JPH058596B2 - - Google Patents

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JPH058596B2
JPH058596B2 JP60003362A JP336285A JPH058596B2 JP H058596 B2 JPH058596 B2 JP H058596B2 JP 60003362 A JP60003362 A JP 60003362A JP 336285 A JP336285 A JP 336285A JP H058596 B2 JPH058596 B2 JP H058596B2
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JP
Japan
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film
etching
resist pattern
oxide
upper electrode
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60003362A
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English (en)
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JPS61268083A (ja
Inventor
Yoshinobu Taruya
Koji Yamada
Mikio Hirano
Shinichiro Yano
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP60003362A priority Critical patent/JPS61268083A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は極低温において動作する、超電導材料
を用いて構成されるジヨセフソン接合装置の製造
方法に係り、特に計算機回路において高速のスイ
ツチング動作を可能ならしめる微細なジヨセフソ
ン接合装置の製造方法に関するものである。
〔発明の背景〕
従来のNb系ジヨセフソン接合装置のパターン
形成方法について、たとえば下部電極および上部
電極をNbとするジヨセフソン接合においては、
下部電極、トンネル障壁層および上部電極を連続
的にエツチングし、接合以外の部分をNb膜の陽
極酸化によつて絶縁物化する方法が用いられて来
た(M.Gurvitch他、IEEE Trans.Mag.MAG−
19,791,1983年による)。この方法によれば、パ
ターン形成工程が途中に介在することなく、接合
を形成できるので、高品質の、すなわちリーク電
流の少ないジヨセフソン接合を得られるという特
徴があつた。しかしながら、このパターン形成方
法においては、接合寸法および寸法の再現性に限
界があつた。
〔発明の目的〕 本発明の目的は、NbあるいはNbを構成元素と
して含む超電導材料を用いたジヨセフソン接合装
置において、接合寸法の微小化および接合寸法の
再現性をはかり得る製造方法を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明においては上記目的を達成するために、
下部電極、トンネル障壁層および上部電極を連続
的に形成したあとのパターン形成工程において以
下の方法を用いることにより、接合寸法の微細化
をはかつた。すなわち、所望の接合部分を含んだ
細長い矩形状のレジストパターンを形成し、エツ
チング法により、レジストパターン以外の部分に
おける少なくとも上部電極膜を完全に除去する。
つぎにエツチングされた部分をSiOなどの絶縁膜
によつて埋戻す。つぎに最初の矩形状パターンと
交差する位置に再び所望の接合部分を含んだ細長
い矩形状のレジストパターンを形成する。レジス
ト膜で覆われない部分のエツチングを行う。エツ
チング工程後、レジストパターン以外の部分を
SiOなどの絶縁膜によつて埋戻す。レジストパタ
ーン形成後、接合につながる配線膜を形成すれ
ば、接合が完成する。
尚、絶縁膜は任意の材料で良いが、Alあるい
はAlを構成元素として含む任意の材料(例えば
Al2O3等)の絶縁物を用いれば絶縁膜の膜厚を所
望の厚さとすることができる。すなわち、レジス
ト膜で覆われない部分のエツチングを、CF4ガス
を用いたプラズマエツチングで行う場合、Nbあ
るいはNb化合物のエツチングは進行するが、Al
を成分として含む材料のエツチングは全く進まな
い。従つて、2回目のエツチング段階においてエ
ツチングされるのは、1回目のレジストパターン
における、接合以外の部分である。よつて、一回
目の埋戻しで形成された絶縁膜は変化しないので
2回目の埋戻し際には、絶縁膜の厚さの制御が容
易となる。また、絶縁膜がAlを構成元素として
含む材料以外の場合は、表面層をAlあるいはAl
を構成元素として含む任意の材料によつて覆つて
も同様である。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一つの実施例を図面にもとづい
て説明する。第1図において、Siウエハ1の基板
上に、下部電極となる膜厚200nmのNb膜2をマ
グネトロンスパツタ法によつて形成した。形成時
の条件は、Ar圧力0.6Paで堆積速度3nm/sとし
た。つぎに同一真空装置中でウエハをAlターゲ
ツトの真下に移動して、Alを4nm形成した。こ
のときの、Alの堆積速度は0.2nm/sとした。Al
膜形成後、真空装置中に酸化ガスを100Pa導入
し、室温中で数分間放置することにより、トンネ
ル障壁層となるAlの表面配化膜層3を形成した。
再び真空排気後、ウエハをNbターゲツトの真下
に移動し、マグネトロンスパツタ法により、上部
電極となるNb膜4を100nmの厚さに形成した。
三層膜形成後、ウエハを真空装置より取出し、
接合部分、および下部電極膜による配線部分を含
むレジストパターンを形成し、Arによるイオン
エツチング法により、レジストパターン以外の部
分を除去した(第2図参照)。つぎに、接合部分
を含み、矩形状のレジストパターンを形成した。
CF4を用いたプラズマエツチングにより、レジス
トパターン以外のNb部分を除去した。このとき、
CF4イオンはNb膜をエツチングするが、Al酸化
物3に対して全くエツチングの効果がない。した
がつて、このエツチング工程においては、上部電
極Nb膜4のみがエツチングされ、Al酸化物層に
おいてエツチングの進行は止まる。下部電極Nb
膜2に対するエツチングは全く進行しない。エツ
チング工程終了後、レジスト膜を残した状態で、
上部電極の側面を酸化後膜厚50nmの厚さにSiO
膜5を形成し、引続き、Al膜6を3nmの厚さに
蒸着した(第3図、第4図参照)。このAl膜部分
を自然酸化によつてAl酸化物に変質する。なお、
第3図は平面図および第4図は断面図である。
つぎに、レジスト除去後、接合部分を含み、1
回目のレジストパターンと交差する位置に、2回
目の矩形状レジストパターンを形成した。CF4
用いたプラズマエツチングにより、レジストパタ
ーン以外のNb膜部分を除去した。このとき、
CF4イオンはNb膜をエツチングするが、Al酸化
物に対してエツチングの効果がない。したがつ
て、このエツチング工程において、除去されるの
は、1回目の矩形パターン部分のうち、接合部以
外の部分である。第1回目の矩形パターン以外の
部分はAl酸化物6の表面に存在するので、エツ
チングは進行しない。エツチング工程終了後、レ
ジスト膜を残した状態で、膜厚50nmの厚さに
SiO膜7を形成し、レジスト膜を除去した(第5
図、第6図参照)。なお、第5図はこの状態の装
置平面図、第6図は断面図である。
つぎに、接合上部電極膜表面をAr中の高周波
放電によつてクリーニングしたあと、Nb膜8を
300nmの厚さに堆積を行つた。Nb膜の堆積は前
記接合電極膜の場合と同じくマグネトロンスパツ
タ法によつて形成した。さらに、レジストパター
ン形成後、CF4によるプラズマエツチングによつ
てレジストパターン以外のNb膜部分を除去する
ことにより、上部電極につながる配線層を形成し
た(第7図参照)。
以上の工程を経ることにより、接合部分の寸法
1.5μm角のジヨセフソン接合を得ることができ
た。しかも、80個直列に接続した1.5μm角のジヨ
セフソン接合に対する臨界電流の分布幅は±15%
であつた。さらに、これらジヨセフソン接合列の
寸法分布は、最大分布幅で0.1μmであつた。面積
分布に関しては、最大分布幅で±13%であつた。
これらの寸法および特性の均一度は上記方式に従
つて作製したジヨセフソン接合が、発明の利用分
野において述べた計算機用のスイツチング回路に
利用するに十分な特性を有することを意味する。
また、一般にジヨセフソン接合に求められる性
能は大別して4種類ある。つまり(1)接合容量が小
さいこと、(2)特性の均一性を有すること、(3)リー
ク電流の割合が小さいこと、および(4)耐久性を有
することである。
本発明においては、実施例において述べたごと
く、接合寸法の微細化によつて(1)において述べた
接合容量の縮小化をはかることができる。さら
に、上に述べた寸法の均一化によつて、(2)におけ
る均一なジヨセフソン接合特性を得られる。本発
明においては、上部電極および下部電極ともに
NbあるいはNb系超電導膜を用いているので、低
いリーク電流割合3が得られる。リーク電流の常
電導電流に対する割合は15以上である。耐久性に
関しては、本発明におけるジヨセフソン接合は室
温と、測定温度間における100回の熱サイクルに
対して、臨界電流の変化を示さなさつた。
また、本実施例においては、層間絶縁膜をAl
酸化膜としているので、絶縁膜の膜厚を所望の厚
さにすることも容易となる。
〔発明の効果〕
以上実施例において具体的に述べた、本発明に
よれば、上部電極、および下部電極ともにNbあ
るいはNb系超電導材料とするジヨセフソン接合
において、微細で、寸法の均一性に優れ、したが
つて高い均一度をもつたジヨセフソン接合特性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はジヨセフソン接合素子の作製工程にお
いて、下部電極Nb、Al酸化物トンネル障壁層、
および上部電極Nbを形成したときの断面図、第
2図は第1図において配線層を含むエツチングを
施したときの断面図、第3図は接合部を含む矩形
のエツチングパターン形成後、SiOおよびAl酸化
膜で埋戻したときの上面図、第4図は第3図の
−断面図、第5図は接合部を含む2番目の矩形
パターンを形成後、SiOで埋戻したときの上面
図、第6図は第5図の−断面図、第7図は上
部電極につながる配線を施したときの断面図であ
る。 1…Si基板、2…Nb下部電極膜、3…Al酸化
物トンネル障壁層、4…Nb上部電極膜、5…
SiO絶縁膜、6…Al酸化膜、7…SiO絶縁膜、8
…Nb配線膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下部電極及び上部電極をNbあるいはNbを構
    成元素として含む超伝導材料とし、酸化物層をト
    ンネル障壁層とするジヨセフソン接合装置の製造
    方法において、(1)前記下部電極、トンネル障壁層
    及び上部電極を連続的に形成する工程、(2)接合部
    のレジストパターンを形成する工程、(3)前記接合
    部のレジストパターン以外の部分をエツチングに
    より除去する工程、(4)除去された当該部分をAl
    酸化物、あるいはA1酸化物が被覆された絶縁膜
    により埋戻す工程、(5)上記(2),(3),(4)の工程によ
    り形成された接合部パターンと交差するレジスト
    パターンを形成する工程、(6)該レジストパターン
    以外の部分をプラズマエツチングでCF4イオンに
    より除去する工程及び除去された部分を絶縁膜に
    より埋房す工程からなることを特徴とするジヨセ
    フソン接合装置の製造方法。
JP60003362A 1985-01-14 1985-01-14 ジヨセフソン接合装置の製造方法 Granted JPS61268083A (ja)

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JPH0831628B2 (ja) * 1990-06-22 1996-03-27 工業技術院長 ジョセフソン集積回路の作製方法

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