JPH082180Y2 - 擁壁緑化用アンカー - Google Patents

擁壁緑化用アンカー

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JPH082180Y2
JPH082180Y2 JP4863693U JP4863693U JPH082180Y2 JP H082180 Y2 JPH082180 Y2 JP H082180Y2 JP 4863693 U JP4863693 U JP 4863693U JP 4863693 U JP4863693 U JP 4863693U JP H082180 Y2 JPH082180 Y2 JP H082180Y2
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anchor
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retaining
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JP4863693U
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暖 牧野
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暖 牧野
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリ−トやモルタ
ル擁壁面を緑化するための擁壁緑化用アンカーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリ−トやモルタル擁壁面に
羽根板付アンカ−を打込み、基盤砂を容易に付着させ、
基盤砂層の土壌部を形成するという植生工事による緑化
がなされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、擁壁
面に設けられた基盤砂層の土壌部は保水力に乏しく、植
生物の発育に充分な水分の供給ができないという問題点
があった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、アンカ−羽根体に、水分
を吸収保持するための保水体を把持し得ることにより、
擁壁面に設けられた基盤砂層の土壌部の保水力をより向
上させるという擁壁緑化用アンカ−を提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本考案は、一端側が擁壁面H打ち込まれるアンカ
ー部12と、このアンカー部12の他端側に固定された
羽根体14とを備え、前記羽根体14には、把持部20
が設けられ、該把持部20に把持され、水分を吸収保持
するための保水体22を備えた擁壁緑化用アンカ−10
から構成される。
【0006】また、前記把持部20は、前記羽根体14
に形成され、同羽根体14に交差方向に貫通する孔24
から成ることとしてもよい。
【0007】
【作用】本考案に係る擁壁緑化用アンカ−は、一端側が
擁壁面に打ち込まれるアンカー部と、このアンカー部の
他端側に固定された羽根体とを備え、前記羽根体には、
把持部が設けられ、該把持部に把持され、水分を吸収保
持するための保水体を備えていることから、施工後の擁
壁面土壌部の保水力は飛躍的に向上することとなる。
【0008】また、前記把持部は、前記羽根体に形成さ
れ、同羽根体に交差方向に貫通する孔から成ることか
ら、孔に保水体を挿通するだけで容易に係着できること
となる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本考案の好
適な実施例を説明する。図1、図2には、本考案の第1
実施例に係る擁壁緑化用アンカ−10が示されている。
図より明らかな様に、この擁壁緑化用アンカ−10は、
アンカー部12と、このアンカー部12の他端側に固定
された羽根体14とを備えている。アンカー部12の下
側先端部12aは略円錐状に切削され、擁壁面への打ち
込みが容易に行なえるよう形成されている。また、前記
アンカ−部12の上側所要位置には羽根体14が溶接等
により固定され、さらに、この羽根体14には羽根面1
6から突出するように複数の係着ピン18が接続され把
持部20が形成されている。前記把持部20は、係着ピ
ン18に保水体22を挿通し把持させることにより、水
分を吸収保持させるものであり前記把持部20は、保水
体22を把持し得るよう形成されておればよい。
【0010】この、擁壁緑化用アンカ−10は、打設し
て設置されることから金属等の素材で強固に形成される
ことが好ましいが、その材質は特に限定されるものでは
なく打設時の衝撃に耐え得るものであればよい。また、
アンカ−部12と羽根体14は一体として形成すること
なく、異種素材の別体として形成され接続されてもよ
い。
【0011】また、前記保水体22はスポンジ等の多孔
質の素材で形成されることが好ましいが、その素材は特
に限定されることはなく水分を吸収保持し得るものであ
ればよい。
【0012】図3、図4、図5には、本考案の第2実施
例に係る擁壁緑化用アンカ−10が示されているが、前
記第1実施例と同一構成、或は同一部材には同一符号を
付し、その説明を省略する。図より明らかなように、把
持部20は羽根体14に形成され、同羽根体14に交差
方向に貫通する孔24から成っており、保水体22をこ
の孔24に挿通させることで、極めて容易に把持できる
こととなる。前記孔24の形状は円形にかぎることな
く、任意の形状に開口されてよいものであり、前記保水
体22を挿通させ把持し得る孔であればよい。
【0013】この、擁壁緑化用アンカ−10は、前記第
1実施例と同様にその材質は特に限定されるものではな
く、異種素材の部材からなる構成としてもよい。また、
保水体22も前記第1実施例と同様にその材質は特に限
定されるものではない。
【0014】図6には、本考案の第2実施例に係る擁壁
緑化用アンカ−10の使用状態が示されている。図より
明らかなように、コンクリ−トやモルタル擁壁面Hに打
設された擁壁緑化用アンカ−10の下側先端部12aは
擁壁面Hを貫通し現地盤Eまで到達しており、極めて強
固に固定され、羽根板14は基盤砂層26に埋没する
も、その土圧で破損脱落することはなく、擁壁面Hに吹
付けられる基盤砂の崩落を防止する砂防堤のごとく機能
する。また、前記羽根板14の把持部20に把持された
保水体22は、土壌部28に浸透する雨水等の水分を吸
収し持続的に保持することとなる。このため、擁壁面土
壌部28の保水力はより向上し、植生物の発育をより促
進させることとなる。
【0015】
【考案の効果】以上、説明したように請求項1に係る擁
壁緑化用アンカ−10によれば、コンクリ−トやモルタ
ル擁壁面Hより突出する羽根体14は、擁壁面Hに吹付
けられる基盤砂の崩落を防止し、擁壁面土壌部28の形
成を円滑に、かつ容易にさせ得るばかりでなく、羽根体
14の把持部20に設けられた係着ピン18に把持され
た保水体22は、土壌部28に浸透する水分を吸収保持
することとなる。このため、擁壁面土壌部28の保水力
はより向上することとなり、植生物の発育をより促進さ
せるという効果を奏することとなる。
【0016】また、請求項2に係る擁壁緑化用アンカ−
10によれば、把持部20は羽根体14に形成され、同
羽根体14に交差方向に貫通する孔24から構成されて
おり、保水体22をこの孔24に挿通するだけで簡単に
取付けることができ、作業効率はより向上する。また、
上記した請求項1に係る擁壁緑化用アンカ−10と同様
の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の正面図である。
【図2】擁壁緑化用アンカ−のA−A線断面矢視図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の正面図である。
【図4】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の側面図である。
【図5】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の平面図である。
【図6】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の使用状態を示す一部省略要部断面図である。
【符号の説明】
10 擁壁緑化用アンカ− 12 アンカー部 12a アンカー部の下側先端部 14 羽根体 16 羽根面 18 係着ピン 20 把持部 24 孔 26 基盤砂層 28 土壌部 H 擁壁面 E 現地盤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が擁壁面に打ち込まれるアンカー
    部と、 このアンカー部の他端側に固定された羽根体と、を備
    え、 前記羽根体には、把持部が設けられ、 該把持部に把持され、水分を吸収保持するための保水体
    を備えて成る擁壁緑化用アンカ−。
  2. 【請求項2】 前記把持部は、前記羽根体に形成され、
    同羽根体に交差方向に貫通する孔から成る請求項1記載
    の擁壁緑化用アンカー。
JP4863693U 1993-08-12 1993-08-12 擁壁緑化用アンカー Expired - Lifetime JPH082180Y2 (ja)

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JPH0715831U JPH0715831U (ja) 1995-03-17
JPH082180Y2 true JPH082180Y2 (ja) 1996-01-24

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