JPH0715831U - 擁壁緑化用アンカー - Google Patents

擁壁緑化用アンカー

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JPH0715831U
JPH0715831U JP4863693U JP4863693U JPH0715831U JP H0715831 U JPH0715831 U JP H0715831U JP 4863693 U JP4863693 U JP 4863693U JP 4863693 U JP4863693 U JP 4863693U JP H0715831 U JPH0715831 U JP H0715831U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンカ−羽根体把持部に、保水体を把持し得
ることにより、擁壁面に設けられた基盤砂層の土壌部の
保水力をより向上させるという擁壁緑化用アンカ−を提
供することを目的とする。 【構成】 本考案は、一端側が擁壁面Hに打ち込まれる
アンカー部12と、このアンカー部12の他端側に固定
された羽根体14とを備え、前記羽根体14に設けられ
た把持部20に把持され、土壌部の水分を吸収保持し得
る保水体22を備えていることから、擁壁面土壌部28
の保水力は飛躍的に向上することとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリ−トやモルタル擁壁面を緑化するための擁壁緑化用アンカ ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリ−トやモルタル擁壁面に羽根板付アンカ−を打込み、基盤砂を 容易に付着させ、基盤砂層の土壌部を形成するという植生工事による緑化がなさ れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、擁壁面に設けられた基盤砂層の土壌部は保水力に乏しく、植生 物の発育に充分な水分の供給ができないという問題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アン カ−羽根体に、水分を吸収保持するための保水体を把持し得ることにより、擁壁 面に設けられた基盤砂層の土壌部の保水力をより向上させるという擁壁緑化用ア ンカ−を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、一端側が擁壁面H打ち込まれるアンカ ー部12と、このアンカー部12の他端側に固定された羽根体14とを備え、前 記羽根体14には、把持部20が設けられ、該把持部20に把持され、水分を吸 収保持するための保水体22を備えた擁壁緑化用アンカ−10から構成される。
【0006】 また、前記把持部20は、前記羽根体14に形成され、同羽根体14に交差方 向に貫通する孔24から成ることとしてもよい。
【0007】
【作用】
本考案に係る擁壁緑化用アンカ−は、一端側が擁壁面に打ち込まれるアンカー 部と、このアンカー部の他端側に固定された羽根体とを備え、前記羽根体には、 把持部が設けられ、該把持部に把持され、水分を吸収保持するための保水体を備 えていることから、施工後の擁壁面土壌部の保水力は飛躍的に向上することとな る。
【0008】 また、前記把持部は、前記羽根体に形成され、同羽根体に交差方向に貫通する 孔から成ることから、孔に保水体を挿通するだけで容易に係着できることとなる 。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。 図1、図2には、本考案の第1実施例に係る擁壁緑化用アンカ−10が示され ている。 図より明らかな様に、この擁壁緑化用アンカ−10は、アンカー部12と、こ のアンカー部12の他端側に固定された羽根体14とを備えている。 アンカー部12の下側先端部12aは略円錐状に切削され、擁壁面への打ち込 みが容易に行なえるよう形成されている。 また、前記アンカ−部12の上側所要位置には羽根体14が溶接等により固定 され、さらに、この羽根体14には羽根面16から突出するように複数の係着ピ ン18が接続され把持部20が形成されている。 前記把持部20は、係着ピン18に保水体22を挿通し把持させることにより 、水分を吸収保持させるものであり前記把持部20は、保水体22を把持し得る よう形成されておればよい。
【0010】 この、擁壁緑化用アンカ−10は、打設して設置されることから金属等の素材 で強固に形成されることが好ましいが、その材質は特に限定されるものではなく 打設時の衝撃に耐え得るものであればよい。 また、アンカ−部12と羽根体14は一体として形成することなく、異種素材 の別体として形成され接続されてもよい。
【0011】 また、前記保水体22はスポンジ等の多孔質の素材で形成されることが好まし いが、その素材は特に限定されることはなく水分を吸収保持し得るものであれば よい。
【0012】 図3、図4、図5には、本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−10が 示されているが、前記第1実施例と同一構成、或は同一部材には同一符号を付し 、その説明を省略する。 図より明らかなように、把持部20は羽根体14に形成され、同羽根体14に 交差方向に貫通する孔24から成っており、保水体22をこの孔24に挿通させ ることで、極めて容易に把持できることとなる。 前記孔24の形状は円形にかぎることなく、任意の形状に開口されてよいもの であり、前記保水体22を挿通させ把持し得る孔であればよい。
【0013】 この、擁壁緑化用アンカ−10は、前記第1実施例と同様にその材質は特に限 定されるものではなく、異種素材の部材からなる構成としてもよい。 また、保水体22も前記第1実施例と同様にその材質は特に限定されるもので はない。
【0014】 図6には、本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−10の使用状態が示 されている。 図より明らかなように、コンクリ−トやモルタル擁壁面Hに打設された擁壁緑 化用アンカ−10の下側先端部12aは擁壁面Hを貫通し現地盤Eまで到達して おり、極めて強固に固定され、羽根板14は基盤砂層26に埋没するも、その土 圧で破損脱落することはなく、擁壁面Hに吹付けられる基盤砂の崩落を防止する 砂防堤のごとく機能する。 また、前記羽根板14の把持部20に把持された保水体22は、土壌部28に 浸透する雨水等の水分を吸収し持続的に保持することとなる。 このため、擁壁面土壌部28の保水力はより向上し、植生物の発育をより促進 させることとなる。
【0015】
【考案の効果】
以上、説明したように請求項1に係る擁壁緑化用アンカ−10によれば、コン クリ−トやモルタル擁壁面Hより突出する羽根体14は、擁壁面Hに吹付けられ る基盤砂の崩落を防止し、擁壁面土壌部28の形成を円滑に、かつ容易にさせ得 るばかりでなく、羽根体14の把持部20に設けられた係着ピン18に把持され た保水体22は、土壌部28に浸透する水分を吸収保持することとなる。 このため、擁壁面土壌部28の保水力はより向上することとなり、植生物の発 育をより促進させるという効果を奏することとなる。
【0016】 また、請求項2に係る擁壁緑化用アンカ−10によれば、把持部20は羽根体 14に形成され、同羽根体14に交差方向に貫通する孔24から構成されており 、保水体22をこの孔24に挿通するだけで簡単に取付けることができ、作業効 率はより向上する。 また、上記した請求項1に係る擁壁緑化用アンカ−10と同様の作用効果を奏 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の正面図である。
【図2】擁壁緑化用アンカ−のA−A線断面矢視図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の正面図である。
【図4】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の側面図である。
【図5】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の平面図である。
【図6】本考案の第2実施例に係る擁壁緑化用アンカ−
の使用状態を示す一部省略要部断面図である。
【符号の説明】
10 擁壁緑化用アンカ− 12 アンカー部 12a アンカー部の下側先端部 14 羽根体 16 羽根面 18 係着ピン 20 把持部 24 孔 26 基盤砂層 28 土壌部 H 擁壁面 E 現地盤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が擁壁面に打ち込まれるアンカー
    部と、 このアンカー部の他端側に固定された羽根体と、を備
    え、 前記羽根体には、把持部が設けられ、 該把持部に把持され、水分を吸収保持するための保水体
    を備えて成る擁壁緑化用アンカ−。
  2. 【請求項2】 前記把持部は、前記羽根体に形成され、
    同羽根体に交差方向に貫通する孔から成る請求項1記載
    の擁壁緑化用アンカー。
JP4863693U 1993-08-12 1993-08-12 擁壁緑化用アンカー Expired - Lifetime JPH082180Y2 (ja)

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JP4863693U JPH082180Y2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 擁壁緑化用アンカー

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JPH0715831U true JPH0715831U (ja) 1995-03-17
JPH082180Y2 JPH082180Y2 (ja) 1996-01-24

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ID=12808866

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JP4863693U Expired - Lifetime JPH082180Y2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 擁壁緑化用アンカー

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