JPH058754U - デイスクの回転駆動装置 - Google Patents
デイスクの回転駆動装置Info
- Publication number
- JPH058754U JPH058754U JP5200591U JP5200591U JPH058754U JP H058754 U JPH058754 U JP H058754U JP 5200591 U JP5200591 U JP 5200591U JP 5200591 U JP5200591 U JP 5200591U JP H058754 U JPH058754 U JP H058754U
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- drive pin
- hub
- annular groove
- bearing housing
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- Prior art date
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- Granted
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メディアとのチャッキングを確実にすると共
に、薄型化を実現することのできるディスクの回転駆動
装置を提供することを目的とする。 【構成】 環状溝3を有し、モータシャフト1を回動自
在に支持する軸受ハウジング2の外方にステータ5を設
け、ステータ5に対応して設けられるロータマグネット
8を支持するロータフレーム9をモータシャフト1に係
止するスピンドルハブ6の上面に潤性シートを設け、デ
ィスクハブを吸引するようにロータフレーム9にマグネ
ット13を設け、ディスクハブの駆動ピン挿入孔に弾性
により着脱される駆動ピン11を備え、前記環状溝3を
駆動ピン11の逃げ部として構成する。
に、薄型化を実現することのできるディスクの回転駆動
装置を提供することを目的とする。 【構成】 環状溝3を有し、モータシャフト1を回動自
在に支持する軸受ハウジング2の外方にステータ5を設
け、ステータ5に対応して設けられるロータマグネット
8を支持するロータフレーム9をモータシャフト1に係
止するスピンドルハブ6の上面に潤性シートを設け、デ
ィスクハブを吸引するようにロータフレーム9にマグネ
ット13を設け、ディスクハブの駆動ピン挿入孔に弾性
により着脱される駆動ピン11を備え、前記環状溝3を
駆動ピン11の逃げ部として構成する。
Description
【0001】
本考案は、磁気ディスク等の円盤型記憶媒体の回転駆動装置に関する。
【0002】
近年、情報記憶装置として、フロッピーディスク装置等のディスク装置が広く 用いられ、装置の小型化の要求に応じて、ディスク径が3.5インチ用で厚さ1 インチのディスク装置が市販されている。特にA4サイズのコンピュータ用とし て、厚さ2/3インチ,3/4インチのディスク装置のような小型,軽量,薄型 の装置の要求があり、そうした要求に対応して、回転駆動装置に対しても小型, 軽量,薄型の要求が高まっている。
【0003】 以下に従来のディスクの回転駆動装置について図3を参照しながら説明する。 図に示すように、回動自在に軸受ハウジング20に支持されたシャフト21の一 方にロータフレーム22を設け、このロータフレーム22にステータ23に対応 するロータマグネット24を設け、前記シャフト21の他方には磁化された樹脂 マグネットのスピンドルハブ25と、このスピンドルハブ25の表面に潤性シー ト26を設け、この潤性シート26の面より上方に突出するようにリンク27を 介して駆動ピン28を設けている。
【0004】 上記構成において動作を説明すると、ディスクが挿入されディスクが装着され るのに伴って、ディスクハブは磁化されたスピンドルハブ25により吸引されて 、スピンドルハブ25に設けた潤性シート26に吸着される。同時にディスクハ ブのモータシャフト挿入孔内にシャフト21が挿入される。そして、駆動ピン挿 入孔と駆動ピン28との位置が互いにずれている場合は、駆動ピン28はスピン ドルハブ25のマグネットとディスクハブとの間で作用する吸引力によって、デ ィスクハブで駆動ピン28はシャフト21の軸方向に押し付けられて、スピンド ルハブ25と軸受ハウジング20との間の隙間に駆動ピン28は逃げる。次にシ ャフト21が回転し始めると、ディスクは磁気ヘッドの挟力により静止状態にあ るディスクハブに対して、スピンドルハブ25が相対的に回転し、駆動ピン28 の位置とディスクハブ挿入孔の位置が一致したところで、スピンドルハブ25の 下面の吸着力によってリンク27が吸引されるので、駆動ピン28は駆動ピン孔 内に挿入される。さらにシャフト21の回転が続くと、駆動ピン28はディスク ハブの駆動ピン挿入孔の外側稜面に接しながら転がり、駆動ピン28の相対運動 が零となるとディスクハブにシャフト21の回転力を伝えはじめ、以後ディスク はシャフト21と一体的に回転するものであった。
【0005】
このような従来のディスクの回転駆動装置では、スピンドルハブ25と軸受ハ ウジング20との間に駆動ピン28のロータ内部側への逃げに対しての隙間が大 きく設けられており、ディスク駆動装置の薄型化に対し支障となっていた。
【0006】 そのために、前記隙間を小さくする必要があり、その目的でメディアの挿入で 駆動ピン28が逃げるときにリンク27を軸受ハウジング20に接触させたり、 リンク27が一定以上移動しないように規制したりしているが、スピンドルハブ 25に設けた潤性シート26に対してメディアハブが傾いて吸着されるので、チ ャッキングの際にヘッドの負荷よりも駆動ピン28のひっかかり負荷の方が大き い場合が発生しやすくチャッキング不良になりやすいという問題があった。 本 考案は上記課題を解決するもので、メディアとのチャッキングを確実にすると共 に、薄型化を実現することのできるディスク回転駆動装置を提供することを目的 とする。
【0007】
本考案のディスクの回転駆動装置は上記目的を達成するために、環状溝を有し 、モータシャフトを回動自在に支持する軸受ハウジングと、この軸受ハウジング の外方に設けたステータと、このステータに対応して設けられるロータマグネッ トを支持するロータフレームを前記モータシャフトに係止するスピンドルハブと 、このスピンドルハブの上面に設けた潤性シートと、ディスクハブを吸引するよ うにロータフレームに設けたマグネットと、ディスクハブの駆動ピン挿入孔に弾 性により着脱される駆動ピンとを備え、前記軸受ハウジングの環状溝を、前記駆 動ピンに対応する位置に設け、前記環状溝を駆動ピンの逃げ部とした構成とする 。
【0008】
本考案は上記した構成により、駆動ピン挿入孔と駆動ピンとの位置がずれてい る場合には、駆動ピンはマグネットとディスクハブとの間で作用する吸引力によ ってディスクハブで駆動ピンは押しつけられて、駆動ピンはロータ内部に設けら れている軸受ハウジングの環状溝内に逃げることとなり、駆動ピンの動きを規制 することなく逃すことができ、ディスクの回転駆動装置を薄型にできる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図1および図2を参照しながら説明する。
【0010】 図に示すように、モータシャフト1の下方部を回動自在に支持する軸受ハウジ ング2を断面がU字状で環状溝3を有した形状に形成し、この軸受ハウジング2 の外方にコイル4を有したステータ5を設け、前記モータシャフト1の上方部に は金属性のスピンドルハブ6を圧入固定し、スピンドルハブ6の面には潤性シー ト7を設けている。また、前記スピンドルハブ6にはステータ5に対応するよう にロータマグネット8を設けるロータフレーム9をかしめ等により固定し、リン ク10に保持された駆動ピン11を前記軸受ハウジング2の環状溝3上方に位置 するように設け、この駆動ピン11が上下可動自在となるようにリンク10の可 動支点12をロータフレーム9に設けている。
【0011】 そして、ロータフレーム9の外径はヘッドの移動範囲より小さい範囲以内に構 成し、ロータフレーム9には樹脂性のマグネット13を設けている。
【0012】 上記構成において、動作について説明すると、ディスク装置にディスクが挿入 され、ディスクが装着されるのに伴って、ディスクハブはロータフレーム9に固 定された樹脂性マグネット13の磁化力によって吸引されて、スピンドルハブ6 に固定した潤性シート7に密着する。同時にディスクハブのモータシャフト挿入 孔内にモータシャフト1が挿入される。
【0013】 そして、ディスクの回転中心に対して偏心した位置に形成した駆動ピン挿入孔 と駆動ピン11との位置がずれている場合には、駆動ピン11はマグネット13 とディスクハブとの間で作用する吸引力によってディスクハブで駆動ピン11は シャフト軸方向に押しつけられて、駆動ピン11はロータ内部側へ逃げる。そし て、その逃げはモータシャフト1の中心より駆動ピン11の外方の範囲にまで構 成された軸受ハウジング2の環状溝3内に逃げて、駆動ピン11の動きを規制す ることなく、逃げることができる。
【0014】 したがって、駆動ピン11の動きを規制することなく逃すことができるため、 スピンドルハブ6に設けた潤性シート7に対してメディアハブが傾いて接触する ことがなくなり完全に密着されるので、モータシャフト1が回転し始めると、デ ィスクは磁気ヘッドの挟力により静止状態にあるディスクハブに対して、スピン ドルハブが相対的に回転するのが確実となり、駆動ピン11の位置とディスクハ ブ挿入孔の位置が一致したところで、リンク10のばね性により駆動ピン11は 駆動ピン孔内に挿入される。さらにモータシャフト1の回転が続くと、駆動ピン 11はディスクハブの駆動ピン挿入孔の外側稜面に接しながら転がり、駆動ピン 11の相対運動が零となると、ディスクハブにモータシャフト11の回転力を伝 えはじめ、以後ディスクはモータシャフト1と一体的に回転する。
【0015】 このように本考案の実施例のディスクの回転駆動装置によれば、軸受ハウジン グ2に環状溝3を設けることにより、駆動ピン11の動きを規制することなく、 駆動ピンを逃すことができ、メディアとのチャッキングも確実となり、薄型化も 実現できる。
【0016】
以上の実施例から明らかなように、ディスクハブの駆動ピン挿入孔に弾性力に より挿入される駆動ピンに対応して軸受ハウジングに環状溝を設けているので、 駆動ピンがディスクハブの駆動ピン挿入孔に挿入されないときの駆動ピンを環状 溝内に逃すことができることとなり、装置の薄型化が図れるとともに、駆動ピン の動きを規制する必要がなくなり、メディアとのチャッキングを確実にすること ができるディスクの回転駆動装置を提供できる。
【図1】本考案の一実施例のディスクの回転駆動装置の
断面図
断面図
【図2】同ディスク回転駆動装置の動作状態を示す部分
拡大図
拡大図
【図3】従来のディスク回転駆動装置の断面図
1 モータシャフト 2 軸受ハウジング 3 環状溝 5 ステータ 6 スピンドルハブ 7 潤性シート 8 ロータマグネット 9 ロータフレーム 11 駆動ピン 13 マグネット
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 環状溝を有し、モータシャフトを回動自
在に支持する軸受ハウジングと、この軸受ハウジングの
外方に設けたステータと、このステータに対応して設け
られるロータマグネットを支持するロータフレームを前
記モータシャフトに係止するスピンドルハブと、このス
ピンドルハブの上面に設けた潤性シートと、ディスクハ
ブを吸引するようにロータフレームに設けたマグネット
と、ディスクハブの駆動ピン挿入孔に弾性により着脱さ
れる駆動ピンとを備え、前記軸受ハウジングの環状溝
を、前記駆動ピンに対応する位置に設け、前記環状溝を
駆動ピンの逃げ部としたディスクの回転駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991052005U JP2546075Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ディスクの回転駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991052005U JP2546075Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ディスクの回転駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058754U true JPH058754U (ja) | 1993-02-05 |
JP2546075Y2 JP2546075Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12902714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991052005U Expired - Lifetime JP2546075Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ディスクの回転駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546075Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472360U (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-25 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP1991052005U patent/JP2546075Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472360U (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546075Y2 (ja) | 1997-08-27 |
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