JPH0586853U - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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JPH0586853U
JPH0586853U JP2971292U JP2971292U JPH0586853U JP H0586853 U JPH0586853 U JP H0586853U JP 2971292 U JP2971292 U JP 2971292U JP 2971292 U JP2971292 U JP 2971292U JP H0586853 U JPH0586853 U JP H0586853U
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JP
Japan
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lid
container body
inner lid
engaging
engagement
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Pending
Application number
JP2971292U
Other languages
English (en)
Inventor
信秀 大西
Original Assignee
近畿容器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 近畿容器株式会社 filed Critical 近畿容器株式会社
Priority to JP2971292U priority Critical patent/JPH0586853U/ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外蓋および中蓋を有する蓋付き容器におい
て、容器本体に対して外蓋と中蓋とを同時に取付けでき
るようにし、取外し時にはそれぞれ別々に取外せるよう
にする。 【構成】 容器本体1の開口部内周面に形成した係合凹
部2に中蓋10の外周に設けた係合突条13を係合す
る。容器本体1の開口部外側に嵌合した外蓋20の内周
面に脚出部21を形成し、この膨出部21の内周面に設
けた係合溝23に容器本体1の外周に設けた係合突条3
を係合させる。膨出部21と中蓋10のフランジ12の
係合によって中蓋10を外蓋20の内側に組込んだ状態
に保持し、外蓋20の取付けによって中蓋も取付けられ
るようにする。容器本体1と中蓋10の相互間における
係合力を膨出部21とフランジ12の係合力より強くし
て外蓋20の取外しに中蓋10が外れないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、中蓋を有する蓋付きの容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板に対する回路の形成方法として、シルク印刷する方法があり、そ の印刷に際して金や銀等のペースト状の導電性材料が用いられる。
【0003】 上記導電性材料は、異物の混入を防止するため、通常、外蓋および中蓋を有す る蓋付きの密封容器内に充填されて低温保持される。
【0004】 導電性材料は、金ペーストや銀ペースト等の高価な材料であるため、蓋を取外 したとき、その蓋に付着していると、ヘラ等を用いて取り除くことが行なわれる 。
【0005】 上記のような導電性材料を収納する蓋付き容器として、容器本体に対して中蓋 と外蓋とを別々に取付けるようにしたものと、外蓋と中蓋とを結合状態に保持し 、外蓋の取付けによって中蓋も同時に取付けできるようにしたものが従来から存 在する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、中蓋と外蓋とを別々に取付けるようにした蓋付き容器においては、 蓋の取付けに手間がかかる問題がある。
【0007】 一方、外蓋と中蓋とを同時に取付けることができるようにした蓋付き容器にお いては、外蓋を取外すと中蓋も同時に外れ、その中蓋は外蓋の内側に完全に納ま る大きさであるため、中蓋に付着した導電性材料の除去に手間がかかる問題があ る。
【0008】 この考案は上記の問題点を解決し、蓋の取付け時には、外蓋と中蓋とを同時に 取付けできるようにし、外蓋の取外し時には中蓋が容器本体側に残るようにして 蓋の取付けの容易化と、中蓋の付着物の除去の容易化を図ることを技術的課題と している。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、容器本体と、その容器本 体の開口部内側に嵌合される中蓋と、容器本体の開口部外側に嵌合される外蓋と から成り、前記中蓋の外周に容器本体の開口端で支持されるフランジを設け、外 蓋の内周には、上記フランジに対する係合によって中蓋が外蓋から外れるのを防 止する膨出部を形成し、この膨出部の内周面に係合溝を設け、容器本体の外周面 に上記係合溝に係合可能な係合突条を形成し、中蓋の外周面と容器本体の内周面 の一方に係合突条を設け、他方に係合凹部を形成し、中蓋と容器本体の対向面間 に形成された上記係合突条と係合凹部の係合力を前記膨出部とフランジの係合力 より強くした構成を採用したのである。
【0010】
【作用】
上記のように構成すれば、膨出部とフランジの係合によって外蓋の内側に中蓋 を組込んだ状態に保持することができるため、外蓋を容器本体に取付けることに より、中蓋も同時に取付けることができる。
【0011】 また、中蓋と容器本体の相互間における係合力を中蓋と外蓋の相互間における 係合力より強くしたことにより、外蓋の取外し時に中蓋が同時に外れるのを防止 することができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0013】 図示のように、この考案に係る蓋付き容器は、容器本体1と、その容器本体1 の開口部内側に嵌合される中蓋10と、容器本体1の開口部外側に嵌合される外 蓋20とから成る。
【0014】 中蓋10は容器本体1の開口部内面に対して密に嵌合可能な円筒部11を有し 、その円筒部11の上端に容器本体1の開口端で支持されるフランジ12が設け られている。
【0015】 また、円筒部11の外周面には係合突条13が設けられ、その係合突条13は 容器本体1の開口部内周面に形成した係合凹部2に対して係合可能になり、係合 突条13と係合凹部2の係合によって中蓋10は取付け状態に保持される。
【0016】 上記中蓋10の取外しを容易とするため、円筒部11の上端から内向きに環状 突出部14が形成され、その環状突出部14に指先を係合し得るようになってい る。
【0017】 前記外蓋20の内周面には中蓋10のフランジ12に対して係合可能な環状の 膨出部21が形成され、その膨出部21の上下端にテーパ面22が設けられてい る。この膨出部21とフランジ12の係合力は、前記中蓋10の係合突条13と 容器本体1の係合凹部2の係合力より弱くされている。
【0018】 上記膨出部21の内周面には環状の係合溝23が形成され、その係合溝23に 対して容器本体1の外周に設けた係合突条3が係合可能になっている。
【0019】 前記外蓋20の下端には切り裂き可能な環状の薄肉厚部24を介して帯状部2 5が連成され、この帯状部25の内周は容器本体1の外周面に形成した環状溝4 に対して係合可能になっている。
【0020】 上記帯状部25には薄肉厚部24に沿って窓26が設けられ、その窓26の上 下に一対の突片27、28が形成されている。
【0021】 ここで、上記窓26の下辺には下側の突片28に沿って切り込み29が設けら れ、下側の突片28を上向きに押圧することにより、上記切り込み29に沿って 帯状部25を切り離せるようになっている。なお、突片28は、環状溝4の底面 に対する当接によって下向きに押し下げることができず、切り込み29が不用意 に引き裂かれることのないようにしてある。
【0022】 実施例で示す蓋付き容器は上記の構造から成り、金ペースト等の内容物の保存 に際しては、容器本体1内に内容物を充填したのち、中蓋10および外蓋20を 取付ける。
【0023】 中蓋10および外蓋20の取付けに際しては、外蓋20の内側に中蓋10を嵌 合し、中蓋10のフランジ12と膨出部21の係合により中蓋10を抜け止めし た状態で外蓋20を容器本体1の開口部外側に嵌合して外蓋20を押し下げる。 その押し下げによって中蓋10は容器本体1の開口部に内嵌合する。
【0024】 図3は中蓋10および外蓋20の取付け状態を示し、中蓋10のフランジ12 は容器本体1の開口端で支持され、係合突条13が係合凹部2に係合している。
【0025】 一方、外蓋20の係合溝23に係合突条3が係合し、また、帯状部25が環状 溝4に係合し、各部の係合によって外蓋20および内蓋10は嵌合状態に保持さ れ、容器本体1の内部は密封状態とされる。
【0026】 容器本体1内の内容物の取り出しに際しては、外蓋20および内蓋10を取り 外す。外蓋20の取外しに際しては帯状部25に設けられた突片28を下向きに 押し上げて帯状部25を切り込み29に沿って切り離し、その切り離し端を摘み 持って周方向に引き、薄肉厚部24の引き裂きによって帯状部25を外蓋20か ら分離させたのち、外蓋20の突片27を押し上げる。
【0027】 ここで、外蓋20の膨出部21と中蓋10のフランジ12の係合力は、中蓋1 0の係合突条13と容器本体1の係合凹部2の係合力より弱いため、上記突片2 7の押し上げによって外蓋20のみが取り外され、中蓋10は容器本体1の開口 部に内嵌合する状態で残される。この中蓋10は環状突出部14に指先を係合し て容器本体1から取外し、下面に内容物が付着している場合、へら等を用いて取 り除く。
【0028】 実施例の場合は、中蓋10に係合突条13を形成し、容器本体1に係合凹部2 を設けたが、逆に中蓋10に係合凹部を形成し、容器本体1に係合突条を設けて もよい。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、この考案においては、外蓋の脚出部と中蓋のフランジの係合に よって中蓋を外蓋の内側に組込んだ状態に保持することができるため、容器本体 に対する外蓋の取付けと同時に中蓋を取付けることができ、蓋の取付けがきわめ て容易である。
【0030】 また、中蓋の係合突条と容器本体の係合凹部の係合力は、中蓋のフランジと外 蓋の脚出部の係合力より強いため、外蓋の取外し時に中蓋が外れず、外蓋と中蓋 とをそれぞれ単独に取外すことができ、中蓋の下面の付着物の除去が容易である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る蓋付き容器の一実施例を示す一
部切欠正面図
【図2】同上の要部を拡大して示す断面図
【図3】同上の分解斜視図
【符号の説明】
1 容器本体 2 係合凹部 3 係合突条 10 中蓋 12 フランジ 13 係合突条 20 外蓋 21 膨出部 23 係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、その容器本体の開口部内側
    に嵌合される中蓋と、容器本体の開口部外側に嵌合され
    る外蓋とから成り、前記中蓋の外周に容器本体の開口端
    で支持されるフランジを設け、外蓋の内周には、上記フ
    ランジに対する係合によって中蓋が外蓋から外れるのを
    防止する膨出部を形成し、この膨出部の内周面に係合溝
    を設け、容器本体の外周面に上記係合溝に係合可能な係
    合突条を形成し、中蓋の外周面と容器本体の内周面の一
    方に係合突条を設け、他方に係合凹部を形成し、中蓋と
    容器本体の対向面間に形成された上記係合突条と係合凹
    部の係合力が前記膨出部とフランジの係合力より強くさ
    れていることを特徴とする蓋付き容器。
JP2971292U 1992-05-07 1992-05-07 蓋付き容器 Pending JPH0586853U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2971292U JPH0586853U (ja) 1992-05-07 1992-05-07 蓋付き容器

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JP2971292U JPH0586853U (ja) 1992-05-07 1992-05-07 蓋付き容器

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Publication Number Publication Date
JPH0586853U true JPH0586853U (ja) 1993-11-22

Family

ID=12283726

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JP2971292U Pending JPH0586853U (ja) 1992-05-07 1992-05-07 蓋付き容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103118955A (zh) * 2010-08-05 2013-05-22 Prc-迪索托国际公司 容器、盖子和密封件的组件

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530290B2 (ja) * 1975-01-10 1980-08-09
JPH0219759B2 (ja) * 1984-12-27 1990-05-02 Shingo Kizai Kk

Patent Citations (2)

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