12〕熱可塑性樹脂シート素材あるいは
熱可塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素
材の熱成形用型の製造方法において、流動性物質を内蔵
する弾性体容器を所望の雄型形状に合わせて製作するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示すラバー型を使用したシートの成形工程断面
図である。この図において、1はシート(素材)〔繊維
未強化熱可塑性樹脂シート、及び繊維強化熱可塑性樹脂
シート(短繊維、長繊維、一方向連続繊維及び織物状連
続繊維他パウダー等にて強化)〕を使用する。2はキャ
ビ型、3はコア型、4はキャビ型側押さえ板、5はコア
型側押さえ板である。
【0018】まず、図1(A)に示すように、素材クラ
ンプ装置(図示せず)によりシート1をキャビ型2とコ
ア型3の間に搬入する。次に、図1(B)に示すよう
に、シート1がコア型3に載置される。次に、図1
(C)に示すように、キャビ型2がシート1の加圧を開
始する。次に、図1(D)に示すように、加圧成形が行
われる。
【0019】ラバー型の内部構造としては、図2に示す
ように、ラバー支持部材6の表面をラバー層7で単に覆
ったタイプと、図3に示すように、ラバー支持部材8の
表面をラバー層9で覆うとともに、ラバー層9とラバー
支持部材8との接合力を高める目的で、1段の突起8A
の形状を付けたタイプと、図4に示すように、ラバー支
持部材10の表面をラバー層11で覆うとともに、ラバ
ー層11とラバー支持部材10との接合力を更に高める
目的で、多段の突起10Aの形状を付けたタイプとがあ
る。
【0020】(1)上記した図2のタイプのものは、ラ
バー支持部材6の中央部が突き出した形状に成っている
コア材6Aにラバー7がその表面に貼着している。ま
た、ラバー7の上面の厚みT1 に対して、側面の厚みT
2 の方が厚い。このように、側面の厚みT2 が厚いた
め、側面の加圧力を確保している。ラバー7の上面の厚
みT1 を薄くすることにより、コーナ部の加圧力が、従
来のものよりも大きくなるようにしている。
【0021】また、ラバー層7とラバー支持部材6との
接触部が凹凸になっているので、夫々が剥がれ難い。 (2)上記した図3のタイプのものは、ラバー支持部材
8の凸部であるコア材8Aの角に突起8Cを設けてい
る。このように、1段の突起8Cが形成されているた
め、上記(1)のタイプに比して、コーナ部の加圧力が
大であると共に、ラバー支持部材8に対してラバー層9
が剥がれ難い。なお、6B,8B,10Bはラバー型ベ
ース板である。
【0022】ところで、ラバー型の内部にコア材を有す
る構造で、成形時のラバー温度が上昇する場合、ラバー
層が熱膨張を起こし、型クリアランスが小さくなってし
まう。そこで、上記した実施例によれば、つまり図2〜
図4に示すように、型内部構造をラバー支持部材6,
8,10とすることにより、ラバーの膨張を抑え、クリ
アランス変化やラバー層7,9,11の変形を抑えるこ
とができる。
【0023】また、コア材8A,10Aに段差を設ける
ことで、ラバー層とラバー支持部材との接合力を高める
効果がある。図5に示すラバー型の内部構造は、ラバー
支持部材として、ラバー型ベース板21にスライド式支
持材23を介して可動コア材22が設けられた構造であ
る。図5(a)におけるSはストロークである。図5
(b)は可動コア材22がラバー型ベース板21側に移
動した図である。24はラバーである。
【0024】なお、型、コア材として、硬い材質(金
属、樹脂、木等)を使用し、製品裏側(コア側)にラバ
ー(シリコン、ウレタン等)型を使用する。このよう
に、可動コア材22を、スライド式支持材23を介して
可動式とし、加圧時のラバー変形に対応し、コア自体も
動くように構成したので、側面部のラバーが変形し易く
なり、側面加圧を充分に行うことができる。
【0025】図6は本発明のシート素材の成形工程の要
部を示す図である。図6(a)に示すように、成形完了
時、キャビ型31の下面31aに対してラバー型ベース
板33の上面部33aが下がっている場合、ラバー32
がキャビ型31外に逃げて側面部での圧力が充分かから
なくなるのを防止する目的で、ラバー型ベース板33の
上面部33aが、図6(b)に示すように、完全にキャ
ビ型31内部に入り込むようにしている。35はキャビ
型側押さえ板、34はコア型側押さえ板である。
【0026】このように、ラバー32とキャビ型31と
が閉じた状態において、ラバー型ベース板33の上面部
33aが完全にキャビ型31内に入るように構成したの
で、加圧時のラバー32の逃げ道を塞ぎ、ラバーがキャ
ビ型31内に充填され、ラバー32の加圧力が充分素材
に加えられる。これにより、製品側面部の加圧を充分に
行うことができる。
【0027】次に、ラバーの温調方式として流体による
温度制御及び電熱ヒータによる温度制御があるが、通常
の成形ではラバー型表面温度が成形とともに上昇するた
め、冷却機能を合わせ持つ流体による温度制御が適して
いる。図7は本発明の実施例を示すコア材部に温調用配
管を施した状態を示す断面図、図8は図7のA−A線断
面図である。
【0028】これらの図に示すように、41はラバー型
ベース板、42はラバー型ベース板内に形成される温調
用配管、43はコア材、44はコア材内に形成される温
調用配管、45はラバーである。42A,44Aはそれ
ぞれの温調用配管の出入り口である。このように、コア
材43及びラバー型ベース板41のラバー部に近い側に
温調用配管44を埋め込み、ラバー部の温度制御を行う
ことにより、成形時の熱によるラバー熱膨張を抑え、型
クリアランスを一定に保つことで、素材の成形性を安定
させることができる。また、ラバー型温度を一定に保つ
ことで、素材の冷却時間も安定させることができ、成形
品質を一定に保つことができる。
【0029】図9は本発明の実施例を示す可動コア材部
に温調用配管を施した状態を示す断面図であり、温調用
配管の構造は上記した図8と同様である。図9におい
て、51はラバー型ベース板、52はラバー型ベース板
内に形成される温調用配管、53は可動コア材、54は
可動コア材内に形成される温調用配管、55はラバー、
56はスライド式支持材である。
【0030】ここでは、可動コア材53及びラバー型ベ
ース板51に温調用配管52及び54を設置するように
している。可動コア材53は、スライド式支持材56に
てラバー型ベース板51に固定されており、加圧時に
は、ラバー55の変形と共に可動コア材53もラバー型
ベース板51に対して移動可能な状態になっている。
【0031】このように、図7及び図8と同様に、可動
コア材53及びラバー型ベース板51に温調用配管5
2,54を埋め込み、ラバー部の温度制御を行うことが
できる。さらに、図10に示すように、コア型61のみ
でなく、キャビ型62、キャビ型側押さえ板63、及び
コア型側押さえ板64の何れにも温調用配管65を設置
し、キャビ型62とキャビ型側押さえ板63間には断熱
材66を設け、それぞれの箇所を断熱すると共に、シー
トの引き込み性を向上させる目的でキャビ型側押さえ板
63の下面には滑り材67、コア型側押さえ板64の上
面には滑り材68を設けている。
【0032】このように、コア型61以外にも温調用配
管65を埋め込むことにより、キャビ型62、キャビ型
側押さえ板63、コア型側押さえ板64の個々の温度制
御が行えるため、より最適な成形条件出しが可能とな
る。以下、本発明のラバー型を用いた具体例とそのラバ
ーの変形量について説明する。
【0033】図11は本発明の実施例を示す第1のラバ
ー型(固定式コア)の模式断面図、図12は本発明の実
施例を示す第2のラバー型(可動式コア)の模式断面
図、図13はそれらのラバー型の上面図である。図11
にはラバー型ベース板71にコア材72が設けられ、そ
の表面にラバー層73が形成されている。そのラバー層
73は幅L1 は610mm、奥行きL2は470mmで
あり、コア材72の上面部の厚さD1 は30mm、側面
部の厚さD2 は60mm、そのラバー層73の高さH1
は90mmである。そこで、ラバー層73の側面部(角
部を含む)において、ラバー層73の上面からD3 (1
5mm)の位置を測定位置A、その測定位置AからD4
(35mm)の位置を測定位置B、その測定位置Bから
5 (35mm)の位置を測定位置Cとし、ラバー層7
3の上面に加圧力F3kgf/cm2 が加えられた場合
のラバー層の変形量(単位mm)が図14に示される。
なお、図12において、81はラバー型ベース板、82
は可動コア材、83はラバー層、84はスライド式支持
材である。
【0034】すなわち、固定されたコア材を有するラバ
ー型(No.1)と、可動式コア材を有するラバー型
(No.2)において、ラバー型底面部を加圧した状態
でのラバー変形量を測定し、型構造の影響による変形量
の差を比較した。その結果、図14に示すように、可動
式コアを使用することにより、型側面部のラバー変形量
が大きくなることを確認した。
【0035】つまり、図14から明らかなように、側面
部のラバー層を厚くした式(No.1)においては、シ
ートの側面部(角部を含む)に対して十分な加圧力を得
ることができる。特に、可動コア式(No.2)におい
ては、シートの側面部(角部を含む)に対して前記(N
o.1)より大きい加圧力を得ることができることが分
かった。
【0036】次に、図15は本発明の実施例を示す可動
式コア部を有するラバー型の模式側面図、図16はその
ラバー型の上面図である。図15の可動式コア部を有す
るラバー型91は、幅L1 が610mm、奥行きL2
470mm、高さH2 が90mmであり、ラバー型91
の上面部から下方に、距離45mm(L10)の位置にお
いて位置A(側面)、位置B(背面)、位置C(角部)
をそれぞれ測定位置とし、雰囲気温度100℃、冷却水
温度23℃とした場合のラバー熱膨張量(単位mm)が
図17に示される。
【0037】すなわち、雰囲気温度100℃のオーブン
内にそのラバー型を入れ、型温度を上昇させた際の冷却
水にてそのラバー型を冷やす場合と、冷やさない場合と
のラバー型熱膨張量を測定比較した。その結果、図17
に示すように、冷却水にてラバー部を冷却することで、
ラバー部の熱膨張量を大幅に抑えることができることを
確認した。
【0038】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。 (A)雄型の一部をゴム弾性体容器とする場合 (1)まず、成形品の形状により型構造がアンダーカッ
トになる場合、その形状を一工程で形成するには、可動
型(割り型)にしたり、スライドコアなど複雑な機構を
必要とする。本発明の成形型は、成形材料および成形法
の制約に合うものでできるだけ簡便に、かつ低廉な型製
作を実現するものである。特に、アンダーカット部分の
成形を可能にし、かつ成形品の離型時に容易に型から外
せるような構造にする。
【0039】(2)このような部分を弾性体ゴム状のも
ので容器状にし、型の一部を構成、内部の流体の加圧に
より膨張し、相手側の型形状に従って変形して必要な圧
力をかけ、成形完了時にはその部分が収縮、成形品の離
脱を容易にするが、本発明では、当該弾性体ゴム状の圧
力容器を型の形状に忠実に製作し、型の一部として構成
させることにある。
【0040】(3)通常、アンダーカットの部分は可動
構造にし、雄型の一部もリフターやコアスライド構造に
するが、その部分の形状をモデルで作り付け、その部分
モデルの反転型を簡便な方法で準備する。 (4)この型の中へゴム弾性体となる材料を注形し、流
体の容器を作る。図示の物は中空構造の容器とするた
め、可溶性のコアを型の中に予め宙釣りにしてその容器
が注形され、硬化した後に、溶解し取り出す。
【0041】(5)弾性体ゴム状素材は伸び率が最低8
0%、通常150%くらいのゴム弾性を持つもので、加
圧時に気密性を保つもの、かつ、繰り返し膨張・収縮の
作業に耐える靱性を持っていなければならない。図18
は本発明のシート熱成形用型(プレス型)の一例を示す
断面図、図19は図18に示したプレス型の加圧成形時
の形状を示す断面図である。
【0042】これらの図において、101は雌型、10
2は雌型101の一部を構成する可動部分(一般にはス
ライドとよばれる)、103は雄型、104は雄型に組
み込まれた流動性物質を内蔵する弾性体容器、105は
雄型の芯材(コア)、106は雄型の一部を構成する可
動部分(リフター、スライド)である。108はシート
(素材)である。
【0043】次に、このシート熱成形用型(プレス型)
の製造方法について説明する。図20は本発明の型の一
部をゴム弾性体容器とする型の製造工程図である。ま
ず、図20(a)に示すように、注形モールド(分割
型)201内に可溶性コア、例えば、発泡スチロール2
02をセットし、空間に注形材料203を注ぐ。 次
に、図20(b)に示すように、硬化後、可溶性コアで
ある発泡スチロール202を溶解して、取り出すと、ゴ
ム弾性体容器とする型204を製作することができる。
ここで、ゴム弾性体容器とする型204は、流動性物質
を供給、排出するための口205と、コア型本体に固着
(かしめる)するための突起206を形成する。
【0044】ここで、雄型103に対するゴム弾性体容
器104の取付位置について説明する。アンダーカット
部が成形品の対向する側壁2面であれば、芯材105の
一側壁に可動部分108を、他の側壁にゴム弾性体容器
104を設ける。また、2面ともゴム弾性体容器104
を設けてもよい。
【0045】また、アンダーカット部が成形品の側壁全
周に有する場合も、芯材105の側壁に可動部材108
とゴム弾性体容器104とを適宜選択して設ければよ
く、また、側壁全面にゴム弾性体容器104を設けても
よい。 (B)雄型の全面(成形表面)をゴム容器とする場合 図21は本発明のシート熱成形用型(プレス型)の他の
例を示す断面図、図22は図21に示したプレス型の加
圧成形時の形状を示す断面図である。
【0046】111は雌型、112は雌型の一部を構成
する可動部分、113は雄型、114は雄型の一部を構
成する流動性物質を密閉する弾性体表面層、115は雄
型の芯材(コア)である。本発明には非圧縮体で流動性
のある物質を、弾力性のある容器で雄型の表面形状に従
い、製作されたものに密閉し、必要に応じて加圧、変形
させることによりプレス時の圧力を失わず死角(アンダ
ーカット)を有する形状に沿わせることが目的で、流動
性物質には水性または油性の液体を使用し、弾力性容器
には天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂などを加工したもの
を使用する。密閉された流動性物質には加圧プレス成形
時に更に圧力をかけるため加圧ポンプを利用し、必要に
応じて加圧、減圧することもできる。
【0047】以下、上記した流体加圧成形用の型の製造
方法について説明する。図23は本発明の実施例を示す
流体加圧成形用の型の製造工程図である。 (1)まず、図23(a)に示すように、予め成形型の
相手側雌型の開口部より小さい雄型の形状を定義し、更
にその形状モデル(モデルA)231を準備する。素材
は金属または一般モデル素材である。なお、221は雌
型、222はその雌型の一部を構成する可動部分であ
る。
【0048】(2)次に、図23(b)に示すように、
上記モデルA231から反転モデルB241を製作す
る。素材はエポキシ樹脂または石膏などである。 (3)次に、図23(c)に示すように、反転モデルB
241が製作されたなら、モデルA231を切削し、弾
性ゴム容器の所望の厚さ分落とす。つまり、肉厚分削り
加工を行う。これを仮にモデルC251とする。
【0049】(4)次に、図23(d)に示すように、
反転モデルB241とモデルC251とを合わせ、その
空間に弾性ゴム物質を造形するが、通常一般には注形性
の良い液体または粘性体の物が選ばれ可硫または硬化反
応により希望の弾力性、気密性、靱性などを持つ皮膜を
製作する。なお、モデルA(後にはモデルC)が金属素
材による場合は、それをそのまま雄型の芯材部品として
使用できる。一般モデル材が使用された場合にはモデル
Cは雄型の倣いモデルとして利用し、雄型の芯材部品を
製作する。
【0050】また、上記(4)で準備された弾力性ゴム
容器を雄型芯材に合わせ完全にシールし、その間に流体
を圧入できるような工夫をする。上記のように構成した
ので、流動性物質を内蔵する弾力性のある容器が型の一
部として組み込まれていることから、プレス成形時に雌
雄の合わせ型で加圧し成形する板状物質が型の表面形状
に沿って塑性変形する際合わせ型の相手形状に従って、
自由に形状を変え、死角(アンダーカット)の部分にも
入り込むことになる。当該流動性物質に非圧縮体を選ぶ
ことにより、加圧時の圧力を失うこと無く変形させ、型
開き、成形品の取り出し時には元の形状に戻り離型を容
易にすることができる。
【0051】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、ラバー型を使用す
ることにより、ラバーの弾性変形を利用し、加圧時ラバ
ーがキャビ型内に充填され、ラバーが加圧媒体として働
くため、シート素材に対し均一加圧が可能となり、キャ
ビ型底部の凹凸やしぼ出しを容易に成形することができ
る。
【0053】(2)請求項2記載の発明によれば、ラバ
ー型の側面部の加圧力を高めることができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、コア材に突起を形
成することにより、コア材とラバー層との接合力が高ま
り、コア型の耐久性を向上させることができる。
【0054】(4)請求項4記載の発明によれば、可動
式コア材としたので、ラバー層の変形自由度が増し、製
品の側面加圧力が増大するため、側面部の凹凸やしぼが
容易に成形できる。 (5)請求項5記載の発明によれば、ラバー型とキャビ
型とが閉じた状態において、ラバー型ベース板の上面部
が完全にキャビ型内に入るように構成したので、加圧時
のラバーの逃げ道を塞ぎ、ラバーがキャビ型内に充填さ
れ、ラバーの加圧力が充分素材に加えられる。これによ
り、製品側面部の加圧を充分に行うことができる。
【0055】(6)請求項6記載の発明によれば、ラバ
ー型に温調機能を加えることにより、成形時のラバーの
熱膨張が一定に抑えられ、また、連続成形時の冷却時間
を一定に保てることから成形品質の安定化を図ることが
できる。 (7)請求項7記載の発明によれば、キャビ型及びコア
型の両方に温調機能を加えることにより、成形時のラバ
ーの熱膨張が一定に抑えられ、また、連続成形時の冷却
時間を一定に保てることから成形品質の安定化を、より
一層図ることができる。
【0056】(8)請求項8記載の発明によれば、アン
ダーカット部分の成形を可能にし、かつ成形品の離型時
に容易に型から外すことができる、簡便で低廉な型を得
ることができる。 (9)請求項9記載の発明によれば、前記コア型の一部
を弾性体容器とするようにしたので、アンダーカット部
分の成形が可能で簡単な構造の型を得ることができる。
【0057】(10)請求項10記載の発明によれば、
前記コア型の成形表面全面に弾性体容器を設けるように
したので、アンダーカット部分の成形が可能で、素材全
体を均一に加圧することができ、簡単な構造の型を得る
ことができる。 (11)請求項11記載の発明によれば、簡単な工程
で、前記コア型の一部を弾性体容器とする型を製作する
ことができる。
【0058】(12)請求項12記載の発明によれば、
簡単な工程で、前記コア型の成形表面に弾性体容器を有
する型を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すラバー型を使用したシー
トの成形工程断面図である。
【図2】本発明の実施例のコア材の表面をラバー層で覆
った型を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例の突起を有するコア材の表面を
ラバー層で覆った型を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例の多段の突起を有するコア材の
表面をラバー層で覆った型を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す可動コア材を有するラバ
ー型の断面図である。
【図6】本発明のシート素材の成形工程の要部を示す図
である。
【図7】本発明の実施例を示すコア材部に温調用配管を
施した状態を示す断面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】本発明の実施例を示す可動コア材部に温調用配
管を施した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例を示すキャビ型及びコア型の
両方に温調用配管を施した状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例を示す第1のラバー型(固定
式コア)の模式断面図である。
【図12】本発明の実施例を示す第2のラバー型(可動
式コア)の模式断面図である。
【図13】本発明の実施例を示す第1のラバー型及び第
2のラバー型の上面図である。
【図14】本発明の実施例を示すラバー型のラバー層の
変形量を示す図である。
【図15】本発明の実施例を示す可動式コア部を有する
ラバー型の模式側面図である。
【図16】本発明の実施例を示す可動式コア部を有する
ラバー型の上面図である。
【図17】本発明の実施例を示すチラーによる温調機能
を有する型のラバー熱膨張量の変化を示す図である。
【図18】本発明のシート熱成形用型(プレス型)の一
例を示す断面図である。
【図19】図18に示したプレス型の加圧成形時の形状
を示す断面図である。
【図20】本発明の型の一部をゴム弾性体とする型の製
造工程図である。
【図21】本発明のシート熱成形用型(プレス型)の他
の例を示す断面図である。
【図22】図21に示したプレス型の加圧成形時の形状
を示す断面図である。
【図23】本発明の実施例を示す流体加圧成形用の型の
製造工程図である。
【図24】従来のコア型の形状(その1)を示す図であ
る。
【図25】従来のコア型の形状(その2)を示す図であ
る。
【図26】従来の加圧成形型の形状を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1,108 シート(素材) 2,31,62 キャビ型 3,61,82 コア型 4,35,63 キャビ型側押さえ板 5 コア型側押さえ板 6,8,10 ラバー支持部材 6A,8A,10A,43,72 コア材 6B,8B,10B,21,33,41,51,71,
81 ラバー型ベース板 7,9,11,73,83 ラバー層 8C 1段の突起 10C 多段の突起 22,53 可動コア材 23,56,84 スライド式支持材 31a キャビ型の下面 33a ラバー型ベース板の上面部 32,45,55 ラバー 34,64 コア型側押さえ板 42,52 ラバー型ベース板内に形成される温調用
配管 44 コア材内に形成される温調用配管 54 可動コア材内に形成される温調用配管 65 温調用配管 66 断熱材 67,68 滑り材 91 ラバー型 101,111,221 雌型 102,112,222 雌型の一部を構成する可動
部分 103,113 雄型 104,114 雄型に組み込まれた流動性物質を内
蔵する弾性体容器 105,115 雄型の芯材(コア) 106 雄型の一部を構成する可動部分 201 注形モールド 202 可溶性コア(発泡スチロール) 203 注型材料 204 ゴム弾性体とする型 205 流動性物質を供給、排出するための口 206 突起 231 モデルA 241 反転モデルB 251 モデルC
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−114845(JP,A) 特開 昭63−307929(JP,A) 特開 平2−172708(JP,A) 実開 平4−77429(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/30

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
    性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素材の熱
    成形用型において、 ラバー型ベース板にコア材が設けられたラバー支持部材
    を有し、該支持部材のコア材表面をラバー厚みが部分的
    に異なるラバー層で覆い、前記ラバー層の熱膨張を抑
    え、型変形を防止することを特徴とするシート熱成形用
    型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート熱成形用型におい
    て、前記ラバー層の厚みは、側面部が上面部より大であ
    ることを特徴とするシート熱成形用型。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシート熱成形用型におい
    て、前記コア材に突起形状を有することを特徴とするシ
    ート熱成形用型。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシート熱成形用型におい
    て、前記コア型内部に可動式コア材を有し、スライド式
    支持材にて前記ラバー型ベース板に固定し、加圧時、前
    記ラバー層の変形とともに、前記コア材自体も可動可能
    にしてなることを特徴とするシート熱成形用型。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のシート熱成形用型
    において、シート素材を加圧した際、前記ラバー型ベー
    ス板の上面部が完全に前記キャビ型内部に入り込むこと
    を特徴とするシート熱成形用型。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4記載のシート熱成形用型
    において、流体による温調用配管を、前記コア部材もし
    くは前記ラバー型ベース板部あるいは両方に設置し、成
    形時の熱によるラバーの温度変化を抑えることを特徴と
    するシート熱成形用型。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシート熱成形用型におい
    て、流体による温調用配管を、前記コア部材もしくはラ
    バー型ベース板部あるいは両方、及びキャビ型にも備え
    ることを特徴とするシート熱成形用型。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
    性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素材の熱
    成形用型において、 雄型に弾性体容器を組み込み、加圧成形時に死角となる
    部分の成形を可能にすることを特徴とするシート熱成形
    用型。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のシート熱成形用型におい
    て、前記弾性体容器を前記雄型の一部に組み込んだこと
    を特徴とするシート熱成形用型。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のシート熱成形用型にお
    いて、前記弾性体容器を前記雄型の成形表面に組み込ん
    だことを特徴とするシート熱成形用型。
  11. 【請求項11】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素材の
    熱成形用型の製造方法において、(a)注形モールド内
    に可溶性コアをセットし、空間に注形材料を注入する工
    程と、(b)該注入された注形材料を硬化後、前記可溶
    性コアを溶解して排出し、弾性体の型を製作する工程
    と、(c)該弾性体の型をコア材の本体部の側面部に固
    定する工程とを施すことを特徴とする熱成形用型の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素材の
    熱成形用型の製造方法において、 流動性物質を内蔵する弾性体容器を所望の雄型形状に合
    わせて製作することを特徴とする熱成形用型の製造方
    法。
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