JPH0585957U - 墓前用水供え具 - Google Patents
墓前用水供え具Info
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- JPH0585957U JPH0585957U JP3457892U JP3457892U JPH0585957U JP H0585957 U JPH0585957 U JP H0585957U JP 3457892 U JP3457892 U JP 3457892U JP 3457892 U JP3457892 U JP 3457892U JP H0585957 U JPH0585957 U JP H0585957U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、随時浄水を供えることができ、冬
期でも割れることがなく、かつ墓石に固定され風や鳥に
倒されることがなく耐久性に優れる上、清掃が極めて容
易な墓前用水供え具の提供を目的とする。 【構成】 本考案の墓前用水供え具は、開口部3が略丸
形又は略多角形の筒状体からなる墓前用水供え具1であ
って、その底部5の接地面が平坦に形成され、かつその
周壁4の下部又は周壁4と底部5の衝合部の所定部に1
以上形成された排水孔6及び/又は開口部3に貯水容器
の挿脱用の切欠部7を備えた構成を有している。
期でも割れることがなく、かつ墓石に固定され風や鳥に
倒されることがなく耐久性に優れる上、清掃が極めて容
易な墓前用水供え具の提供を目的とする。 【構成】 本考案の墓前用水供え具は、開口部3が略丸
形又は略多角形の筒状体からなる墓前用水供え具1であ
って、その底部5の接地面が平坦に形成され、かつその
周壁4の下部又は周壁4と底部5の衝合部の所定部に1
以上形成された排水孔6及び/又は開口部3に貯水容器
の挿脱用の切欠部7を備えた構成を有している。
Description
【0001】
本考案は墓前用水供え具に関するものである。
【0002】
従来、お彼岸やお盆、納骨日、命日にはお墓に水が供えられる。 水は生前に故人が愛用していた湯呑茶碗やまた地域によっては湯呑茶碗等の代 わりに御影石や自然石等の石材の上面を浅く穿った水鉢に水を入れて供えられて いる。
【0003】
しかしながら上記従来の墓前用水供え具では、湯呑茶碗では風で倒れて墓石の 土台に当たって破損したり、また、カラス等の鳥が触れて湯呑を落として破損し たりして墓地を汚すとともに、水を供えることができないという問題点を有して いた。 また水鉢の貯水部は浅く穿孔しただけで石を磨いておらず、かつ排水孔が設け られていないので水ゴケがはえたり落葉がたまったり更にはぼうふらが発生した りして浄水を供えるにはあまりにも不潔で、かつ清掃し難いという問題点を有し ていた。 更に、冬期には湯呑茶碗等は中の浄水や雨水が氷結し、該茶碗等が割れるとい う事故が絶えずその都度新しい水供え具として茶碗等を持参しなければならない という問題点があった。 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、随時浄水を供えることができ、 冬期でも割れることがなく、かつ墓石に固定され風や鳥に倒されることがなく耐 久性に優れる上清掃が極めて容易な墓前用水供え具を提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するために本考案の墓前用水供え具は、次の構成からなる。 請求項1の墓前用水供え具は、その開口部が略丸形又は略多角形の筒状体から なる墓前用水供え具であって、前記墓前用水供え具の底部の接地面が平坦に形成 され、かつ周壁下部又は周壁と底部の衝合部の所定部に1以上形成された排水孔 を備えた構成を有している。 請求項2の墓前用水供え具は、請求項1において、前記開口部の所定部に1乃 至複数の切欠部が形成されてなる構成を有している。 請求項3の墓前用水供え具は、上面に略丸形又は略多角形の開口部を有する筒 状部が穿孔された石材からなる墓前用水供え具であって、前記筒状部の内側底部 と前記石材の側壁と連通する排水孔が形成されてなる構成を有している。 請求項4の墓前用水供え具は、請求項1乃至3のいずれか1において、前記開 口部の上面周囲に前記貯水用容器の縁部を係止する段差部が形成されてなる構成 を有している。 請求項5の墓前用水供え具は、請求項1乃至4の内いずれか1において、前記 底部に1乃至複数の突部が形成されてなる構成を有している。
【0005】
この構成によって、墓参りの際、紙コップ等の簡易コップに水を入れ墓前用水 備え具の筒状部に挿し代えるだけで常に浄水をお供えできる。該水供え具の筒状 部の底部に排水孔があるので雨水が溜まることがなく従ってぼうふら等の発生を 防止できる。また、土砂等が溜まっても、水で洗い流すことができる。また、固 定されているので風や鳥で倒され破損するのを防止できる。冬期に簡易コップを 筒状部に装着したままでも筒状部が広いので氷で該水供え具が割れるのを防止で きる。
【0006】
(実施例1) 以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。 図1は本考案の墓前用水供え具の斜視図であり、図2はそのA−A線の断面図 であり、図3はその底面図である。 1はセラミックスや石材,合成樹脂,金属等からなり開口部が略丸形又は略多 角形に形成された筒状体からなる墓前用水供え具、2は墓前用水供え具1の内側 の断面が前記開口部と同一か又は略同軸で開口部と異形の略丸形,略楕円形,又 は略四角形等の略多角形に形成された筒状部、3は墓前用水供え具1の開口部、 4は墓前用水供え具1の外周壁、5は接地面が平坦に形成された平面状又は糸底 状の底部、6は外周壁の下部に円形又は矩形状等で1乃至複数形成され筒状部2 と連通する排水孔、7は開口部3に1乃至複数形成された切欠部、8は底部5の 略中央部に形成されたボルト締め兼排水孔の孔部、9は開口部が丸形、楕円形、 四角形をした紙又は合成樹脂製等の市販の簡易コップ等や金属製又は陶器製の容 器に浄水を入れた貯水容器である。 以上のように構成された本実施例の墓前用水供え具について、以下その動作を 説明する。 墓前用水供え具1を墓石の上に底部5を両面接着テープで又は孔部8にボルト 等を装着して固定する。開口部3に浄水を入れた紙コップ等の簡易コップに水を 入れてなる貯水容器9を挿入すると、貯水容器9の縁が開口部3の縁部に係止さ れる。お参り終了後、貯水容器9を切欠部7から指を入れて簡単に取り出すこと ができる。貯水容器9を取り去った後、墓前用水供え具1に落葉や土砂等が溜ま っても排水孔6により雨水は排出されるので簡単に取り除くことができるととも に残った土砂等は水を流して洗浄を行うことができる。冬期に簡易コップ等に浄 水を入れたまま帰っても筒状部2が広いので墓前用水供え具が割れるのを防止で きる。また、外周壁の正面側には家紋等を刻印することもでき、墓地の風格を高 めることもできる。更に底部5の孔部8にボルトを挿入し固定するか底部5の外 側が平坦になっているので両面接着テープ等で該水供え具を墓石に確実に固着で きるので鳥や風によって飛ばされ墓石に当たって破損したりすることもない。
【0007】 (実施例2) 以下本考案の第2実施例について、図面を参照しながら説明する。 図4は第2実施例の墓前用水供え具の断面図である。図1の第1実施例の墓前 用水供え具と異なるのは墓前用水供え具1bの筒状部2が大きく形成されその中 に貯水容器9を落し込むように形成され、その底部5の内部に貯水容器9を保持 する1乃至複数の突起や突条等からなる突部が形成されている点である。 以上のように本実施例によれば筒状部の内径が大きく、突部があるので大小種 々の貯水容器を収納できる。また貯水容器9から溢れた水は排水孔6からそのま ま排水することができる。
【0008】 (実施例3) 以下本考案の第3実施例について、図面を参照しながら説明する。 図5は第3実施例の墓前用水供え具の斜視図であり、図6はそのB−B線の断 面図である。 図1の第1実施例の墓前用水供え具と異なるのは、墓前用水供え具1cが長方 体状をした水鉢状に形成され、その中央部に筒状部2、その開口部に貯水容器9 の上縁部を支持する段差部10が形成され、外周壁の前面に家紋形成部12が形 成されている点である。 以上のように本実施例によれば水鉢を墓前用水供え具とすることにより、従来 不潔で汚れていた水鉢の貯水部を常に清潔に保つことができるとともに排水孔が 形成されているので清掃も簡単に行うことができる。
【0009】
以上のように本考案によれば、排水孔を有しているので雨が降っても墓前用水 供え具に雨水が溜まることがなく、従ってぼうふらが発生したりすることがない 。 また、墓前用水供え具は墓石に固定できるので風や鳥によって倒されたり割 れたりすることもない。落葉や土砂が該水供え具の筒状部に溜まっても簡単に取 り除きかつ水で洗い流すことができるので常に清潔に保つことができる。更に開 口部の縁部や底部に突部があるので各種の紙コップ等の貯水容器も見栄え良く納 めることができる。冬期に貯水容器の水が氷結しても筒状部が広いので墓前用水 供え具を割ることがなく極めて耐久性に優れる。 また切欠部を形成しているので参拝後、簡単に貯水容器を挿脱できる。更に周 壁部に家紋等を入れることができ風格を高めることができる優れた墓前用水供え 具を実現できるものである。
【図1】本考案の第1実施例の墓前用水供え具の斜視図
【図2】図1のA−A線の断面図
【図3】第1実施例の墓前用水供え具の底面図
【図4】第2実施例の墓前用水供え具の断面図
【図5】第3実施例の墓前用水供え具の斜視図
【図6】図5のB−B線断面図
1,1a,1b,1c 墓前用水供え具 2 筒状部 3 開口部 4 外周壁 5 底部 6 排水孔 7 切欠部 8 孔部 9 貯水容器 10 段差部 11 突部 12 家紋形成部
Claims (5)
- 【請求項1】 開口部が略丸形又は略多角形の筒状体か
らなる墓前用水供え具であって、前記墓前用水供え具の
底部の接地面が平坦に形成され、かつ周壁下部又は周壁
と底部の衝合部の所定部に1以上形成された排水孔を備
えたことを特徴とする墓前用水供え具。 - 【請求項2】 前記開口部の所定部に1乃至複数の切欠
部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
墓前用水供え具。 - 【請求項3】 上面に略丸形又は略多角形の開口部を有
する筒状部が穿孔された石材からなる墓前用水供え具で
あって、前記筒状部の内側底部と前記石材の側壁と連通
する排水孔が形成されていることを特徴とする墓前用水
供え具。 - 【請求項4】 前記開口部の上面周囲に前記貯水用容器
の縁部を係止する段差部が形成されていることを特徴と
する請求項1乃至3の内いずれか1に記載の墓前用水供
え具。 - 【請求項5】 前記底部に1乃至複数の突部が形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1
に記載の墓前用水供え具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034578U JP2556777Y2 (ja) | 1992-04-25 | 1992-04-25 | 墓前用水供え具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034578U JP2556777Y2 (ja) | 1992-04-25 | 1992-04-25 | 墓前用水供え具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585957U true JPH0585957U (ja) | 1993-11-19 |
JP2556777Y2 JP2556777Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12418212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992034578U Expired - Lifetime JP2556777Y2 (ja) | 1992-04-25 | 1992-04-25 | 墓前用水供え具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556777Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586572A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | デバグ割り込み方式 |
JPS624304A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-10 | Toshiba Corp | 超電導コイル装置 |
-
1992
- 1992-04-25 JP JP1992034578U patent/JP2556777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586572A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | デバグ割り込み方式 |
JPS624304A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-10 | Toshiba Corp | 超電導コイル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556777Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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