JPH0585962A - 2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法 - Google Patents
2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法Info
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- JPH0585962A JPH0585962A JP31758191A JP31758191A JPH0585962A JP H0585962 A JPH0585962 A JP H0585962A JP 31758191 A JP31758191 A JP 31758191A JP 31758191 A JP31758191 A JP 31758191A JP H0585962 A JPH0585962 A JP H0585962A
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- type zeolite
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- faujasite
- proton
- dialkylnaphthalene
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C5/00—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
- C07C5/22—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by isomerisation
- C07C5/27—Rearrangement of carbon atoms in the hydrocarbon skeleton
- C07C5/2729—Changing the branching point of an open chain or the point of substitution on a ring
- C07C5/2732—Catalytic processes
- C07C5/2737—Catalytic processes with crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2529/00—Catalysts comprising molecular sieves
- C07C2529/04—Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
- C07C2529/06—Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
- C07C2529/08—Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y
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Abstract
(57)【要約】
【目的】工業的に有利に2,6−ジアルキルナフタレン
を製造する方法を提供することにある。 【構成】プロトンを含有するフォージャサイト型ゼオラ
イト又はプロトンの一部がアルカリ金属イオン又はアル
カリ土類金属イオンにて置換されているフォージャサイ
ト型ゼオライトの存在下に、一般式(I) (式中、Naphはナフタレン環を示し、R1はメチル
基又はエチル基を示し、R2はエチル基又はイソプロピ
ル基を示す。)で表わされるジアルキルナフタレンを異
性化させる。
を製造する方法を提供することにある。 【構成】プロトンを含有するフォージャサイト型ゼオラ
イト又はプロトンの一部がアルカリ金属イオン又はアル
カリ土類金属イオンにて置換されているフォージャサイ
ト型ゼオライトの存在下に、一般式(I) (式中、Naphはナフタレン環を示し、R1はメチル
基又はエチル基を示し、R2はエチル基又はイソプロピ
ル基を示す。)で表わされるジアルキルナフタレンを異
性化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2,6−ジアルキルナフ
タレンの製造方法に関する。2,6−ジアルキルナフタ
レンは重合体原料として有用であり、また、医薬や農薬
の製造原料としても重要である。
タレンの製造方法に関する。2,6−ジアルキルナフタ
レンは重合体原料として有用であり、また、医薬や農薬
の製造原料としても重要である。
【0002】
【従来の技術】従来、2,6−ジアルキルナフタレンを
収率よく製造し得る方法は知られていない。例えば、特
公昭58−2223号公報や特開昭63−230645
号公報には、ナフタレンのエチル化によるジエチルナフ
タレンの製造方法が提案されているが、反応においてタ
ールの生成が著しく、2,6−体の収率が低い。
収率よく製造し得る方法は知られていない。例えば、特
公昭58−2223号公報や特開昭63−230645
号公報には、ナフタレンのエチル化によるジエチルナフ
タレンの製造方法が提案されているが、反応においてタ
ールの生成が著しく、2,6−体の収率が低い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2,6−ジ
アルキルナフタレンの製造における上記した問題を解決
するためになされたものであつて、工業的に有利に2,
6−ジアルキルナフタレンを製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
アルキルナフタレンの製造における上記した問題を解決
するためになされたものであつて、工業的に有利に2,
6−ジアルキルナフタレンを製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による2,6−ジ
アルキルナフタレンの製造方法は、プロトンを含有する
フォージャサイト型ゼオライト又はプロトンの一部がア
ルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンにて置換
されているフォージャサイト型ゼオライトの存在下に、
一般式(I) (式中、Naphはナフタレン環を示し、R1はメチル
基又はエチル基を示し、R2はエチル基又はイソプロピ
ル基を示す。)で表わされるジアルキルナフタレンを異
性化させることを特徴とする。
アルキルナフタレンの製造方法は、プロトンを含有する
フォージャサイト型ゼオライト又はプロトンの一部がア
ルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンにて置換
されているフォージャサイト型ゼオライトの存在下に、
一般式(I) (式中、Naphはナフタレン環を示し、R1はメチル
基又はエチル基を示し、R2はエチル基又はイソプロピ
ル基を示す。)で表わされるジアルキルナフタレンを異
性化させることを特徴とする。
【0005】本発明の方法においては、原料として、前
記一般式(I)で表わされるジアルキルナフタレンが用
いられる。かかるジアルキルナフタレンは、ナフタレン
環の任意の位置に一つのアルキル基R1と一つのアルキ
ル基R2とを有している。ここに、アルキル基R1はメ
チル基又はエチル基を示し、アルキル基R2はエチル基
又はイソプロピル基を示す。従つて、このようなジアル
キルナフタレンは、ジエチルナフタレン、2−メチルイ
ソプロピルナフタレン、2−メチルエチルナフタレン又
は2−エチルイソプロピルナフタレンである。本発明の
方法によれば、かかるジアルキルナフタレンを触媒の存
在下に異性化して、それぞれ収率よく2,6−ジエチル
ナフタレン、2−メチル−6−イソプロピルナフタレ
ン、2−メチル−6−エチルナフタレン又は2−エチル
−6−イソプロピルナフタレンを得ることができる。
記一般式(I)で表わされるジアルキルナフタレンが用
いられる。かかるジアルキルナフタレンは、ナフタレン
環の任意の位置に一つのアルキル基R1と一つのアルキ
ル基R2とを有している。ここに、アルキル基R1はメ
チル基又はエチル基を示し、アルキル基R2はエチル基
又はイソプロピル基を示す。従つて、このようなジアル
キルナフタレンは、ジエチルナフタレン、2−メチルイ
ソプロピルナフタレン、2−メチルエチルナフタレン又
は2−エチルイソプロピルナフタレンである。本発明の
方法によれば、かかるジアルキルナフタレンを触媒の存
在下に異性化して、それぞれ収率よく2,6−ジエチル
ナフタレン、2−メチル−6−イソプロピルナフタレ
ン、2−メチル−6−エチルナフタレン又は2−エチル
−6−イソプロピルナフタレンを得ることができる。
【0006】本発明の方法においては、触媒として、プ
ロトンを含有するフォージャサイト型ゼオライト又はプ
ロトンの一部がアルカリ金属イオン又はアルカリ土類金
属イオンにて置換されているフォージャサイト型ゼオラ
イトが用いられる。上記プロトンを含有するフォージャ
サイト型ゼオライトとして、例えば、プロトン型Y型ゼ
オライト(H+−Y)、プロトン型超安定Y型ゼオライ
ト(H+−USY)、プロトン型Xゼオライト(H+−
X)等を挙げることができる。また、プロトンの一部が
アルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンにて置
換されているフォージャサイト型ゼオライトとしては、
例えば、プロトン・カリウム型Y型ゼオライト(H+,
K+−Y)、プロトン・カリウム型超安定Y型ゼオライ
ト(H+,K+−USY)、プロトン・カリウム型Xゼ
オライト(H+,K+−X)、プロトン・バリウム型Y
型ゼオライト(H+,Ba+−Y)、プロトン・バリウ
ム型超安定Y型ゼオライト(H+,Ba+−USY)等
を挙げることができる。本発明においては、これらのな
かでも、Y型ゼオライトが好ましく、特に、超安定Y型
ゼオライトが好ましい。
ロトンを含有するフォージャサイト型ゼオライト又はプ
ロトンの一部がアルカリ金属イオン又はアルカリ土類金
属イオンにて置換されているフォージャサイト型ゼオラ
イトが用いられる。上記プロトンを含有するフォージャ
サイト型ゼオライトとして、例えば、プロトン型Y型ゼ
オライト(H+−Y)、プロトン型超安定Y型ゼオライ
ト(H+−USY)、プロトン型Xゼオライト(H+−
X)等を挙げることができる。また、プロトンの一部が
アルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンにて置
換されているフォージャサイト型ゼオライトとしては、
例えば、プロトン・カリウム型Y型ゼオライト(H+,
K+−Y)、プロトン・カリウム型超安定Y型ゼオライ
ト(H+,K+−USY)、プロトン・カリウム型Xゼ
オライト(H+,K+−X)、プロトン・バリウム型Y
型ゼオライト(H+,Ba+−Y)、プロトン・バリウ
ム型超安定Y型ゼオライト(H+,Ba+−USY)等
を挙げることができる。本発明においては、これらのな
かでも、Y型ゼオライトが好ましく、特に、超安定Y型
ゼオライトが好ましい。
【0007】一般に、フォージャサイト型ゼオライトと
は、Na2O−Al2O3−SiO2−H2O系から合
成されるゼオライトであつて、A型、X型及びY型があ
る。プロトンを含むフォージャサイト型ゼオライトは、
H+−YやH+−USY等の市販品をそのまま用いるこ
とができるが、ナトリウム型のフォージャサイト型ゼオ
ライトを塩酸等の酸性水溶液を用いて、プロトン交換す
ることによつても調製することができる。
は、Na2O−Al2O3−SiO2−H2O系から合
成されるゼオライトであつて、A型、X型及びY型があ
る。プロトンを含むフォージャサイト型ゼオライトは、
H+−YやH+−USY等の市販品をそのまま用いるこ
とができるが、ナトリウム型のフォージャサイト型ゼオ
ライトを塩酸等の酸性水溶液を用いて、プロトン交換す
ることによつても調製することができる。
【0008】一方、プロトンの一部がアルカリ金属イオ
ン又はアルカリ土類金属イオンで置換されているフォー
ジャサイト型ゼオライトは、プロトン型フォージャサイ
ト型ゼオライトをアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩の水溶液にて処理する方法、ナトリウム型フォージャ
サイト型ゼオライトを塩酸のような酸水溶液とアルカリ
金属塩又はアルカリ土類金属塩の水溶液との混合水溶液
にて処理する方法、或いは予めナトリウム型フォージャ
サイト型ゼオライトをアルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩の水溶液にて処理した後、塩酸のような酸水溶液
にて処理する方法等によつて調製することができる。
ン又はアルカリ土類金属イオンで置換されているフォー
ジャサイト型ゼオライトは、プロトン型フォージャサイ
ト型ゼオライトをアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩の水溶液にて処理する方法、ナトリウム型フォージャ
サイト型ゼオライトを塩酸のような酸水溶液とアルカリ
金属塩又はアルカリ土類金属塩の水溶液との混合水溶液
にて処理する方法、或いは予めナトリウム型フォージャ
サイト型ゼオライトをアルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩の水溶液にて処理した後、塩酸のような酸水溶液
にて処理する方法等によつて調製することができる。
【0009】本発明においては、前述したような触媒
は、原料であるジアルキルナフタレンに対して、通常、
0.001〜500重量%、好ましくは0.03〜10
0重量%の範囲で用いられる。反応は、液相でも気相で
も行なうことができるが、液相で行なうことが好まし
い。液相反応の場合は、反応温度は、通常、80〜45
0℃、好ましくは120〜300℃の範囲である。
は、原料であるジアルキルナフタレンに対して、通常、
0.001〜500重量%、好ましくは0.03〜10
0重量%の範囲で用いられる。反応は、液相でも気相で
も行なうことができるが、液相で行なうことが好まし
い。液相反応の場合は、反応温度は、通常、80〜45
0℃、好ましくは120〜300℃の範囲である。
【0010】反応には、必要に応じて、反応溶剤が用い
られる。反応溶剤としては、例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、デカリン等
の脂肪族炭化水素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素等が好適に用いられる。
られる。反応溶剤としては、例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、デカリン等
の脂肪族炭化水素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素等が好適に用いられる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
触媒としてプロトンを含有するフォージャサイト型ゼオ
ライト又はプロトンの一部がアルカリ金属イオン又はア
ルカリ土類金属イオンにて置換されているフォージャサ
イト型ゼオライトを用いることによつて、混合ジアルキ
ルナフタレンの異性化によつて効率よく、2,6−ジア
ルキルナフタレンを得ることができる。
触媒としてプロトンを含有するフォージャサイト型ゼオ
ライト又はプロトンの一部がアルカリ金属イオン又はア
ルカリ土類金属イオンにて置換されているフォージャサ
イト型ゼオライトを用いることによつて、混合ジアルキ
ルナフタレンの異性化によつて効率よく、2,6−ジア
ルキルナフタレンを得ることができる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 2−メチル−6−イソプロピルナフタレンを12モル%
及び2−メチル−7−イソプロピルナフタレン10モル
%を含有する2−メチルイソプロピルナフタレン混合物
600mg、プロトン型超安定Y型ゼオライト(東ソー
(株)製HSZ−330HUA)200mg及び混合ヘ
キサン5mlからなる混合物を50ml容量のオートク
レーブに封入し、140℃で1時間加熱攪拌した。得ら
れた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 2−メチル−6−イソプロピルナフタレンを12モル%
及び2−メチル−7−イソプロピルナフタレン10モル
%を含有する2−メチルイソプロピルナフタレン混合物
600mg、プロトン型超安定Y型ゼオライト(東ソー
(株)製HSZ−330HUA)200mg及び混合ヘ
キサン5mlからなる混合物を50ml容量のオートク
レーブに封入し、140℃で1時間加熱攪拌した。得ら
れた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
【0013】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 41% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 25% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 31% 実施例2 2−メチル−6−イソプロピルナフタレンを12モル%
及び2−メチル−7−イソプロピルナフタレン10モル
%を含有する2−メチルイソプロピルナフタレン混合物
600mg、プロトン型超安定Y型ゼオライト(東ソー
(株)製HSZ−330HUA)のプロトンの60%を
カリウムイオンにて置換したプロトン・カリウム型超安
定Y型ゼオライト200mg及び混合へヰサン5mlか
らなる混合物を50ml容量のオートクレーブに封入
し、140℃で3時間加熱攪拌した。得られた反応生成
物の組成は次のとおりであつた。
及び2−メチル−7−イソプロピルナフタレン10モル
%を含有する2−メチルイソプロピルナフタレン混合物
600mg、プロトン型超安定Y型ゼオライト(東ソー
(株)製HSZ−330HUA)のプロトンの60%を
カリウムイオンにて置換したプロトン・カリウム型超安
定Y型ゼオライト200mg及び混合へヰサン5mlか
らなる混合物を50ml容量のオートクレーブに封入
し、140℃で3時間加熱攪拌した。得られた反応生成
物の組成は次のとおりであつた。
【0014】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 45% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 19% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 31% 実施例3 実施例1において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、プロトン型Y型ゼオライト(東ソー(株)製H
SZ−320HOA)200mgを用いると共に、反応
温度を180℃とした以外は、実施例1と同様に反応を
行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりであ
つた。
代えて、プロトン型Y型ゼオライト(東ソー(株)製H
SZ−320HOA)200mgを用いると共に、反応
温度を180℃とした以外は、実施例1と同様に反応を
行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりであ
つた。
【0015】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 42% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 24% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 31% 比較例1 実施例3において、プロトン型Y型ゼオライトに代え
て、カリウム交換型Y型ゼオライト(東ソー(株)製H
SZ−320NAAを硝酸カリウムにて処理して調製し
たもの)200mgを用いた以外は、実施例3と同様に
反応を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとお
りであつた。
て、カリウム交換型Y型ゼオライト(東ソー(株)製H
SZ−320NAAを硝酸カリウムにて処理して調製し
たもの)200mgを用いた以外は、実施例3と同様に
反応を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとお
りであつた。
【0016】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 12% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 14% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 73% 比較例2 実施例1において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、モルデナイト(触媒化成工業(株)製CHM3
0)200mgを用いた以外は、実施例1と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
代えて、モルデナイト(触媒化成工業(株)製CHM3
0)200mgを用いた以外は、実施例1と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
【0017】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 22% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 29% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 40% 比較例3 実施例1において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、ゼオライト(バイエル社製H−ZSM5)20
0mgを用いた以外は、実施例1と同様に反応を行なつ
た。得られた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
代えて、ゼオライト(バイエル社製H−ZSM5)20
0mgを用いた以外は、実施例1と同様に反応を行なつ
た。得られた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
【0018】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 15% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 19% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 64% 比較例4 実施例1において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、塩化アルミニウム200mgを用いると共に、
反応を40℃で行なつた以外は、実施例1と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
代えて、塩化アルミニウム200mgを用いると共に、
反応を40℃で行なつた以外は、実施例1と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
【0019】 2−メチル−6−イソプロピルナフタレン 27% 2−メチル−7−イソプロピルナフタレン 34% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 18% 実施例4 実施例1において、2−メチルイソプロピルナフタレン
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
%及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%を含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例1と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
%及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%を含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例1と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
【0020】 2,6−ジエチルナフタレン 38% 2,7−ジエチルナフタレン 24% その他のジエチルナフタレン 29% 実施例5 実施例2において、2−メチルイソプロピルナフタレン
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
%及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%を含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例2と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
%及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%を含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例2と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
【0021】 2,6−ジエチルナフタレン 40% 2,7−ジエチルナフタレン 21% その他のジエチルナフタレン 27% 実施例6 実施例3において、2−メチルイソプロピルナフタレン
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%をを含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例3と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
混合物に代えて、2,6−ジエチルナフタレンを6モル
及び2,7−ジエチルナフタレンを5モル%をを含有す
るジエチルナフタレン混合物600mgを用いたた以外
は、実施例3と同様に反応を行なつた。得られた反応生
成物の組成は次のとおりであつた。
【0022】 2,6−ジエチルナフタレン 37% 2,7−ジエチルナフタレン 24% その他のジエチルナフタレン 28% 比較例5 実施例4において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、モルデナイト(触媒化成工業(株)製CHM3
0)200mgを用いた以外は、実施例4と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
代えて、モルデナイト(触媒化成工業(株)製CHM3
0)200mgを用いた以外は、実施例4と同様に反応
を行なつた。得られた反応生成物の組成は次のとおりで
あつた。
【0023】 2,6−ジエチルナフタレン 24% 2,7−ジエチルナフタレン 32% その他のジエチルナフタレン 32% 比較例6 実施例4において、プロトン型超安定Y型ゼオライトに
代えて、ゼオライト(バイエル社製H−ZSM5)20
0mgを用いた以外は、実施例4と同様に反応を行なつ
た。得られた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
代えて、ゼオライト(バイエル社製H−ZSM5)20
0mgを用いた以外は、実施例4と同様に反応を行なつ
た。得られた反応生成物の組成は次のとおりであつた。
【0024】 2,6−ジエチルナフタレン 16% 2,7−ジエチルナフタレン 21% その他のジエチルナフタレン 54% 実施例7 2−メチル−6−エチルナフタレンを8モル%及び2−
メチル−7−エチルナフタレンを7モル%含有する2−
メチルエチルナフタレン混合物600mg、プロトン型
超安定Y型ゼオライト(東ソー(株)製HSZ−330
HUA)200mg及びn−オクタン5mlからなる混
合物を50ml容量のオートクレーブに封入し、160
℃で2時間加熱攪拌した。得られた反応生成物の組成は
次のとおりであつた。
メチル−7−エチルナフタレンを7モル%含有する2−
メチルエチルナフタレン混合物600mg、プロトン型
超安定Y型ゼオライト(東ソー(株)製HSZ−330
HUA)200mg及びn−オクタン5mlからなる混
合物を50ml容量のオートクレーブに封入し、160
℃で2時間加熱攪拌した。得られた反応生成物の組成は
次のとおりであつた。
【0025】 2−メチル−6−エチルナフタレン 36% 2−メチル−7−エチルナフタレン 23% その他の2−メチルイソプロピルナフタレン 33%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畑 和紀 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号三 井石油化学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】プロトンを含有するフォージャサイト型ゼ
オライト又はプロトンの一部がアルカリ金属イオン又は
アルカリ土類金属イオンにて置換されているフォージャ
サイト型ゼオライトの存在下に、一般式(I) (式中、Naphはナフタレン環を示し、R1はメチル
基又はエチル基を示し、R2はエチル基又はイソプロピ
ル基を示す。)で表わされるジアルキルナフタレンを異
性化させることを特徴とする2,6−ジアルキルナフタ
レンの製造方法。 - 【請求項2】フォージャサイト型ゼオライトがY型ゼオ
ライトであることを特徴とする請求項1記載の2,6−
ジアルキルナフタレンの製造方法。 - 【請求項3】フォージャサイト型ゼオライトが超安定Y
型ゼオライトであることを特徴とする請求項1記載の
2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31758191A JPH0585962A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31758191A JPH0585962A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585962A true JPH0585962A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=18089835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31758191A Pending JPH0585962A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11704950B2 (en) | 2019-08-08 | 2023-07-18 | Skeleton Key Systems, LLC | Retail security system |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP31758191A patent/JPH0585962A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11704950B2 (en) | 2019-08-08 | 2023-07-18 | Skeleton Key Systems, LLC | Retail security system |
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