JPH0585838A - マグネシア・カーボン質不定形耐火材料 - Google Patents
マグネシア・カーボン質不定形耐火材料Info
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- JPH0585838A JPH0585838A JP3251965A JP25196591A JPH0585838A JP H0585838 A JPH0585838 A JP H0585838A JP 3251965 A JP3251965 A JP 3251965A JP 25196591 A JP25196591 A JP 25196591A JP H0585838 A JPH0585838 A JP H0585838A
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- Japan
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- refractory material
- magnesia
- particles
- particle size
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、高密度の施工体を得るため
に、施工に必要な液体樹脂の添加量を減少させた高密度
の充填性の材料を開発することにある。 【構成】 本発明のマグネシア・カーボン質不定形耐火
材料は、マグネシアクリンカー80〜95重量%及びカ
ーボン質原料5〜15重量%よりなる耐火材料、及び該
耐火材料に対して外掛で4〜6重量%のレゾール型フェ
ノール樹脂よりなるマグネシア・カーボン質不定形耐火
材料であって、前記耐火材料が粒度3mm以上の粒子5
5〜75重量%、不可避的に混入する粒度1〜3mmの
粒子5重量%以下、粒度1〜0.3mmの粒子10〜2
5重量%及び粒度0.3mm以下の粒子10〜25重量
%の実質上非連続粒度を有することを特徴とする。
に、施工に必要な液体樹脂の添加量を減少させた高密度
の充填性の材料を開発することにある。 【構成】 本発明のマグネシア・カーボン質不定形耐火
材料は、マグネシアクリンカー80〜95重量%及びカ
ーボン質原料5〜15重量%よりなる耐火材料、及び該
耐火材料に対して外掛で4〜6重量%のレゾール型フェ
ノール樹脂よりなるマグネシア・カーボン質不定形耐火
材料であって、前記耐火材料が粒度3mm以上の粒子5
5〜75重量%、不可避的に混入する粒度1〜3mmの
粒子5重量%以下、粒度1〜0.3mmの粒子10〜2
5重量%及び粒度0.3mm以下の粒子10〜25重量
%の実質上非連続粒度を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネシア・カーボン
質不定形耐火材料に関する。
質不定形耐火材料に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、マグネシア・カーボン質不定形耐
火材料は、骨材として天然マグネシアあるいは海水から
採られる海水マグネシア及び天然黒鉛あるいは処理黒鉛
を使用し、液状樹脂8〜15%を添加して混合し、電気
炉あるいは転炉炉底コーナー部へ棒状バイブレーターを
使用して流し込みを行ったり、ニュウマチックランマー
でスタンプ施工を行う等により使用されている。勿論、
マグネシア・カーボンれんがで試みられているアルミニ
ウム、シリコン等の金属の添加も行われている。
火材料は、骨材として天然マグネシアあるいは海水から
採られる海水マグネシア及び天然黒鉛あるいは処理黒鉛
を使用し、液状樹脂8〜15%を添加して混合し、電気
炉あるいは転炉炉底コーナー部へ棒状バイブレーターを
使用して流し込みを行ったり、ニュウマチックランマー
でスタンプ施工を行う等により使用されている。勿論、
マグネシア・カーボンれんがで試みられているアルミニ
ウム、シリコン等の金属の添加も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在使用され
ているこれらの不定形耐火材料は液状樹脂の添加量が1
0〜12%と多く、高密度の施工体が得られなく、その
ため耐用性も十分でない欠点を有している。
ているこれらの不定形耐火材料は液状樹脂の添加量が1
0〜12%と多く、高密度の施工体が得られなく、その
ため耐用性も十分でない欠点を有している。
【0004】従って、本発明の目的は高密度の施工体を
得るために、施工に必要な液体樹脂の添加量を減少させ
た高密度の充填性の材料を開発することにある。
得るために、施工に必要な液体樹脂の添加量を減少させ
た高密度の充填性の材料を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のマグネシ
ア・カーボン質不定形耐火材料は、マグネシアクリンカ
ー80〜95重量%及びカーボン質原料5〜15重量%
よりなる耐火材料、及び該耐火材料に対して外掛で4〜
6重量%のレゾール型フェノール樹脂よりなるマグネシ
ア・カーボン質不定形耐火材料であって、前記耐火材料
が粒度3mm以上の粒子55〜75重量%、不可避的に
混入する粒度1〜3mmの粒子5重量%以下、粒度1〜
0.3mmの粒子10〜25重量%及び粒度0.3mm以
下の粒子10〜25重量%の実質上非連続粒度を有する
ことを特徴とする。
ア・カーボン質不定形耐火材料は、マグネシアクリンカ
ー80〜95重量%及びカーボン質原料5〜15重量%
よりなる耐火材料、及び該耐火材料に対して外掛で4〜
6重量%のレゾール型フェノール樹脂よりなるマグネシ
ア・カーボン質不定形耐火材料であって、前記耐火材料
が粒度3mm以上の粒子55〜75重量%、不可避的に
混入する粒度1〜3mmの粒子5重量%以下、粒度1〜
0.3mmの粒子10〜25重量%及び粒度0.3mm以
下の粒子10〜25重量%の実質上非連続粒度を有する
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の特徴は、マグネシア・カーボン質不定
形耐火材料の成形を振動加圧成形で行った場合に、高密
度の充填性の高い材料を得るために、その原料となるマ
グネシアクリンカーとカーボン質原料とからなる耐火材
料の粒度を特定の範囲内とすることにある。
形耐火材料の成形を振動加圧成形で行った場合に、高密
度の充填性の高い材料を得るために、その原料となるマ
グネシアクリンカーとカーボン質原料とからなる耐火材
料の粒度を特定の範囲内とすることにある。
【0007】耐火材料の粒度範囲は粒度3mm以上の粒
子55〜75重量%、不可避的に混入する粒度1〜3m
mの粒子5重量%以下、粒度1〜0.3mmの粒子10
〜25重量%及び粒度0.3mm以下の粒子10〜25
重量%の実質上非連続粒度とする。この理由は、一般的
に、この種の不定形耐火材料では連続粒度を使用するの
が普通であるが、本発明では実施例に示すごとく1〜3
mmの粒度を除くことにより充填性が向上し、施工体の
気孔率が低下するためである。
子55〜75重量%、不可避的に混入する粒度1〜3m
mの粒子5重量%以下、粒度1〜0.3mmの粒子10
〜25重量%及び粒度0.3mm以下の粒子10〜25
重量%の実質上非連続粒度とする。この理由は、一般的
に、この種の不定形耐火材料では連続粒度を使用するの
が普通であるが、本発明では実施例に示すごとく1〜3
mmの粒度を除くことにより充填性が向上し、施工体の
気孔率が低下するためである。
【0008】本発明のマグネシア・カーボン質不定形耐
火材料の耐火材料として使用するマグネシアクリンカー
は特に限定されるものではなく、慣用のものが使用可能
であるが、高密度で気孔率が3%以下のマグネシアクリ
ンカーを使用することが好ましい。
火材料の耐火材料として使用するマグネシアクリンカー
は特に限定されるものではなく、慣用のものが使用可能
であるが、高密度で気孔率が3%以下のマグネシアクリ
ンカーを使用することが好ましい。
【0009】また、本発明のマグネシア・カーボン質不
定形耐火材料の耐火材料として使用するカーボン質原料
としては例えば天然黒鉛または処理黒鉛を挙げることが
できる。処理黒鉛としては例えば鱗状黒鉛の微粉をター
ルピッチでコーティングしたもの等を挙げることができ
る。
定形耐火材料の耐火材料として使用するカーボン質原料
としては例えば天然黒鉛または処理黒鉛を挙げることが
できる。処理黒鉛としては例えば鱗状黒鉛の微粉をター
ルピッチでコーティングしたもの等を挙げることができ
る。
【0010】前記マグネシアクリンカーとカーボン質原
料の配合割合はマグネシアクリンカー80〜95重量
%、カーボン質原料5〜15重量%の範囲内である。配
合割合を上記範囲内とするのは、カーボン質原料の割合
が5重量%未満になると、その添加効果(耐食性の向上)
が少なく、また、15重量%を超えるとバインダー液の
添加量が多くなり、当初目的の高密度充填が得られなく
なるためである。
料の配合割合はマグネシアクリンカー80〜95重量
%、カーボン質原料5〜15重量%の範囲内である。配
合割合を上記範囲内とするのは、カーボン質原料の割合
が5重量%未満になると、その添加効果(耐食性の向上)
が少なく、また、15重量%を超えるとバインダー液の
添加量が多くなり、当初目的の高密度充填が得られなく
なるためである。
【0011】本発明のマグネシア・カーボン質不定形耐
火材料は、上記粒度分布をもつマグネシアクリンカーと
カーボン質原料を主体とするものであるが、これらの合
計量に対して外掛で4〜6重量%のバインダーを更に添
加配合する。バインダーとしては液状樹脂例えばレゾー
ルタイプのフェノール樹脂を使用することが好ましい。
火材料は、上記粒度分布をもつマグネシアクリンカーと
カーボン質原料を主体とするものであるが、これらの合
計量に対して外掛で4〜6重量%のバインダーを更に添
加配合する。バインダーとしては液状樹脂例えばレゾー
ルタイプのフェノール樹脂を使用することが好ましい。
【0012】また、本発明のマグネシア・カーボン質不
定形耐火材料には、カーボン質原料の酸化を抑制するた
めの慣用の成分例えばアルミニウム粉、シリコン粉、各
種合金粉等を適宜配合することができる。なお、このよ
うな成分の配合量は、上記マグネシアクリンカーとカー
ボン質原料の合計量に対して外掛で2〜5重量%の範囲
内である。
定形耐火材料には、カーボン質原料の酸化を抑制するた
めの慣用の成分例えばアルミニウム粉、シリコン粉、各
種合金粉等を適宜配合することができる。なお、このよ
うな成分の配合量は、上記マグネシアクリンカーとカー
ボン質原料の合計量に対して外掛で2〜5重量%の範囲
内である。
【0013】
実施例 以下の表1に示す配合割合にて本発明のマグネシア・カ
ーボン質不定形耐火材料と、比較品の流し込み材並びに
スタンプ材を作成した。各試料の耐火材料の粒度構成を
図1ないし図5に示す。
ーボン質不定形耐火材料と、比較品の流し込み材並びに
スタンプ材を作成した。各試料の耐火材料の粒度構成を
図1ないし図5に示す。
【0014】次に、得られた試料をモルタル混練用ミキ
サーで3分間にわたり混練し、得られた混練物を表1に
示す成形方法にて成形した。なお、各成形方法の条件は
下記の通りである。 ◎振動加圧成形 加圧面の形状300×300mm 加圧重量240kg、加振力600kg ◎流し込み材 棒状バイブレーター使用 ◎スタンプ材 ニュウマチックランマー使用
サーで3分間にわたり混練し、得られた混練物を表1に
示す成形方法にて成形した。なお、各成形方法の条件は
下記の通りである。 ◎振動加圧成形 加圧面の形状300×300mm 加圧重量240kg、加振力600kg ◎流し込み材 棒状バイブレーター使用 ◎スタンプ材 ニュウマチックランマー使用
【0015】次に、得られた各施工体について1000
℃で3時間加熱後の特性と耐スラグ侵食性を調べた。耐
スラグ侵食性は下記の条件でテストした結果である: テスト炉=ドラム方式の回転炉で熱源はアークを使用 侵食材=転炉スラグ(CaO/SiO2比=3) 温度=1650〜1700℃ 得られた結果を表1に併記する。
℃で3時間加熱後の特性と耐スラグ侵食性を調べた。耐
スラグ侵食性は下記の条件でテストした結果である: テスト炉=ドラム方式の回転炉で熱源はアークを使用 侵食材=転炉スラグ(CaO/SiO2比=3) 温度=1650〜1700℃ 得られた結果を表1に併記する。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明のマグネシア・カーボン質不定形
耐火材料は、特定の非連続粒度をもち、かつバインダー
の配合量が少ないので、振動加圧成形法により、高充填
性の施工体を得ることができ、更に、耐スラグ侵食性に
も優れたものを提供することができる。
耐火材料は、特定の非連続粒度をもち、かつバインダー
の配合量が少ないので、振動加圧成形法により、高充填
性の施工体を得ることができ、更に、耐スラグ侵食性に
も優れたものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品1の粒度分布を示す図である。
【図2】本発明品2の粒度分布を示す図である。
【図3】本発明品3の粒度分布を示す図である。
【図4】従来品の流し込み材の粒度分布を示す図であ
る。
る。
【図5】従来品のスタンプ材の粒度分布を示す図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 マグネシアクリンカー80〜95重量%
及びカーボン質原料5〜15重量%よりなる耐火材料、
及び該耐火材料に対して外掛で4〜6重量%のレゾール
型フェノール樹脂よりなるマグネシア・カーボン質不定
形耐火材料であって、前記耐火材料が粒度3mm以上の
粒子55〜75重量%、不可避的に混入する粒度1〜3
mmの粒子5重量%以下、粒度1〜0.3mmの粒子1
0〜25重量%及び粒度0.3mm以下の粒子10〜2
5重量%の実質上非連続粒度を有することを特徴とする
マグネシア・カーボン質不定形耐火材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251965A JP2539562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マグネシア・カ―ボン質不定形耐火材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251965A JP2539562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マグネシア・カ―ボン質不定形耐火材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585838A true JPH0585838A (ja) | 1993-04-06 |
JP2539562B2 JP2539562B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=17230629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3251965A Expired - Fee Related JP2539562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | マグネシア・カ―ボン質不定形耐火材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539562B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232646A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Kurosaki Harima Corp | 直流電気炉炉床スタンプ施工用導電性不定形耐火物 |
JP2016534009A (ja) * | 2013-08-05 | 2016-11-04 | カルデリス フランス | キャスタブル耐火性組成物並びにモノリシック耐火性ライニングの形成及び補修におけるその使用 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3251965A patent/JP2539562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232646A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Kurosaki Harima Corp | 直流電気炉炉床スタンプ施工用導電性不定形耐火物 |
JP4571522B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2010-10-27 | 黒崎播磨株式会社 | 直流電気炉炉床スタンプ施工用導電性不定形耐火物 |
JP2016534009A (ja) * | 2013-08-05 | 2016-11-04 | カルデリス フランス | キャスタブル耐火性組成物並びにモノリシック耐火性ライニングの形成及び補修におけるその使用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539562B2 (ja) | 1996-10-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |