JPH0585432U - 複軸混和装置 - Google Patents

複軸混和装置

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JPH0585432U
JPH0585432U JP3246692U JP3246692U JPH0585432U JP H0585432 U JPH0585432 U JP H0585432U JP 3246692 U JP3246692 U JP 3246692U JP 3246692 U JP3246692 U JP 3246692U JP H0585432 U JPH0585432 U JP H0585432U
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stirring
raw material
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screw kneading
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康郎 三波
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康郎 三波
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料の変質が生じたり、原料の風味が飛ぶこ
とが殆どなく、動力消費が少なくい複軸混和装置を提供
する。 【構成】 所定間隔で平行に配置され同一方向に回転す
る対となる駆動軸15、16及び該駆動軸15、16周
囲にそれぞれ取付けられた複数の攪拌棒17、18を備
える攪拌部材12、13と、上部の投入口14を除く他
の内側断面形状が前記それぞれの攪拌棒17、18の合
成先端軌跡より少し大きい双円弧状となった混練容器1
1とを有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小麦粉(うどん粉を含む)あるいはその他の粉状物、粘質材料、半 練状物、その他の無機材料、粉体と液体等を混練するに適した複軸混和装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
小麦粉に少量の水を加えて練り混む装置としては、図8に概略構造を示すよう に、二本の対向する駆動軸50、51に多数の攪拌棒52、53を位相を変えて それぞれ取付けた攪拌部材54、55を攪拌容器56内で互いに反対方向に回転 させる複軸混和装置57が知られている。なお、図8において58は原料投入口 を示す。 このような従来の複軸混和装置57は、投入された原料を攪拌容器56の中央 に押し上げるように攪拌部材54、55が回転するので、低速では比較的混ざり が悪く、この為比較的早い速度(約60rpm)で回転させ、高速の攪拌棒52 、53によって原料を内側に取込み回転させるようにしていた。 また、上部に原料が盛り上がる傾向にあるので、原料投入口58からの下部は 下部広がりとなって、上部に盛り上がる原料の高さをできるだけ低くして、より 攪拌棒52、53によって掻き混ぜ易いように工夫されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の複軸混和装置57においては、攪拌部材54、55 の回転が比較的高速であるため、大きな動力が必要であり、この動力が最終的に は熱に変わるので、材料の風味が飛び、場合によっては変質を起こすという問題 点があった。この為、攪拌容器全体を冷却させながら、混練を行うことも行われ ていた。 また、攪拌部材54、55によって原料が掻き上げられて攪拌部材54、55 の上部に転がって残る原料もあるので、完全な攪拌が困難で、未混練の玉が生じ 易いという問題点があった なお、以上の問題点は、攪拌部材54、55の回転をそれぞれ逆方向にしても 同様に生じる問題点であった。 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、動力消費が少なく、攪拌時に 温度上昇が少ない複軸混和装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の複軸混和装置は、所定間隔で平行に配置され同 一方向に回転する対となる駆動軸及び該駆動軸周囲にそれぞれ取付けられた複数 の攪拌棒を備える攪拌部材と、上部の投入口を除く他の内側断面形状が前記それ ぞれの攪拌棒の合成先端軌跡より少し大きい双円弧状となった混練容器とを有し て構成されている。
【0005】
【作用】
請求項1記載の複軸混和装置においては、まず攪拌部材の回転方向が同一方向 となっているので、一方の攪拌部材によって掻き上げられた原料は、他方の攪拌 部材の上に押し上げられ、他方の攪拌部材は、前記一方の攪拌部材と同一方向に 回転するので、原料の流れを変えることなく、円滑に原料を呼び込み攪拌棒によ んで押し潰すという作業を連続的に行うことができる。 また、一方の攪拌部材から他方の攪拌部材の原料の受渡しが円滑となるので、 攪拌部材の上部に無駄な空間を作る必要がなく、この為攪拌容器の内壁と攪拌部 材(即ち、攪拌棒の先端)との距離を小さくすることができ、これによって更に 一層の攪拌効果を発揮することができる。 この為、攪拌部材の回転は低速で済み、これによって動力損失が減少するので 、原料の加熱が小さくなる。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき、説明 し、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る複軸混和装置の断面図、図2は同側面 図、図3は同攪拌部材の攪拌棒の取付け位置を示す概略平面図、図4は攪拌棒の 一部省略平面図、図5は他の攪拌棒の取付け状態を示す正断面図、図6は他の攪 拌棒の取付け状態を示す正断面図、図7は原料の流れの状態を示す平面図である 。
【0007】 図1〜図3に示すように、本考案の一実施例に係る複軸混和装置10は、攪拌 容器11と、該攪拌容器11内に収納される攪拌部材12、13とを有して構成 されている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0008】 前記攪拌容器11は、ステンレス板からなって、図1に示すように、内部の攪 拌部材12、13の外側軌跡に合わせて双円弧状となっている。該攪拌容器11 の上部には原料投入口14が設けられている。該原料投入口14の下部幅はこの 実施例では攪拌部材12、13の中心距離の1.25倍程度となっているが、0 .8〜1.5倍程度が好ましく、前記攪拌容器11の断面形状は前記原料投入口 14を除く部分は、双円弧状となっている。
【0009】 前記攪拌部材12、13は、駆動軸15、16と該駆動軸15、16のそれぞ れに取付けられた攪拌棒17、18とを有して構成されている。 前記攪拌棒17、18は、図3に示すようにA〜F方向に徐々に位相をずらし て取付けられ、投入された原料を図7の矢印P方向に循環させるようにしている 。 前記駆動軸15、16には歯車19、20が装着され、該歯車19、20には 別の歯車21が噛合し、該歯車21を回転駆動することによって、前記攪拌部材 12、13を同一方向に回転させるようにしている。なお、この実施例において は、前記攪拌部材12、13の回転速度は30rpmとなっているが、原料によ っては20〜50rpmの範囲で選択することもできる。
【0010】 図4には、前記攪拌棒17、18の内、両側端に配置されている攪拌棒を示す が、側板22、23の表面に合わせて、上面が平面状になっていると共に、取り 除いた原料を掻き出す為に、下部が進行方向に鋭角な斜め斜面となっている。 図6には、端部2本(図4に示す攪拌棒も含む)の攪拌棒17、18の取付け 方法を示すが、駆動軸15、16の取付け孔に袋ナット24で螺子止めされてい る。 そして、図5にはその残りの攪拌棒17、18の取付け方法を示すが、図に示 すように駆動軸15、16の取付け孔に装着された攪拌棒17、18の端部がか しめられている。
【0011】 前記攪拌容器11は、その両側下部に前記駆動軸15、16を回転自由に支持 する軸受が設けられている。前記歯車21は該攪拌容器11の一方側中央に回転 自由に取り付けられた回転軸25に取付けられ、該回転軸25の一端から回動動 力を与えることによって、前記歯車21を回転駆動するようになっている。 そして、該攪拌容器11の他側中央には固定軸26が設けられ、該固定軸26 を回転させることによって該攪拌容器11全体を傾動させ、前記原料投入口14 から混練された原料を排出するようになっている。 なお、該攪拌容器11の傾動機構としては、前記回転軸25からの回転動力を 用いることも可能であり、これによって更に装置が簡略化される。なお、図2に おいて、27はこれを支持する架台を示す。
【0012】 従って、該複軸混和装置10を使用する場合には、まず原料投入口14から小 麦粉と所定量の水を入れ、攪拌部材12、13を同一方向に回転させる。これに よって、投入した小麦粉と水が混練されるが、攪拌部材12、13が同一方向を 回っているので、一旦攪拌部材13によって上部に掻き上げられた原料は、攪拌 部材12によって連続的に掻きこまれ、円滑に小麦粉と水との攪拌が行われる。 そして、攪拌容器11の内側は双円弧状となって、攪拌部材12、13の先端 軌跡円に隣接しているので、攪拌容器11内に原料が付着することなく混練が行 われる。 前記実施例に係る複軸混和装置10と、前記従来例に係る複軸混和装置57と を比較すると、前記実施例に係る複軸混和装置10においては、同一容量の小麦 粉と水を混練するに、動力が1/4程度の他、発熱が殆ど無かった。 従って、小麦粉を練る場合に風味が飛ぶことが少なく、更には冷却しない状態 で混練を行っても組成の変成を生じなかった。 前記実施例においては、全ての材料をステンレスによって構成したが、更にそ の内側に弗化樹脂のコーティングあるいはその他の合成樹脂によるコーティング を行うことも可能であり、これによって更に原料の剥離が良くなる。
【0013】
【考案の効果】
請求項1記載の複軸混和装置は、以上の説明からも明らかなように、攪拌部材 の回転方向を同一方向としているので、攪拌部材によって上部に掻き上げられて その場に留まる原料が極めて少なく、これによって効率的に攪拌を行える。 また、攪拌部材の上部に滞る原料が少ないので、攪拌容器の内側を投入口の直 下から攪拌部材の先端軌跡に沿わせることができ、これによって更に攪拌効果が 向上する。 そして、攪拌効率が向上したので、動力損失も少なくなり、これによって発熱 が少ないので、食品の場合には、拡散される物の香りや風味の飛散が少なく、更 には熱によって原料が変成することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る複軸混和装置の断面図
である。
【図2】同側面図である。
【図3】同複軸混和装置の攪拌部材の攪拌棒の取付け位
置を示す概略平面図である。
【図4】攪拌棒の一部省略平面図である。
【図5】他の攪拌棒の取付け状態を示す正断面図であ
る。
【図6】他の攪拌棒の取付け状態を示す正断面図であ
る。
【図7】原料の流れの状態を示す平面図である。
【図8】比較例に係る複軸混和装置の断面図である。
【符号の説明】
10 複軸混和装置 11 攪拌容器 12 攪拌部材 13 攪拌部材 14 原料投入口 15 駆動軸 16 駆動軸 17 攪拌棒 18 攪拌棒 19 歯車 20 歯車 21 歯車 22 側板 23 側板 24 袋ナット 25 回転軸 26 固定軸 27 架台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で平行に配置され同一方向に回
    転する対となる駆動軸及び該駆動軸周囲にそれぞれ取付
    けられた複数の攪拌棒を備える攪拌部材と、上部の投入
    口を除く他の内側断面形状が前記それぞれの攪拌棒の合
    成先端軌跡より少し大きい双円弧状となった混練容器と
    を有してなることを特徴とする複軸混和装置。
JP1992032466U 1992-04-16 1992-04-16 複軸混和装置 Expired - Lifetime JPH0751154Y2 (ja)

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JP1992032466U JPH0751154Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 複軸混和装置

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JPH0585432U true JPH0585432U (ja) 1993-11-19
JPH0751154Y2 JPH0751154Y2 (ja) 1995-11-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107484788A (zh) * 2017-09-27 2017-12-19 王晓杰 一种制面机的拌面机构

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4810533U (ja) * 1971-06-16 1973-02-06

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JPS4810533U (ja) * 1971-06-16 1973-02-06

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JPH0751154Y2 (ja) 1995-11-22

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