JPH0585536U - 微動割り出し機構付き割り出しテーブル - Google Patents

微動割り出し機構付き割り出しテーブル

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JPH0585536U
JPH0585536U JP4927791U JP4927791U JPH0585536U JP H0585536 U JPH0585536 U JP H0585536U JP 4927791 U JP4927791 U JP 4927791U JP 4927791 U JP4927791 U JP 4927791U JP H0585536 U JPH0585536 U JP H0585536U
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JP
Japan
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indexing
connecting member
internal gear
gear member
linear actuator
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Pending
Application number
JP4927791U
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English (en)
Inventor
俊幸 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車式調和減速機を利用した割り出しテーブ
ルにおいて、割り出し動作を、通常の精度での粗動割り
出しと、それよりも高い精度での微動割り出しの2段階
で行うことの可能な機構を実現すること。 【構成】 調和減速機3の内歯歯車部材31は回転自在
に取付けベース7に支持されている。この内歯歯車部材
31には、半径方向の外方に向けて延びる連結部材9の
元端側が結合されている。連結部材9の先端9aは、こ
れに対して直交方向に配置したリニアアクチュエータ5
の作動ロッド5aが当たっている。コイルばね11によ
って、この先端9aは常に作動ロッド5aの側に押しつ
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は割り出しテーブルに関し、割り出し動作を通常の精度での粗動割り出 しとそれよりも高い精度での微動割り出しの2段階で行うことの可能な割り出し テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
精密小型割り出しテーブルとしては、本件出願人によって、歯車式調和変速機 を利用した構成のものが提案されている。この形式の割り出しテーブルは、モー タの出力回転を、カップ型の歯車式調和減速機を介して減速して回転テーブルの 駆動力としている。調和減速機は、角度伝達精度が優れており、大きな減速比を 得ることができるので、回転テーブルの割り出しを精度良く行うことが可能であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、歯車式調和減速機を利用した割り出しテーブルにおいて、割 り出し動作を、通常の精度での粗動割り出しと、それよりも高い精度での微動割 り出しの2段階で行うことの可能な機構を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案の割り出しテーブルにおいては、そこに 組み込まれている歯車式調和減速機の固定要素である環状をした剛性内歯歯車部 材を回転自在に支持すると共に、この剛性内歯歯車部材を回転しないように固定 できるようにし、さらに、剛性内歯歯車部材をリニアアクチュエータを用いて回 転できるようにしている。すなわち、本考案の割り出しテーブルは、内歯歯車部 材に固着され、そこから半径方向の外方に向けて延びる連結部材と、この連結部 材に対してほぼ直交する方向に配置したリニアアクチュエータと、このリニアア クチュエータの駆動ロッドに対して連結部材の先端側を押しつけている押さえば ねとを有したことを特徴としている。
【0005】
【作用】
粗動割り出し動作においては、リニアアクチュエータは駆動しない。このため 、連結部材は、固定した位置にあるリニアアクチュエータの作動ロッドに押しつ けられた状態になるので、内歯歯車部材の回転が固定される。この状態でモータ を駆動すると、モータの高速回転は調和減速機において減速され、ここから取り 出された減速回転により回転テーブルが回転される。この結果、減速機により得 られる分解能で回転テーブルの割り出しが行われることになる。
【0006】 これに対して、微動割り出し動作においては、モータを駆動せずに、リニアア クチュエータを駆動する。リニアアクチュエータの作動ロッドの直線移動は、連 結部材を介して内歯歯車の回転移動に変換される。内歯歯車の回転に伴って外歯 歯車が回転するので、回転テーブルの割り出しが行われる。ここに、リニアアク チュエータの送り精度および連結部材の長さに応じて割り出し精度が定まる。
【0007】
【実施例】
以下に図1および図2を参照して本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1には本例の精密小型割り出しテーブルの縦断面を示してある。図2には本 例の割り出しテーブルの上面を部分的に示してある。これらの図に示すように、 本例の割り出しテーブル1は、モータ2と、その出力軸2aに対して同軸状態に 連結したカップ型歯車式調和減速機3と、同じくこの調和減速機に対して同軸状 態に連結した回転テーブル4と、この回転テーブル4の微動割り出し動作を行う ためのリニアアクチュエータ5から基本的に構成されている。
【0009】 回転テーブル4の下面側は、スラストニードルベアリング6を介してリング状 の取付けベース7に対して回転自在に支持されている。回転テーブル4の下面と 取付けベースの内周面とによって調和減速機3の収納空間が形成され、ここに調 和減速機3が組み込まれている。調和減速機3は、取付けベース7の内周面に対 してボールベアリング8を介して回転自在に支持された環状の剛性内歯歯車部材 31と、この内側に配置されたカップ形状をした可撓性外歯歯車部材32と、さ らにこの内側に配置した波動発生器33から構成されている。波動発生器33は 楕円形状をした剛性カム板331と、その外周と外歯歯車部材32との間に嵌め 込まれたボールベアリング332とから構成されている。外歯歯車部材32の外 歯部分32aは、波動発生器33によって楕円形状に撓められて、その長軸側の 両端位置で内歯歯車部材の内歯部分31aに噛み合っている。これらの噛み合い 位置は、波動発生器33を回転させることにより周方向に移動し、外歯と内歯の 歯数差に応じた相対回転が内歯歯車部材と外歯歯車部材との間に生ずる。
【0010】 この構成の調和減速機3は、カップ型の可撓性外歯歯車部材32のカップ底面 部分を構成しているボス32bの側が回転テーブル4の下面側に面するように組 み込まれ、このボス32bの部分が回転テーブル4の側に結合されている。これ に対して、外歯歯車部材32の開口側に位置する波動発生器33のカム板331 の側は、モータ2の出力軸2aに結合されている。モータ2は本例においてはス テッピングモータを用いている。
【0011】 ここで、内歯歯車部材31には、半径方向の外方に向けて延びる連結部材9の 元端側が結合されている。この連結部材9は、取付けベース7を貫通して外側に 突出している。突出している先端9aには、リニアアクチュエータ5の作動ロッ ド5aの先端が当たっている。図2から分かるように、リニアアクチュエータ5 は、連結部材9と直交する方向に配列されている。さらに、一端が取付けベース 7に固定されたコイルばね11が、連結部材9の先端9aに固定されている。こ のコイルバネ11によって、連結部材9は常に作動ロッド5aの側に押しつけら れている。
【0012】 このように構成した本例の割り出しテーブル1の動作を説明する。まず、通常 の粗動割り出し動作においては、モータ2が駆動して、減速機3を介して回転テ ーブル4を回転させて、その割り出しを行う。すなわち、取付けベース7に対し て回転自在に支持されている減速機3の内歯歯車部材31は、そこに結合された 連結部材9がコイルばね11によってリニアアクチュエータの作動ロッド5aに 押しつけられているので、固定された状態にある。従って、調和減速機3は、モ ータ2の高速回転を通常の減速動作によって減速する。この粗動割り出し動作に よって、回転テーブル4を目標割り出し位置にほぼ位置決めする。
【0013】 この後は、微動割り出し動作を行う。この場合にはモータ2を停止して、リニ アアクチュエータ5を駆動する。この作動ロッド5aが図に示す位置から突出あ るいは引込み側に移動すると、コイルばね11によってここに押しつけられてい る連結部材9の先端9aも一体となって移動する。この結果、減速機3の内歯歯 車部材31も僅かに回転する。このように、リニアアクチュエータ5の直線移動 によって、内歯歯車部材31が僅かに回転し、この回転に伴って回転する外歯歯 車部材32に結合されている回転テーブル4も僅かに回転する。かかる微動割り 出し動作により、回転テーブル4を目標割り出し位置に正確に位置決めする。リ ニアアクチュエータ5の直線送り精度および連結部材9の腕の長さを適切に設定 することにより、極めて高い精度の割り出し動作を実現することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の割り出しテーブルにおいては、歯車式調和減速 機を利用して回転テーブルを回転させると共に、この調和減速機の固定側要素で ある内歯歯車部材をリニアアクチュエータにより回転可能な構成としてある。従 って、本考案によれば、調和減速機を用いての割り出し動作と共に、リニアアク チュエータを用いた極めて高い精度での割り出し動作を実現することが可能にな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である割り出しテーブルを示
す縦断面図である。
【図2】図1の割り出しテーブルを示す部分上面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・割り出しテーブル 2・・・モータ 3・・・歯車式調和減速機 31・・・内歯歯車部材 32・・・外歯歯車部材 33・・・波動発生器 4・・・回転テーブル 5・・・リニアアクチュエータ 5a・・・作動ロッド 7・・・取付けベース 9・・・連結部材 9a・・・連結部材の先端 11・・・コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、環状をした剛性内歯歯車部
    材、この内側に配置された環状をした可撓性外歯歯車部
    材およびこの内側に配置された波動発生器を備え、この
    波動発生器が前記モータの出力軸に連結されている歯車
    式調和減速機と、この歯車式調和減速機の可撓性外歯歯
    車部材に連結された回転テーブルと、前記剛性内歯歯車
    部材を回転自在に支持している支持部材と、前記内歯歯
    車部材に固着され、そこから半径方向の外方に向けて延
    びる連結部材と、この連結部材に対してほぼ直交する方
    向に配置したリニアアクチュエータと、このリニアアク
    チュエータの作動ロッドに対して前記連結部材の先端側
    を押しつけている押さえばねとを有することを特徴とす
    る微動割り出し機構付き割り出しテーブル。
JP4927791U 1991-06-27 1991-06-27 微動割り出し機構付き割り出しテーブル Pending JPH0585536U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4927791U JPH0585536U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 微動割り出し機構付き割り出しテーブル

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JP4927791U JPH0585536U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 微動割り出し機構付き割り出しテーブル

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JPH0585536U true JPH0585536U (ja) 1993-11-19

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JP4927791U Pending JPH0585536U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 微動割り出し機構付き割り出しテーブル

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248180B2 (ja) * 1973-09-22 1977-12-08
JPS6045647B2 (ja) * 1978-06-16 1985-10-11 信越化学工業株式会社 塩化ビニル系重合体の製造方法
JPS61153715A (ja) * 1984-12-27 1986-07-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 粗微動装置

Patent Citations (3)

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