JPH0586794B2 - - Google Patents

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JPH0586794B2
JPH0586794B2 JP8691826A JP9182686A JPH0586794B2 JP H0586794 B2 JPH0586794 B2 JP H0586794B2 JP 8691826 A JP8691826 A JP 8691826A JP 9182686 A JP9182686 A JP 9182686A JP H0586794 B2 JPH0586794 B2 JP H0586794B2
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ketomilbemycin
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Kazuo Sato
Toshiaki Yanai
Kunitoshi Kitano
Akira Nishida
Furai Buruuno
Osariban Ansonii
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/10Anthelmintics

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は13−ハロゲンミルベマイシン誘導体並
びにそれを有効成分とする殺ダニ、殺虫及び駆虫
剤に関する。 ミルベマイシンは抗生物質B−41とも称される
一連のマクロライド化合物であり、たとえば特許
第1112991号に記載されており、殺虫、殺ダニ、
駆虫活性を有することが知られている。 本発明者等は、ミルベマイシンの5位および13
位を修飾した誘導体の合成について鋭意検討を行
つた結果、すぐれた殺ダニ活性、殺虫活性、駆虫
活性等を有する化合物を見出し本発明を完成し
た。 本発明の新規化合物は、一般式()
【式】 〔式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロ
ピル基又はsec−ブチル基を示し、Xはハロゲン
原子を示し、Yは酸素原子又は式=N−OR2を示
す。R2は水素原子、C1−C6アルキル基、ベンジ
ル基又は式−CH2COOR3(式中、R3は水素原子又
はC1−C6アルキル基を示す。)を有する基を示
す。〕を有する化合物並びにR2が水素原子である
場合はそのエステルまたは塩である13−ハロゲン
ミルベマイシン誘導体である。 Xのハロゲン原子は、弗素、塩素、臭素又は沃
素原子であり、好適には弗素又は塩素原子であ
る。 R2のC1−C6アルキル基は直鎖又は分枝でもよ
く、好適にはC1−C4アルキル基、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル又はsec−ブチル基をあげることができる。 また、上記化合物()において、好適にはR2
水素原子、C1−C6アルキル基、ベンジル基又は
カルボキシメチル基である化合物であり、特に好
適にはR2が水素原子である化合物である。 R2が水素原子である化合物はオキシム化合物
であり、それ故、エステルを形成しうる。構造式
から理解されるとおり、本願の式()の化合物の
活性本体は、マクロライド環を有する13−ハロゲ
ン−5−ケト化合物またはそのオキシム化合物に
あり、エステルを形成する酸自体にはない。それ
故、このようなエステルが活性を著しく減じない
限り、エステルの種類には何ら限定はなく、従つ
てエステルを形成する酸自体についても何ら限定
はない。そのようなエステルとしては例えばカル
ボン酸エステル、カルバミン酸エステル、炭酸エ
ステル、スルホン酸エステル又はリン酸エステル
をあげることができ、好適には次の一般式を有す
る化合物である。
【式】 〔式中、R1およびXは前記したものと同意義
を示し、R2aは 式−COR4〔式中、R4はC1−C16アルキル基、置換
されてもよいアラルキル基(該置換基はC1−C6
アルキル基、ハロゲン原子又はニトロ基を示
す。)、置換されてもよいフエニル基(該置換基は
C1−C6アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、
カルボキシ基又はC2−C7アルコキシカルボニル
基を示す。)〕を有する基; 式−C(Z)NR5R6(式中、R5とR6は水素原子、
C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、C2
C6アルキニル基又はアリール基を示し、Zは酸
素原子又は硫黄原子を示す。)を有する基; 式−COOR7〔式中、R7はC1−C6アルキル基、
置換されてもよいアラルキル基(該置換基はC1
−C6アルキル基、ハロゲン原子又はニトロ基を
示す。)、アリール基または基−CH2(A)o−B(Aは
【式】を示し、nは0または1を示し、Bは C1-4アルキル置換分を有していてもよい酸素含有
の5−6員複素環を示す)を示す。〕を有する
基; 式−SO2R8(式中、R8はC1−C6アルキル基又は
アリール基を示す。)を有する基;または 式−P(Z)(OR92(式中、R9はC1−C6アルキル
基を示し、Zは前記したものと同意義を示す。)
を有する基を示す。〕 上述の化合物(Ia)においてR4のC1−C16アルキ
ル基は直鎖状、分枝鎖状又は環状でありえ、好適
にはC1−C5アルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、sec−ブチル、t−ブ
チル又はペンチル基である。R5,R6及びR9のC1
−C6アルキル基は、直鎖状または分岐鎖状であ
り、好適にはメチル、エチル、プロピル又はイソ
プロピル基である。R7及びR8のC1−C6アルキル
基は上記R5、R6及びR9で定義されたものと同様
であるが、好適にはメチル又はエチル基、さらに
好適にはメチル基である。 R4及びR7の置換されてもよいアラルキル基は
好適には1個以上のC1−C6アルキル、ハロゲン
又はニトロで置換されてもよいベンジル基であ
り、例えば、ベンジル、m−もしくはp−メチル
ベンジル、p−クロロベンジル、p−フルオロベ
ンジル又はp−ニトロベンジル基をあげることが
できる。 R4の置換されていてもよいフエニル基の置換
基としては、C1−C6アルキル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、カルボキシ基又はC2−C7アルコキシ
カルボニル基をあげることができる。さらにR4
の好適な具体例はフエニル、o−トリル、m−ト
リル、p−トリル、o−クロロフエニル、m−ク
ロロフエニル、p−クロロフエニル、o−ブロモ
フエニル、m−ブロモフエニル、p−ブロモフエ
ニル、p−ニトロフエニル、o−カルボキシフエ
ニル、m−カルボキシフエニル、p−カルボキシ
フエニル、o−メトキシカルボニルフエニル、m
−メトキシカルボニルフエニル、p−メトキシカ
ルボニルフエニル、o−エトキシカルボニルフエ
ニル、m−エトキシカルボニルフエニル又はp−
エトキシカルボニルフエニル基である。 R5、R6、R7およびR8のアリール基は、好適に
はフエニル、トリル、クロルフエニル又はトリメ
チルフエニル基である。 R5及びR6のC2−C6アルケニル基及びC2−C6
ルキニル基は、好適にはビニル、アリル、1−プ
ロピニル、2−プロピニル、又はイソプロペニル
基である。 R7が基−CH2(A)o−Bであるとき、それは好適
には2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−
4−イルメチル基又は3,4−ジヒドロピラン−
2−カルボニルオキシメチル基である。 また、R2が水素原子である化合物()は、各種
の塩基を用いて塩となすことができ、例えば、ア
ルカリ金属塩(リチウム、ナトリウム、カリウム
塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム、バリ
ウム塩等)、他の金属塩(マグネシウム、アルミ
ニウム塩等)又は有機アミン塩(特に、トリエチ
ルアミン、トリエタノールアミン等の第三級アミ
ン塩)をあげることができ、好適にはアルカリ金
属塩であり、特に好適にはナトリウム、カリウム
塩である。 化合物()及び(a)はオキシム基に関して、シ
ン−及びアンチ−異体性が存在するが、本願発明
は特に限定されず、シンー異性体、アンチー異性
体並びにシンー及びアンチー異性体の混合物を含
む。 5位および13位の立体配位に関しては、両位置
ともにαまたはβ配位をとりうる。それ故、式
()及び(a)の化合物は、それぞれの立体異性体
およびそれらの混合物を含む。最も好適には、本
願発明の化合物は、5位および13位ともにβ配位
である。 本発明に係る化合物()は、以下に示すように
一般式()を有する13−ヒドロキシ−5−ケトミ
ルベマイシン類又は一般式()を有する13−ハロ
ミルベマイシン類より製造される。
【化】 (上記式中、R1、R2、X及びYは前記したも
のと同意義を示す。) 工程Aは、たとえば米国特許第4423209号によ
り公知である式()の化合物を、適当なハロゲン
化剤と反応させることにより、13位をハロゲン原
子で変換して式(b)の化合物を製造する工程で
ある。本反応に用いられるハロゲン化剤として
は、水酸基をハロゲン原子に変換する際に用いら
れるものであれば特に限定はされない。好ましい
例としては、ジメチルアミノサルフア−トリフル
オライド、ジエチルアミノサルフア−トリフルオ
ライド、三塩化リン、塩化チオニル、三臭化リ
ン、臭化チオニル、ブロモトリメチルシラン、ク
ロロトリメチルシラン−沃化ナトリウム、沃化メ
チル−亜リン酸トリフエニル、(2−クロロ−3
−エチルベンゾオキサゾリウム テトラフルオロ
ボレート)−(テトラエチルアンモニウム クロラ
イド)などをあげることができる。ハロゲン化剤
の使用量は、化合物()に対して通常1〜10倍モ
ル、好適には1〜4倍モルである。反応温度は特
に制限はなく、−70〜80℃程度であるが、好適に
は、フツ素化の場合には−60〜0℃であり、その
他の場合には室温ないし若干加温される。反応時
間は、反応剤、反応温度等により大幅に変りうる
が、通常は15分ないし一昼夜程度である。反応は
好適には溶媒の存在下でおこなわれ溶媒として
は、本反応に不活性である限り、ことに限定はな
く、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼンのような
炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレンのよう
なハロゲン化水素類、N,N−ジメチルホルムア
ミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド及
びアセトニトリル、並びにこれらの溶媒の混合物
があげられる。 本工程により製造される化合物(b)は、それ
自身殺ダニ、殺虫及び駆虫活性を有するばかりで
なく、さにより強い活性を有する殺ダニ剤、殺虫
剤及び駆虫剤の中間体として極めて重要な化合物
である。 工程Bは、式()の化合物を、適当な酸化剤と
反応させることにより、5位をケトンンに酸化し
て式(b)の化合物を製造する工程である。 本工程の出発物質である式()の化合物は、
Tetrahedron letters、Vol24(48)、pp5333−
5336に記載された方法により容易に製造される。
すなわち、式()の化合物(式中Xは水酸基を示
す)の5位の水酸基を適当な保護基で先ず保護し
ておき、ついで13位の水酸基を適当なハロゲン化
剤でハロゲン化し、そして最後に5位の保護基を
常法により除去する。 本工程において使用される酸化剤としては、例
えば活性二酸化マンガン、無水クロム酸−ピリジ
ン及び二酸化セレンなどをあげることができる。 工程Cは、工程AまたはBにより得られた化合
物(b)を、ヒドロキシルアミン又はその塩(例
えば塩酸、硝酸又は硫酸のような鉱酸との塩)
と、反応させることによつて、5位をオキシム化
して式(c)の化合物を製造する工程である。反応
は、通常は不活性溶媒中でおこなわれ、そのよう
な溶媒としては、例えばメタノール、エタノール
のようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪
酸類、又は水並びにこれらの溶媒の混合物があげ
られる。反応温度は好適には10〜80℃であり、反
応時間は通常1時間ないし一昼夜程度である。 工程Dは、化合物(b)を、一般式NH2OR2(R2
は前記したものと同意義を示す。)を有するオキ
シム試薬又はその塩(工程Cと同様な塩)と反応
させることにより5位をオキシム化して式(d)
を有する化合物を製造する工程である。本工程の
反応条件は、反応Cとほゞ同様である。 式(a)において、R2aがカルボン酸、N,N−
ジ置換カルバミン酸、炭酸、スルホン酸又はホス
ホン酸の残基である化合物は、R2が水素である
化合物(c)と対応する酸ハライドとを、通常、不
活性溶剤中、好適には塩基の存在下に反応させる
工程Eによつても製造するとができ、またこの方
法は有利な態様でもある。 使用される塩基は、脱酸能を有するものなら特
に限定されないが、好適には有機アミン、例えば
トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,4
−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン、5−ジア
ザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5又は1,8−ジ
アザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7をあげる
ことができる。 使用される不活性溶剤は、反応に関与しなけれ
ば特に限定されないが、好適にはヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような炭化水素類;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類;又はメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類をあげることができる。 反応は通常室温付近で行われ、反応時間は30分
間乃至5時間である。 上述の各方法の反応終了後、反応目的物は容易
に反応混合物から常法に従つて、採取することが
できる。例えば、反応混合物を水にあけ、必要な
ら不溶物を別後又は酸又はアルカリで中和後、
水不混和性有機溶剤で抽出する。抽出液を乾燥
後、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。さらに必要なら、常法、例えば再結晶、カラ
ムクロマトグラフイー等で精製することもでき
る。 なお、原料である式()および式()の化合物
はいずれも、天然物であるミルベマイシン類から
誘導される。而して、ミルベマイシン類は多数の
フラクシヨンが種々の割合で製造され、そして、
各フラクシヨンは単離されたのちに、または混合
物のままで、反応に付される。それ故、式()お
よび式()の化合物は、単一化合物もしくは混合
物のいずれでもありえる。従つて、式()の化合
物も単一化合物もしくは混合物として製造されう
る。 式()を有する本願化合物の具体例は、後記の
実施例に記載されたものと並び、たとえば、次の
化合物が挙げられる。 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンD、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA3、 13−ヨード−5−ケトミルベマイシンA3オキ
シム、 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンDオキシ
ム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(カルボキシメチル)オキシム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−ベンジルオキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−アセチルオキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンD−5
−O−プロピオニルオキシム、 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンA3−5
−O−ペンタノイルオキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−デカノイルオキシム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンD−5−
O−ヘキサデカノイルオキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(エトキシカルボニル)オキシム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンD−5−
O−(p−クロロフエノキシカルボニル)オ
キシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−ベンジルオキシカルボニルオキシ
ム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(N,N−ジメチルチオカルバモイ
ル)オキシム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンD−5−
O−(N,N−ジアリルカルバモイル)オキ
シム、 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンA3−5
−O−(N−フエニル−N−メチルカルバモ
イル)オキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(p−トルエンスルホニル)オキシ
ム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンD−5−
O−メタンスルホニルオキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(0,0−ジエチルチオホスホノ)
オキシム、 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンA3−5
−O−ベンゾイルオキシム、 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−(p−クロロベンゾイル)オキシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キソラン−4−イルメトキシカルボニル)オ
キシム、 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(3,4−ジヒドロピラン−2−カ
ルボニルオキシメトキシカルボニル)オキシ
ム 本発明の化合物は果樹、野菜及び花卉に寄生す
るナミハダニ類(Tetranychus)、リンゴ、ダニ
やミカンハダニ(Panonychus)及びサビダニ等
の成虫及び卵、動物に寄生するマダニ科
(Ixodidae)ワクモ科(Dermanysside)及びヒ
ゼンダニ科(Sarcoptidae)等に対してすぐれた
殺ダニ活性を有している。 更にヒツジバエ(Oestrus)、キンバエ
(Lucilia)、ウシバエ(Hypoderma)、ウマバエ
(Gautrophilus)等及びのみ、しらみ等の動物や
鳥類の外部寄生虫;ゴキブリ、家バエ等の衛生害
虫;その他アブラムシ類、鱗翅目幼虫等の各種農
園芸害虫に対して活性である。更にまた土壌中の
根こぶ虫(Meloidogyne)、マツノザイ線虫
(Bursaphelenchus)、ネダニ(Phizoglyphus)等
に対しても活性である。 又、本発明の化合物は、植物に害を与える昆
虫、特に植物を摂食することによつて害を与える
昆虫に対しても活性である。 更に本発明の化合物は、動物及び人間の駆虫剤
としてすぐれた殺寄生虫活性を有している。とく
に豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫及び鶏のような
家畜、家禽及びペツトに感染する線虫に有効であ
る。 次に実施例によつて、本願発明をさらに具体的
に説明する。以下の実施例において13−ハロ置換
分は全てβ配位である。 実施例 1 (工程 A) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4(R1
=C2H5、X=F、Y=O) 13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4
(560mg)の塩化メチレン溶液(25ml)に、−60℃
でジエチルアミノサルフア−トリフルオライド
(70mg)を滴下し、15分間撹拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ酢酸エチルで抽出し、有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し残渣をカラムク
ロマトグラフイーにより精製し目的化合物320mg
(収率57%)を得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3450、1735、
1715、1680cm-1 質量スペクトル(m/e);559(M+)、541、
521 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.6(m、1H、C12H) 3.09(t−d、1H、C25H、J=2.6、10.1Hz) 3.88(s、1H、C6H) 4.02(s、1H、C7OH) 4.40(d−d、1H、C13H、j=9.9、47.6Hz) 4.75(m、2H、C8CH2) 5.2〜5.5(m、3H、C11H、C19H、C15H) 5.75〜5.9(m、2H、C9H、C10H) 6.54(m、1H、C3H) 実施例 2 (工程 A) 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンA4(R1
C2H5、X=Br、Y=O) 13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4
(235mg)の乾燥ベンゼン溶液(40ml)に氷冷下、
塩化チオニル(47μ)を滴下後、室温で2時間
撹拌した。反応液を水にあけ、実施例1と同様の
後処理により、目的化合物100mg(収率41%)を
得た。 質量スペクトル(m/e);574(M+)、556、
538 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 4.12(d、1H、C13H、J=11.0Hz) 4.75(m、2H、C8CH2) 4.95(m、1H、C15H) 5.2〜5.5(m、2H、C11H、C19H) 5.7〜5.9(m、2H、C9H、C10H) 6.54(m、1H、C3H) 実施例 3 (工程 A) 13−ブロモ−5−ケトミルベマイシンA4(R1
C2H5、X=Br、Y=O) 13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4
(280mg)三臭化リン(80mg)から、実施例2と同
様の操作により、目的化合物90mg(収率29%)を
得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3450、1715、
1680cm-1 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 4.30(d、1H、C13H、J=11.0Hz) 5.2〜5.5(m、3H、C11H、C15H、C19H) 5.75〜5.90(m、2H、C9H、C10H) 6.54(m、1H、C3H) 実施例 4 (工程 A) 13−ヨード−5−ケトミルベマイシンA4(R1
C2H5、X=I、Y=O) 窒素ガス気流下、13−ヒドロキシ−5−ケトミ
ルベマイシンA4(194mg)と沃化ナトリリウム
(66mg)のアセトニトリル溶液(15ml)に、トリ
メチルシリルクロライド(45mg)を加え室温で8
時間撹拌した。反応液を水にあけ、実施例1と同
様の後処理により、目的化合物96mg(収率41%)
を得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3460、1735、
1715、1685cm-1 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.06(t−d、1H、C25H、J=2.6、9.5Hz) 4.58(d、1H、C13H、J=11.0Hz) 実施例 5 (工程 B) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンD(R1
=i−C3H7、X=F、Y=O) 13−フルオロミルベマイシンD(170mg)の塩化
メチレン溶液(3ml)を激しく撹拌し、これに室
温で活性二酸化マンガン(0.60g)を加えた。10
分後、反混合物を過し、不溶物をさらに塩化メ
チレンで洗つた。塩化メチレン層を濃縮し残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製し
て、目的化合物151mg(収率89%)を得た。 質量スペクトル(m/e);573(M+)、555 実施例 6 (工程 C) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンDオキ
シム(R1=i−C3H7、X=F、R2=H) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンD(150
mg)とヒドロキシアミン塩酸塩(36mg)とをエタ
ノール(3ml)に入れ、70℃で90分間撹拌した。
放冷後、反応液を濃縮し、残渣に乾燥ベンゼンを
加えて共沸によりさらに水を除き、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにより精製して目的化合
物90mg(58%)を得た。 質量スペクトル(m/e);587(M+)、321、
274 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.07(d−d、1H、C25H、J=1.9、9.5Hz) 4.40(d−d、1H、C13H、J=10.0、47.6Hz) 4.67(s、1H、C6H) 実施例 7 (工程 BとC) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンDオキシ
ム(R1=i−C3H7、X=Cl、R2=H) 13−クロロミルベマイシンD(119mg)と活性二
酸化マンガン(0.80g)から実施例5区同様の操
作で5−ケト誘導体を得た。このものにヒドロキ
シルアミン塩酸塩(47mg)を加え、実施例6と同
様の操作で目的化合物97mg(収率80%)を得た。 質量スペクトル(m/e):603(M+) 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.07(d−d、1H、C25H、J=2.0、9.5Hz) 4.09(d、1H、C13H、J=10.6Hz) 4.67(s、1H、C6H) 実施例 8 (工程 BとC) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA3オキ
シム(R1=CH3、X=Cl、R2=H) 13−クロロミルベマイシンA3(39mg)と活性二
酸化マンガン(0.10g)ヒドロキシルアミン塩酸
塩(10mg)から、実施例7と同様の操作で目的化
合物15mg(収率38%)を得た。 質量スペクトル(m/e);575(M+)、557 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.26(m、1H、C25H) 4.09(d、1H、C13H、J=10.6Hz) 4.67(s、1H、C6H) 実施例 9 (工程 C) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
キシム(R1=C2H5、X=F、R2=H) ヒドロキシルアミン塩酸塩(166mg)の水溶液
(3ml)に、13−フルオロ−5−ケトミルベマイ
シンA4(268mg)のメタノール(4ml)及びジオ
キサン(4ml)の溶液を滴下し、室温で8時間撹
拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーで精製し、目的化合物182mg(収率
66.4%)を得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3450、1740、
1720、1710cm-1 質量スペクトル(m/e);573(M+)、555、
540 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.95(s、1H、C7OH) 4.41(d−d、1H、C13H、J=10.3、47.6Hz) 4.67(s、1H、C6H) 7.73(s、1H、N−OH) 実施例 0 (工程 C) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4オキ
シム(R1=C2H5、X=Cl、R2=H) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4(103.8
mg)とヒドロキシルアミン塩酸塩(75mg)から、
実施例9と同様の方法で、目的化合物63.4mg(収
率59.5%)を得た。 質量スペクトル(m/e);589(M+)、571 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.94(s、1H、C7OH) 4.09(d、1H、C13H、J=10.3Hz) 4.67(s、1H、C6H) 7.91(s、1H、N−OH) 実施例 11 (工程 C) 13−ヨード−5−ケトミルベマイシンA4オキ
シム(R1=C2H5、X=I、R2=H) 13−ヨード−5−ケトミルベマイシンA4(68
mg)とヒドロキシルアミン塩酸塩(35mg)から、
実施例9と同様の方法で、化合物目的反応48mg
(収率69%)を得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3400、1735、
1720、1710cm- 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.95(s、1H、C7OH) 4.58(d、1H、C13H、J=11.0Hz) 4.67(s、1H、C6H) 7.86(s、1H、N−OH) 実施例 12 (工程 D) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−メチルオキシム(R1=C2H5とCH3
X=F、R2=CH3) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
A3の混合物(A4:A3=2.3:1、29mg)とO−メ
チルヒドロキシルアミン塩酸塩(115mg)から、
実施例9と同様の方法で、目的化合物108mg(収
率80%)を得た。 赤外線吸収スペクトル νKBr nax;3470、1715cm-1 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.91(s、1H、C7OH) 4.00(s、3H、N−OCH3 4.40(d−d、1H、C13H、J=9.9、48.0Hz) 4.56(s、1H、C6H) 実施例 13 (工程 D) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−カルボキシメチルオキシム(R1
C2H5とCH3、X=F、R2=CH2COOH) 実施例12と同様の方法で、掲記化合物を得た
(A4:A3=2.8:1)。 質量スペクトル(m/z、R1=C2H5): 557(M+−74)、551、539、525 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 4.42(d−d、1H、C13H、J=9.7、47.5Hz) 6.4(br.s、1H、COOH) 実施例 14 (工程 D) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−ベンジルオキシム(R1=C2H5
CH3、X=F、R2=CH2C6H5) 実施例12と同様の方法で、掲記化合物を得た
(A4:A3=7.3:1)。 質量スペクトル(m/z、R1=C2H5): 663(M+)、649、605、556 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.88(s、1H、C7OH)、 4.40(d−d、1H、C13H、J=9.5、47.5Hz)、 4.60(s、1H、C6H) 実施例 15 (工程 E) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−アセチルオキシム(R1=C2H5、X=Cl、
R2=COCH3) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4オキ
シム(40.5mg)のアセトニトリル溶液(4.5ml)
に、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(7.7mg)とアセチルクロライド(5.4μ)を加
え、室温で6時間撹拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーで精製し、目的化合物
33.5mg(収率77.2%)を得た。 質量スペクトル(m/e);631(M+)、588 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.24(s、3H、COCH3) 3.93(s、1H、C7OH) 4.10(d、1H、C13H、J=10.6Hz) 4.60(s、1H、C6H) 実施例 16 (工程 E) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−(N,N−ジメチルカルバモイル)オキ
シム(R1=C2H5、X=Cl、R2=CON(CH32) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4オキ
シム(100mg)とN,N−ジメチルカルバモイル
クロライド(19μ)から、実施例15と同様の方
法で、目的化合物80.6mg(収率72%)を得た。 質量スペクトル(m/e);536(M+−124)、
519、501 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.99(s、6H、CON(CH32) 3.94(s、1H、C7OH) 4.10(d、1H、C13H、J=10.6Hz) 4.57(s、1H、C6H) 4.71(s、2H、C8CH2) 実施例 17 (工程 E) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−(N−メチルカルバモイル)オキシム
(R1=C2H5、X=Cl、R2=CONHCH3) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4オキ
シム(100mg)のテトラヒドロフラン溶液(2ml)
にメチルイソシアネート(0.30ml)を加え、密封
して8時間放置した。反応液から溶媒を留去し
て、目的化合物95.7mg(収率87%を得た。 質量スペクトル(m/e);589(M+−57)、571 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.93(d、3H、CONHC 3、J=4.7Hz) 3.87(s、1H、C7OH) 4.09(d、1H、C13H、J=10.6Hz) 4.67(s、1H、C6H) 実施例 18 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(N,N−ジメチルカルバモイル)オ
キシム(R1=C2H5、X=F、R2=CON
(CH32) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
キシム(57mg)とN,N−ジメチルカルバモイル
クロライド(12μ)から、実施例15と同様の方
法で、目的化合物49mg(収率76%)を得た。 質量スペクトル(m/e);644(M+)、626、
600、582 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.99(s、6H、CON(CH32) 3.96(s、1H、C7OH) 4.41(d−d、1H、C13H、J=9.9、47.6Hz) 4.57(s、1H、C6H) 4.72(s、2H、C8CH2) 実施例 19 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−ピバロイルオキシム(R1=C2H5、X
=F、R2=COC(CH33) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
キシム(57mg)のベンゼン溶液(10ml)にトリエ
チルアミン(15μ)とビバロイルクロライド
(14μ)を加え室温で3時間撹拌した。反応終
了後、実施例15と同様の後処理により、目的化合
物52mg(収率79%)を得た。 質量スペクトル(m/e);657(M+)、639、
574 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 1.29(s、9H、C(CH33) 3.99(s、1H、C7OH) 4.41(d−d、1H、C13H、J=9.9、47.6Hz) 4.57(s、1H、C6H) 4.72(s、2H、C8CH2) 実施例 20 (工程 E)) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−オクタノイルオキシム(R1=C2H5
とCH3、X=F、R2=COC7H15−n) 実施例15と同様の方法で、掲記化合物を得た
(A4:A3=2.0:1)。 質量スペクトル(m/z、R1=C2H5): 699(M+)、685 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 4.8(br.s、1H、C7OH) 4.41(d−d、1H、C13H、J=10.1、48.4Hz) 4.58(s、1H、C6H) 実施例 21 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−ヘキサデカノイルオキシム(R1
C2H5とCH3、X=F、R2=COC15H31−n) 実施例15と同様の方法で掲記化合物を得た
(A4:A3=1.9:1)。 質量スペクトル(m/z、R1=C2H5): 811(M+) 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.95(s、1H、C7OH)、 4.43(d−d、1H、C13H、J=9.9、48.0Hz) 4.58(s、1H、C6H) 実施例 22 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4+3
−5−O−アセチルオキシム(R1=C2H5
CH3、X=F、R2=COCH3) 実施例15と同様の方法で、掲記化合物を得た
(A4:A3=1.8:1) 質量スペクトル(m/z、R1=C2H5):615
(M+) 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.96(s、1H、C7OH) 4.43(d−d、1H、C13H、J=8.7、48.0Mz) 4.60(s、1H、C6H) 実施例 23 (工程 E) 13−クロロ−5−ケトミルベマイシンA4−5
−O−プロピオニルオキシム(R1=C2H5、X
=Cl、R2=COC2H5) 実施例15と同様の方法で、掲記化合物を得た。 質量スペクトル(m/z):645(M+)、589 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 4.96(s、1H、C7OH) 4.11(d、1H、J=10.4Hz) 4.61(s、1H、C6H) 実施例 24 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−p−トルエンスルホニルオキシム
(R1=C2H5、X=F、
【式】) 実施例15と同様の方法で、掲記化合物を得た。 質量スペクトル(m/z):517(M+−210)、
503、455 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 2.44(s、3H、
【式】)、 3.84(s、1H)、 4.42(d−d、1H、C13H、J=10.0、47.2
Hz)、 4.54(s、1H、C7OH) 実施例 25 (工程 E) 13−フルオロ−5−ケトミルベマイシンA4
5−O−(ペンタアセチルグルコノイル)オキ
シム(R1=C2H5、X=F、R2=CO
(CHOCOH34CH2OCOCH3) 実施例15と同様の方法で、掲記化合物を得た。 質量スペクトル(m/z):615(M+−346)、
573 核磁気共鳴スペクトル δ(CDCl3ppn; 3.90(s、1H、C7OH) 4.1−4.4(m、5H) 4.52(s、1H、C6H) 実施例 26 犬心臓糸状虫子虫に対する駆虫効力 試験動物として、犬心臓糸状虫子虫
(Dirofilaria immitis)を自然感染させた犬(体
重8.0〜17.0Kg)を使用した。 試験化合物が犬体重1Kg当り0.05mgとなるよう
に、試験化合物を含む治療剤を上記感染犬に経口
又は皮下注射で投与した。治療剤は1.0gの試験
化合物、0.1gの2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール及び10mlのジメチルアセトアミドの混
合物にポリエチレングコール(PEG−400)を加
えて、全体を100mlとすることによつて調製した。 治療前、治療後7日目及び14日目に感染犬から
血液を採取し、その0.02mlをギームサ染色液で染
色した後、1頭当り4枚について顕微鏡で犬糸状
虫の子虫数をかぞえ、その平均値を子虫数とし
た。 以上の得られた結果を表1に示した。
【表】 実施例 27 ウシダニに対する殺ダニ効力 充血した雌のウシダニ(Boophilus
microplus)の一群を両面接着テープを用いて、
ポリ塩化ビニルのパネル上に列状に固定した。な
お、1列は10頭を含む。実施例7、9及び19の化
合物を以下のように試験した。 一連の群に対して注射によつて、2μ又は1μ
の溶媒に0.0005μgから5μgの試験化合物を溶
解させた薬剤を処理した。効力はIR90値、即ち処
理後30日後における分裂生殖を90%阻害する濃度
で表示した。IR90値によると、各化合物は0.005
−0.05μg/群の濃度で有効であつた。 実施例 28 ハダニに対する殺ダニ効力 ササゲ(Vigna sinensis Savi)の初生葉に有
機リン剤感受性ハダニ(Tetranychus urticae)
を接種した。接種1日後、接種葉に0.3ppmから
30ppmの濃度の試験化合物を含む溶液7mlをミズ
ホ式回転散布塔にて、散布液量が3.5mg/cm2葉面
積になる様に散布した。3日後に、双眼顕微鏡に
よつて成虫の生死を調べた。各濃度及び各試験化
合物について2連制で試験を行い、試験中薬液処
理葉は、25℃の恒温室内に保存した。 以上の得られた結果を表2に示した。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 【式】 〔式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロ
    ピル基又はsec−ブチル基を示し、Xはハロゲン
    原子を示し、Yは酸素原子又は式N−OR2を示
    す。R2は水素原子、C1−C6アルキル基、ベンジ
    ル基又は式−CH2COOR3(式中、R3は水素原子又
    はC1−C6アルキル基を示す。)を有する基を示
    す。〕を有する化合物並びにR2が水素原子である
    場合はそのエステル及び塩。 2 次の一般式を有する特許請求の範囲第1項の
    化合物。 【式】 〔式中、R1およびXは前記したものと同意義
    を示し、R2aは式−COR4〔式中、R4はC1−C16
    ルキル基、置換されてもよいアラルキル基(該置
    換基はC1−C6アルキル基、ハロゲン原子又はニ
    トロ基を示す。)、置換されてもよいフエニル基
    (該置換基はC1−C6アルキル基、ハロゲン原子、
    ニトロ基、カルボキシ基又はC2−C7アルコキシ
    カルボニル基を示す。)〕を有する基;式−C(Z)
    NR5R6(式中、R56は水素原子、C2−C6アルケ
    ニル基、C2−C6アルキニル基又はアリール基を
    示し、Zは酸素原子又は硫黄原子を示す。)を有
    する基; 式−COOR7〔式中、R7はC1−C6アルキル基、
    置換されてもよいアラルキル基(該置換基はC1
    −C6アルキル基、ハロゲン原子又はニトロ基を
    示す。)、アリール基または基−CH2(A)o−B(Aは
    【式】を示し、nは0または1を示し、Bは C1-4アルキル置換分を有していてもよい酸素含有
    の5−6員複素環を示す)を示す。〕を有する
    基; 式−SO2R8(式中、R8はC1−C6アルキル基又は
    アリール基を示す。)を有する基;または 式−P(Z)(OR92(式中R9はC1−C6アルキル基
    を示し、Zは前記したものと同意義を示す。)を
    有する基を示す。〕 3 一般式 【式】 〔式中、R4はメチル基、エチル基、イソプロ
    ピル基又はsec−ブチル基を示し、Xはハロゲ1
    子を示し、Yは酸素原子又は式N−OR2を示す。
    R2は水素原子、C1−C6アルキル基、ベンジル基
    又は式−CH2COOR3(式中、R3は水素原子又はC1
    −C6アルキル基を示す。)を有する基を示す。〕
    を有する化合物並びにR2が水素原子である場合
    はそのエステルまたは塩を有効成分とする殺ダ
    ニ、殺虫及び駆虫剤。
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