JPH0587280B2 - - Google Patents

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JPH0587280B2
JPH0587280B2 JP2186735A JP18673590A JPH0587280B2 JP H0587280 B2 JPH0587280 B2 JP H0587280B2 JP 2186735 A JP2186735 A JP 2186735A JP 18673590 A JP18673590 A JP 18673590A JP H0587280 B2 JPH0587280 B2 JP H0587280B2
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JP
Japan
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air
cleaning
filter
solvent
cooler
Prior art date
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JP2186735A
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JPH0473097A (ja
Inventor
Koji Katsurayama
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Landscapes

  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は主としてドライクリーニング溶剤用
フイルターの洗浄方法とその装置に関する。
<従来の技術> 一般にドライクリーニングは衣服や素材の種類
等によつて数種類の溶剤を使い分けており、これ
らの溶剤としては例えば、1,1,1−トリクロ
ルエタン、パークロルエチレン、フツソ113、石
油系等のものが使用されている。このうちフツソ
系のもは近時地球環境汚染等の問題があり使用削
減の方向にあり、石油系のものは低コストで使用
後の焼却も容易である。これに対し発癌性が問題
とされて使用が抑制される方向にあるパークロル
エチレンや、劣化及び加水分解によつて塩酸系の
劇物となる1,1,1−トリクロルエチレンは使
用後の廃棄により地下水汚染その他の環境問題を
生じる危険がある。
一方、ドライクリーニング機には衣服の繊維屑
や色素その他を除去するためカーボン等の濾過材
を用いたカートリツジ式フイルターが付設されて
いるが、上記環境問題等に対応するため危険性の
ある液体成分を含浸しているフイルターは大気汚
染や焼却炉の損傷を防ぐため液体成分を除去した
後に焼却処分されている。そしてこれらの液体成
分の除去には120〜150℃、1〜4Kg/cm2前後の加
熱蒸気を通して残存溶剤をフイルター及び濾過材
より分離し、さらにこれを冷却することにより比
重差(溶剤比重1.6)によつて溶剤と水を分離回
収した後、水の廃棄、溶剤の再蒸留を行い、再蒸
留後の水分の廃棄、溶剤の再利用を行う方法を採
つていた。
<発明が解決しようとする課題> しかし上記方法では特にエタン系の溶剤は高温
水蒸気によつて加水分解されて塩酸系の劇薬とな
る他、パークロエチレンのように発癌物質を含む
水溶液を多量に生じることになり、その処理は厳
しい規制の下に行われなければならなかつた。
またエタン系の溶剤は水に対する溶解度が高い
ために蒸気洗浄後の回収溶剤中に多量の水分が含
まれるので、再利用に当たつてはこれらの水分を
除去すべく再蒸留しなければ不便があり、これら
の水分中には高濃度の溶剤が残存するのでその処
理も慎重を期す必要があり、処理コストも増大す
るという問題があつた。
さらにスチームによるフイルター洗浄では、ス
チームが高圧であるため洗浄後のスチームは、一
旦圧力を解放した後に処理する必要があり、この
際の圧力ロスやガス漏れによる危険を伴うほか、
回収回路中にエアバツクを設ける必要がある等機
構的にも不経済であつた。さらにスチーム加熱の
ため費やした多量のエネルギーに対して冷却時に
は再度冷却のためのエネルギーを消費しなければ
らないという不経済を伴つていた。
<課題を解決するための手段> 上記問題点を解決するための本発明の方法は、
使用済フイルター1を加熱エアで洗浄し、該洗浄
済エアを冷却することにより空気と液体成分に分
離し、液体成分を最終処理又は再利用するととも
に分離されたエアを再度加熱して洗浄用エアとし
て再利用することを特徴としており、さらにその
方法に使用するための装置は、 フイルター11を収容し加熱気体を供給してフ
イルターを洗浄する洗浄槽2と、該洗浄槽2に加
熱気体を供給するためのヒーター19と、上記洗
浄槽2の気体を導いて冷却するクーラー11とを
備えた装置において、前記ヒーター19をエアを
加熱するヒーターとし、クーラー11を洗浄槽内
のフイルター洗浄後のエアを冷却することにより
エア内に含まれる液体成分をエアより分離するク
ーラーとし、該クーラー11の下流側を前記ヒー
ター19の上流側に接続してエアを再加熱し気液
分離後のエアを洗浄槽2で再利用する構造とした
ことを特徴としている。
<作用> 密閉された洗浄槽2内に送り込まれた加熱エア
は、フイルター1に対して溶剤濾過方向と同方向
で強制通風され、フイルター1及びその濾材に含
浸した溶剤を通風と高温とにより蒸散させ、クー
ラー11において冷却されることによつて気液分
離される。
クーラー11で液化した溶剤、水等は別途回収
されるとともに液化しないエアはクーラー11か
らヒーター19に送られ、再加熱されて再度洗浄
槽に送られて装置内を循環する。
<実施例> 以下図示する実施例につき詳述すると、第1図
は本発明の装置の一実施例を示し、溶剤を外側か
ら内側に通過させることにより濾過するカートリ
ツジ式の籠形をなすフイルター1は、箱状の洗浄
槽2の底部中央に設置された固定ベース3上に着
脱自在に載置固定され、上記洗浄槽2の周壁には
内部のフイター1外周に向かつて80℃位の加熱エ
アを所定の流量及び内圧で供給するノズル4が開
口しており、該ノズル4は槽外に設置したポンプ
6との間を送風管5で接続している。7は洗浄槽
2内を密閉する蓋である。
上記フイルター1は外層1a側を濾過紙等の繊
維質フイルターとし、内層1bに活性炭を充填し
た筒型をなし、固定ベース3上の中央に、パツキ
ン25を介して載置するとともに、その上面には
パツキン25を介して固定用ウエイト24が載置
されている。
固定ベース3内には、フイルター1内に透過し
フイルター1の残留溶剤を分離除去した溶剤を含
むエアを外部に排出する排気管8の基端部が開口
している。上記排気管8の下流側には内部に水そ
の他の冷媒を流通させている冷却管9を配管して
いるクーーラー11(気液分離器)が接続され、
高温の洗浄エアは該クーラー11内を通過する過
程で内部に含んだ溶剤を凝結させ、凝結した溶剤
は液化されてクーラー11内底部に貯溜される。
12はクーラー11内で液化した溶剤をバルブ
26を開いて廃液管15で導いて貯溜する貯溜槽
12で、該貯溜槽12内では比重の高い溶剤13
が下層に沈み、溶剤中に含まれる低比重の水14
が浮上して二層に分離される。そして異なるレベ
ルの吸入口をもつ二種類の取出管16,7が貯溜
槽12内に挿入され、水と溶剤は分離して各別に
取り出され、水は廃棄されるが、溶剤は取出後再
利用される。
他方クーラー11内で液体成分を分離したエア
は、スチーム管18によつて内部に高温蒸気を循
環させている密閉容器からなるヒーター19内の
吸熱管21を通過する過程で再加熱され、ヒータ
ー19下流側に接続されたスチーム給気管22を
通つてポンプ6に吸引され、80℃程度の加熱エア
として洗浄槽2に再循環する。
上記装置の使用に際し、フイルター1は溶剤の
流通方向と同一方向の高温エアの流れによつて濾
過材に残留する溶剤を強制通風と高温乾燥によつ
て蒸散除去し、クーラー11以下の作用によりエ
アと分離回収し、溶剤は蒸留することなく水分等
の分離に再利用でき、洗浄エアも加熱して循環再
利用される。
フイルター1は所定時間で洗浄を終了すると次
のフイルーと交換される。
<発明の効果> 以上の如く構成される本発明の方法及び装置に
よれば、フイルター洗浄に蒸気を使用せず高温エ
アを使用するので溶剤が多量の廃棄水分中に残存
することによる廃液処理上の諸問題がなく、冷却
回収後の溶剤を再蒸溜する必要がなくなる。特に
エタン系の溶剤にあつては蒸気洗浄の場合のよう
に加水分解による塩酸系の劇物の発生等が殆どな
いという利点がある。また空気による強制通風及
び温風乾燥等の作用を伴うフイルター洗浄なので
洗浄性能も良く、回収溶剤の純度も高く廃棄水分
の量も極めて僅かなので、これらの再利用や最終
処分も容易で低コスト化が可能となり且つ安全性
も高くなる。その他本発明の方法及び装置ではフ
イルター洗浄エアは使用済後再浄化及び再加熱し
て循環させるので、仮に浄化後のエアに若干の溶
剤等を含んでいても外部に放出されることなく残
留溶剤による大気その他の循環汚染の危険がな
い。
その他本発明によればエアを加熱冷却するので
水蒸気処理の場合に比してエネギーロスが少ない
ばかりでなく、装置そのものも低圧用のものにで
きるので機構が簡単で耐圧用のものと比べて低コ
ストであるほか、管理も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す配管説
明図、第2図は同じく洗浄槽の構造を示す断面図
である。 1……フイルター、2……洗浄槽、3……固定
ベース、6……ポンプ、11……クーラー、19
……ヒーター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 使用済フイルター1を加熱エアで洗浄し、該
    洗浄済エアを冷却することにより空気とフイルタ
    ー1より除去した液体成分とに分離し、液体成分
    を最終処理又は再利用するとともに分離されたエ
    アを再度加熱して洗浄用エアとして再利用するク
    リーニング溶剤用フイルターの洗浄方法。 2 フイルター1を収容し加熱気体を供給してフ
    イルターを洗浄する洗浄槽2と、該洗浄槽2に加
    熱気体を供給するためのヒーター19と、上記洗
    浄槽2の気体を導いて冷却するクーラー11とを
    備えた装置において、前記ヒーター19をエアを
    加熱するヒーターとし、クーラー11を洗浄槽内
    のフイルター洗浄後のエアを冷却することにより
    洗浄済エア内に含まれる液体成分をエアより分離
    するクーラーとし、該クーラー11の下流側を前
    記ヒーター19の上流側に接続してエアを再加熱
    し気液分離後のエアを洗浄槽2で再利用する構造
    としたクリーニング溶剤用フイルターの洗浄装
    置。
JP2186735A 1990-07-13 1990-07-13 クリーニング溶剤用フィルターの洗浄方法及び装置 Granted JPH0473097A (ja)

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JPH0473097A JPH0473097A (ja) 1992-03-09
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KR100426677B1 (ko) * 2001-06-08 2004-04-13 임영태 자동차 도장시스템의 정화장치용 활성탄 필터의 재생장치

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