JPH0585958U - 墓前用の花立て - Google Patents

墓前用の花立て

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JPH0585958U
JPH0585958U JP5606291U JP5606291U JPH0585958U JP H0585958 U JPH0585958 U JP H0585958U JP 5606291 U JP5606291 U JP 5606291U JP 5606291 U JP5606291 U JP 5606291U JP H0585958 U JPH0585958 U JP H0585958U
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JP
Japan
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grave
block body
flower
flower stand
stone material
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Pending
Application number
JP5606291U
Other languages
English (en)
Inventor
明雄 小林
Original Assignee
株式会社石川住宅管理
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 墓標の格式を損なわず、墓前に据え置いて永
年使用する。 【構成】 石質材料からなるブロック体11に竪穴H1
、H1 を形成し、竪穴H1 、H1 を介して花生け器1
2、12を固定する。ブロック体11は、重量があるた
め、単に置くだけで十分安定させることができ、墓石と
同じ石質材料からなるので、墓石と違和感なく調和し、
墓前に永年据え置いて生花等を供えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、墓石と別体に製造し、墓前の任意の位置に永続的に据え置き、ま たは、墓参に際して携行することによって、生花等を整然と立て置くことができ る墓前用の花立てに関する。
【0002】
【従来の技術】
彼岸の頃、または、新旧お盆の頃に墓参を行なう習慣がある。墓参に際しては 、墓前に灯明を点じ、香を焚き、生花を添えるのが一般的であるが、これらの供 物を立て置くための専用の墓前用の花立てを備える墓標は、極く限られた一部に 過ぎないのが現状である。
【0003】 そこで、墓参に際しては、生花等の他に、生花を生けるための適当な空びんや 、線香や灯明用のろうそくを立てるための釘等を打ち立てた角材等を携行し、空 びんは、墓石を中心に、その両側の適当な位置に直置きにし、これに生花を生け るとともに、角材等は、墓石の下段を形成する礎石の中央位置に置き、釘先に線 香やろうそくを差し込んで立て、墓参を済ませているのが実情である。なお、空 びんや角材等は、その場限りのものであり、特定の境内敷地の墓標にあっては、 寺の係員等に廃棄処分を依頼するのが普通である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来技術によれば、墓標が十分に立派なものであればある程、空びんや 角材等による花生け用具やろうそく立てが貧相に見えるため、全体として、墓標 の格式が著るしく損なわれてしまうという問題が避けられなかった。また、次々 と墓参に訪れる人が、持参した生花を無造作に空びんに差し入れるため、空びん がバランスを失い、単に礎石上に置かれているに過ぎないろうそく立てともども 、少々の風によって倒れ、墓前に散乱してしまうおそれがあるという問題もあっ た。
【0005】 そこで、この考案の目的は、墓標と同等の重厚な外観が得られる石質材料を用 い、これに生花を生けるための竪穴等を設けることによって、墓標の格式を損な うことなく永続的に墓前に据え置くことができるとともに、生花等を安定に支持 することができる墓前用の花立てを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、上面に開口する少なくとも一 対の竪穴を備え、上下面を平行に形成した石質材料からなるブロック体と、上端 縁にフランジを形成し、ブロック体の竪穴に落し込む花生け器とを組み合せるこ とをその要旨とする。
【0007】 なお、ブロック体は、一対の竪穴の間に補助穴を形成し、この補助穴に差し入 れて固定する燭台を備えることができる。
【0008】 また、ブロック体は、一対の竪穴の間に補助穴を形成し、この補助穴に差し入 れて固定する線香立てを備えることもできる。
【0009】
【作用】
かかる構成によれば、ブロック体は、石質材料からなるので、全体として、墓 石と同等の重厚な質感を実現することができる。また、花生け器は、上端縁に形 成したフランジを介し、ブロック体の竪穴に落し込まれているので、竪穴内に吊 り下げられたような状態となり、生花を投入しても、ブロック体の重量により、 全体として、極めて安定である。
【0010】 なお、燭台を備えるものについては、燭台が補助穴を介してブロック体に固定 されているので、ろうそくが倒れるようなおそれがない。また、燭台を花生け器 の間に配置することにより、生花とろうそくとは、墓参に際しての一般的な習慣 に合わせて配置することができる。なお、この点は、線香立てを備えるものにつ いても同様である。
【0011】
【実施例】
以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】 墓前用の花立て10は、石質材料のブロック体11と、花生け器12、12、 燭台13、13…、線香立て14、14とからなる(図1、図2)。
【0013】 ブロック体11は、御影石等の天然石、または、それらと同等の質感を有する 人造石を直方体に切り出し、少なくとも下面と背面とを除く4面を研摩仕上げし 、稜線部分に適当な糸面取りを施してなる。
【0014】 ブロック体11の上面左右には、竪穴H1 、H1 が形成され、各竪穴H1 には 、花生け器12が落し込まれている。各竪穴H1 は、ブロック体11の上面に開 口しており、穴底には、ブロック体11の背面側に開口する水抜き孔h1 が連通 している(図3)。
【0015】 各花生け器12は、金属製の有底容器であり、上端縁の外周には、フランジ1 2fが形成されている(図1、図3)。花生け器12は、フランジ12fから下 の部分が竪穴H1 の深さよりいくぶん浅く形成され、その外径は、竪穴H1 の内 径より僅かに小さく仕上げられている。したがって、花生け器12は、竪穴H1 内に落し込んだときに、フランジ12fを介して竪穴H1 内に吊り下げられた状 態となっている。
【0016】 竪穴H1 、H1 の間には、ブロック体11の正面寄りに補助穴H2 、H2 …を 設け、背面寄りには、別の補助穴H3 、H3 が設けられている(図1、図4)。 正面寄りの補助穴H2 、H2 …には、燭台13、13…が差し入れられ、背面寄 りの補助穴H3 、H3 には、線香立て14、14が差し入れられている。
【0017】 燭台13、線香立て14は、いずれも、たとえば軽金属の鋳物製である。燭台 13は、中心にピン13pを突設した杯状となっており、線香立て14は、基端 部に鍔状のフランジ14fを備えるテーパ容器形に形成されている。なお、線香 立て14の底近くには、一対の通気孔14h、14hが形成されている。また、 燭台13と線香立て14とは、それぞれ、補助穴H2 、H3 に差し入れられた状 態において、自重によって安定に直立姿勢を保つことができるが、補助穴H2 、 H3 内に接着剤等を流しこみ、完全に固定してしまってもよい。
【0018】 このような墓前用の花立て10は、墓石Sから独立しているため、墓前の任意 の位置に据え置いて用いることができる(図2)。なお、ここでは、墓標は、墓 地の一画を区画する縁石S1 、S1 …と、礎石S2 と中石S3 と碑石S4 とを組 み合わせた墓石Sとからなり、墓前用の花立て10は、墓石Sの正面の縁石S1 、S1 …の内側に置かれている。
【0019】 墓前用の花立て10は、ブロック体11が安定な形状であり、しかも、十分に 重いことにより、墓地表面の多少の不整に拘らず安定に据え置くことができる上 、天然石等の石質材料が使用されているから、墓石Sと同等の重厚な質感により 、墓標の格式を減殺することなく調和することができる。
【0020】 墓前用の花立て10は、花生け器12、12、燭台13、13…、線香立て1 4、14を一式備えているから、他に何らの準備をすることなく、生花とろうそ くと線香とを同時に供えることができる。また、墓前用の花立て10に立てられ た生花等は、ブロック体11が安定であるから、強風に煽られるようなことがあ っても倒れるようなおそれはない。
【0021】 墓前用の花立て10は、墓参終了後、その全体を持ち帰ることもできるが、石 質材料からなるブロック体11は、風雪に耐えることができるので、そのまま据 え置き、永続的に繰返し使用することもできる。この際、花生け器12、12、 燭台13、13…、線香立て14、14は、それらのみをブロック体11から抜 き取って持ち帰るようにしてもよい。なお、水抜き孔h1 、h1 は、竪穴H1 、 H1 内に雨水等が溜まり、塵埃とともに汚泥化するのを防ぐ。
【0022】
【他の実施例】
墓前用の花立て10は、花生け器12、12…のみを備えることができる(図 5)。このものは、墓前に永続的に据え置き、年間を通じての墓参用に適する。 すなわち、お盆の頃等以外の時期の墓参は、生花のみを供え、簡略に済ますこと が多いからである。
【0023】 墓前用の花立て10は、2個の花生け器12、12のみを備える小形のものと することができる(図6)。このものは、たとえば、一対を縁石S1 、S1 …の 両隅部PS1 、PS1 に置き(図2)、または、礎石S2 の両隅部PS2 、PS 2 等に据え置くことにより、墓石Sの前面を隠すことなく生花を供えることがで きる他、軽量に仕上げることができるので、携行に便利である。
【0024】 以上の各実施例は、墓参に際し、任意に組み合わせて用いることができるもの とする。たとえば、図1の実施例のものを墓前中央部に配置し(図2)、その両 側の両隅部PS1 、PS1 に、図5または図6の実施例のものを配置することに より、墓標全体の視覚的バランスを崩すことなく多量の生花を供えることができ るので、後順位の墓参人が、生花を立てる所がないために、生花を墓地上に横置 きにして帰るというような事態を避けることができる。
【0025】 なお、花生け器12、燭台13、線香立て14は、それぞれの数や配列は、任 意に定めてよいものとする。ただし、一般に、花生け器12は、ブロック体11 の上面に、少なくとも左右一対を設けることが習慣に適っている。
【0026】 また、ブロック体11は、安定に据え置くことができればよく、たとえば、そ の上下面がほぼ平行であることを条件として、他の任意の形状にすることができ る。ブロック体11の表面仕上げについても、墓石Sの表面仕上げ等に合わせ、 意図的に粗面に仕上げることができる他、天然石を割ったり、切断したりしたま まのものであってもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、石質材料からなるブロック体と花生 け器とを組み合わせることによって、ブロック体は、石質材料特有の自然で重厚 な外観によって、墓標の格式を損なうことなく墓前に据え置くことができるとと もに、ブロック体の自重によって供えられた生花の倒れを防ぎ、生花が風等によ って倒れて散乱するような事態を未然に防止することができる他、主要部材が石 質材料からなるから、永続して永年使用することができるという優れた効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 使用状態斜視図
【図3】 図1のX−X線矢視断面図
【図4】 図1のY−Y線矢視断面図
【図5】 他の実施例を示す全体斜視図
【図6】 別の実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
H1 …竪穴 H2 、H3 …補助穴 10…墓前用の花立て 11…ブロック体 12…花生け器 13…燭台 14…線香立て

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口する少なくとも一対の竪穴を
    備え、上下面を平行に成形した石質材料からなるブロッ
    ク体と、上端縁にフランジを形成し、前記竪穴に落し込
    む花生け器とを備えてなる墓前用の花立て。
  2. 【請求項2】 前記ブロック体は、前記一対の竪穴の間
    に補助穴を形成し、該補助穴に差し入れて固定する燭台
    を備えることを特徴とする請求項1記載の墓前用の花立
    て。
  3. 【請求項3】 前記ブロック体は、前記一対の竪穴の間
    に補助穴を形成し、該補助穴に差し入れて固定する線香
    立てを備えることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の墓前用の花立て。
JP5606291U 1991-07-18 1991-07-18 墓前用の花立て Pending JPH0585958U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019293A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 富士通株式会社 施錠機構解錠方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019293A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 富士通株式会社 施錠機構解錠方式

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